NHKの語学講座のテキストを購入していつも気になるのが「原書で読む世界の名作」という1ページの紹介記事。原文を本当に読めるのだろうかと思いつつ、ついつい惹かれて、昨年、何十年目にして初めて、そのラジオ番組を聞き始めた。最初は、ロアルド・ダールの「Kiss Kiss」。番組の半分は日本語による解説と翻訳。その後でネイティヴによる原文の朗読である。スリリングであった。 コンラッドの「闇の奥」はいささか難解であったが、地獄の黙示録の原作であり、翻訳で読むより原文の方がおもしろい。 ロビンソンクルーソーもこのシリーズで初めて原作にふれた。今は「高慢と偏見」。これも、原文で読んだ方がおもしろい。ラジオの日本語の解説はとても丁寧で、小説の背景までよくわかり、それなりに読めた気になってしまうから不思議だ。 「It is a truth universally acknowledged,that a single man in possession of a good fortune,must be in want of a wife(相当の財産を持っている独身の男性なら、きっと奥さんをほしがっているにちがいないというのは、世界のどこでも通じる普遍的な真理である)」この書き出しには夏目漱石も絶賛したとか。 30分番組で聞き逃してしまうこともあるので、タイマー録音しておくと便利。