技術者カフェコミュの「技術者カフェ」誕生の背景2

私は、2009年4月末を以って、以前勤めていた会社を辞め、
安定した定期収入を捨て、新しい生き方を実践する道に踏み出しました。

2009年4月末といえば、勤めていた派遣元の会社が、次々と派遣先に派遣契約を切られ、
それまで通りの雇用契約及び給与支払いが維持できないことが明らかになり、希望退職を募り、
能力のある幹部社員は次々と転職していく、そのくらい、経験の浅い平社員にとっては、
失敗したときに戻る道がない、リスクの高い時期に決断したチャレンジだったのだと思います。

それでも、あえて飛び込む道を選択した背景には、モノづくりの製造現場で、
機械優先、利益優先で、人間らしい働き方を否定され、人間関係に苦しみ、
うつ状態になりながらも、生きるために働かざるを得ない人たちの顔があったからです。
また、夢を持ち、夢を現実化させるフィールドとしてモノづくりの会社を選び、不遇の扱いに
不平不満を抱きながらも、いずれは自分自身の夢を現実化させることができると信じて、
一生懸命働いている、多くの仲間の顔があったからです。

独立し、いろいろな人と出合う中で、異業種交流会などの場で、夢を持って会社を辞め、
独立して生きる道を選択した人たちを多く見てきました。そして、彼らの多くは、
ネットワークビジネスに、自らの夢を現実化させる可能性を賭けていたのです。

彼らは、元々、モノづくりの会社に勤め、夢を持っていました。ところが、
夢を現実化させるためには、多くのお金が必要になります。だから、
まずお金を得なければならない。会社に支配されることなしに、
莫大なお金を得られる可能性があるのが、ネットワークビジネスだったのです。

彼らの中には、ネットワークビジネスを通して販売する商品に、何の思いも、何の愛情も
ないままに、ただお金を得る手段として、ネットワークビジネスを営む人も多くいました。
自分自身の深くに握り締めた、壮大な夢を現実化させるために、自分とは何の関係もない、
思いも愛情もない商品の販売に走る人生を送っていて、果たして人に愛される
人間性が開発されるでしょうか。果たして、彼らの夢を現実化することができる、
人の協力が得られる人間性が開発されるのでしょうか。

私は、彼らの姿を見て、彼らの夢を、100%完璧に現実化することができる
「観術」というFinal Answerを持ちながら、彼らを適切に導いていくことができる、
分かりやすい見せ方ができていないことに、骨髄をかきむしられるかのような
悔しさ、無念さ、やるせなさを感じました。

だから、私は「技術者カフェ」をやることにしたのです。

私たちが案内できる「観術」は、今までの「宗教」のパラダイムでも、
「学術=科学技術・経済学」のどちらのパラダイムでも、計ることのできない、
今までの人類の誰もやったことのない道を通して、人間の可能性を無限に開花させる
競争のルールを現実化させ、夢をカタチにする人の協力、信頼の人脈形成を現実化させ、
全く新しい観点から科学技術及び人間のニーズを進化させ、新しい経済大陸を切り開いていく
技術だから、多様な誤解を生みやすい実践活動でもあるのです。

だから、まずつながっていきたい。
人間と人間が顔を突き合わせて、本音を語り合うことで、
安心感を創っていきたい。

「技術者カフェ」を企画した背景にはその想いがありました。