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技術者カフェコミュの「技術者カフェ」誕生の背景1

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大人はいつから
夢を語らなくなったのだろうか?


これは、私が以前勤めていた会社の会社案内に掲げられていた言葉です。

この時代を生きる青年は、
夢を無限に膨らませることが許された世代と言ってよいでしょう。

生まれた瞬間から衣食住に困らない生活が目の前にあり、
機械の力・科学技術の力によって、豊かさが現実化された社会が
目の前にありました。私たちは、人間の知性がもたらした果実を味わい、
その土台の上に、更なる夢を描ける時代に生まれたのです。


私たちは、なぜ、夢を語らなくなってしまったのでしょうか。


時代は、私たちにあり方の変化を求めています。

物質を開発開拓する科学技術文明が臨界点に到達しているにもかかわらず、
私たちは今までの古いやり方に固執し続けることを止めませんでした。

だから、いままでの古い競争のルールで勝利した人たちは、更なる高みに向かう夢に、
誰もついてこないことに悩み、いままでの古い競争のルールで敗北した人たちは、
閉塞感が漂い、希望が見えず、ひそかに描いた夢があったとしても、
現実化があまりにも遠い道のりに見えるので、語ることさえ恥ずかしくて、
ただ必死に生きるだけの生き方が続いているのです。

私が、技術者カフェを誕生させた背景には、このような時代の流れがあります。

リーマンショック以降、私たちが夢を描くことを可能にした、衣食住に困らない生活の
基盤さえも揺らぐようになりました。機械の力・科学技術の力によって現実化してきた
豊かさは、あくまでモノをつくり続けることによって現実化してきた豊かさだったのです。
すなわち、モノが売れなくなったら、もはやその豊かさを保つことが出来ない、
脆弱な豊かさだったのです。

モノが限りなく豊かになり、これ以上モノがいらなくなったあとにも、それでも元気よく
消費してくれた市場がアメリカでした。アメリカは、金融商品を開発し、バブル経済に
載って豊かさの幻想を謳歌しました。それがバブルだった気づいたとき、
幻想だったと気づいたとき、一気にしぼんで崩壊したのです。

世界経済がつぶれていく中で、日本は一時粘り強さを見せ、
日本にはモノづくりがあるから大丈夫だ、という能天気な風潮も流れました。
しかし、モノづくりによって人間の可能性を開花させる競争ルールが限界を
迎えていることは、逆らうことの出来ない課題であり、日本以外の世界各国より、
日本が少しだけ長くお茶を濁すことができる、程度の違いでしかないのです。

私は、モノづくりによって延命していた日本の産業構造が、アメリカの金融経済の
崩壊によって、崩壊していく姿を、モノづくりの企業の中で、モノづくりの製造現場の
すぐそばで働きながら、肌で感じながら過ごしました。私の勤務していた製造現場は、
たまたま影響が出るスピードが遅かったけれど、私に勤務していた会社の他の製造現場では、
一時帰休や、希望退職を募ったり、給与カット、管理者報酬カットの話が、日を追うごとに
深刻さを増していくのを、間近で聞き知り経験しました。

だから、まずつながっていきたい。人間と人間が顔を突き合わせて、
本音を語り合うことで、安心感を創っていきたい。

「技術者カフェ」を企画した背景にはその想いがありました。


続き『「技術者カフェ」誕生の背景2』を読む
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=58921264&comm_id=5396034

 

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