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Think much of life.コミュの3/10 川崎市動物愛護センター訪問

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今日は川崎市動物愛護センター見学に行った。

まず何より丁寧な説明と施設案内をしてもらい感激した。
ナイーブな質問や細かい現状もお話いただいた。
ホームページや資料で確認できることも含めて、理解が深まった。

そんな対応をできるのは川崎市という比較的余裕のある都市という理由もあるが、過激な愛護団体からの苦情に毅然と対応したり、市内の小学校などに動物ふれあい会を実施したり、とにかく動物が好きという強い信条をもって働いているからだと思う。

それで施設見学だが、まずは衛生検査室を見せてもらった。犬猫の検査だけじゃなく、鳥インフルエンザ関連の薬品道具もあった。小さな部屋で中学校の理科教室のような感じ。

その廊下にはケイジ(檻かご)がいくつもあり、今は生後1週間以内の子猫が4匹いた。
毛並みの奇麗さからして、野良ではなく飼育猫の子供を遺棄されたケースとのこと。

猫は春と秋に出産時期を迎えるためこの時期はかなり早く、この4匹だけ。あと1ヶ月もすると沢山あるケイジもいっぱいになるらしい。

次に治療室、オペ台をみせてもらった。設備は最新の機器は少なく、簡単な傷の手当やおこなっても去勢施術程度とのこと。

次に動物保管倉庫をみせてもらった。大小大きなケイジがあった。
近年川崎市では捕獲数が減り、さらにこの時期は猫が少ないため、空いているケイジが多い。またこのセンターでは市内の小学校に出張動物ふれあい体験学習をおこなっているため犬だけでなく、うさぎやモルモットもいた。
※モルモットは実験用ではない

この保管庫で印象的だったのが、かなりの老犬(14歳以上?)ラブラドールレトリバーだった。この犬は、飼い主の有料引取によりセンターにいる。

白内障で両目は水色になり、いつでも遠くを見ているようで視力はほとんどない。皮膚病にも感染し体中に原因不明の腫瘍ができ、歩行困難で、介護が必要とのこと。そのため飼い主は有料引取にだしたのだ。

それでも現在はセンターの治療もあってかなり元気になった。もともときちんと躾けられ、かなり人懐っこいため、処分期限後、センターの飼い犬として抜擢され1ヶ月以上保管されているのだ。
大型犬になると人と同じように介護が大変でお金もかかる。何より苦しんで一緒に生活するのは、見ていて辛い。だが動物を飼うという責任はそこまでをあるのだ。

その後、問題の殺処分施設を見学させてもらった。
川崎市では、処分数も少なく都道府県レベルではないので規模は小さい。12畳ほどの部屋に、部屋の6割を占めるくらいの大きなステンレスの箱が2種類あった。
1つは、殺処分後の遺体を保管する冷凍庫だ。

そしてもう1つが通称ドリームボックスと呼ばれる「ガス充塡装置」だ。この装置は厳重な扉をあけると中に、台車つきのかごがある。この台車かごに動物を入れ、ボックスの扉を閉める。
冷凍庫との50cmくらいの隙間には、ボックスの中を覗ける小窓がある。

ガス注入後、確実に死んでいるかを確認するための窓だ。

それからボックスの上には操作盤がある。
操作盤の下部中央の赤いボタンには「ガス注入」と書かれている。
これが「処刑スイッチ」だ。

今朝も処分が実施されたとのこと。
誰もこんなボタンを押したくないのに。

講習室で説明を受けていた時に、ふれあった12歳のおじいちゃん芝犬を思い出した。あの子は確か保管期限が切れており、センター飼育の対象になっていない。
おそらく近いうちにここに入れ殺されるのだろう。
1時間程度ふれあっていた犬を殺されると考えただけで、本当に実施するのか疑ってしまうくらいショックだ。

だがセンターの人は、それ以上に、捨てられた無責任な事情を知り、もしかしたら引取り手があらわれるかもと世話や治療を施し、散歩やしつけ、トリミングなどもする。

そのあげくに、自ら殺さなければならない。
有料引取なら数千円のお金を受け取ること事実が、さらに皮肉だ。

そんなことを考えながら、切実すぎる現実を聞いていたが、さすがに係の方も、この時だけは足早にしたい雰囲気があった。私もカメラを構えるのも、乗り気にならなかったが、この問題の核となる被写体として確実にシャッターを切った。

その後、トリミング室などをみさせてもらい、施設を後にした。
気づけば、最初の説明から3時間近く1対1で説明してもらっていた。


川崎市の場合は特徴として処分する犬が、プードルやチワワ、ダックスフントなど小型犬がばかりが多いこと。
東京都でもその傾向はあったが川崎はそれが際立った。

理由は都市部で野良犬が少なく、飼育もマンションあるいは庭が狭い家が多く、室内飼が多いためだ。それと都市内の引越しで新居だとペット不可で有料引取を行政にさせるケースも多い。どうにかペット可で探すか自分で新たな飼い主を探せって思う。

また酷いのは都市部の裕福層では、流行りの犬を所有願望が強く、2、3年で飽きて別の種類の犬を買うために、ペットを遺棄するといった理由も存在する。

そのため茨城や千葉、栃木と違い不意な迷子犬は少なく、明かな飼育放棄が多いだ。

また老犬の介護が面倒で有料引取も多いとのこと。病気や老いによる最期苦しむ姿を見るのは辛いが、責任をまっとうしなければならない。

といいつつ、川崎市は茨城、千葉と比べ年間の犬の殺処分数は、1つの市でもあり、今年度は38匹と少ない(猫はここでも900匹と多い)。それは NPOなどとは別に、川崎動物愛護ボランティアという市の制度もあり、市で保管している犬猫を一時預かりをし、その間に積極的に里親募集を行うのだ。普通の行政では、法律で理由がなければ保管期間が3-7日しかなく、それをすぎれば殺処分しなければならない。

もちろん他の自治体の保健所も動物愛護団体と協力をし、同じ事をするが、川崎は市の認定されたボランティアであるため協力依頼がしやすいのだ。さらに動物愛護団体がそれを補完している。

この問題ではどうしても行政だけでは、解決できない。
様々な市民の支援が少しでも現状を改善に向かわせている。

何よりペットを飼う責任の意識レベルを向上させなければ、いつまでもこの問題は解決しない。

この意識レベルの低い飼い主を生む原因として、ペットショップという商業目的で動物を飼わすからだ。ペットショップからしてみれば動物を飼うことにより発生する重大な責任というのは、どうしても商売の邪魔になる。

もちろんそんな責任説明や意識向上をしているペットショップも多いんだろうけど、少なくともインターネットの楽天市場で犬を買えるってどうなんだろう?

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