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2104の小説・脚本連載コミュコミュのねねちゃんと傍観者(2)2

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〜〜〜『アンニュイガールと助手ボーイ』〜〜〜

あぁ、アンニュイねねちゃんも可愛いなぁ〜。ぐへっ。
あ。やばい。
会員のやつらの病気がうつったかも…。
まぁでもアンニュイねねちゃんが可愛いのは事実だった。

会員の中にはそういう目で見てるやつも多い。
会に入れば可愛いねねちゃんを存分に見れるからね。
見守っているんだ。という名目でずっと見れるわけだから。

こないだは、階段の下から階段を登っていくねねちゃんを見てる会員もいた。
当然、除名した。
ブラックリストに入れた。

やつは、階段を滑り落ちないか見てたんだという見苦しい言い訳をしていたなぁ。
てめぇ、ぶっ○すぞ!!
と言いたい。



「ねねちゃん、どうしたの?」
会長である僕はねねちゃんに話しかける。
会長と言っても生徒会長ではない。

「あ、きょうちゃん!なんかあった?」
「いや、それは僕が聞いてるんだけど…なんか実験が行き詰まったとか?」
「そうなの。友達のこと…」

まだその実験してたのかよ!?
というツッコミは飲み込んであぁ。と一言つく僕。

「私ね。友達って100人もいらない気がしてるの。」
それは僕も同感だ。
実際僕は今の友達の数に満足している。
それは友達があいつらだったからだろう。

「100人作ろうとする過程で思ったんだけど、友達ってどこまでが友達なのかな?友達になろう。って言ってからが友達?いつまでが友達?何をしたら友達じゃなくなるの?わからない。」

…僕もわからない。
そういやあいつらも僕のことを友達と思ってくれてるんだろうか?
今度聞いてみよう。
…いや聞けないわ。

「それで、ねねちゃんはどうやってそれを確かめるの?」
「うん、ここ数日それを考えてた。それで思いついた。新しい友達を一人だけ作る。そしてその子と仲良くなる。あとのことはわかんない。友達ってなんなのかを感じられたら、それが答えなんだと思う。」

「ふーん。で、新しい友達って誰にするわけ?」
はっきり言って、ねねちゃんならすぐに友達を作れるだろう。
逆に言えば、すぐに作れるせいで、新しく友達が作れないかもしれない。
学校中の女の子が彼女と友達なのだから。


「三田村さん。」
「ぶっ!」
「どうしたの?」
「マジで言ってる?」
だっていじめの実行犯筆頭だよ?
それと友達になろうっておかしいだろ!


「三田村さんはなんか私のこと嫌いみたいだから…。友達になりたいの!」
「自分のことを嫌いな人を友達にするなんてどうかしてるよ。なんで三田村さんなの?」
あの日以来、学校にも来てないし。

「わからない…。でも三田村さんじゃなきゃ嫌なの!理由はないわ!嫌なのー!」

駄々っ子か!というツッコミは胸にしまう。

「あぁーわかった。じゃあ滝沢にでも三田村さんの家の場所を聞いてみるわ。行くんでしょ?今日の帰りに。」

「うん!よくわかったね!!」
ねねちゃんの満面の笑み。
僕、とろけちゃいそうです…。


ねねちゃんの思考はだいたいわかる。
僕のことをどう思っているかも知ってる。
実験の助手だ。


さぁ今回の実験はどうなるんでしょうか?
ねね博士!

私もお供しますよ。
三田村に会うのは気が乗らないけどね。


〜〜〜つづく〜〜〜

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