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関東(東京近郊)美術コミュコミュの美術トリビア

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美術に関するちょっとしたこぼれ話を紹介するトピです。

コメント(14)

イギリスが世界に誇る19世紀の風景画家・ターナーはふだんの生活でも旅行中でも常にスケッチを描いていたという。テート・ブリテンには彼のスケッチブックが約300冊保管されている。
印象派の女流画家ベルト・モリゾはロココ期の画家フラゴナールの孫娘。
(メジャな話だったかな…)
ロンドン・ナショナルギャラリーが誇るダ・ヴィンチの名画「聖母子と聖アンナと洗礼者ヨハネ」は1987年の7月17日の夕刻、狂乱した一人の男によって銃撃されてしまう。

イギリス中から腕利きのスタッフが集められ、2年半後に無事に修復された。
18世紀にイギリスで活躍し「英国絵画の父」と呼ばれているウィリアム・ホガースは、パグ犬が大好きで生涯次々にパグを飼いつづけた。
夏目漱石の小説『坊ちゃん』に出てくる「ターナーの松」とはイギリスの風景画家・ターナーが2度目のイタリア旅行で着想を得た作品『チャイルド・ハロルドの巡礼』に描かれたローマの笠松のことである。
絵画における現時点までの史上最高額は2011年にカタール王室が落札したセザンヌの「カード遊びをする人々」で、落札額は2億5000万ドル以上という観測が出ている。
ラファエル前派のロセッティは美術の本でルーベンスの名前が出てくるたびに「唾を吐きかけろ!」と落書きをしたらしい。
こんにちは。美術館を扱った映画の試写評を書きました。 

『みんなのアムステルダム国立美術館へ』★★★★

いや、面白い、面白い!本作のようなドキュメンタリーをご紹介できるのは、とても嬉しい。洋画のアート系は当たらない、と言われる中、有名人が1人も登場しないドキュメンタリー映画の採算は、とりわけ困難が予想される。地味ながら、傑作秀逸な本作を、リスクを冒して買い付けてくれた配給会社に敬意を表し、応援したくなるのは、私だけではあるまい。 

本作は、オランダのアムステルダム国立美術館の改修事業を追ったドキュメンタリー「ようこそ、アムステルダム国立美術館へ」の続編である。アムステルダム国立美術館は、レンブラントの「夜警」、フェルメールの「牛乳を注ぐ女」など数々の名品を所蔵する世界有数の美術館だ。 

’国立’といっても、実際には独立財団が運営を任されている。王侯貴族のコレクションを公開する趣旨から始まった他の欧洲美術館と異なり、オランダは市民が寄贈者。収蔵品のみならず、煉瓦造りの見事な建造物も、通路も、街路樹も、全て市民のもの。つまり、市民の公共財産は、全員の合意を得なければ、何ら改修できないわけで、アムステルダム国立美術館は、なんと10年も閉館されてしまったのだ! 

前作では、2008年のオープンを予定して、04年にスタートした改修工事が、地元住民の反対など、さまざまな問題によって何度も中断に追いこまれてしまう様子を追っていた。本作では、10年に及ぶ紆余曲折を経て、2013年4月、ついにグランドオープンにこぎつけるまでの顛末をカメラに収めている。監督は、前作に引き続きウケ・ホーヘンダイクがメガフォンを取った。 

せっかく、熾烈なコンペに勝って、夢を語っていた建築家も、「自転車が通れないじゃないか��」とい��市民の声には敵わない…^^; さすが自転車王国オランダである。エントランスの建築設計案は、却下に次ぐ却下。工事は果てしなく遅延して行く。が、不思議に観ていてイライラはない。逆に、なんと徹底した民主主義の国なのだろう!と痛感させられてしまうほどだ。 

日本では考えられない10年間もの閉館は、市民には損失ばかりではない。学芸員や修復部門にとっては、収蔵品の管理を見直したり、修復を施すことのできる絶好の機会なのだ。登場する学芸員、修復師、広報担当、市民代表などなど、個性味溢れる人々の中で、最も面白いのが、 
「柱一つ一つのキズだって覚えてるぜ」 
と豪語する管理人のオヂサンだ(笑)。”美術館に住んでるんじゃないの?”と思わせる作業着姿のオヂサンは、ホントにカッチョいい!其々の仕事に誇りと情熱を注ぎ込んでいる人の生の声は、どれも清々しいものだ。

予算が縮小されたり、館長の辞任劇などを挟みながら、話し合いに次ぐ話し合いは続く。どの部門も妥協を辞さず、しかし目指すところは、開かれた美術館の完成に向け、民主主義は尽くされて行く。 

日本の金剛力士像が慎重に搬入される場面は感激だ。アジア館の中でも、とりわけ凛々しく猛々しい金剛力士像を観る時、その価値を見出してくれた異国の人々に、感謝の念を抱いてしまう。「どうか、この美術館が無事に再オープンの日を迎え、多くの人たちに金剛力士像を観てもらえますように」…、自然と祈る気持ちになる。 

本作は、美術館に纏わる映画ながら、主役は収蔵品ではなく、人間であり、民主主義だ。監督のウケ・ホーヘンダイクも、前作同様、先が見えない事態の中、対象を丁寧に撮影していく。修復師たちの繊細な仕事ぶり、その手元にカメラは寄る。 

10年という長いプロセスにおいては、素材も膨大なものになったと推察する。どれだけ緻密な編集作業が必要とされたであろうか。本作は、極めてオーソドックスな手法で製作されたドキュメンタリーであるだけに、映し出された対象が、監督の意図を超えて、生き生きと輝き出す。 

一見、まだるっこしいように感じる民主主義的運営が、結果として社会に還元されることが、本作から観て取れた。オランダでは、前作の上映がきっかけになり、市議会や政治システムの構造的な見直しが始まったという。1本の映画が与える影響とは、なんと素晴らしいのだろう!映画の力を信じる、いちファンとしては、美術好きではなくとも、本作を多くの人に観てほしいと願う。 

12月20日(土)渋谷ユーロスペースほか、全国順次上映されます。堅苦しい映画ではありません。是非ともご覧ください!

美術館のドキュメントなので、投稿させて下さいませ。

こんにちは。試写室情報です。 

『ナショナル・ギャラリー英国の至宝』は、知的好奇心を刺激し、大いなる喜びのカタルシスを味わえる傑作! 

85歳のワイズマン監督に感謝☆ 

名画の数々と、それを支える人々 の美術館への愛情に感動。絶対のお薦め作です! 

2000字を超える長文ですので、宜しければ、日記をご一読頂けると嬉しいです。 

http://mixi.jp/view_diary.pl?owner_id=29763423&id=1937649761

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