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ボウルビィコミュの第1章 「母親と父親の役割:その類似性と差異」 要約

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母子関係の研究は多い。


ここではストレンジ場面法(※)によるエインスワースの研究で観察された、

父子関係に関する知見について述べる。


60人の乳児を、まず一方の親との、6か月後に他方の親との組み合わせで観察。

明らかになったことの1つは、その子の母と父に対するアタッチメントパターンは

非常に似通っていたということ。


しかし、知見の2つ目として、一方の親への反応ともう1人への反応の間に

何らの相関もないことが挙げられる。

母親とは安定した関係でも、父親とはそうでないこともあり、逆もある。


そして、両親に安定した関係をもつ子はもっとも自信にあふれ、

両親どちらにも安定した関係をもっていない子は不安定で、

どちらかのみに安定した関係をもっている子は、その中間であった。


母親が子をどう扱うかで、母と子のアタッチメントパターンの発達の仕方が決まるが、

それは父親と発達させていくパターンにも当てはまるといえる。


この観察結果は、他の研究とあわせて考えると、以下のことを示唆している。

「子どものアタッチメントの対象となることで、

 父親は、母親とほぼ同様の役割をもつことができる」

が、たぶんすべての文化において、子どもの遊び仲間としてなど、

父親は母親と異なる役割を担うことが多い。




※ストレンジ場面法

 エインスワース考案。

 まず親のいるところで、次に親が去った時に、最後に親が再び戻ってきた時に

 子どもがどう反応するかを観察する。

 親が戻ってきた時の反応は、

 安定したアタッチメントを示すか、 不安定なアタッチメントしか示さないか、

 大きく2つのパターンに分類される。

コメント(1)

母親が不安定でも、父が子の安定した愛着形成に貢献できる、

と科学的に実証された、というところに注目しました。個人的には。



こういう研究が扱うのは身近な事例であるだけに、

体験的に知ってることを堅い言葉で言い直しただけ、

と否定的に見てしまう向きもあるようですが、


面白くありませんか? こういうの。

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