陰陽師‐平安妖絵巻＠式神大図鑑コミュの【ｲﾍﾞﾝﾄ】朱刻む鬼草子～中編～：オープニング

序章

**--**--**-- 【あらすじ】 --**--**--**

大江山の鬼の争いに巻き込まれた陰陽師は酒呑童子達と行動を共にすることになった。
酒呑童子、カイナ、茨木童子と共に過ごす時間は陰陽師に何をもたらすのか･･･。
そして、一行はこの争いの裏に見え隠れする闇に気付き始める。

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**--**--**-- 【FLASH】 --**--**--**

大江山の鬼達の争いについて調査を命じられた陰陽師は酒呑童子と行動を共にし…
四天王童子の星熊童子と虎熊童子、大江山の副将茨木童子を仲間に呼び戻した
襲撃された酒呑童子の集落に再びやってきたのだが…

酒呑童子
「集落を作り直すにしても、人手が足りねぇな」

茨木童子
「襲撃から逃れた仲間たちをここに置いていくわけにもいかないし…」

カイナ
「ねぇねぇ、向こうで遊んできていい？」

酒呑童子
「あ？
おう、勝手にしてろ」

カイナ
「はーい！」

…カイナの本当の親も見つけないといけないな

酒呑童子「はぁ？
なんでそんなめんどくせー事しなきゃなんねーんだよ」

茨木童子
「あの子鬼、随分とお前に懐いているようだが…」

酒呑童子
「んな事より今はこの集落だ
おい、陰陽師、てめぇもなんか考えやがれ」

考えるとは？

酒呑童子
「決まってんだろ
この俺が大江山鬼共を統一させるための策だ」

茨木童子
「策か…」

カイナ
「ふんふんふん～♪」

縊鬼
「おや…こんなところに珍しい魂が…」

カイナ
「お、おじさん誰？」

縊鬼
「ほう！
あの鬼の副将の魂の一部宿しているのか…！」
「誰の仕業かは知らないがこれは興味深い！」
「散った鬼共の魂を集めに来ていたが、
良い魂を見つけたものだ」

カイナ
「やだ、近寄らないで！」

…とりあえず、拠点となる集落をまた同じ場所に作るのは良くないだろう
それに争いの発端の鬼の凶暴化について調べないと
力だけでは争いは解決できない

酒呑童子
「なるほどな…
力だけでは解決できねぇ、か」

茨木童子「らしくないぞ、酒呑童子！
お前がそんな調子では敵に付け入られるぞ！」

酒呑童子
「う、うるせぇな
俺は昔ほど馬鹿じゃねぇ！」
「それより金熊童子がそろそろ帰ってくるはずなんだが…」

酒呑童子はもっとやんちゃな鬼だと聞いていたが、一体どうしたのだろう？

カイナ
「お父さん！早くいこ！
カイナ、ここやだ！」

酒呑童子
「何だよ、おい、急かすな」

朱刻む鬼草子～中編～

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