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公開前の映画情報コミュのキャピタリズム マネーは踊る

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「キャピタリズム マネーは踊る」 Capitalism:A Love Story
 09年12月5日、TOHOシネマズシャンテほか公開、1月9日全国拡大公開
 09年アメリカ  ショウゲート配給
 上映時間:127分  日本語字幕:石田泰子
 監督:マイケル・ムーア
 出演:マイケル・ムーア、米政府&ウォール街の面々
 http://capitalism.jp/

<あらすじ>
2008年9月15日、リーマン・ブラザーズ倒産。創業158年の歴史を持つ大手証券会社の経営破綻は、世界金融危機の引き金となり、世界経済は瞬く間に“100年に一度”と呼ばれる同時不況に陥った。ここ日本でも、土地価格暴落・年越し派遣村・平均株価下落・大量リストラ・就職氷河期…と、リーマン・ショックから約1年が経過した今も、不況をめぐるニュースを目にしない日はない。「アメリカがくしゃみをすると、日本が風邪をひく」とは言うけれど、いったい誰が初めに「カネの亡者」ウィルスを撒き散らしたのか?1億円以上の年収を得ていたNYウォール街のエグゼクティブたちは、あの時いったい何をしていたのか?莫大なおカネは、いったいどこに消えてしまったのか?
(「goo映画」より引用)


「ボウリング・フォー・コロンバイン」で銃問題を、「華氏911」でブッシュ元大統領の疑惑を、「シッコ」で米国の医療保険問題をえぐってきたマイケル・ムーア監督の新作は、ズバリ「資本主義」。上から下まで均等に富を享受していた50年代まで遡り、どのように資本主義が変貌していったかを省みることで、サブプライム問題を発端にした金融危機の本質に迫っていきます。

ムーア監督はこの手の見せ方がうまくなったよなぁ。データで見せるべきところは数字をマシンガンのように繰り出して圧倒させ、心情描写の時はカメラを据えてジックリ見せる。かつての「電波少年」のような無謀な突撃はトーンを抑えてあるものの、作品としてはクオリティが上がっている気がします。

今回の?敵?は、政府と金融機関がマネーゲームに入れ込み、いつか行き詰るのを分かっていながら誰も止めることができなかった、そして割を食ったのは結局庶民という、政官財ぐるみのマネー犯罪。どこか日本のバブル崩壊に似ていて、?誰が主犯?で?誰かが思いとどまれば防げた?というものではない。

その意味で、ムーアの追及もどこか空回りしている感じがして、「庶民よ立ち上がれ、声を挙げよ」とアジテーションするのが精一杯。少々空しさが伴います。

それでも、新聞などを読んでもイマイチピンとこないリーマンショックの背景などがよくわかり、関心のある人には一見の1本と言えるでしょう。


私的採点:4.0点(5点満点)


                 09年10月28日 有楽町・よみうりホール

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