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ラジカルトラッド/Radical TradコミュのSUDEN AIKA - Unta

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タムボリンの新譜リストにあったので即注文して3日間聞き続けています。そもそも1stが2年前に出ていたことを全く知らなかったことが悔やまれます(検索したら1st大手Webサイトでも買えるようなので早速本日注文したところです)。完全アコースティックなので本コミュで紹介するのは筋違いなのかもしれませんが、HEDNINGARNA関連最重要ユニットであることは間違いないのにあまり紹介もされていない気がするので、いつもは自分の日記だけに書く感想文をここで載せさせていただきました。補足追加情報お持ちの方あればツッコミお願いしますね。
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SUDEN AIKA - Unta
('06年フィンランドZEN MASTER/ROCKADILLO)11曲/47'44
 新作2ndだが私自身1stの存在に気が付かなかったこともあり、まずは情報の整理から。私がヨーロッパトラッド(のごくごく一部の反則技中心)を聴くようになったきっかけとなったのはなんと言ってもヘドニンガルナの3rd「Tra」('94年)に衝撃を受けたからで、この時期のツインvoの一人であるTellu Turkka(当時の姓はPaulasto)が脱退後?の'96年にリリースされたソロ名義作「Suden Aika」は私もリアルタイムで愛聴してました。彼女を含む4人のヴォーカル(Sannna Kurki-Suonio、Liisa Matvienen、Pia Rask)中心に器楽は女性民族perのみという編成だった。その後Telluはヘドニンガルナに復帰し'03年発表のベスト盤「1989-2003」収録の新曲2曲で自作曲も持ち込みLiisaとのツインvoでエレクトリック化の進みすぎたヘドニンガルナに新たな方向性を与え、新作を期待させたものの結局はアルバムリリースのないまま再脱退。TelluとLiisaはKatariina Airas、Nora Vauraを加えた四人の女声ユニットとして、ソロ作タイトルをいただいたSUDEN AIKAを結成し'04年に1st「Etsija」をリリース、で本作が'06年3月録音の2ndである。
 四人の女声が主役であることは12年前のソロ名義作と変わらないのだが、完全なアカペラのみで構成されているのは数曲に限られ、メンバー自身がカンテレ、ウード、ハーディ・ガーディ等のアコースティックな器楽を加え、かつゲストper奏者がTelleとの共同プロデュースとしてもクレジットされているなど貢献度も高く、器楽の割合はかなり増して複数の器楽アンサンブルを有する曲が過半数を占める。曲調もM1-2の前半は優しさ&美しさを強調するもので表面的にはかなりとっつきやすい。作曲はメンバー四人が出し合いバラエティ豊か。単純明快軽快なコーラスワークの妙に堪能できる楽曲もある。
 が、M3以降除々に期待通り&ジャケット写真のイメージ通りの世界がじわじわと浮かび上がってくる。表ジャケは黒い蝶、中ジャケは昼間の曇り空の寒そうな大地にパラパラと生える雑草、スリーブ見開きは夜の薄曇り空から見えるのは月か太陽か(見分けがつかない)、スリーブ表紙は焼けたばかりの炭、そして裏ジャケに微笑を湛えたややふくよかな女性四人のメンバー写真は暗い炭焼き小屋の中で撮られていて。。。といった単純明快な暗黒ではなく、陰影を湛えつつも妖しくて強く重い美しさは、ソロ作から10年の時を経て確実に広がりを見せる。北欧トラッドの奥深さと進化を改めて感じさせる傑作。バンドサイトで視聴可http://www.sudenaika.com/

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