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ゼロからはじめる マネー講座コミュの【まめ知識:2】資産と負債

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◇【まめ知識:2】資産と負債


初心者向け(5)の方で出て来た、
資産と負債の話のフォローをここで少し。


[おさらい]

【「資産」と「負債」の違いとは?】※金持ち父さんによる定義

◇資産はお金をポケットに入れてくれる。
◇負債はお金をポケットから取って行く。


【質問】

「マイホームは資産か?負債か?」という質問を、
 融資担当の銀行マンにしたら
「マイホームは資産ですよ」と彼は言う。

 でも、これはあながち間違ってはいない…というか当然の反応だ。
 それはなぜだと思います?
(自分で考えて、よかったらコメントで返してくださいね〜)


***


普通に考えれば、マイホームは
「支払いという形で、お金をポケットから取って行く」んだから
負債ですよね。


じゃあ、融資担当の銀行マンが言う「マイホームは資産ですよ」
という言葉が間違ってはいない…ってのはおかしいじゃない?


なぜ「間違ってない」というのかは、
「主体が誰か」を考えればわかります。




つまり、「銀行にとっては資産」なんですよ。




あなたはマイホーム購入で借りた、お金の元本と利息を分割で払います。
そのお金は当然銀行に行きますよね。
銀行は貸したお金につく利息が利益になります。
…ということは、


マイホーム(の購入資金=貸付金)は
(銀行にとって)お金をポケットに入れてくれる資産
ということになります。




このように資産と負債は実は表裏一体、
別の言い方をすれば「二つで一組」なのです。

そして「誰にとっての資産(または負債)か」という
「主観的判断」が常に要求されるわけです。


***


さて、「金持ち父さんによる定義」で「主観的に判断する」ところまで来ると、
もうひとつの疑問が起こってきます。


「資産だったもの(または資産だと思ってたもの)は、
 負債になることもあるんじゃないか?」


この答えは「イエス」です。
何らかの要因で収支バランスが悪化すると、資産が負債になることもあります。


例えば、アパート経営。
家賃収入から、借入金や税金その他のコストを支払い、
それがプラスなら問題ありません。

つまり、
家賃収入(収入)>借入金や税金その他のコスト(支出)=資産
です。


しかし、それが変化すると資産は負債に変わります。

家賃収入(収入)<借入金や税金その他のコスト(支出)=負債
です。


これは大雑把に2つのことが原因です。

◇収入が減る →入居者が減る(空室率が上がる)。
◇支出が増える→借り入れ金利の上昇、増税、維持費の値上げなど。


つまり、資産と負債の境目は「絶対」ではなく「程度問題」だという事です。

投資の種類にもよりますが、
「買って終わり」ではなく、
「買って維持する必要がある」こともあるわけです。


***


あと、余談ですが、資産と負債には「義務と権利」があり、
それも同じく表裏一体なので、用語も対になっています。


資産の所有者には「資産からの収入を得る権利」があり、
負債の所有者には「負債への支払い義務」があります。


この資産が利息(金利)を設定された資金だった場合、
「融資(ゆうし)」になります。
(別名、借金(しゃっきん)。ローン、キャッシングともいう)

貸し手側(資産の所有者)から見ると「債権(返済を受ける権利)」、
借り手側(負債の所有者)から見ると「債務(返済する義務)」となります。
(貸し手側を債権者、借り手側を債務者という)


***


さて、この「資産」と「負債」を把握するのが投資の第一歩となるわけですが、
経営の分野では、これを把握するために定型的な書類を作るのが一般的です。

これを「貸借対照表」といいます。
(たいしゃくたいしょうひょう:Balance Sheet=BSと略される)


これは通常、会社の経済状況を把握する資料で、
お金を通してさまざまな状況・問題点などが浮き彫りになるので、
貸借対照表(バランスシート)は経営の基礎になってます。

この貸借対照表、「自分の人生を経営する」上で非常に有益なので、
初心者の皆さんには、これの読み書きを勉強し、身につけることで、
(投資を含めた)自分の経済的状況を把握する事をおススメします。
(詳しくはまた、おいおい説明します)


では、今日はこの辺で。

コメント(7)

>>つまり、「銀行にとっては資産」なんですよ。

な… ん だ と…!?

これは盲点!
というか詐欺のようですね。
たしかに銀行にとっては資産かも…
何十年も金利を払ってくれますからね…。
でも、これを考えると腹がたちますなぁ。

悪くすると、不動屋と銀行をもうけさせて、
自分は負債できゅうきゅうとする可能性があるってことですよね。
そういえば、新築のマンションなんて
不動産屋の利ザヤが1000万円って話だもの。


>>つまり、資産と負債の境目は「絶対」ではなく「程度問題」だという事です。

うーん。
マイホームを資産にするか、負債にするかは自分次第ってことですね。

でも、自分で安く不動産仕入れて、高く売る技術があるならともかく、
普通に買ったマイホームを「資産」にするのは
素人にはなかなか難しそうですね。

>>これを「貸借対照表」といいます。

おっ!
ちょうど、簿記三級の勉強してたので、それはよく知ってます。
よかった!勉強してて…。

資格のための勉強でしたが、
資産と負債の定義や、建物の価値が毎年減っていく「減価償却」の
考え方がわかったのは、とてもプラスになりました。

自分の今と将来の貸借対照表もイメージしておいたほうがいいですね。
負債が少なくて資産だらけ!というのが理想ですけどね〜。


>>(詳しくはまた、おいおい説明します)

ええ、楽しみにしてます。
今日もありがとうございました。
>管理人さん


>でも、これを考えると腹がたちますなぁ。

無知につけ込まれてると思うとね。
セールスマンの言葉は、何でも話半分に聞く癖を身につけるといいですね。

セールスマンに「資産だ」って言われて、
「自分の資産」だと思い込むようだといけませんね。

資産であるかのような理由をいろいろ思いついては、
自分で買う理由を理論武装すると、買いたくてしょうがなくなっちゃう。

「でも、私のポケットからお金取ってくんだから負債よね…」と思えれば
 正気に戻れるんですよ。今まさにセールスされてる現場だったとしてもね。


まぁ、マイホームを投資だなんて勘違いせず、
負債だと割り切って考える分には、
冷静に品定めをすればいいだけなんですよ。

負債なのを承知でマイホームが欲しいんなら、
別に品が良くて安ければそれでいい。
むしろ不動産の品定めのポイントとかを調べたり、
相場を調べたりするのが大事ですよね。

大根を「いずれ高値がつくから、どうせならいいの買っとかない?」
って言われても、ふふ〜んって言って余裕がなければ無視していい。
実際に高値がついたらちょっと悔しいけど、
欲しいものはキチンと手に入れたんだから
それはそれ、これはこれ…でいいと思います。

まぁ、いずれ高値が…ってのをみんなが信じて、
実際バブルの引き金になって値が上がる事もあるんで、
将来は誰にもわからないけど。
(土地やチューリップのバブルもそんなだったらしい)

狙って取れるほど甘くない…くらいに思っておいた方が無難。

ただ、「家は資産にもなるから」っていう言葉に乗せられて、
内容のグレードを上げたり、高いのに変えちゃったりするのはどうかなぁ…
って感じでしょうか。

マイホームネタは説明しやすいので、
また別のキーワードを紹介する時に取り上げますね。


>不動産屋の利ザヤが1000万円って話だもの。

新築アパート経営の場合は、建設業者に貢いだ形に。

彼らはアパート経営の正否に関係なく、建てただけで儲かるわけで。
そうはいいつつ、ケンカ別れしたところでこちらにメリットないので、
今も止むなくつき合ってますけどね。
バカ高い授業料を、ずいぶん払ってるんです(泣)


>マイホームを資産にするか、負債にするかは自分次第ってことですね。

というより、マイホームを資産だと勘違いするのはもうよそう…
ってことですかね。
資産と負債の定義はこんなに簡単なんだから、
業者の言いなりでなく、少しは自分で考えようよ…という。
「お客さんであるコストは高い」ってのを忘れないようにしようよ…という。

ロバートさんの場合、ほぼ不動産屋さんだからその技術があったんでしょうけど、
ぼくら素人は下手に首突っ込むと火傷しますね。
本気でその方面の業者になるんなら別だけど。


>ちょうど、簿記三級の勉強してたので、それはよく知ってます。

OK。その辺、話が早くていいですね。
まぁ、それでも本文は、
知らない人向けを想定して書く事に変わりはないんですが。


>資産と負債の定義や、建物の価値が毎年減っていく「減価償却」の
>考え方がわかったのは、とてもプラスになりました。

減価償却についてはコストの話で取り上げようかと思ってます。
これも知ればなかなか面白いん話題なんで。


>自分の今と将来の貸借対照表もイメージしておいたほうがいいですね。

資産や負債がなくても財務諸表(最低でも貸借対照表と損益計算書)を
作ってみるのはいいですよ。
別に複式簿記とかの書式を守る必要はないし、
難しく考えず大ざっぱなものでいいんで。


>負債が少なくて資産だらけ!というのが理想ですけどね〜。

そのためにいろいろ準備しましょう。
できるとこから一歩ずつ…ですね。
>ちゃかぽこさん

>ただ、「家は資産にもなるから」っていう言葉に乗せられて、
内容のグレードを上げたり、高いのに変えちゃったりするのはどうかなぁ…
って感じでしょうか。


なるほど…。家を資産だと誤解してると

「新築のほうが資産価値も高いし、こっちにしよう。
 ちょっと高いけど、いいよね。売ればお金になるもん」

というミスを犯しそうですね。
新築を途中で手放したら、間違いなく差損が出ますが。

そういえば、昨日見た「がっちりマンデー!」で、
頭金不要の物件を3000万で購入した男性が、
不況でローンの支払いができなくなり、1200万で手放した事例が紹介されてました。
ただ、家を買って売っただけで1700万の損…おそろしいですね。


>むしろ不動産の品定めのポイントとかを調べたり、
相場を調べたりするのが大事ですよね。

そういえば、家の近くに、
不動産を購入する時に一緒についてきて、品定めや値切りをしてくれる
ファイナンシャルプランナーがいます。
こういう人に協力してもらおう!

>マイホームネタは説明しやすいので、
また別のキーワードを紹介する時に取り上げますね。

ええ。私も含めて、結婚したら多くの人が
夢見るのはマイホームですものね。
みんな興味あると思いますので、またぜひ。


>減価償却についてはコストの話で取り上げようかと思ってます。

減価償却知らないと、
「3千万で買った家だから、3千万で売れる!」と
思いこみそうですよね。

ところで、家賃はコストですよね。
我が家の賃貸料、10年間で考えると1000万近くかかるんです。
こんなに住宅にコストがかかるなら、
中古物件を購入したほうがいいんだろうか…と悩み中であります。

まぁ少なくとも、「この家に住んだらなんとなく楽しそう!」という
フワフワした理由で家を選ばないようにしようと思います。
(マンションのセールスマンが、女性はこんな風に、深く考えずに
印象だけで物件を購入すると遠まわしに言ってたんです)

>そのためにいろいろ準備しましょう。
できるとこから一歩ずつ…ですね。

了解です!
なんだか楽しくなってきましたよ。
これからは自分で考えて、納得したものに対してだけ
お金を使うようにしますね!

それなら損しても割り切れるでしょうし。
頑張ります!
>管理人さん


>ただ、家を買って売っただけで1700万の損…おそろしいですね。

ただ、逆に不動産を買って売っただけで1700万どころか
億単位の利益が出た時代もあるわけだから、
つくづく恐ろしいし、面白いものだと思います。


>不動産を購入する時に一緒についてきて、品定めや値切りをしてくれる
>ファイナンシャルプランナーがいます。

そのファイナンシャルプランナーさんの取り分もキチンと
把握しとかないといけませんよ。
「タダなら裏がある」と疑ってかかるくらいでないと。

「どんだけサービスの提供を受けたり、モノを貰ったりしても
 知らないものは何も買わない」というくらいのつもりで。


>夢見るのはマイホームですものね。

マイホームの夢を打ち砕くような、
ミもフタもない記事になるかもしれませんが、お覚悟を。(笑)


>ところで、家賃はコストですよね。
>我が家の賃貸料、10年間で考えると1000万近くかかるんです。
>こんなに住宅にコストがかかるなら、
>中古物件を購入したほうがいいんだろうか…と悩み中であります。

それはマイホーム購入の大きな動機ですよね。
まぁ、フワフワした理由も多少はあっても良いですが、
大半はしっかり現実を見つめた選択でないと、後で困るでしょう。

1000万円くらいの物件買って、工夫して気持ちよく暮らせれば
10年で回収しますよね。それ以後は(維持費はかかるが)家賃無料の物件です。
(だから30年で3000万かけていい…風に考えると疑問符がつきますが)


>なんだか楽しくなってきましたよ。

それは何より。
聞く人によっては、悲観的になりかねん話が多いので。

投資全体の概要を考えずに各論だけ断片的に理解してる人だと余計にそうですね。
だから初歩から順を追って考えるのがいいと思うわけです。
>>「タダなら裏がある」と疑ってかかるくらいでないと。

タダほど高いモノはないってことですね…。
ちなみにその住宅を見てくれるFPは、もと不動産やだそうで
不動産業界のウラを知りつくしてるってのがウリだそうです。
住宅同行は1〜3万円くらいの商品(家計見直しプランなど)の
オマケとしてついてきます。
面白い職業ですよね。

>(だから30年で3000万かけていい…風に考えると疑問符がつきますが)

うーん、ローンの支払いが長くなって利息が増えるからでしょうか??
環境が変わるなどのリスクがあるからでしょうか?
よかったら教えてください。

>投資全体の概要を考えずに各論だけ断片的に理解してる人だと余計にそうですね。
だから初歩から順を追って考えるのがいいと思うわけです。

なるほど…。
たしかに、何の予備知識もなく読んだら
「やっぱり投資って怖いんだ。やーめよっと」
となりますよね、きっと。
だから、きちんと意識改革から始めてたのですね…。

市販の本のように、いきなり核心(投資の始め方)から入ると
大事なこと(お金と人生を関連づけること)が
スッポ抜けるというわけですね。

もしかしたら、何人かはこの前段階を
「まだるっこしい!オレはお金が早く増やしたいんでい!」
と感じるかもしれませんが…。
ゴールを定めずにやみくもに走りだしたら、道に迷うよ、
ということですね。

ありがとうございました!
>管理人さん

>住宅同行は1〜3万円くらいの商品(家計見直しプランなど)の
>オマケとしてついてきます。

それ一度で済むなら、それでもいいかも。
恩に感じてお返しを…ってんで、
その後長いつきあいになるようなら、その場合こそ要注意かも。
素直で人がいいからなぁ…管理人さん。


>よかったら教えてください。

あくまで私見ですが、
たかが家を買うために30年も人生の選択肢を縛られるのはどうかと思うだけです。

「家に人生の資源をどの程度つぎ込むのが適切か。それで幸せか?」
 という判断は人それぞれなんで、
 あくまで自分たちで考えて結論を出す必要があります。

「良い家に住む事」が人生の優先順位の上位にあるなら、それも良いですが、
ぼくは家なんて住めれば良い…って方なんで。
それに別に「自分の家」に拘る気もないですし、むしろ得失両面を考慮すると、
核家族より同居を取る派なんで。当然ながらマイホームの優先順位は低いんです。


>たしかに、何の予備知識もなく読んだら

「やっぱり投資って怖いんだ。やーめよっと」→機会損失
「深く考えずにやってみよーっと」 →現実の損失を受け、トラウマ抱いてやめる

となって、いずれにせよいい事ないような気がします。


>市販の本のように、いきなり核心(投資の始め方)から入ると

「市販の本の大半は、執筆者が自分の仕事をやりやすくする、
 または正当化するための広報活動用のツールだ」
 くらいに考えといた方が精神衛生上いいんじゃないかなぁ…と。


>「まだるっこしい!オレはお金が早く増やしたいんでい!」

まぁ、そういう人の場合、道に迷うなんてカワイイもんじゃありません。
フルマラソンの出だしから逆走して、50キロも走ったのにゴールに着かない。
ハッと気づいて調べたら、ゴールまで100キロ…みたいな。

それから取り返すのは控えめに言っても大変です。取り返せんかもしれない。(TOT)
経験者としては、それはどうあってもおススメできません。(いや、マジで)

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