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転職支援 英会話教室コミュの19.A−13 魔法のように会話を楽にする『get』 2つの意味を覚えるだけでGetはゲットできる

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 英文を簡単に組み立てるには動詞にGETを用いることがポイントです。たったの2つの意味を覚えるだけ使いこなせるようになります。今日はgetの使い方に精通してください。

Getは英語の万能薬

 アジア圏での庶民の味方、タイガーバームが筋肉痛や切り傷、腹痛、風邪などに広く効く万能薬であるように、英語の「get」はいろいろな局面で使える万能語です。

 「getは万能だ」と言うと、「それは無茶だ。動詞はいっぱいある。getひとつで済むわけがない」と反論が出るでしょう。もちろんその通りですが、getを使うと、後の英語がスムーズに出てくるようになるところがミソです。

 「I(私)で話し始めると、洗練された英語になる」で申し上げたように、人(IやYou)を主語にすると、後に続く英文が楽に口から出てきます。同様に、楽な言い回しをしたいなら動詞は「get」を使うべきです。

 「英米人は日本人より本音を言わない」で書いたように、形容詞はgoodさえ知っていれば、当面は十分です。これと同様に、動詞にも中核を成す単語があります。それがgetです。ある調査によれば、英文において最も頻出度が高い動詞はbe動詞。第2位がdo、第3位がget、第4がhaveとなっています。そのあとにgo、 like、 thinkと続きます。

 第2位のdoは疑問文で登場しますし、第4位のhaveは現在完了や仮定法に出てきます。これらは文法上使わざるを得ないものです。getにはこうした用法がないにもかかわらず、押しも押されもしない堂々3位なのです。

 「頻度が多いということは『いろいろな局面で使うということだ』。だから意味がたくさんあって難しいのではないか」と考えるかたが居るでしょう。ぼくは、真実はこの逆だと思います。「頻度が多いほどその単語の持つ意味が薄くなる」のです。

 ぼくは米(ご飯)は毎食でも口にすることができますが、好物のうなぎはいくら好きでも毎日は食べることはできません。米は味がほとんどないから毎日食べても平気なのです。同じように、ある単語が何回も出てくるということは、その言葉に意味がないからです。

 その典型がbe動詞です。beにはさしたる意味はありません。
吾輩は猫である
I am a cat.
 このamは、
吾輩=猫
 2語を結びつけるだけの、数学の等号(=)のようなものです。

 getも、これと似た意味の薄い単語です。おおまかに言えば、getはあるときはhave動詞とほぼ同じ意味になり、あるときはbe動詞と似た意味になります。haveとbeは東西横綱とも言える代表的な動詞ですから、それら2つと同様の働きをするとなれば、getは横綱を超えた存在だと言えます。

Getの本質は「くっつく」

 「getを覚えるだけでそのあとの英語がスムーズに出てくるってどういうこと?」と思うでしょう。それについてお話するには、まずgetの第1の意味をつかんでください。haveと同じ意味になる場合です。2つの意味のうち、こちらがより本質的で重要です。

 getの基本的な意味は「くっつく」です。
 図表1にそのイメージを記しました。
 主語+get+目的語(名詞)
 という文があると、目的語が主語にくっつく感じです。

2011年1月21日(金)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20110118/218011/

 実例を図表2で見てみましょう。
 「本を買う(もらう)」と「犬を飼う」では日本語では全く違う動詞を使いますが、主語に対して目的語(この場合は本や犬)がくっつくイメージは同じです。離婚は相手が離れていくことですが、離婚という事実が自分にくっつく(バツイチの勲章がくっつく)のです。病気も自分にくっつきます。

図表2 GET+名詞で何でも言える

1 get a book 本を買う(もらう)
2 get a dog 犬を飼う
3 get a taxi タクシーを捕まえる
4 get my wish 願いがかなう
5 get a divorce 離婚する
6 get a date デートする
7 get cancer 癌になる
8 get approval 許可される
9 get a shot 注射をする
10 get an appetite 食欲が出る
 このgetには魔法のような力があります。どうしてかというと、他の動詞を使わないですむからです。それを理解するために、getを使わないで、図表2のいくつかの表現を言ってみましょう。

buy a book 本を買う
suffer from cancer 癌を患う
catch a taxi タクシーを捕まえる
 となります。このように、通常は特定の動詞と特定の名詞が結びつきます。鍵と鍵穴を合わせるように、動詞と名詞を一つひとつ合わせていたら面倒です。これに対して、getはマスターキーのようなものです。getひとつでかなり間に合います。

 また、get approvalの場合、get+名詞の形を使わないとすると、approve という動詞を使うことになります。その場合は
I am approved. 私は許可される
 という受身の形を使うことになってしまい、面倒です。

 イメージだけをいうなら、get+名詞は日本語の「名詞+やる」に近いかもしれません。例えば、「仕事をやった(片付けた)」とか「風邪をやった(かかった)」と言っても、相手に意図は伝わります。日本語の「やる」ほどではありませんが、英語のgetもやや上品さを欠いた表現になる場合があります。このためgetは会話では使っても、書き言葉では使わないのが普通です。

 getが万能だというのは、getを使えば「だいたい」の意味が通じるということです。「だいたい」といのとは不正確になってしまう場合も含みます。

 ぼくは銅メダル時代に「妊娠した」を
She is getting a child.
 と言ったことがありました。これは間違った英語で、相手は
Is she pregnant?
 と聞き返してきました。ぼくはうなずきました。そのころはpregnantという単語は聞けば分かるものの、自分では使えませんでした。そんなときはpregnant を思い出すまで「どんな単語だったっけ」と焦るより、間違えてもいいから話を先に進めた方が会話がスムーズに続きます。

I’ve got〜の形で使えるようにする

 getは現在完了形で使われることが多いので、それも併せて覚えておきましょう。これはgetの本質にかかわることなので、現在完了についてここで説明します。

 学校では現在完了は「過去より新しいが、現在よりは少し古い」と習いました。ぼくはこの説明がは全く分かりませんでした。現在から1秒前でも、もうそれは過去になっているので、過去形にするべきだと思えたからです。

 英語がしゃべれるようになって分かったのは、現在完了の本質が「継続性」にあることでした。
「ぼくは彼に賛成した/する。」
 という文を英語にする場合、
(1)「あのときは賛成だった。でも、今はもう反対だ。気が変った」と言うならば、継続性がないので過去形になります。
(2)「今もなお賛成だ」というなら、今も気持ちは継続していますから、現在完了になります。
(3)あのときも賛成だったけど、そのこととは別に、今の自分の賛成の気持ちを強く表わしたいなら、現在形になります。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20110118/218011/?P=2

 会話中にこんなことを考えて、過去形、現在完了形、現在形を選ぶのは容易ではありません。だとしたら、現在完了は忘れた方がいいとぼくは思います。疑問文については優先順位が低いので、「疑問文は使わなくていい」と申し上げました。現在完了形も同様です。現在形と過去形だけで済ませましょう。

 ただし、ここでは例外が一つだけあります。それがhave gotです。
ぼくがこれまで聞いてきた英語は圧倒的にhave gotの形が多かったです。現在形のgetはあまりお目にかかりません。

 この前映画を見ていたら、大統領(役の人)が執務室に入って来た国務長官に
What do you got?
今日の議題は何だ?(本来の意味は、「あなたは何を持っているか」)
 と言っていました。

 これは文法的には間違いで
What do you get?
 または
What have you got?
 とすべきです。大統領という社会的に最高位にある人が本当にこういう言い方をしているかどうかは、大統領の側近との会話を聞いたことがないので分かりません。しかし、アメリカ人がおかしいと思わないほどgotが使われているということです。つまり、getよりもgotの方が多用されているということです。

 読者のみなさんには、文法的に間違っているgotではなく、have gotを使うことをお薦めします。これだけの差で英語がうまく聞えます。極端に言えば、第1の意味で使うgetはいつもhaveを伴うと考えていただいてかまいません。つまり、図表2のGetの例はすべてHave gotの形に書き換えらえると考えていただいてけっこうです。例えば、図表2の最初の例なら
I’ve got a book. 本は買ったよ(手元にあるよ。)
 といった調子です。

 このhave gotは米語でよく出てくる表現で、しかも最近になって使用頻度が高まっているようです。『刑事コロンボ』のような少し古い洋画ではあまり出てきません。これを「言葉の乱れだ。嘆かわしい」と思っている人たちが居るでしょうが、この傾向は我々にとっては朗報です。英語を母国語としない多くの人が英語を使うようになったために、この単純な言い回しがはやり始めているのかもしれません。だとしたら、その流れに乗らない手はないでしょう。

Getの第2の意味は「〜するようになる」

 Getが持つ2つ目の意味は、さらっとだけ見ておきます。意味は「〜するようになる」というものです。冒頭で、be動詞と似た意味になる、と指摘した用法です。

 図表3で実例を見てみましょう。
get+形容詞
 となっています。形容詞と書きましたが、過去分詞も入ります。

図表3 GET+形容詞で「〜するようになる」

1 get hungry あなかがすく
2 get popular 人気が出る
3 get better よくなる
4 get suntanned 日焼けをする
5 get dressed 服を着る
6 get married 結婚する
7 get angry 怒る
8 get lonely 寂しくなる
9 get pregnant 妊娠する
10 get lost 道に迷う

http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20110118/218011/?P=3

 このgetはisと交換してもあまり意味が変りません。例えば、
He got married. 結婚した
He is married.  結婚している
 isが「〜である」という意味であるのに対して、getは「〜するようになる」ですから、当然意味が違います。しかし、だいたい同じような意味に取れます。図表3に挙げた表現はすべて、getの代わりにis を使うことができます。

 また、getには、その後にいろいろな前置詞がつく決まり文句があります。
get up 起きる
get on (電車に)乗る
 といった具合です。

 これらも
I get up at 7. 7時に起床する
I am up at 7. 7時には起きている

I get on a train. 電車に乗る
I am on a train. 電車の中にいる
 という具合にbe動詞に入れ替えることが可能です。

 英字新聞や英会話テキストを読んだり、英語ニュースを聞いたりすると、すぐにgetに遭遇します。このコラムを読んだみなさんは、そんな時にはいつも以上にgetに注目してみてください。このgetは1番目の意味「目的語が主語にくっつく」だったか、2番目の意味「〜するようになる」か考えてみてください。実例を目にすると理解度が高まります。速く自分のものにすることができます。

今日のポイント
get+名詞で多くのことが言える。have+gotの形で覚えよう。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20110118/218011/?P=4

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