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ジングルズコミュの英語関係書籍から

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 英語関係の本・雑誌等から、英語の発音に言及している部分に関して、皆さんで情報を共有するトピックです。
 

コメント(7)

 『たかが英語、されと英語 日本人の「メタボ症候群」の処方箋』(星野三喜夫著 ?パレード)という本をナナメ読みしました。この本は5章から成っています。
第1章 学校では教えてくれない英語表現
第2章 「知っ得」英語のうんちく
第3章 旅行・出張・ビジネスの英語
第4章 英文法を制するものが英語を制す
第5章 「目からウロコ」の英語学習のヒント

 第5章がメインです。その中に“nativeなみの発音は必要ですか?”という項目があります。ここに筆者の発音に対する考え方が集約されています。

 しかし、帰国子女や普段から英米人に接している日本人ならともかく、一般の日本人学習者が(ありあまるお金と時間がある人は別にして)そのこと(nativeなみの発音の習得)自体を目標にするのはどうかと思います。英語を学ぶ目的がコミュニケーションであることを考えれば、そのようなことを目指すよりも、「相手の言うことが理解でき、自分の言わんとしていることをきちんと伝えられること」を日本人英語学習者の第一の目標として据えるべきだと思います。
<同書270-271頁>

 「(ありあまるお金と時間がある人は別にして)」というのは確かにそうです(ジングルズの授業料は高い!)。良い発音の習得は目標であるとともに、英語学習のための効率的な手段でもあるのですが、筆者はその観点を持ち合わせていないようです。
 この本を買ってしまったのは、この章のもう一つの項目にとても興味をもったからでした。“日本人の英語はnativeにどう聞こえる?”というのがそれです。

 筆者が米国滞在中に現地の美黒人同僚(複数)に「本当のところ」を聞いたことがあります。もちろん、同じ「日本語なまり英語」でも人によって「なまり」の程度に差はあるでしょう。くだんの米国人同僚達の反応は筆者を大変勇気づける(encouraging)なものでした。彼らの返答を総合すると大要次の通りです。すなわち、日本人の話す英語は「基本的に文法がしっかりしている」、「チャーミング」、「安心して聞いていられる」、とのことで、筆者はすっかり気を良くしました。彼らからすると、「日本語なまり」の英語よりも「中国語なまり」「インドなまり」の英語の方が難解で聞き取りにくいとの由です。
<同書272-273頁>

 私は筆者と同じ疑問を持っていたのですが、今までnativeにそのような質問をしたことがありませんでした。今後はnativeに同じ質問をぶつけて見て、どのような回答を得られるかデータを蓄積してみようと思います。

 この本の筆者は、銀行出身のビジネスマンで現在、新潟経済産業大とその大学院で教えています。そのような経歴からでしょうか、自らの経験で英語学習法を展開してしまっています。そういう意味で目新しい内容がある本ではありません。勿論、もっともなことも書かれています。日本の英語本業界は、教育界側のメソッドが通用していないという批判から、自分の経験だけが頼りの、いわば素人がしゃしゃり出てきて、グチャグチャになっているという感じです。何とかして欲しいものです。兎に角数打てば当たる方式は止めて欲しいです(日本は殆どの業界がこれです)。と、最後は愚痴になってしまいました。
typoです
美黒人⇒米国人
大変失礼しました。
かねてから読みたいと思っていた
『40ヶ国語習得法 私はこうしてマスターした』(新名美次著 講談社ブルーバックス)
を読了しました。
著書が医師で、しかも理科系新書シリーズのブルーバックスから出ているので“科学的”な勉強法が紹介されているのかと期待したのですが、ハズレでした。
この本の基本的コンセプトは、英語を基本にして多言語をマスターするにはどうしたらよいか、です。よく読むと筆者が主張している言語学習において重要なことは、次の4点に集約されます。

?集中すること?暗記すること(=覚えること)?繰り返すこと?楽しむこと

なーんだって感じです。結局、効果的な記憶法を言ってるだけじゃないか。発音に関しては次の通りです。

?ネイティブスピーカーの発音を正確に聞き取り、正確にまねる
?鏡の前に立ち、口を正しく開け、何度も何度も繰り返すこと
?大きな声で手ふり身ぶりを加え発音する
?ネイティブスピーカーを求めてはいけない

目新しいメソッドへの言及はないです。英語が属するインドヨーロッパ語族の話が出て来ますが、英語史を少し齧れば知っている内容で大したことないです。多言語習得の動機付けくらいにはなりますが、それ以上ではありません。残念!

因みにワタクシ、最近フランス語の勉強を恥めました(始めました)。
『言葉にこだわるイギリス社会』(ジョン・ハニー著 高橋作太郎・野村恵造訳 岩波書店)
原題『DOES ACCENT MATTER? The Pygmalion Factor』
を図書館で借りて読みました。2003年に翻訳された本なので少し古いですが、タブーに挑戦した話題の書であったようです。生まれ育った言葉の違いで人生が大きく左右されてしまうイギリス社会の実態を描き出しています。イギリスのアクセントに興味があればとても面白い本です。生来のアクセントによって人生が左右されるということは、日本、アメリカ、オーストラリア等では考えられいことです。よく言われているように、イギリスはあんなに小さい国なのに、アクセントのバラエティが非常に富んでいます。その豊富さは公的な場面においては許容されておらず、実質的に様々な差別があることを赤裸々にした本です。その上で、標準アクセント(RP)について持論を展開しています。

標準語と非標準語についての議論は次の三つに分けられるそうです
(1)人は持って生まれた非標準語を捨てて標準語につくべきである
(2)非標準語を保持しつつ、標準語を学ぶべきである
(3)非標準語を使いつづけるべきであり、標準語を学ぶ必要はない
筆者は(2)を主張していますが、実際は(1)に近いようです。この書の解説にそうあります。

この議論の中に驚くべき事実があります。イギリス人であっても(特に地方で生まれ育った人は)標準語は学ばないと習得できないのです!ここにイギリス英語の秘密と英語の秘密が隠されているのではないかと思うのです。日本人の場合、日本語の標準語は学ばなくても大抵話せるようになります(勿論、方言にこだわる人もいますが)。イギリス人の場合、自分のアクセントを矯正する場合、“学は”なければならいのです。TV等で幼少時から標準英語に日常的に接しているにも拘わらず、です。

英語という言語は“標準”を設定した場合、話者はそれに近づくために“矯正”が必要になる言語なのだ、と言えるかもしれません。それが“英語の秘密”かもしれない(他のヨーロッパ言語はどうなのだろうか)。そんなことを考えていると、英語の“標準”を確立し、それに至る道を教授する方法を開発したMr.Walkerは凄い人だと思います。

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