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公開前の映画情報コミュのヘルライド

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「ヘルライド」 Hell Ride
  09年1月17日、銀座シネパトスほか公開
  08年アメリカ  ムービーアイ配給
  上映時間:84分  日本語字幕:林完治
  監督:ラリー・ビショップ
  出演:ラリー・ビショップ、マイケル・マドセン、エリック・バルフォー、ヴィニー・ジョーンズ
     レオノア・ヴァレラ、ローラ・カユーテ、ジュリア・ジョーンズ
     デイヴィッド・キャラダイン、デニス・ホッパー
  http://www.hellride.jp/


宣伝担当に「タラちゃんプロデュースのおバカ♪バイカー映画がきますよ〜」と誘われ、いそいそと試写会場へ(こういう文句に弱い……)。タラちゃんとは、もちろんサザエさんではなくクエンティン・タランティーノ。かつてB級バイカー映画に数多く出演していたラリー・ビショップのファンである彼が、ビショップを自宅に招いて映画を撮ってくれるようお願いしてできたのがこの作品。タラちゃんは製作総指揮を務めています。ただ、本国では2週間で公開が打ち切られた、といういわく付きの物件ですが……。


<あらすじ>
バイカー・チーム「ヴィクターズ」のメンバーの一人が宿敵「シックス・シックス・シックス」の手にかかり命を落とす。リーダーのピストレロ(ラリー・ビショップ)は、ジェント(マイケル・マドセン)、コマンチ(エリック・バルフォー)らと復讐を胸に誓う。3人はまずトレーラーにいたシックス・シックス・シックスのメンバーを血祭りにあげ……。
(「シネマトゥデイ」から引用)


基本は「キル・ビル」のような復讐劇。70年代に数多くあったB級バイカー映画へのオマージュがたっぷりです。

1枚の写真に切り取ったように印象的な荒涼とした映像、それによく合った音楽、「酒・セックス・ドラッグ」を象徴するように10分に1回は意味もなく必ず挿入される半裸or全裸の美女軍団……などなど、雰囲気や絵作りは完全に「グラインドハウス」。不良中年のオッチャンたちがバイクを乗り回して好き勝手やる、タラちゃん好みのノリが最初から最後まで容赦なく続きます。

雰囲気は悪くありません。なのに、なのに、構成が……。

単純極まりないエピソードなのに、ストーリー構成をアレコレこねくり回して、小難しいお話にしてしまった。もっとシンプルな復讐劇にすれば、よりグラインドハウス感が高まって、銀座・三原橋の地下でお気楽に観れるB級の佳作になっていたはずです。そのB級作品にもなり損ねた感じ。もったいない。

雰囲気だけじゃ映画は楽しめない。図らずもそれを証明する形になってしまいました。2週間で打ち切りも懸命な判断かも。

ラリー・ビショップ。私、彼の出演作って「キル・ビル2」くらいしか観たことがありませんが(というか、ほとんど日本未公開作)、この作品観た限りでは、とり立てて印象なし。それより、やっぱり異彩を放っているのが、バイクといえばこの人! のデニス・ホッパー。近々アップ予定の「エレジー」でもそうでしたが、彼はスクリーンに出るだけで目を惹きますね。


私的採点:2.5点(5点満点)


                 12月15日 映画美学校第2試写室

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