ヒューバート・サムリン:1931年ミシシッピ州グリーンウッド生まれのブルース・ギタリスト、シンガー。アーカンソー州のウェストメンフィス郊外の町ヒューズで育ち、1954年にシカゴに移住。間もなく、当時マディー・ウォータースとライバル的存在であったハウリン・ウルフのギタリストとしてバンドに加入。以後、ウルフが1976年に他界するまで、20年以上の長きに渡り彼の右腕として活躍。ウルフの代表曲で聴くことの出来る彼の勢いのある個性的なギタープレイ(「キリング・フロアー」や「ラヴ・ミー・ダーリン」)は、ウルフのサウンドに欠かせない存在となった。ウルフ亡き後はソロとして1987年『Hubert Sumlin's Blues Party』(Black Top)、パイントップ・パーキンズとの競演作1998年の『Legends 』(Telarc)、そして最新作2004年の『About Them Shoes』 (Tone Cool)などがあり、最近でもエリック・クラプトン主催のCROSSROADフェスティヴァルのDVDなどでも元気な姿を見せてくれている。