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私だって民子が忘れられないコミュのうーんうーん

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しかしながらこの民子という本、凄い名書と思うのになかなか本屋さんに置いてないのはどうしてだろうと思います。

写真集に近いから…?とも思いますが納得できない!
これ小学校の教科書にのせてもいいよ。私が許可する。

誰か参加してくれるのを祈りつつ…。

(でも消えてもまた立ち上げるもんね)

コメント(6)

他の話もすごくいいですもんね。
これは子供達にもぜひ読んで欲しいです。
こんにちは。

民子のファイルについては別のトピに
書かせていただきますね、
民子のフォトブックはアマゾンなんかだと
すぐに手にはいりますよ。
私は友人がプレゼントとしてもらったのですが
何度読んでも泣けます。。
どうしても民子欲しくなって、
一昨日渋谷の本屋さんで探したりして、
結局近所の本屋さんに取り寄せお願いしました。
2週間くらいかかると言われましたが、今から楽しみ!
猫の写真集だと15年くらい前にアラ−キ−のいとしのチロを買いましたが
これもお気に入りの1冊です。
猫をただ単に可愛く撮ってなくて、自然な姿、(ヤモリ食べてたり)
を撮ってて好きです。
僕の日記にも書いたんですが、僕と猫との不思議な関係です。お読み戴ければ幸いです!

「エロルのことが忘れられない!」

僕と猫の関係はとても古いのです。その昔僕が幼少の頃、病気がちで心配した母は胡散臭い行者に観てもらった処「この子の前世は黒猫だったので、その猫の供養をよくしてあげて下さい!また黒猫関連のものをお守りに持たせると良いですよ。」と言われたそうで、母自身は猫が嫌いなのにかかわらず、その後幼い僕に与えるものは黒猫グッズが殆どで、枕元の縫いぐるみから始まり小学校の上履きをいれる袋まで黒猫の刺繍入りで、その後そのご利益のせいか丈夫になり、大人になるとすっかりそんな事は忘れてしまいました。
今から20年位前にシドニーに住んでいた頃そのマンションの1階に住んでいるインテリアデザイナーが一匹の黒猫を飼っていました。(体は黒いのですが胸の所と手足の先が白く、黒子がちょうど白足袋を履いているような。)結構用心深い猫で警戒心が強く誰にでもなつくことはありませんでしたが、なぜか僕だけにはなつき、たまに、お八つみたいなのを与える上げると僕の部屋で寛いで昼寝なんかをするようになって、それがきっかけとなりその女性とも話をするようになりました。彼女は「エロルは誰にもなつかないのに貴方にはなついているのよね、それも日本人の貴方にね!」と不思議がられました。
その数年後に僕は原因不明の眼病を発病して治療のために日本に送還されて東京で失明の危機にさらされながら入院生活を送りました。やっと数ヶ月後に担当の医師から退院の許しを貰って日本に帰るか、シドニーで暮らすか、の選択はそのままにシドニーに(部屋もそのままだったので)一時帰りました。なにせ退院は出来たといってもまだぼんやりとしか見えませんでしたが。(サングラスをして杖をついていました。)帰って早々にそのインテリアデザイナーとロビーで会いました。「暫く見かけなかったけど、どうしていたの?」と訊かれましたので、問われるままに自分の眼病の話をして一時は失明する危険があったこと、また完全には治癒しておらず再発の可能性があることを話しました。それには彼女もビックリして「貴方も大変だったのね!」と同情してくれました。そして「私も大変な事があって落ち込んでいるのよ。」と彼女が言うので尋ねると、「あの黒猫のエロルが一ヶ月ほど前からおかしいと思ったら眼の病気になってしまって。」病院にも連れて行ったのですが治らず、僕が日本から戻る前の週に急にいなくなったので探しにでると、近くの道路で車に轢かれて死んでいたそうで「なんであんな注意深く臆病のあの子が家から抜け出して車に轢かれてしまったのか判らない。」と最後には泣きながら話してくれました。僕にはとてもショックでしたでもよく訊いてみるとそのいなくなった日は僕が東京の病院でオーストラリアへの帰国許可を貰って日だったのです。とても不思議に思いましたがそれをゆっくり考える余裕はその時はありませんでした。

その後、視力は薄皮を剥くように回復し、「これなら何とか仕事に復帰出来る。」という自信も出て勤務を続けることが出来ました。恐れていた再発もなく10ヶ月後には新会社を作りビジネスコンサルタントとして活動を始めた途端、あれよあれよという間に収入も増え、近くに築160年の古いテラスハウスを事務所兼住居として購入するまでになりました。そのままでは内部が相当傷んでいるのでその時代の建物・内装に修復しようと思った時、ふと彼女の顔が浮かびその総てを依頼しました。その分野で彼女は有名なのを僕は新聞や雑誌で読んで知っていたからです。彼女は実によくやってくれて内装一切と家具などのその当時のものを集め、また工事も職人の手配から監督までをこなしてくれました。半年後に完成したテラスハウスは素晴らしいものでした。細部一つ一つにしてもその時代のものだとかその再生品という凝り様でほぼ完璧でした。僕は喜んで最後に彼女と内部を一巡りして、さて最終の支払いをしようとした時に「お仕事有難う!とても良い顧客で私も仕事を楽しんだわ、これはそのお礼よ、きっと気に入ってくれるわ!」と大きな包みを渡しました。さっそく開けてみると立派な額に入った版画絵(a woodcut; a woodblock print)で描かれているのは黒猫(それも手足は白い)がフルーツバスケットかなにかイタズラで入ってこちらを見ているものでした。「どう?エロルに似ているでしょ?私ずっと考えていたんだけど、彼は貴方の身代わりだったような気がするの、だって突然目が悪くなってそして死んでしまってその後に貴方が日本から帰って来てその後視力も回復して成功して今私の前に顧客として立っている。なんだか、エロルが貴方と私を遭わせて助けているような気がするのよね?」って、その時になってふと僕の守り神は黒猫だという幼児期に母から言われて育ったのを思い出しました。そしてその事に感動して落涙してしまいました。驚くそのインテリアデザイナーにその話を聞かせましたら「私はユダヤ人だから判らないけど、貴方達日本人は仏教徒で仏教ではそういうのは輪廻というのでしょう?何かで昔読んだわ」と驚いていました。その版画絵は素晴らしいものでやはり年代ものでした。僕のは100枚刷った中の65番目で彼女のが40番代だそうで。それからその絵は仕事場部分の会議室の暖炉の上に飾られていました。僕が手がけた大きな仕事の一部始終をみていた筈です、僕もそういう仕事を成し遂げた後などに独りのその絵を眺めるのがとても好きなひと時でした。

それから時代が流れ様々な変遷がありその絵は10数年前に引越してきたゴールドコーストの我が家のダイニングに飾られていました。黒猫は娘の成長を静かに眺めている様でした。5−6年前、離婚でその家を前妻に譲った時にうっかり置いてきてしまいました。(実は何度もその絵の返還を裁判と調停の双方で交渉したのですがかないませんでした。)そういう訳で僕は今でも浅田次郎氏風 にいえば「エロルのことが忘れられない!」となるのです。きっとエロルはアメリカの前妻の家でやはり猫好きな愛娘の成長を見守っていることでしょう。

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