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公開前の映画情報コミュのスキヤキ・ウェスタン ジャンゴ

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「スキヤキ・ウェスタン ジャンゴ」
  07年9月15日公開
  ソニー・ピクチャーズ配給  上映時間:121分
  監督:三池崇史
  出演:伊藤英明、佐藤浩市、伊勢谷友介、安藤政信、石橋貴明
     クエンティン・タランティーノ、堺雅人、松重豊、木村佳乃
     香川照之、桃井かおり
  http://www.sonypictures.jp/movies/sukiyakiwesterndjango/

日本を舞台にしたウェスタンを作る! ウェスタンのオリジナルには思いっきりリスペクトだけど、設定は時代劇風! 役者は日本人だけどセリフは英語! そしてシメの曲は北島三郎!!! ……という、ある種支離滅裂なコンセプトのもとに作られた作品。

時代は源平合戦からン百年後の片田舎。この村のどこかに財宝が埋まっている、というウワサを聞きつけて、源氏と平家、それぞれの末裔が押しかけてきた。刀や銃で武装したやさくれどもが一触即発状態に! そこに馬に乗って1人で村に流れついたのが、スゴ腕のガンマン。この流れ者はどっちの味方に付くのか、勝つのは源氏か平家か、そして財宝はどちらの手に!?

前半、若干退屈だったものの、後半盛り返して面白くなった。邦画としてはかなり頑張った方で、ベネチア国際映画祭に出品されましたが、一応海外に出すに恥ずかしくないデキに仕上がっています。

粗筋でわかるように、西部劇の色々なお約束を踏んでいるのがうれしい。主人公が銃の腕が立つ流れ者で、お宝探しがあって、場末の酒場にヒロインがいて、最後に決闘があって……。下敷きになっているのは、"ジャンゴ"の名でわかるように「続・夕陽のガンマン」(主人公の名がジャンゴ)。お約束の棺おけもしっかり出てきます。

にもかかわらず、いかにも純和風の寒村を舞台に日本刀を振り回すキャラがいたりする無国籍さ、日本人役者が全編英語で通す荒唐無稽さが全編を貫いています。笑いも、明らかにウケ狙いやオトボケ的なものが入り混じり、適度に散りばめられている。

これが、ただの安っぽいドタバタパロディ劇にならなかったのは、山奥の寒村に長期間ロケを張り、役者たちが「こんな過酷なロケは初めて」と漏らすような本格的な撮影を敢行したからでしょう。思い切りやりたいことをやったという三池崇史監督の腕によるところが大きかったんじゃないでしょうか?

不安・不満点は2つ。

まず、役者の英語がネイティブの人がどれだけ違和感なく聞けるかな、ということ。一番ネイティブっぽくしゃべってた印象を持ったのが、流れ者を演じた主演の伊藤英明。桃井かおりは英国留学経験があり、「SAYURI」でも英語セリフをしゃべってたけど、あの独特の言い回しは英語でも同じだからね〜。

あと、役者陣の中で1人浮いてたのが石橋貴明。彼が出てきた途端、雰囲気がブチ壊しになります。なんでこんなの使ったのかね?

タランティーノはカメオ出演かと思ったら、意外と長時間カメラに映ってた。日本語セリフが一番多かったのも、実は彼です(笑)。私が行った試写会は舞台挨拶つきで、三池監督が「タランティーノのスケジュールが取れず、彼の撮影だけ遅れに遅れてクランクアップが延びた」という裏話を語ってくれました。


私的採点:3.5点(5点満点)


                8月21日 有楽町朝日ホール

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