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転職支援 英会話教室コミュの29.A−25 YESとNoに注目すると失敗しない リスニング力をカバーするキーワード

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 英語でも日本語でも、会話で最も注意すべきところは、相手が賛成したか、反対したかです。聞く時も話す時も、ここを意識するだけでスムーズに会話が流れるようになります。これがリスニング力をカバーするキーワードであり、究極のビジネス英語です。今日は語学のレベル別に3つのポイントをお話しします。

相手の賛否が会話の流れを変える

 我々が人と会話をする場合、相手が自分に賛成しているか、反対しているかが最も気になるところです。賛成・反対という言い方をすると、議論をしている場面を思い浮かべてしまいますが、もう少しおおまかにとらえてください。

 例えば、「昨日のTV番組の最終回はよかったね」という発言に対して「そうそう。すごくよかった」と言えば、それは賛成です。これに「そうかなあ。そんなでもなかったよ」と言えば、反対になります。

 相手が賛成ならば話を先に進めます。さらに深堀りした自分の意見を言ったり、関連する話をしたりします。相手が反対ならば、相手を説得するか、自分が折れるかします。その話題はそこで終わりにしてしまうこともあるでしょう。相手の出方(賛否)によって会話の方向性が大きく変わってきます。これは日本語でも英語でも事情は全く同じで、ビジネスでも友達同士の日常会話でも同じです。

 このように考えれば、会話の要点は賛成か反対か、YesかNoかということになります。ここを押さえておけば、相手の話を聞く時はもちろん、自分が話す際も楽になります。

 賛成と反対が会話の中心という観点から、基礎、初級、中級のレベル別に3つのポイントをお話しいたします。

1.基礎編:相手から聞き取るのはYES NOだけにする

 聞き取りが苦手なうちは、相手の話が込み入ってくると何の話か分からなくなってきます。「聞き取りが苦手なうちは」と書きましたが、苦手意識は簡単には克服できません。話が長くなるといつも分からなくなるし、その状態からは長い間抜け出せません。

 そこで、ここでは最も基礎的なレベルのかた向けの乗り切り方を披露します。相手からYesとNoだけを聞き取るのです。

 一般に、リスニングに比べてスピーキングの方が早くできるようになります。だとしたら、聞き取りの力不足をスピーキングで補うことができます。「あなたの言いたいことはこうですか?」と聞いて、相手には「はい」「いいえ」だけを答えさせれば、リスニングの力はゼロでもいい、ということになるからです。

YesかNoで答えられる質問をする

 ぼくはこれを実行して立派な成果を上げている人に会ったことがあります。日本人ではなくて、アメリカ人でした。その人は証券アナリストで、日本の企業を回って情報を収集していました。カタコトの日本語で仕事をこなしていたのです。ぼくは彼が企業のIR担当者から情報を聞き出す場面に同席しました。

2011年4月22日
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20110418/219483/

アナリスト:「今年の出店数は去年と同じくらいですか?」
IR担当者:「はい、そうです」
アナリスト:「今年はメニューの値上げはしていませんね」
IR担当者:「はい、していません」

 といった調子です。つまり、自分が調べて来た内容を担当者から確認しているだけでした。聞き取りの力があれば、「なぜ出店数をもっと増やさないのですか?」とか「他社が値下げしているのに、どうして価格を据え置きにするのですか?」といった「なぜ」型質問をする方が回答の中身が深まります。本当に欲しい情報が得られる可能性も高くなります。

 ただし、それでは複雑な回答が戻ってきてしまい、聞き取れません。相手の話を理解できずに誤解するよりは、聞き取れた範囲だけで自分の仕事を完結した方が、結果が伴うのではないでしょうか。後日、彼が書いた英文レポートを見ましたが、「日本語を駆使してこれだけ調査したぞ」といった堂々たる内容で、聞き取り能力の欠如は微塵も感じさせませんでした。

 このアメリカ人アナリストは極端な例でしたが、相手に長い回答をさせないで、できるだけYesとNoで答えてもらう方法はかなり有効です。ぼくは途中で話が分からなくなってくると、今でもこの手を使っています。

 ぼくは、そんな経験をするたびに、「自分はまだリスニングが弱い」と自分を責めていました。しかし、考えてみれば、日本語でも同じことをやっていることに思い当りました。相手の話が複雑になってくると、「ちょっと待って。今までの話はこういうことだったよね?」と確認を入れているのです。「その通りだよ」ということならば、相手はそのまま先に話を続けますが、「少し違うよ」という場合は理解が違った個所だけもう一度説明をしてくれます。

 リスニング力の弱い人は、相手がYesかNoかで答えられる質問をしましょう。かなりの熟達者の場合は、相手の話を確認する時にだけ、Yes/Noで答えられる質問をします。中間のレベルの方は、自分の実力に応じて、Yes/No質問を適宜にはさんだらいいのではないでしょうか。

2:初級編:軽々しくYESとは言ってはいけない

 英語で「Yes ですか、No ですか」と」聞かれた場合、我々はどうしてもYes と答える傾向があります。Yes ならばそれ以上追加であれこれ言う必要がないからです。早く相手から逃れたいと思ってYes と言いたくなるのですが、簡単にYesとは言ってはいけません。これは大事なルールです。

 米国を旅行中、あるホテルで食事をした時のことです。会計をする段になり、ぼくはクレジットカードを出しました。するとウエイターが何か言いました。相手はにこにこしながら早口で言ってくるし、目くじらを立てて聞き返すほどのこともないだろうと思い、“Yes”と言ってしまったのです。

 後で分かったのですが、「サービスチャージを私の方でつけておきましょうか」ということだったようです。この結果、25%以上のサービス料を取られました。この人はぼくが日本人だと分かった上で、日本人向きの手口を使ったのかもしれません。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20110418/219483/?P=2

 この程度の失敗ならば、授業料として払うのは仕方がないかもしれません。けれども、いつもこのような軽い失敗ですむとは限りません。

 米国で働いていた時に、ネイティブから電話がかかりました。あまりに早口で何を言っているか分かりませんでした。「どう、いいですよね?」と最後に相手はぼくに同意を求めたのです。

 相手の顔が見えない電話は恐怖でした。ぼくはとっさに“Yes”と言ってしまいました。相手は電話を切りました。

 ぼくは後になって冷静に考えてみました。どうやらぼくにかかってきた電話は、「当社のニューヨークのオフィスに来ないか」という誘いだったようでした。日程や場所も電話の中で先方が話したのでしょうが、それは全く聞き取れませんでした。

 ぼくは要するに、誰かも分からない相手に「行く」と言ってしまい、行けるはずがない空約束をしてしまったようでした。

 「困ったことになった」と思ったものの、どうすることもできません。1週間後に先方から電話がありました。声と口調で分かりました。前回同様に何を言っているかは分かりませんでしたが、用件はおそらく出席の確認だったのでしょう。相手はべらべら話し始めましたが、それを遮って「申し訳ない。行けなくなった」とだけ言いました。相手が気を悪くしたのかどうかは分かりませんが、すぐに電話を切ってくれました。

 その方からは2度と電話はありませんでした。いったい誰だったのか、どういうオフィスだったのかはついぞ分かりません。自分の信用、会社の信用に関わるところでした。

電話のポイントは「いったん切る」こと

 電話の最大の問題は「心構えもできていないのに突然かかってくる」ことです。だとすれば、心構えのある電話に換えればいいわけです。

 「今は忙しいからすぐにかけ直します。電話は何番でしたっけ?」と言っていったん切ります。何をどういう順番に話したらいいかを考えます。深呼吸してから、ダイヤルを回すのです。突然英語で攻められると押され気味になってしまいますが、この方法ではこちらがかけるという主導権があるため、比較的楽に対応ができます。守りから攻めに転じるようなものです。

 それに、相手の話を多少でも聞いているので、2回目は何の話かだいたいの想像ができます。何回も話している相手なら、用件はもちろん推察できます。

 しかも、電話では奥の手、メールが併用できます。途中で分からなくなったら、「忙しいから、後はメールで尋ねてください」と言うことができます。これは電話ならではの手です。面談は途中で打ち切ることはできません。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20110418/219483/?P=3

 また、どうしても切れない電話もあるでしょう。そんな時のために良い表現があります。

I'll give you a tentative yes. 一応、OKだよ。

 これは「完全にはYes ではない」という含みがあるので、後から「やっぱりだめだ」と言い逃れることができます。

 Maybe yes.と言うと、あまりにも腰が引けている感じになります。

 英米人と付き合っていると、日本人同士ならば遠慮するようなことでも、「相手がいいならば問題ないだろう」と考えて了解を求められることがあります。ぼくはアメリカ人同僚から、「日本に出張に行ったら、小銭が余っちゃった。両替をしてほしい。銀行では小銭はだめだと言われたから」と言われ、その時の為替レートではあり得ないレートでどうかと頼まれたことがありました。Yes は簡単に言ってはいけないのです。

3.中級編:聞き取りのポイント:肯定文か否定文か

 「会話の要点は賛成か反対か、Yes かNo かだ」ということはリスニングの中でも生きています。「肯定か否定かを聞き分ける」ことが大切です。細かいところが分からなくても、ここが分かれば大意は分かります。

 日本語では肯定、否定は
 「です」。「ではありません」
 または
 「である」。「でない」
 とかなりくっきりとした音の違いがあります。英語の問題は肯定・否定が音声上かなり似通っていることです。

 ここがリスニングの最大の難所です。

 例文を見てください。


 「あの人は医者ではない」という英語です。もし会話の相手がこのような発言をした場合、最も注意して聞く必要があるのは、「肯定文だったか、否定文だったか」であり、2番の部分です。逆に、最も聞き取りやすいのは4番です。医者という単語を、学生とか看護師という単語に聞き違えることはありません。また、3番の冠詞「a」は聞き取れなくても何ら問題はありません。

 かなり英語に熟達された方でも1番と2番が聞き取れないことがあります。「he」は「she」と聞こえる時があります。また、「is」は「was」と聞こえる時があります。早口で話されてしまうと、ほんの少しの音の違いしかないので、どちらにも聞こえてしまうのです。

 しかし、今、話題にしている人が「he」か「she」かを間違うことはまずありません。過去形と現在形を間違えて聞いてもたいした問題は起きません。ところが、否定か肯定かでは180度方向が違ってしまいます。

 例文の中で違いがあるのは、「is」 と「isn't」とのところです。この2つの間には音声上の違いがほとんどありません。否定語の「t」は発音されません。「isn」の後、あたかも「t」を発音したようにその分のポーズを取るのが原則です。ただし、速い会話ではこのポーズも非常に分かりにくいです。そうなると、否定文と肯定文の違いは「n」があったかどうかだけになってしまいます。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20110418/219483/?P=4

 否定文の時は「それは違うよ」という意味で発言者は顔を振るので、これを見分けに使ってください。ただし、顔を左右に振るといっても心の中でだけ振る人もいるので、見たところ区別がつかないこともあります。

 同じように難しいのは「can 」と「can't」の聞き分けです。「can't」は、否定語の「t」をあたかも発音したようにその分のポーズを取ります。加えて、「can」と発音する声がやや大きくなります。

「今の発言は肯定だったの?否定だったの?」と確認されることが…

 銅メダルの人に向かって早口でまくし立てることはまずないでしょう。それでも、ネイティブが大勢いる席に同席してしまった場合や、英語のテレビ番組を見る場合に、肯定・否定の聞き取りが必要になります。

 また、スピーキングにおいても、ここは要注意です。皆さんが話す時はよほど慣れるまでは「isn't」「can't」と発音しないで「is not」とか「can not」のように明瞭に発音してください。ぼくは今でもちょっと気を抜くと、ネイティブから「今の発言は肯定だったの?否定だったの?」と確認されることがあります。

 今回お話した3つのポイントはビジネスでは特に有効です。仕事のやりとりは友達と親交を深める場合と違い、白黒をはっきりさせることが大事です。白黒とはYesと Noのことにほかなりません。上記のポイントに注意するだけで仕事がはかどるようになります。

 * * *

今日のポイント
・ 相手がYes/ No だけで答えられる質問をすれば、リスニングの力はあまり要らない
・ 相手の話が分からないのに軽々しくYesと言ってはいけない
・ 聞き取りのポイントは肯定文か否定文か。これが一番難しい

http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20110418/219483/?P=5

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