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公開前の映画情報コミュの「寝ずの番」

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「寝ずの番」 06年4月8日公開
  角川ヘラルド映画配給
  監督:マキノ雅彦
  出演:中井貴一、木村佳乃、岸部一徳、長門裕之、富司純子
  http://www.herald.co.jp/official/nezunoban/

「日本映画界の父」と呼ばれるマキノ省三を祖父に持つ俳優・津川雅彦が、祖父の苗字を名乗って撮った初監督作です。兄の長門裕之、娘の真由子も出演。原作は一昨年急逝した中島らもの短編集から。

上方落語の重鎮、笑満亭橋鶴(長門裕之)は今際の際にあった。「何かやり残したことはありませんか」という弟子たちの問いに、橋鶴はかすかな声で「そ○が見たい」とつぶやく。弟子たちはその希望をかなえようと奔走するが……。その直後に橋鶴は死去し、橋鶴の妻(富司純子)と弟子たちは、師匠の思い出話に花を咲かせながら寝ずの番をする……。

典型的な艶笑話です。猥談、猥歌、下ネタのオンパレードで、そこにブラックユーモアも忍ばせて、粋な"オトナの笑い"を構成しています。

噺家さんの話ですので、「タイガー&ドラゴン」を少しかじったくらいの若い人には、その面白さにピンとこないかもしれません(かくいう私も、若ぶるわけじゃないけど、笑いと若干シラケが半々くらいでした)。イメージとしては、芸者遊びを端から見ているようなものと思えばいいでしょうか。

もちろんスタイリッシュな笑いを求める人は、振り返らずに劇場を通り過ぎましょう。少々下品な笑いも「フフッ」と笑い飛ばせる、おおよそ40代以上の人限定(と言い切っていいのか!?)とお考えください。今から「全員がシルバー割引で入場したのか!?」と思えるような劇場の風景が目に浮かびます。

マキノ雅彦監督の演出は、長くこの世界にいただけあって、違和感を感じないそつない仕上がりになっています。少し見得を切るような大仰な感じも受けましたが、彼の演技自身もそうですし、彼の持ち味という風に理解しましょう。

ただ、粗筋の流れの問題もあるのですが、本作の一番の見どころといえる「そ○が見たい」のエピソードが最初に来ている構成はどうなのかな? クライマックスが冒頭にあるので、園跡がどんどん尻つぼみになってしまっている印象を受けるのですが。

中井貴一は二番弟子の役で、兄弟子と弟弟子の間で振り回される役を上手にこなしていました。彼はどんな役でもできる役者になりましたね。

冨司純子は老けたなぁ、というのが一番の印象。それでも楚々として美しいです。

オヤジ視線から見たら、木村佳乃が「そその中にチ○ポを立てて〜♪」(劇中では○もそのまま)などと艶歌を歌う姿が見れたのが収穫でした。(笑)


私的採点:3.0点(5点満点)


               3月9日 角川ヘラルド映画試写室

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