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電詩ブックをひらこうコミュの中村不二夫の電詩ブック『アンソロジー』

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中村不二夫さんの電詩ブック『アンソロジー』が、ePubブックストア(http://www.epub-store.jp)から10月1日刊行されました。
中村不二夫さんは、スポーツを詩のテーマとする独自の作風で注目を集め、第三詩集『Mets』では第一回日本詩人クラブ新人賞を受賞(1990年)。
キリスト教徒として詩の新境地を拓き、詩の革新、普及にも尽力。長年にわたるその輝きを集めた詩と映像と音のアンソロジーです。
ぜひご一読ください。ダウンロード価格300円です。(CD収録版は,1000円)

コメント(1)

ePubブックストアで『アンソロジー 』に寄せられたレビューを転載させていただきます。


 中村不二夫はネット詩の世界とはこれまで一歩距離を置いて、紙の上に活字を並べるという正統的な現代詩の旗手を任じてきた。十年ほど前、コンピューターやインターネットと現代詩のかかわりについて、二人で何度か公開討論をしたことがあったが、ネットオタクの私とは常に議論が平行線で終わってしまった。その中村の代表作が電子ブックとなってネットで購入できる時代が来たのはまさに夢のようだ。今や紙と電子の世界に国境線はない。詩人は民族や宗教対立に揺れる現実世界よりひと足早く、世界市民(メトロポリタン)への道を歩み始めたということだろう。
(一色真理・詩人)


 著名な小説や近代詩をラジオや、出版媒体で聴いたりした経験は誰でもあると思う。しかし書物で読んでも奥深くかつ難解な現代詩を、本格的ネット版として視聴するのは無論初めてであり、不思議な豊穣感を齎してくれた。中村不二夫氏の永年にわたる多くの詩作品の中からの珠玉の14編、私もほぼ同じ世代ということもあり背景の音楽、映像と動く文字の流れが、一編々丹念な余韻を残してくれる。繰り返して聴くうちに、眼で文字を追うことを忘れ、映像と音だけの世界となり重い内容が研ぎ澄まされ、自己と一体化されて行くような感慨を覚える。
 ひと昔前のブルースのような、あるいはボブ・ディランの一時期の音楽のような語り口が素晴らしい。上等なワインかウィスキーを味わっているような感覚である。世界中を忙しく旅してきた我々の世代が、それぞれ人生の重荷を解く季節を迎え、内面と向き合う時がやって来ていると思われる。
 古代からのコトバ(唄)と踊りを取り入れたような表現方法で、現代詩をネット上で深く愉しめる時代になったのだと感慨深いものがある。
(能登 俊光・日永インターナショナル(株)代表取締役)


 目を閉じてじっと耳を傾けてみましょう。 音楽とともに中村不二夫さんの、時に心地よい、時に鋭い刃のような言葉が、心に響きます。
 目を開ければ、詩の風景が見えてきます。 言葉と音と文字とに、私たちは満たされていくのです。
(安次嶺佳子・翻訳家)


 いままで詩を読むという概念が刷新されて、あたらしい表現方法の登場という感じがします。詩集になじんでいなかったひとも、こういう媒体ならば入り込める。特に若い人。iPad世代はこれが切っ掛けになって詩になじむ糸口になれば大きな飛躍。視覚で目で追って読んでいたものが聴覚も動員して馴染んでいける。兎も角、詩というものに馴染む切っ掛けになるツールとしても新しく開拓できるのではないでしょうか。時代と共に変化していく詩の表現の新しい幕開けのような気がしました。
( 渡辺亘章・二科会デザイン部会員)

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