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〜日記から始まる日々のエール〜コミュの「読」絶対に読んでほしい。

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実話です。阪神淡路大震災の時の話です。

震災経験の方には、フラッシュバックをする可能性があります。

ただ伝えなくてはと思い書いた話です。

ーーーーーーーーーーー

昔々、ある所に「マサヒコ」と言う男がいました。

マサヒコには学生時代から付き合っている「ゆかり」と言う美しい妻がいます。

そして2人の間には、「さやか」と言う可愛い娘がいました。

3人は貧しいながらも、とても幸せな家庭でした。


マサヒコの仕事はパン屋さんでした。

毎朝、陽が昇る前に商店街にある、小さなパン屋さんに行って仕事をしました。

パン屋さんの二階では、マサヒコのお父さんとお母さんが住んでいました。

マサヒコはお父さんの後をついで、パン屋さんになりました。

マサヒコの夢は、父親より美味しいパンを作る事でした。


今日もいつものように、パン生地を練って発酵機に入れてから、親の代から続く古く大きい焼き窯に火を入れました。

その時、親父が二階から降りてきました。

朝を挨拶を交わした親父は、マサヒコの作った生地を口に含み、味見するのが親父の最初の仕事でした。

親父は生地を練ってどんどんパンの形を作っていきます。

マサヒコは父の手元を目で盗みながらも、パンを作っていきます。

ある程度たってから、マサヒコは窯の様子を見に手を止めて窯の前に移動しました。

その時でした!

大地が叫ぶような音とともに、地面がひっくり返るような感覚に襲われました。

それはのちに、阪神淡路大震災と呼ばれるものでした。

ーーーーーーーーーーーーー

マサヒコは少し気を失っていたようで、目を覚ましてから親父に叫びました。

「オヤジ〜!大丈夫か!!」

電気が消えて部屋は真っ暗なのに、なぜか外は明るくオレンジ色に光っていました。

太陽が昇るには、まだ早い時間のはずでした。

マサヒコは体を起こして、親父を探そうとしました。

しかし、体は全く動きませんでした。

薄暗い中自分の体を振り向いて見ると、腰から下に大きな窯がのしかかり、足はぺちゃんこに潰れていました。

「えっ?」

マサヒコは自分の足が潰れているのに、全く痛くありませんでした。

少し顔を上げると、父親が泣きながら窯を持ち上げようとして、大きな声で叫んでいました。

「誰か助けてくれ!マサヒコ死ぬなぁ!!」

オヤジは本当に大きな声で叫んでいました。

けれども、少し耳を澄ませば外からは

「助けてくれ!誰かぁ!助けてくれ!!」

同じように叫ぶ声が聞こえていました。

そして「ボーーー」と窯から出た炎が、部屋で燃え上がっているのが見え、パン屋さんの外も沢山の炎が上がっているのが分かりました。

「マサヒコ!マサヒコぉぉぉ!」

オヤジが必死に窯を持ち上げようと泣いていました。

そこにガラスで足を切りながら、母がパジャマで工房に降りてきて、泣きながら窯を持ち上げるのを手伝います。

マサヒコは自分が死ぬことを理解しました。

「オヤジ・・・もうええ!

もうええんや!!

逃げてくれ!!

俺はもうあかん!」

オヤジと母は叫びました。

「何言ってるねん!くそぉぉ!!うごけぇ、うごけぇ!!動いてくれぇぇぇ!」

「神様ぁ!神さまぁぁ!」

マサヒコは静かに首を振りました。

大きな古い窯は何トンもあります。それに足はぐちゃぐちゃにつぶれ、少しずつ血が足りなくて寒くなってきていました。

マサヒコは最後の言葉を父に伝える事にしました。

「オヤジ、オカン、本当にありがとう!

ユカリとサヤカに、愛しているって伝えてくれ。

そんで、

お父さん死んでもうたけど、幸せになって欲しいって、もし好きな人が出来たら、俺を忘れて幸せになって欲しいって、伝えて欲しい・・・。

だから・・・

逃げろ!逃げてくれ!

ありがとう!ありがとう!ありがとう!ありがとう!ありがとう!」

親父は泣きながら、
泣き叫ぶ自分の妻の手を引いて、店を後にしました。

店を出てすぐ、炎が広がり、自分の家が息子とともに燃え崩れていきます。

親父は何もする事ができず、妻とともに膝をついて、生まれ育った商店街が燃えていくのを見ていました。

炎に包まれた商店街や住宅街からは、建物の崩れる音や、鎖に繋がれた犬達の遠吠えが聞こえていました。

空は太陽が出ていないのに、赤くオレンジ色に照らされ、

商店街の入り口から見えたのは、

40年前からの幼馴染が、

周りの人と自分の妻を押さえ付け、

泣きながら鉄骨に挟まれた、自分の妻の足をノコギリで切断していました。


この話は実話である。




阪神淡路大震災。1995/1/17

死者:6,434名 行方不明者:3名 負傷者:43,792名

仮設住宅での自殺者:327名

心からお悔やみ申し上げます。

ーーーーーーーーーーー

俺は心が狭く優しくない人間ですので、
きつい事を言わしてもらいたい。

『友達大切、家族大事、恋人好き。楽しい事が大好き☆』

言うのは誰でも出来ます。

特に男子に言いたい。

俺はこの時中学一年生で、

『お前が来たら足手まといになる!!』

と父に言われました。

一人前の男を気取ってましたが、唇をかみ締めて助けに行きたい気持ちを我慢しました。

今日書いた話は、俺によくお年玉をくれていた、おじさんの話です。

友が家族が恋人が大事と言うなら、
護る力を持ってなくてはならない!!

特に男子!

俺達は、女・子供・老人を護らなあかん!!

あの日、非常階段などの鉄の扉はゆがんで脱出できなかった。


知識を磨け!

マンションから、カーテンやロープを使って降りれる結び方を!


体力を維持せよ!

簡単な運動力があれば、瓦礫を伝って二・三階くらいなら助けに行けれる!


俺達男は、
女子供を護れなあかん!!



東南海地震が起こる可能性。

30年以内が60〜70%
50年以内が90%
最大予想死者数、2万5千人


生き残った奴が、
みんなを護れ!!


おい野郎ども!

準備は出来てるか?





ps 偉そうな言い方してすいませんでした。

ただ「弱さは罪だと」気付いた時には、もう遅いと知っていて欲しい。



東日本大震災。

心からお悔やみ申し上げるます。

コメント(92)

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阪神淡路大震災
私の実家は 半壊しました雷家雷

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