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転職支援 英会話教室コミュの11.A−2 「読む」「聞く」「話す」「書く」、あなたならどれを最初に勉強する? 4つから1つを選べば4倍の速さで上達する

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 言葉には4つの側面があります。話す、聞く、読む、書く、の4つです。「英語がうまい」というとき、具体的には
「英語を話すのがうまい」
「英語を聞くのがうまい」
「英語を読むのがうまい」
「英語を書くのがうまい」
 この4つの力が人より長けていることを指すわけです。

 この連載におけるぼくの提案はこの4つを一度にうまくなることを考えないで、「まず一つだけ挑戦する」というものです。その場合、4つ同時にやるのに比べて、その一つの上達は4倍の速さになります。

 しかも、いちばんやさしいものから攻略していくのです。みなさんだったらどれから始めますか? 一つずつ考えていきましょう。

(1)書く
 英文を書く機会って多いでしょうか。

 それは日本語で考えてみれば分かります。日本語で話す、聞く、読むは日々使っている能力でしょうが、毎日書く人は少ないのではないでしょうか。最近は友達に日々メールする人も居るでしょう。でも、そこで書くのは、言わば、話し言葉を文章化しているもので、どちらかというと「話す」に近い作業です。メールでは「拝啓、敬具」はまず書かないでしょう。

 書くとはやや正式な文章を書く作業です。日本語ですらあまり書かないのですから、英語だって書く機会は少ないはずです。だったら、書く力を養うのはうんと後でかまわないということです。

 正直に言うと、ぼくの学習法ではバッサリ切り捨てます。英語をマスターするまでのいずれの段階でも、書く練習は行いません。ぼく自身も書く練習はこれまで全くしたことがありません。メール程度の文章なら、話す力がつけば書けます。また、正式な文章は、話すと読む力の両方がついてくれば、自然と書けるようになってきます。

(2)読む

 次に「読む」力について考えてみましょう。

「日本人は話せないが読むのは得意だ」と言う人がいます。これは本当ではありません。ぼくが米国コロンビア大学の英語学校に入ったとき、海外から多くの外国人が英語を学びに来ていました。最初に学力別クラス分けテストがあり、ぼくも含め日本人は概して「読む力が低い」と判断されました。

 なぜかというと、単語力が圧倒的に欠けているからです。ヨーロッパやメキシコなどから来る留学生は自国の言語と英語に共通する語源のものが多いので、単語の意味を類推できるのでしょう。

 次の経済ニュースは日本語で書かれています。これは新聞記事を簡略にしたものです。まず、読んでみて下さい。

記事景気の先行指標である機械受注は、前年比10%増となった。

 下線部にあたる英単語ご存じでしょうか。もし知らなければ、この文で分かるのは10%増というところだけになってしまいます。「この日本文はたまたま難しかったんだ。」と思った方は試しに新聞の好きな記事を選んで、英語の単語が思い浮かぶかどうか試してみてください。

(3)聞く

 次に「聞く」力を考えてみましょう。

 中学、高校生時代に外人教師の声を吹き込んだテープを聞かされて、まるで分からなかった覚えが誰しもあるのではないでしょうか。また、「日本人の英語発音は分かるが、外人の発音は全く聞きとれない」という人も多いでしょう。

 外人と付き合いのある人の多くは、早口でガンガンしゃべられて閉口しているはずです。誤解のないように言えば、外人はわざとまくし立てているのではありません。相手が日本人だということで、本来のスピードよりかなりゆっくりしゃべっているのです。でも、われわれには機関銃のように聞こえてしまうのです。聞き取りは4つの中で群を抜いて最も難しいのです。

2010年10月29日(金)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20101022/216776/

 ぼくはつい最近まで「外人はなぜもっとスピードを緩めて話してくれないのか」と不満に思っていました。これが間違いだと分かったのは自分が逆の立場に立ったときでした。90歳を超えて耳の遠くなった親戚の伯父さんに話しかけたとき、ぼくはできるだけはっきりゆっくり話そうとしました。それでも聞きとれないようで、ぼくは同じ話をさらにゆっくり繰り返しました。自分でやってみて分かったのは、「ある程度以上にゆっくり話すのは無理だ」ということでした。

「きょ・う・は・て・ん・き・が・い・い・で・す・ね」(今日は天気がいいですね。)

 を一語一語区切るように発音してみてください。日本語として意味をなさなくなってしまいそうです。ロボットが話しているようになってしまい、久しぶりに会った伯父さんと会話をしている高揚した気持ちが抜けてしまうのです。

(4)話す

 最後に残ったのが「話す」力です。

 実はこれが最も簡単です。先程の「日本人は読むのが得意だ」という神話は「話したり聞いたりする会話は苦手だ」という英会話に対する劣等感の裏返しの表現ですから、話すのが簡単と言われると驚いてしまう方がいることと思います。会話が難しいのは聞き取りが難しいからで、話すのはそれほどでもありません。

 話す、聞く、読む、書く、の4つの力は大きく分けると2つずつになります。アウトプット(自分から人へ)とインプット(人から自分へ)の2つで、前者が話す、書く、後者が聞く、読む、です。

すなわち、
アウトプット = 話す 書く
インプット = 聞く 読む
となります。
 インプットは難しいです。相手に左右されるからです。相手が専門的な話をしたり書いたリ、早口でまくし立てたりした場合、それを理解しなくてはなりません。「ぼくに話すときは普通の3倍のゆっくりしたスピード、内容は基本語1500語だけで話してくれよ」と相手に要求することはできません。

「話す」のいいところは自分のペース

 インプットに比べて、アウトプットの方がインプットに比べて圧倒的にやさしいのです。

 例えば、人と待ち合わせをする際に、
「この前会った渋谷のハチ公前で来週の金曜日の午後6時に会おうよ」
 と一気に言ってもいいですが、これが英語だったら、途中で区切った方が楽かもしれません。

 例えば、
「次回のこと。来週金曜日。時間は午後6時。場所は渋谷ハチ公前。この前会ったよね」

 とやっても意味は全く同じです。この一つひとつを英語で言うなら、なんとかできそうではないでしょうか。しかも、この区切り式日本語は決しておかしな日本語ではありません。文字にして読むと若干変ですが、このまま話せば怪しまれずに自然に流れます。

 インプットは相手のペースですが、アウトプットはこちらのペースです。自分がよく知っている単語だけを使って、自分が話せるゆっくりとしたペースで話していいのです。アウトプットでは単語を一つ覚えるたびに話せる範囲が広がります。自分の伸びを最も実感できる方法が「話すことから始める」方法なのです。

 英語の上達も同じです。最も抵抗の少ない方法を続けることが重要です。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20101022/216776/?P=2

「話す」ことができれば仕事になる

「上達法の骨子は分かった。話すことだけに集中して取り組むんだったら、上達しても、話しかけられたら相手の言っていることがまるで分からないっていうわけ?」
 という疑問がわき起こるのは当然です。

 実は、話す力が伸びて来れば、当然、聞き取りの力が伸びます。さらに、単語力もついてくるので、文章を読む力ももちろんついてきます。ただし、当たり前ですが、話す力だけが断トツに伸びますから、「自分は話せるが聞けない」という状態になることは確かです。

「それは困るぞ」と思う前に、ぼくが見かけたタイ人の銅メダル日本語の例を見てください。

 タイの名所旧跡を日本語で案内してくれる観光ツアーに参加したとき、案内するのはタイ人で、バス内の説明はすべて日本語でした。ランチタイムになって乗っていたバスを離れるとき、ぼくは3つの質問をしました。

質問1:「トイレはどこですか?」

 ガイドは指をさして、
 「あそこです」
 と答えました。

質問2:「出発時間は1時半で間違いないですね。」

 「1時半です」

質問3:「このバスは何時ごろからここに戻っていますか?」

 この質問の趣旨はこうです。観光地のバスは運転手や添乗員が別の所に食事に行くことがあります。バスの扉を開けたままにしておくと物騒なので、場合によっては集合時間の15〜30分前までバスが集合場所に居ないことがあります。ぼくはそれを尋ねたわけです。

 でも、この日本語がまるで通じませんでした。何回か言い方を変えて言ったのですが、分かってもらえませんでした。

 質問1と2はよくある質問だし、その内容も簡単です。これに比べて、質問3はあまりない質問でしょうし、やや複雑な言い回しです。午後のツアーでガイドの日本語を観察して分かったのは、「話せるには話せるが、日本人の日本語は聞きとれない」ということでした。お客さんから質問が出るたびに何度も聞き返していました。

 それでも日本語ツアーとして十分に成り立っていました。お客さんの中にガイドの語学力を不満に思っていた人は居なかったようです。

 銅メダルは「相手に自分の意思を伝えることはできる。でも聞き取りが苦手だから相手の疑問・質問には答えられない場合がある」という問題が残っているレベルであることは認めなくてはなりません。タイ人のバスガイドに聞いたら、日本語を学び始めて3年とのことでした。それで銅メダル日本語となり、ガイドという職業にまで就くことができるのです。この効率の良さは捨てがたいでしょう。

「それでも困る。話せるようになりたいけど、聞き取りもできるようになりたいし、読み書きもできるようになりたいよ」と思う方がまだ居るのではないでしょうか。

 ここは大事なところです。そうやってすべてを満遍なくやろうとしてきたから、今まで成功しなかったのではないでしょうか。強固な城を攻める際には、全体的に攻撃するのではなく、いちばん弱そうな個所を重点的に攻めることが大事と言われています。まずスピーキングに集中する。そして、スピーキングがある程度うまくなった時点で、後の3つの力については考えればいい、というのが英語という難城を落とす最短のコースなのです。

今日のポイント
・ 英語学習の方針:最もやさしい「話す力」に絞って取り組む。「聞く」、「読む」、「書く」は当面ばっさり捨てることで、学習の効率が一気に上がる。
・ 話す行為は自分の語彙の範囲で自分のペースで行える。単語や表現を覚えただけ伸びを実感できる。劣等感にさいなまれることがない。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20101022/216776/?P=3

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