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国語・算数教室コミュの13.書く生活をしよう! 

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 ガロア通信第13号のテーマは「書くことの驚くべき効用」です。
 「書くこと」は、学力向上だけでなく、心身の病気の治療(ちりょう)や、ダイエット、スポーツ、社会的・経済的成功などにも効果を発揮することが分かっています。ガロア通信第13号では、そういった「書くことの驚くべき効用」について簡単に紹介したいと思います。
 詳しく知りたい方は、ネットで検索してみてください。さらに詳しい情報を手に入れることが出来ます。

       全てを記録する「ユビキタス・キャプチャー」を実践しよう!
 ユビキタスとは「いたるところに存在する」、キャプチャーとは「保存すること」という意味で、「ユビキタス・キャプチャー」とは、基本的には「日々起こる出来事を全てメモに残そう」という考え方です。
 書きたいときにいつでも書き留めておくことが出来るように手帳かノートを準備しておき、朝から晩まで起こったことや考えたこと、忘れてはいけないこと、読んだこと、聞いたことなどを、どんどんメモしていくのです。

       書くことが癌(がん)患者をも癒(いや)す「日記療法」
 病気の人がユビキタス・キャプチャーとして日記を書いていく手法は「日記療法」と呼ばれ、かなり効果があることが分かっています。
日記療法では、望むことや恐れていることを思いつくまま何でも自由に書き出します。主に悩みやストレスを中心に、句読点や単語などを気にせずに書き、すでに書いたことにも自由に書き足すようにします。その結果、一種のカタルシス=浄化が生じ、内面に抑え込まれていた問題が吐き出されて気持ちを整理することができるようになります。

 ちなみに「カタルシス」とは、精神分析で、無意識の層に抑圧されている心のしこりを外部に吐き出すことで症状を消失させる治療法のことです。
 米エモリー大学のRobin Fivush氏が乳癌(にゅうがん)や他の癌の患者について日記療法の効果を調べたところ、患者の医療利用率が減少し、身体症状も軽減し対処も上手くできるようになっていたとのことです。
 Fivush氏は、「この治療は特に読み手を想定しておらず、重要なのは書くという行為そのもので、費用がかからないことも利点だ」と述べています。

       書くことで悩みや不安、精神的な病気を癒す「認知療法」
 「日記療法」の一つに、主に精神的な病気を治療する「認知療法(にんちりょうほう)」があります。 「認知療法」とは、1日のなかで感じた「嫌(いや)な場面」とそのときに感じた「嫌な気持ち」を書き出し、冷静に考え直してもう一度書き直すことで、自分の考え方のクセを改めていく心理療法です。

 自分の書いた文章を読むと、自分の考えていることに正面から向き合うことが出来ます。そして、考え方のおかしいところに気づき自分で修正することが出来るようになります。
 ちなみに「認知療法」は、専門家のカウンセリングを受けるのと同等の効果があるとのことです。

       書くだけで悩みや不安を解消する大きな手助けになる!
 自分の悩みや不安などを人に話すことでストレス発散になりますが、書くことでもストレス発散になりカタルシスも生じるものです。
 また、悩みや不安がたくさんあるように感じている場合でも、書き出してみると意外と量が少ないことに気づくことがほとんどです。
問題点を紙に箇条書きにしていくと、問題を整理し客観的に見ることの助けにもなります。それだけでも悩みや不安を解消する大きな手助けとなるのです。
 
       書くことは、ダイエットの助けにもなる! 
 「書くだけダイエット」というのが一時マスコミで取り上げられたりしましたが、そのやり方は次の通りです。
?毎日食べたものをノートに記録する
?1週間くらいは何も考えずに続ける
?2週目は前の週を振り返りながら続ける
このように、食べたものを全てノートに書き出すだけで、ダイエットになるということです。

 さらに詳しく知りたい方は、岡田斗司夫著GAKKEN HIT MOOK出版『カロリー書くだけHAPPYダイエット』をお読み下さい。

       書くことは、スポーツにもビジネスにも威力を発揮する! 
 大阪の荒れた公立中学から7年間で13回もの陸上日本一を生んだカリスマ体育教師・原田隆史氏の指導法は、教育者だけでなく企業経営者にも熱烈に受け入れられ、社員のやる気創造にも劇的(げきてき)な成果を生んでいると評判です。

 原田隆史氏は、松虫(まつむし)中学校に赴任(ふにん)した年、「三年後、松虫の陸上部を日本一にできなかったら教師を辞める」と公言し、実際にそれを達成しました。
 原田氏の主要な指導法の一つに「書くこと」があるのですが、陸上部であるにもかかわらずそれが半端ではないところに驚かされます。

 原田氏の指導した松虫中学校の陸上部では、部員一人一人が自(みずか)らの練習メニューを組み、3年間日誌を毎日ひたすらつけます。自分の目標を設定し、そのために必要な練習計画を立てます。そして、それまでの練習の反省点を踏まえ、その練習メニューを毎日書き換えるのです。

 3年間日誌をひたすら毎日書いていくことは、陸上に取り組む学生達の意識を磨き上げ、試行錯誤(しこうさくご)の上の効果的な練習メニューを生み出すことになります。
そしてその結果が、「荒れた公立中学から7年間で13回もの陸上日本一」となったわけです。

 「長期目標設定用紙にしても日誌にしても、初期の頃はできるだけ詳細(しょうさい)に、具体的に書けるように、一人ひとりに添削(てんさく)指導をする必要があります。そうやって根気強く指導を続けると、確実に書く文字数は増えていきます。文字数が増えれば目標に対するイメージがより鮮明(せんめい)になるので成功につながりやすいのです。
 書き物を提出させて添削して返すことで、意識の出し入れをさせて、正しい方向に導くことができる。だから書き物にこだわらなくてはいけないのです。
 書いて書いて書きまくってイメージをつくる。陸上部の書き物課題は国語よりも多いのです。」と原田氏は述べています。

 原田式指導についてさらに詳しく知りたい方は、原田隆史著日経BP社出版『カリスマ体育教師の常勝教育』や、旺文社出版『本気の教育でなければ子供は変わらない』等をお読み下さい。

       書くことは、国語力を付ける最良の方法である!
 今まで紹介してきたように「書くこと」は、病気の治療や、ダイエット、スポーツ、社会的・経済的成功などに非常に効果があるのですが、もちろん、国語力を付けるにも非常に効果のある方法です。
 また、逆に言うと、「書くこと」の出来る国語力があるからこそ、今まで紹介してきたような効果を得ることも出来るわけです。

 日常生活においての「会話」や「読むこと」が国語力を養成するための基本なのですが、「書くこと」は、「読むこと」の10倍も国語力がつくと言われています。

       書くことは、考える力を大幅に向上させる!
 普通の人は計算するとき、暗算するより紙に書いて計算した方が遙かに難しい問題を楽により正確に計算できるものです。
 同じように、考えるときもただ頭の中だけで考えるのではなく、紙に書き出して考えた方が遙かに難しい問題をより良く考えることが出来るものです。

 ぜひユビキタス・キャプチャーを日々の生活で実践して「書いて考える技術」を習得し、より豊かな人生を送ってください。

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