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科学者カフェコミュの日本人の仕事

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私たち日本人には、人類の歴史を背負い、文明をバージョンアップさせる仕事があります。

細かいエゴに入り込んで、主導権争いをしている場合じゃありません。
今すぐに、未来人のグローバルスタンダードを身につけて、未来人の
競争ルールに則って行動を始めるべきなのです。

国と国の争いが絶えない、既得権益と市民の連帯との争いが絶えない、
個人の抱く不信・不安・不平・不満・恐怖が絶えない、個人と個人の摩擦・衝突、
自己否定・他人否定・相対比較、人間関係の問題が絶えない、鬱・自殺・通り魔が絶えない、
混迷を極めるこの時代を生み出す根本には、西洋発の科学的認識方式があります。
多様な問題は、科学的認識方式が解決できる多様性の容量を超えてしまい、
整理が追いつかないことによって生じているといってよいでしょう。

私たち日本人には、西洋発の科学的認識方式を卒業させるミッションがあるのです。

かつて、宗教と結託した政治権力が、遠征などを通して弱体化したことをきっかけにして、
ルネッサンスの時代が花開きました。権力によって思考方式が一つの宗教に制約されていた
暗黒時代から解放され、古典文化に新たな解釈を吹き込む、知識の大爆発が起こったのです。

古代・中世の「人知を超えた神」を中心に据えた認識方式によって多様な文化・文芸・思想・哲学・
宗教が花開いた第1の知識の大爆発は、やがてその多様性の容量の限界を迎えることとなります。
「人知を超えた神の創造意志に沿って生きることこそ人間の存在意義である」とする生き方は、
人間に生きる意味とその指針を与えましたが、多様な神が乱立してしまい、また同じ神であっても、
宗派によって多様な解釈が乱立してしまい、収拾がつかなくなってしまったのです。

加えて、妄想的解釈では説明できない事実が次々と明らかになっていきました。当時、
支配権力がその権力を強固なものにするために、妄想的解釈を生み出し、民衆の思考
方式を固定していました。政治権力が自分自身を神格化し正統性を持たせるため「王が
生まれるから星が生まれ、王が死ぬと同時に星が死ぬ」などといった解釈を生み出しました。
また、宗教権力が宇宙論を提示し、人間の生きる意味・価値を提供するため「遥か水平線の
先は断崖絶壁の瀧となっており、大地を神と亀が支えている」「地球を中心として全ての
天体が動いている」などといった解釈を生み出しました。

ところが、マゼラン艦隊が地球を一周し、ガリレオ・ガリレイが天に望遠鏡を向けると、
もはや妄想的解釈・宗教的認識方式で世界を説明しきれなくなっていったのです。地球が
球体であり、地球が動くことによって星が動いているように見えると説明したほうが、
よっぽどうまく説明できることが分かってきたのです。

人類は、人間5感覚脳で再現可能な実験事実から法則性を抽出し、積み上げることで、
モノの変化・運動・移動を予測・支配・創造できることを知り、モノの可能性を無限に引き出す
ことを通して、人間の生活をより便利に、より豊かにする多様な商品を開発開拓するように
なりました。数学・物理学を中心に据えた科学的認識方式によって、第2の知識の大爆発が
起きるようになっていったのです。

科学的認識方式によって、主観的な解釈が乱立し、異なる解釈の間で疎通・共有共感が
難しかった宗教的認識方式のカオス状態を卒業し、モノの変化・運動・移動の再現性を
通して共有共感できる、普遍性を獲得することに成功しました。ところが、モノが存在して
いるように錯覚させている人間5感覚脳の認識メカニズムに対する追求がないままに、
「モノが初めから存在している」ことを全く疑わずに前提条件としてしまったがために、
どこまでいっても人間が5感覚脳の認識の結果態から自由になることができない、
認識方式の根本に不自由の種を抱え込んでいました。

ニュートン・デカルトが確立した、XYZ座標軸によって世界を認識する認識方式に
よって、自然界の多様な現象を、人間の認識の中に入れて解析し、法則性を抽出し、
モノの変化・運動・移動を予測・支配・創造できる道が切り開かれました。

ところが、XYZ座標軸を中心に据えた科学的認識方式では、人間の心を観察することが
できず、人間の心とつながらない、人間を疎外する観念的論理から卒業ができないのです。
だから、アダムスミスは経済学によって人間の幸せを現実化することを諦め、欲求が満た
されない人間が、いつまでもどこまでも終わりなき「To live better」の生き方を追求する
競争ルールを定義してしまいました。

モノが不足していた時代には、人間の可能性を無限に引き出し、多様な商品・企業・
生き方・感動・幸せが開発・開拓されていきましたが、モノがあふれ、消費に疲れたあとも、
終わりなき欲求の扇動、成就動機の開発、お金の自己目的化が進められ、節度を越えて、
お金中心・機械中心で、人間が奴隷のように働き、動物のように消費に走る生き方がとめどなく
あふれるようになってしまったのです。

西洋発の科学的認識方式を卒業させることが、どれほど難しいチャレンジなのでしょうか。
アインシュタインでさえも、XYZ座標軸を前提条件として、時間1次元・空間3次元を時空間
4次元に相対化して、空間の歪みによって重力を説明しようとする宇宙論にとどまりました。
アインシュタインに続く科学者の誰もが、いまだXYZ座標軸の呪縛から自由になることは
ないのです。最終理論に近いとされるM理論でさえも、XYZ座標軸の認識方式を拡張した
認識方式で、11次元と数式を使って表現するのにとどまっています。

11次元と数式の宇宙論が、どのように、私たちの幸せにつながってくるのでしょうか。
どのように、今ここの感動につながってくるのでしょうか。私たちの生き方を、どのように
バージョンアップさせてくれるものなのでしょうか。XYZ座標軸の呪縛から自由にならない
限り、人間の心とつながらないし、人間疎外の観念的論理の次元から卒業できないのです。

なぜ、日本人には、西洋発の科学的認識方式を卒業させるミッションがあるのでしょうか。

日本人は、東洋人でありながら、西洋の科学技術を受け入れ、経済・経営を受け入れ、
西洋以上の、科学技術・モノづくり世界一の文明を築き上げることに成功しました。日本人は、
西洋人の作ったモノ商品を分解し、観察し、製造技術のコアな部分を教えてもらえなかった
としても、オリジナル以上の技術を開発し、オリジナル以上の商品を作り出しました。
日本人には、世界一繊細な心があったから、それができたのです。

アインシュタインでさえも超えられなかった、XYZ座標軸を前提条件とした認識方式、
その後に続くどの科学者さえも越えられなかった、その呪縛を超えることができるのは、
世界一繊細な心を持った日本人しかいないのです。

そして西洋発の科学的認識方式を卒業させることができる
道具「観術」が開発されているから、それが可能なのです。

日本には、西洋の真似でもない、東洋の焼き直しでもない、
全くのオリジナルを築き上げる素地と能力があります。日本には、
明治維新以降、西洋の科学技術・民主主義・資本主義を受け入れ、
オリジナル以上の文明を築き、欧米諸国と対等に渡り合ってきた伝統が
あります。ところが、敗戦以降、それまでの日本の良さが否定され、欧米諸国、
特にアメリカに追従する思考方式が深く広く浸透しているのです。

日本人が、日本社会で、ヒーローをヒーローとして認める絶対的な
評価軸を持っていないことが、屈辱的なことだと思いませんか?

なぜ、日本社会で、ヒーローをヒーローとして認めるために、
その価値判断基準として、ノーベル賞などの海外の権威ある
勲章、海外のコミュニティにおける評価などの、相対的な
評価軸に頼らなければならないのでしょうか。

日本には、西洋の良さと、東洋の良さを統合した、
オリジナルの絶対的な評価軸が生まれるべきなのです。
それこそが、西洋発の科学的認識方式を卒業させ、
第3の知識の大爆発を引き起こす主体となるのです。

だから、私たち日本人には仕事があるのです。

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