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東日本大震災記録コミュの44、東日本大震災:陸自ヘリ放水、高圧消防車も準備…福島第1

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2011年3月17日 11時42分 更新:3月17日 12時23分

 東京電力福島第1原発3、4号機で冷却機能が失われたことを受け、防衛省は17日午前9時48分、陸上自衛隊の大型輸送ヘリCH47J2機による3号機への海水投下に着手した。防衛省はこれと並行して、陸上からの消火活動に向け高圧消防車11台を現地に向かわせている。警視庁の高圧放水車による放水とも連携し、空と陸の二正面作戦で冷却機能の回復を目指す。【犬飼直幸、坂口裕彦】
 3号機は16日に大規模な白煙が上がっていることが確認され、経済産業省原子力安全・保安院などは、同機の使用済み核燃料プールの水が沸騰して放射性物質を含む水蒸気が発生したことが原因との見方を示している。プールへの注水で燃料を冷やすことが急務になっていた。
 CH47Jは午前8時56分、陸自霞目(かすみのめ)駐屯地(仙台市)を離陸。約50分後、原発の上空約100メートルから、2機で交互にバケット(最大容量7・5トン)にくんだ海水を投下した。投下は計4回行い、午前10時ごろ終了。原発から約20キロの場所まで退避し、乗組員とヘリ、バケットの除染を行った。
 陸自は当初、16日に海水を投下する予定だったが、周辺の放射線量が防衛省が定める隊員個人の累積被ばく量を大幅に上回ったため、作業を断念した。しかし、同日に4号機で火災が発生したほか、3号機で白煙が上がるなど冷却の緊急性が増したため、早期の作業実現を目指した。17日は海水投下に先立ち、陸自のUH60ヘリ1機が現場周辺の放射線量のモニタリング調査を実施。40分間は上空で作業可能と判断した。
 また自衛隊は、福島第1原発で地上からの放水も準備。警視庁機動隊も地上から高圧放水車による放水を行う準備を進めており、連携して放水活動を行う方針だ。
 ◇電源回復に期待
 福島第1原発の使用済み核燃料プールの大きさは、縦横約10メートル、深さ約12メートルで、燃料棒(長さ約4メートル)を十分に冷やすため、通常1100〜1200トンの水で満たされている。一方、自衛隊のヘリから放水された水は4回で最大計30トンで、すべてがプールに入ったわけではない。小林圭二・元京都大原子炉実験所講師(原子炉物理)は「プールの水量が減っている今、注水は必要な行為だ。だが、今回の放水は『焼け石に水』程度の効果しかないだろう。期待したいのは、外部電源の回復によって、プールへの給水ポンプが復旧すること。電源回復までのつなぎとしても十分とは言えず、『やむを得ず試しにやってみた』というレベルではないか」と話す。

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