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ジングルズコミュの英語音声学の授業から

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私は現在病気で働けないので、大学生をしています(英語でa mature studentと言います)。九段下にあるN大学の通信教育部に通ってまして、昼間の授業もとれるのでいくつかの講義を受講してました。その内の一つが『英語音声学』でした。レベルの高い授業ではありませんでしたけど、学ぶ事の多い、実り豊かな授業でした。

この授業では前期(7月)と後期(12月)の筆記の期末試験の前の週の授業で“発音テスト”がありました。1人づつ教室の前に出て、60名程の全受講生と先生に向かって、予め配布されいる課題を大きな声で発音するのです。

最も興味深かったのは、60名程の人たちの発音を聴くことが出来たことでした。通信教育部なので、老若男女が入り交じっていて、様々な発音の英語を聴けました。全般的な印象を言うと、

?皆さん発音うまくないです(率直に言うとひどかったです(失礼!))
?概して女性の方が男性より上手いです
?私が本当に上手いなと感じたのは一人だけ(女性で留学経験あり)
?単語レベルではなかなか上手い人がいましたが、文章をnormal speedできちんと読めた人は?の方だけ

テスト内容を一部抜粋してみます

Words contrast:
1.tap-tab
4.pleasure-pledger
6.singer-finger
7.year-ear

Sentence pronunciation:
1.It is better to take a subway to get to the suburbs.
----------------------------------------------------------------

Words contrastの6.と7.はそれぞれ、JINGLE KとJINGLE Pでさんざん練習する発音です。4.の/ʒ/と/dʒ/の違いは私がジングルズをやっていた頃はよく認識できていませんでしたが、この授業のお陰でその違いが良くわかるようになりました。

Sentenceの方は、母音の弱化やlinkingがきちんとできている人が殆どいませんでした。ジングルズ方式の特徴の一つは、schwaを徹底的に教えてくれることですが、音声学の授業では知識程度で、実際の発音への落とし込みは全くできていませんでした。toの/tə/、take aの/teikə/、theの/ðə/の弱化が出来ている人、殆どいませんでした。

色んな発音を聴いていて、その人が発音を間違えた場所や、その人悪い癖などがかなり手を取るように分かりました。やたら口や舌に力が入っている人や、呼吸が浅く喉から上しか使えていない人が多かったですね。故意に外国語っぽくしようとして変な音になってしまっている人も多かったです。

『英語音声学』では、口の開きや舌の位置、音を出す場所などを詳しく学べます。こういったことはジングルズでは体系的に教えてくれませんのでとても役に立ちます。特に、日本語との違いや他の言語を学ぶときにも有用でしょう。

一方で、ジングルズでは腹式呼吸や英語で使う筋肉の強化法を教えてくれます。また、口の開く幅を教えてくれるのがジングルズの凄いところだと思います。英語音声学では奥歯の開く幅は何ミリと明確に教えてくれないので、なんとなくこんな感じで発音するのだろうという感覚はつかめたとしても、明確なルールがないので、例えば、同じ母音を常に一定の音で発音することはかなりの困難を伴うと思います。それを思うと、ジングルズでschwaは奥歯1mmと徹底させる方法は今でも革命的な方法だなあと感嘆してしまいます。他の母音の場合についても同様です。

私はこの授業をずっとジングルズの立場から受けてました。ジングルズ方式の素晴らしさを再認識するとともに、ジングルズでは得られなかった知識を得られましたし、ジングルズでは曖昧なままであったことが明確になりました。ジングルズを補完するものとして英語音声学は必要であるとも痛感しました。ジングルズは言語学の専門的な知識なしで訓練できる方式として確立されているので、敢えて専門知識を捨象してしまっているところがあります。またアメリカ人であるMr.Walkerにより考案されたメソッドなので、彼には分からない、日本人が英語の発音を学ぶ時に感じる感覚とのズレが多少はあるでしょう。そういったズレの部分を音声学が埋めてくれたと感じています。

コメント(4)

音声学といえば発音の得意な人ばかりが集まるものと
思っていましたから、大学時代は敬遠して授業は取りませんでした。
今思えばやっておけばよかったと思うことしきりです。

概して女性の方が上手いとのことですが、HIRATA Mさんは唯一
発音が上手い男性として、クラスの人から羨ましがられたり
しませんかウインク

残念ながら羨ましがられるということはなかったですねぇ。
先生からは“お手本のような発音”と言われました。

私の隣に座っていた若い女性が外国暮らしが長い帰国子女で、ほぼ完全ネイティヴの素晴らしい発音をしていたのですが(本当はこの方が一番うまかったのです)、自分の発音に音声学の理論が合致しなくて納得がいかないようでした。こういうこともあるんですね。この女性は体調を崩されて後期から休学してしまいました。
私がトピックで一番上手かったと書いた女性はまた別の方です。

女性の声は“つや”があるので綺麗に聞こえますね。Native speakerでも女性の発音の方がclearで聞き取りすいという傾向がありますよね。

お手本のような発音ですか!
それは・・最高の褒め言葉じゃないですか。
さすがです。

あの、音声学のいいHPなどご存じありませんか?
ジングルズを補完するために
今からでも少し勉強してみようかなと思って。
HPは思い当たるところがありません。mixiの音声学関係のコミュに入ってお聞きになってみたらどうでしょうか?(いいところを見つけたら教えて下さい!)

英語の音声学だけに絞るのであれば、CD付きの薄い教科書を一冊買って勉強すれば十分かなと思います。口を縦に割ったような母音の図と、調音場所と調音方法で分類されている子音の表を理解して覚えてしまうことが大切です。

この分野では竹林先生の本が定評あるようです。

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