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書道を愉しむ会コミュの「宗因から芭蕉へ」展@日本書道美術館 2007/1/20〜2/25

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 日本書道美術館(東京都板橋区)では、西山宗因生誕四百年(2005)を記念した
展覧会を開催しています。本展が巡回展の最後の開催となります。「天性の詩
人」と称される宗因の連歌・俳諧・紀行等の全文業を自筆資料を中心に見渡す
とともに、その影響をうけ、俳諧の文学性を高めた芭蕉の名品を一堂に紹介い
たします。出品作品は屈指の俳諧コレクション柿衞文庫所蔵資料を中心に約60
点、うち新出資料は5点、初公開資料は11点を数えます。柿衞文庫新収の芭蕉
筆「許六離別詞」・許六筆「百華賦」の2点は、特別出品として関東初公開と
なるもので、芭蕉の弟子許六が、芭蕉にとっては画の師であるという、特異な
師弟関係が偲ばれる作品です。また、宗因の弟子として著名なのが西鶴ですが、
その二人の合作である宗因讃西鶴画「花見西行偃息図」(柿衞文庫蔵)も出品さ
れ、画面に溢れるユーモアは見どころの一つといえるでしょう。
これらの作品を通して、活字では味わえない近世文学の豊かな諸相を実感いた
だけることでしょう。この機会をぜひお見逃しなく!

《会場》日本書道美術館(東京都板橋区常盤台1-3-1 TEL.03-3965-2611)
《開催日時》2007年1月20日(土)〜2月25日(日)
《開館時間》10:30〜16:30(入館は16:00まで)
《休館日》月・火曜日休館
《入館料》一般1,000円 高大生700円 小中生500円
《交通アクセス》池袋から東武東上線4番線「ときわ台」駅下車北口徒歩1分

【関連情報】
http://www.mainichi.co.jp/event/shodo-kai/sekai/2007/0215.html
「宗因から芭蕉へ」展 書と表現の幸福な関係示す

 江戸時代の俳人・連歌師、西山宗因(1605〜82)の生誕400年を記念した「宗因から芭蕉へ」展が25日まで、日本書道美術館(東武東上線ときわ台駅)で開かれている。2005年に柿衞文庫(かきもりぶんこ)(兵庫県伊丹市)、06年に八代市立博物館(熊本県)を巡回して今回が最終展示。新出・初公開資料を含む宗因の遺墨と、彼の指導を受けて俳諧の水準を高めた松尾芭蕉の名品約60点が展示されている。

 中でも、許六筆「百華賦」▽芭蕉筆「許六離別詞」▽同「象潟懐紙」の3点は、日本書道美術館だけの特別出品。宗因の書が今回ほどまとまった形で紹介される機会は、今後もあまり期待できない。加えて、芭蕉との対比の視点が設定されたため、俳諧の発展を分かりやすくたどることができる。

 宗因賛西鶴画「花見西行偃息図」。師弟の共演作。絵と文字の巧みなバランス。書が画面に溶け込むようだ。この作品のように、代表句「ながむとて……」が記された真蹟(しんせき)は複数あるという。宗因はどのような気持ちで、この句を記したのだろうか。

 芭蕉筆「ふる池や……」句短冊。これほど知られた句の実作者の筆跡と対面できること自体、感慨深い。「飛込」は漢字を、「おと」はかなを使っている。五七五は途切れることなく、一気に書き上げられている。黒々と起筆された文字。終盤は少しずつ文字が小ぶりになり、筆勢も押さえ気味。

 島津忠夫「西山宗因讃」などの論考と作品を収めたコンパクトな図録(八木書店)も発売されていて、便利だ。

 パソコンをたたく時代とは違い、宗因も芭蕉も筆を用いて句をひねった。文字を書くこと、つまり書は表現行為の一部だった。誇張を恐れずに言えば、美や思想を訴えるためには、書は絶対に必要だった。そんな幸福な時代が紛れもなく、つい最近まで続いていたのだ。【桐山正寿】

(毎日新聞2007年2月15日東京夕刊から)

コメント(2)

最終日に行ってきました。
展示室は建物の3階、4階にあり、1階入口でスリッパに穿き替えました。
展示を見始めたものの、江戸時代の書はあまりなじみがないのと、宗因についてほとんど知識がなかったので、受付に置いてあった図録を思い出して、しばらく悩んだ末、また1階に下りて購入しました。ソファにすわって少し図録で予習してから展示室に戻りました。
「宗因から芭蕉へ」というタイトルの通り、宗因は芭蕉より40歳も年上で1605年に誕生。芭蕉21歳のとき『佐夜中山集』に発句2初入集で、60歳の宗因も発句17、付句20入集にふたりの接点が見出されます。
展示は宗因筆のものが主ですが、やはり芭蕉筆「許六離別詞」で足が止まりました。
・・・元禄六年(1693)4月末
江戸詰の役割を終えて彦根へ帰藩する許六へ芭蕉が書き与えたもの。下絵には芭蕉画と思われる落日と萩・薄が描かれる。
本文前段に絵の師でもある許六との交流および画俳を愛好する許六の人柄について述べ画俳の無用無益を説き俊成や西行の和歌と同じく俳諧もまた風雅の本質に至るべき「其細き一筋をたどりうしなふ事なかれ」と述べる・・・

http://www.pref.mie.jp/BUNKA/HP/HAIKU/haijin/basho/tokuhon/03.htm
「許六離別詞」は芭蕉の甥の桃印が亡くなって間もなく、江戸在勤であった許六が彦根に帰ってしまうというときに書いたもの。

たゞ釈阿 西行のことばのみ かりそめに云ちらされしあだなるたはぶれごとも あはれなる所多し
後鳥羽上皇のかゝせ玉ひしものにも「これらは歌に実ありて しかも悲しびをそふる」とのたまひ侍しとかや されば このみことばを力として 其細き一筋をたどりうしなふる事なかれ 猶「古人の跡をもとめず 古人の求たる所をもとめよ」と 南山大師の筆の道(に)も見えたり

釈阿は藤原俊成、南山大師は空海。
書もまた古意に擬するをもつて善しとなす 古跡に似るをもつて巧みとなさず (空海『性霊集』)


この日は、他の展覧会にも行く予定だったけれど図録を買ったら
帰りの交通費しかなくてそのまま帰りました。
でも、すこし興味が沸いてきたのでじっくりと読んでみます。
ほかにも色々展示されていたので気が向いたら書くことにします。

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