ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

転職支援 英会話教室コミュの5、A−27覚えるならそのまま使える表現を!

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
 英語は、使っているうちに覚えるのが最も効率が良いし、頭に残る方法です。しかし、ある程度は暗記をしなくてはなりなせん。皆さんもcatとかbeautifulといった単語を暗記してきたのではないでしょうか。今日は効果的な単語の覚え方を提案します。

こんな英文暗記はしなくていい

 「暗記」という言葉を聞いただけで、ぞっとしてしまうのはぼくだけでしょうか。中学、高校と覚えたくもない単語や表現をずいぶん暗記させられました。社会人になったのに、まだ暗記しなくてはならないか、と思いたくなります。

 ちまたでよく出回っている本をながめてみましょう。例えば、
How many oranges do you eat everyday?
 「毎日オレンジをいくつ食べますか」
 といった例文を覚えるよう指導しています。How manyの構文が口をついて出てくるようにする狙いです。

 ぼくは受験生のころに、「基本英文を覚えれば英語に強くなる」という触れ込みを信じて、こうした英文を覚えようとしました。しかし、うまくいきませんでした。覚えることができないぼくは「努力が足りないからだ」と落ち込んでいました。今ならはっきり分かるのですが、必要性がないから覚えなかったのです。無駄な努力をしなかったということです。

 もしHow manyの構文を知らない方がいれば、「そうか、『チケットを何枚買いますか』とか、『本を何冊持っていますか』もこの構文で言えるんだ」と新鮮な驚きに包まれるでしょう。でも我々はそのくらいの英文法の知識はあります。

 我々が上記の英文を覚えれば、「チケットは何牧買いますか?」を口にする場合、スラスラと英語が出てくるでしょうか。覚えていない時よりは確かに楽でしょう。でも、
チケット  → tickets
買う → buy
 と考えないといけないですから、口から英語がほとばしるというわけにはいきません。つまり、英会話を上達したいという目的に対して大きな効果はないのです。

コミュニケーション語を覚えるのが英会話上達のコツ

 「毎日いくつオレンジを食べますか」という英文は果物店で働く人だけが覚えればいいでしょう。フルーツショップの店先ならば、日々この英語を使うからです。こう申し上げると、「著者の厭味なユーモアだな」と思った方がいるかもしれません。でも、ここで、とても大事な提言をしているつもりです。「もし英文を覚えるならば、そのまま使える表現を覚えるべきだ」ということです。

 ここでぼくが提唱したいのは「コミュニケーション語を覚える」ことです。
 コミュ二ケーション語とは我々の会話を円滑に流す目的で発する言葉です。主に、挨拶、相槌、うなずき、同意、反対、同情 鼓舞といったことを表す言葉で、人とコミュニケ―ションを取るのに不可欠です。便利なことに、場面に応じて主語や動詞のところを書き換えることなく、そのまま口にできる決まり文句です。

 例えば、
 「宝くじで100万円当たったんだ」
 と言われたら、
 「すごいね。」「本当?」「やった」
 などと言うでしょう。

 ぼくが思いつくままに同様の英語表現を挙げると以下のようなものがあります。

Super!       素晴らしい
Great!     すごい
No kidding!  うそだろ?
Cool!      いかす!
True?    本当?
Wow!        わあー
Serious?   ウソじゃないよね?
Really?    本当?
Good!    よかったじゃない。

2011年4月8日(金) 日経ビジネス
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20110404/219290/

 これは100万円でなくても、良いニュースがあって相手が喜んでいる時ならいつでも使えます。主語だとか三単現、過去形といったことを気にする必要はありません。

 上の例は1語から成っている英文でしたが、もう少し長めの英文も覚えることにしましょう。

 相手に同意する場合は
I know what you mean.
Tell me about it.
I know where you are coming from.
I agree.
You’ve got a point.
No objections at all!
 などが使えます。

 コミュニケーション語のメリットには、
(1)最初に言う
(2)短い
 があります。

(1) 「最初に言う」ことがまず重要です。我々日本人の最大の問題は完璧な英語が頭の中で出来上がるまで口を開かず、ぎこちない間が生じてしまうことでした(「英会話の最大の障害を取り除く」参照)。コミュニケーション語がすぐに口から出てくれば、この間が短縮されます。つまり、相手との居心地の良い会話が始められるのです。

(2)コミュニケーション語の良いところは短いということです。「お世話になっています」と言う代わりに「半年前にOOの件でお世話になり、3か月前にはXXの件でお世話になりました」とは言わないものです。「お世話になっています」は口上で早く話に入りたいのが本音だからです。そのような理由でコミュニケーション語は短くできています。短いほど覚えやすいでしょう。

まばたきをする程の間にスラスラ言う

 ここで、コミュニケーション語の定義をもう少し広げておきましょう。というのは、言葉は数学のように白黒がはっきりしていませんから、どこまでがコミュニケーションで、どこまでが本題なのか区別がつきにくい場合があるからです。

 会話の中で頻繁に使う言葉で、覚えればそのまま使える短い語句をコミュニケーション語と呼ぶことにします。ここで最も大事なことは「短い」ということです。

 例えば、
Give me a hand.   手伝ってよ
 といった場合は、相手の手伝いが欲しいという気持ちを語っていますので、単なるコミュニケーションだけではないですが、非常に短い表現ですから、コミュニケーション語の仲間として覚える対象にします。

 「短い表現を覚える」と言いましたが、それはどのくらいの長さなのでしょうか。ここではまばたきを1回する間に言い終えることができる言い回しを指します。まばたき1回は100分の1秒から150分の1くらいの時間ですから、非常に短いものだけを覚えることになります。

 覚えたコミュニケーション語は、まばたきの間にすらすら言えるようにまで確実にしてください。日本語でも「い・つ・も・お・せ・わ・に・な・り・ま・す」とスローテンポで言われたら、相手は調子が狂っちゃうでしょう。ここはじっくり話すところではなくて、打てば響くようなやりとりをする場面です。

 まばたきの間に言い終えるには、コミュニケーション語を一つの単語のようにさっと言ってしまうことです。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20110404/219290/?P=2

 例えば、
Give me a hand
 については
ギブ ミー ア ハンド
 ではなくて、
ギミーア ヘン
 と発音します。

 「発音は努力しないで身につける」の回で申し上げたように、一番強いところ以外は弱くぼかした調子で発音します。この場合は「へ」が一番強いところです。面白いのは、a は handにかかる冠詞なのですが、ギミーアとmeaと一つの語ように発音されてしまうことです。弱い個所が一つの単語のようにまとまって発音されるからです。

 この原理が分かるまでは、ぼくは「meaと聞こえるけどどういう意味の単語だろう」と思っていました。分かってくると、聞き取りも楽になって来ます。
explanation (説明)
 という単語があります。これも発音してみてください。Give me a handと比べて、どちらの方が時間がかかったでしょうか。ほとんど同じです。つまり、この4語から成るコミュニケーション語は一つの単語感覚なのです。

 ぼくは
ギミーア ヘン
 と言えるようになったころ、「(ぼくの英語も)なんだか英語らしく聞こえるようになった」と誇らしげな気持ちになりました。本題に入ると、単語を並べただけの英語にまた戻ってしまいますが、一部だけでもできてくると、長年の夢だったマイホームの土台が出来上がった時のような気分になりました。

教材はやさしいものを選ぶのがコツ

 この種の表現を覚えるには教材が必要です。ぼくのお薦めは「やさしいものを選ぶ」ことです。「自分の力を上げるためにやや難しいのを薦める人は知っている。だが、やさしいものを薦められたのは初めてだ」と思うかもしれません。教材を開いてみて、分からない単語がたくさんあるようでしたら、それは不合格です。語彙量を増やしたり、構文を覚えたりするのが目的ではありません。

 コミュニケーション語は単語がやさしいので、どちらかというと初級・中級の教材によく出てきます。だからといって、中学や高校までの教科書に出てくる馴染みの深い表現ばかりではありません。

 例えば、
Just between you and me,  ここだけの話だけど
You can have it.            それ、あげるよ
という表現はやさしい単語だけからできていますが、銅メダルになったばかりの方は知らないかもしれません。

What are you up to?          何をたくらんでいるの?
Check it out.             見てごらん
 といった表現になると、一つひとつの単語の意味は知っていても、これらの慣用句の意味はつかめないでしょう。ネイティブ同士でよく使うくだけた表現です。

 高価な教材をそろえる、英会話教室に通うという選択肢もありますが、ここではあまりお金のかからない具体的な方法を提示します。

 一つは、英語表現集、日常会話表現集といったタイトルの本を買って、ながめることです。暗記するというより、ながめる。単語数が数語から成る例文が出ている教材がベストです。

 もう一つはNHKのラジオ・テレビ英語講座を利用することです。ラジオの講座は、インターネットで好きな時間に無料で聞くことができます。日々のスキットの中でコミュニケーション語が出てきますから、それを覚えていけばいいでしょう。

 表現集に付属しているDVDを聞いたり、NHKラジオやテレビの英語番組を視聴したりすることは、ネイティブの英語を真似るのにとても良い方法です。リスニングの力も向上します。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20110404/219290/?P=3

 聞き取り練習だけを集中的に行うと、分からないことだらけで英語が嫌いになってしまいますが、コミュニケーション語だけならそれほど苦労することなく聞き取れるでしょう。コミュニケーション語を英語らしく話す練習をすることで、同時に耳を鍛えることができます。一石二鳥です。

英会話は3段階で攻略する

 最後に、英会話の攻略法をまとめておきましょう。図表で示したように、3つの段階から成ります。

 我々は、相手と話をする際、まずコミュニケーションから入ります。コミュニケーションの段階が済んだら、次のステップとして、本題に入ります。本題は必ず言わなくてはならない内容(必須語)とそれを言うための構造とから成っています。

 きちんとした構文で話せば、完璧な英語になります。それに越したことはありません。ただし、完璧な英語で話したからといって、相手の理解度が飛躍的に高まるわけではありません。

 だとしたら、この部分を磨くために多くの時間を使いたくはありません。だんだんと英語らしい構造をもった文で話せるようにしていければいいでしょう。

 内容については当初は英単語を並べただけのスピーキングでいいでしょう。これは「ここまで簡単!英単語スピーキング」で示しました。

 このように考えると、我々が覚えるのは言葉の3重構造の外皮からがいい、ということになります。そうすることで、楽しみながら英語を上達することができます。

 Give me a hand.という英語を覚えたら、その後とに「重い荷物を持ってもらおうか」とか「英語の添削を頼もうかな?」といったことを想像して、ひらめき法(「最速の上達を約束する『ひらめき』法」参照)を駆使し、その後に続く英語を考えるといいでしょう。コミュニケーション語を覚えると、それがスタートとなって、それに続く英文を思い浮かべることが容易になってきます。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20110404/219290/?P=4

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

転職支援 英会話教室 更新情報

転職支援 英会話教室のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング