ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

公開前の映画情報コミュの「単騎、千里を走る。」

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
「単騎、千里を走る。」06年1月28日公開
  東宝配給
  監督:チャン・イーモウ(張芸謀)
  出演:高倉健、寺島しのぶ、中井貴一(声のみ)
  http://www.tanki-senri.com/

日本の映画界の至宝・高倉健。彼の出演作が中国で公開されたのを見てファンになった「HERO」「LOVERS」のチャン・イーモウ監督が、彼のためのオリジナルストーリーを作って出演を願った作品です。

息子・健一と断絶して、田舎町で漁師として暮らす無口で人付き合いが苦手な高田剛一(高倉健)。そこに、健一の妻(寺島しのぶ)から「健一が入院した」との連絡が入り、病院に見舞いに行くが面会を拒絶されてしまう。健一が中国の民族舞踊を研究していたことを知り、前回の訪中時に果たせなかった仮面劇「単騎、千里を走る」を息子に鑑賞させるために、剛一はビデオカメラを携えて単身、中国に旅をする決意をする……。

無口でコミュニケーションが苦手で、「謝々」もしゃべれないほど言葉が分からない70男。劇を撮影したいというだけの願いをかなえるために、異国でさまざまな困難に立ち向かい人々と出会い、優しさに触れ、別れを体験する……。チャン・イーモウ監督のかつての「初恋のきた道」を思わせる、朴訥なストーリーです。

ここまで書けば、察しのいい人ならピンとくるでしょう。そう、これは

「不器用健さんの中国ウルルン滞在記」です(^_^;)。

車で去ってゆく健さんに、村人たちが手を振って別れを惜しんだり、楽しい思い出があったり。別れのシーンではありませんが、健さん、涙まで見せちゃいます。これに下條アトムのナレーションがかぶされば、もうカンペキです。

果たして健さんの演技ですが、主役で、しかも会話が中心のお話なのに、とにかくセリフが少ない! 電話をするシーンでも、最初に「もしもし」と言ったきり、あとは相手の話を聞くだけ。顔がアップになって、「お、しゃべるかな!?」と思ったら、3、4秒間を空けて、唇をかみ締めるだけだったり。(^_^;)。その間の緊張感が何ともいえません。ある意味、スリリングな映画でした。(^^ゞ

表情で演技する姿は「さすが健さん」という印象も持つのですが、老いたせいか、そのカリスマ性も少し薄れた感じがします。見方によっては、「これってプロの演技なの!?」と思ってしまうくらい。こうした不器用な役が監督の指示だったのか、それとも今の健さんの限界なのか……。私は健さんにはさほど思い入れがないので、後者寄りの方になってしまいましたが、それが気になりました。

というわけで、私は「大画面で見る必要なし」と判断。


私的採点:2.5点(5点満点)


                     1月11日 東宝試写室

コメント(1)

予告編を見る限り、ウルルン〜っぽいなとは思っていたのですが、それほどまでとは。
まあ健さんファンは、関係なく観にいくんでしょうね(^^;

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

公開前の映画情報 更新情報

公開前の映画情報のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング