わたしの詩、詞コミュの無題

ばいばいと呟いたあの笑顔
伸ばした手を閉ざした瞬間

平穏な日々刺激のない楽園
何かを探して飛び出した
変わりゆくvision 変わらないheart
契りの契約ふわり舞い降りた

｢望むものを君にあげるよ｣
笑顔のその先にある知らない真実
受けとり握った銀色の剣(ﾂﾙｷﾞ)
目を覚ませば廃墟の故郷

はいつくばる人見慣れた景色は
跡形もなく消え去った
真ん中にたつボロボロな自分
剣の先にある赤く染まる眼

自然に動き踊る剣捌き
心の拒絶身体の矛盾
それでもなお踊りつづける
大切な中かを見失っても

変わりゆく大地最後に見たのは
終わらない夢の幻想
胸に潜めた決意の烙印
涙を流したのはいつだろう？

なくしたい過去消えなくて
振り払うように戦い続ける
支えのない身体羽もなくし
温かさだけ求め続けた

太陽の笑顔か細い身体
舞う踊り凛と美しく
優しい貴方は今の私と
どんな風に話すだろうか

忘却の輪廻の中ただ一人
踊りつづける純白の女
真珠を落とし紅真珠
見た結末は何もない世界

さぁ狂いましょう
踊りましょう
もうなにもないのだから

叫びましょう
殺しましょう
銀の鎌を振りかざす

一人また一人死と向き合う
最後に愛した男でさえも
狂い狂って薙ぎ倒す

最後に残るのは……？

頂点の一角赤い絨毯
人はおらず骨と化す
最後に残る漆黒の悪魔
笑い叫び命を削ぎ落とす

ねぇ、貴方はどこ？
私はここだよ？