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本田圭佑【ACミラン】コミュの本田《ニュース情報局》

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名古屋グランパス・VVVフェンロ・CSKAモスクワ・日本代表 etc・・・
で活躍する本田のニュースや関連記事を載せましょうぴかぴか(新しい)
上記関連のものであれば気軽に掲載し、本田の動向を皆さんで追いましょうわーい(嬉しい顔)

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 イラクは前半21分、MFアハメド・ヤシーンの左CKからファーサイドでフリーのMFハンマディが左足でシュート。これは目の前にいた長友に当たって枠を外れ、かろうじて失点を免れたが、セットプレーから立て続けに決定的なピンチを招いた。

 流れの中では攻めあぐねていた日本だが、セットプレーから一瞬の隙を突いた。前半25分、右サイドからのスローイン。PA内のスペースに走り出した岡崎が駒野からのスローインを左足ダイレクトでクロスを上げ、ゴール前に走り込んでいた前田がヘディングで押し込んだ。

 前田の最終予選3得点目で先制した日本はその後も左SBの長友が積極的なオーバーラップからチャンスをつくるが、追加点は奪えない。逆にイラクは前半41分、CKのカウンターからヤシーンがドリブルで一気に駆け上がり、そのまま右足でシュート。しかし、これもGK川島が横っ飛びで弾き、ピンチをしのいだ。日本は前半ロスタイム、本田の右CKのこぼれ球を遠藤がダイレクトボレーで狙うが、GKのセーブに阻まれ、前半は1−0で折り返した。

 後半に入っても長友は運動量を落とさず、果敢にオーバーラップ。後半6分には1対1の状況でドリブル突破を仕掛け、FKを獲得するなど、左サイドを完全に制圧した。早めに2点目が欲しい日本はセットプレーのチャンスも再三獲得するが、後半7分、遠藤のFKのこぼれ球に詰めた本田のシュートはDFがブロック。同18分には本田の右CKのセカンドボールを吉田がバイシクルシュートで狙ったが、大きくゴール上に外れた。

 イラクは後半19分、アムジェドに代えて07年のアジア杯得点王でもあるFWユーヌス・マフムードを投入。これまでは前線の選手も日本のダブルボランチにマンツーマンでマークに付いていたが、ユーヌスは日本の攻撃時も前線に残り、カウンターで同点ゴールを狙った。

 日本は後半24分、清武のスルーパスから左サイドを抜け出した長友がクロス。ゴール前に走り込んだ本田が頭で合わせたが、シュートはゴール上に外れてしまう。1点差のまま試合は終盤に入り、イラクは後半30分、アラーに代えてMFナシャト、同33分にはアハメド・ヤシーンに代えてFWケッラルを投入し、交代枠を使い切った。

 勝利を決定づける追加点が欲しい日本。後半35分には左サイドからの清武のピンポイントクロスに本田がダイビングヘッドで合わせる。決定的な形だったが、シュートはGKの手を弾いて右ポストを直撃。あと一歩のところで2点目を取れなかった。

 日本は後半44分、清武に代えてMF細貝萌を投入し、最初のカードを切る。岡崎が左サイド、本田が右サイドに張り、中盤は細貝をアンカーにした3ボランチで守備を固めた。同45分には前田に代わってFWハーフナー・マイクがピッチに入った。逃げ切り体勢に入った日本は追加点こそ奪えなかったが、そのまま1−0で勝利。最終予選4試合を終えて3勝1分の勝ち点10に伸ばし、B組首位を独走している。
悔やむ本田、「ゴールはケチャップみたいなもの。出るときはドバドバ出る」

[9.11 W杯アジア最終予選 日本1-0イラク 埼玉]

 決定機を逃したことを悔やんだ。MF本田圭佑(CSKAモスクワ)は「勝てたことは大きかった。それが一番の収穫」と、チームとして勝ち点3を奪ったことには納得しながらも「個人的には決定力不足を露呈した試合だった」と厳しい口調で言った。

 シュート数は後半だけで両チーム最多の5本。後半7分、MF遠藤保仁のFKのこぼれ球に詰めたが、左足のシュートはDFにブロックされる。同24分にはDF長友佑都の左クロスに頭で合わせたがゴール上へ。さらに同35分、左サイドからのFW清武弘嗣のピンポイントクロスに体を投げ出した場面も、渾身のダイビングヘッドはGKの手に弾かれ、右ポストを直撃した。

「後半は必ずチャンスが来ると思っていたし、キヨ(清武)からのボールも事前に言っていた形だった。決めていれば完璧なゴールだったけど、決め切れないのはちょっとした差。それがビッグゲームになると、命取りになる」

 試合開始から相手ボランチのMFハルドゥーンにマンツーマンでマークに付かれた。「オランダ時代にはよくマンツーで付かれていた。今日は試合前から予測していたし、イメージもできていた」。厳しいマークに遭いながらボールを呼び込み、体を張って起点になると、自らスペースに動き出してフィニッシュに絡んだ。「消える動きがポイントだと試合前から意識していた。後半はスペースが出てくると思っていたし、パスをもらうまでは、シュートまでは狙いどおりだった」と唇をかんだ。

 自省の言葉を繰り返す本田は「どうやって改善されるかといえば、続けるしかない。なんぼ外しても続けるだけ」と力説。「名ストライカーが言っていた。ゴールはケチャップみたいなもの。出ないときは出ないけど、出るときはドバドバ出る」。独特の表現で語る背番号4は「しっかり反省して、前を向いて。次の試合では取れる自信もある。前を向いて、ロシアに戻って、自分のクオリティーを上げていきたい」と気持ちを切り替えた。

 試合直後にはアルベルト・ザッケローニ監督がピッチ内に入り、本田に対して強い口調で身振り手振りをまじえ、何事か話していた。指揮官は記者会見で「覚えていない。試合に関連することを言ったと思うが、試合が終わったばかりでアドレナリンもかなり分泌していた」と笑ってはぐらかしたが、本田によると、「ゴールを取れ」と、決定機に決め切れなかったことを叱咤したという。

「監督には普段から『もっとゴールを取れるはずだ』と言われる。自分自身、ゴールを求めているけど、『もっとゴールを取れ』と言ってくれる人は少ない。監督としてというより、一人のアドバイスをくれる人間として貴重だと思う。満足している素振りは一切見せないし、いい傾向だと思う」

 ザッケローニ監督との関係をそう明かす本田。試合直後のシーンでは本田も何か言い返していたように見えたが、「消える動きは何回もしているけど、パスが出てこないときもあった」という趣旨の説明をしたという。「監督からすれば、1回でもチャンスがあるならそれを決めろって感じでしょうけどね」。そう笑うと、「そもそも直接はコミュニケーションは取りづらい。英語で何とか話しているけど。でも、お互いに直接コミュニケーションを取れないぐらいがちょうどいいんでしょう。向こうも俺の言ったことはあんまり分かってないだろうし」。冗談とも本気とも取れない表情で語る言葉に、指揮官との厚い信頼関係が見て取れた。
本田 厳しい自己採点 ザック監督も注文「もっと点取れ」

<日本・イラク>試合終了後、本田(左)と話し合うザッケローニ監督
 ◇W杯アジア最終予選グループB 日本1―0イラク(2012年9月11日 埼玉)

 ジーコ監督との握手を忘れるほどザッケローニ監督は興奮を抑えきれなかった。試合終了の笛が鳴ると同時に本田圭佑のもとへ歩み寄った。指揮官は「何を言ったか覚えていない」ととぼけたが、本田が英語で交わした2人のやり取りを明かした。

 「監督は“もっと得点を取れ”と。ゴールを取れなかったのは不満だったみたいで。“走り出してもパスが出てこない時もあった”と言い返したけど関係ないんでしょう。1本でもチャンスがあれば取れ、ということ。僕も取れると思っているけど人から得点を取れとはなかなか言われない。アドバイスをくれる人として貴重な存在ですね」

 ザッケローニ監督の苦言は決定機を量産したことの裏返しでもある。日本は、香川不在を感じさせないほど多くのチャンスをつくった。その中心にいたのが本田だ。前半はサイドに流れて起点になった。37分には左サイドで長友からショートパスを受け、ダイレクトで清武とワンツー。相手DFを翻ろうした。

 後半は自ら積極的にゴールを狙った。24分には長友のクロスからヘッド。35分には清武のクロスをダイビングヘッド。「キヨ(清武)のパスは事前に“あそこに出せ”と言っていて、あそこを決めきれなかった。個人的には決定力不足を露呈した試合だった。ちょっとのことやけど、ビッグゲームでは命取りになる」。

 無得点を反省したが、DFの死角を突くフリーランニングや裏に抜け出す動きなど多彩な動きを見せ、後半だけでチーム最多5本のシュートを放ったことに手応えもある。だからこそ「誰が言ったかは忘れたけど“ゴールはケチャップのようなもの。出ない時は出ないけど、出る時はドバドバ出る”」と元オランダ代表の名ストライカー、ファンニステルローイの言葉を引用した。
トップ下にふさわしいのは香川より本田!埼スタ緊急アンケート

ゴールしたのは前田だが、サポーターがみたいFWは?
 サッカー日本代表は11日、W杯アジア最終予選イラク戦に1−0で勝利。これでまた一歩、ブラジルに近づいた。とはいえ、サポーターの要望はとどまることを知らない。そこで、埼玉スタジアムに駆けつけたサポーター50人に本紙が緊急アンケートを実施。さて、本当にみたいザックジャパンの姿とは…。

 Q1 トップ下にふさわしいのはMF本田圭佑か香川真司か

 本田30人に対し香川20人。「香川が機能していないといっても、柔軟に調整してほしい。あれだけのレベルなんだし、できるはず」(20歳、男子大学生)というのが“現状維持派”だ。一方、「本田がワントップで香川トップ下が見てみたい」という意見や、「本田はボランチで」という人も。この日は香川が腰痛で欠場したが、今後も議論の的になりそう。

 Q2 ボランチ(守備的MF)は遠藤&長谷部のままでいいか

 経験の遠藤と高いキャプテンシーでは類を見ない長谷部のコンビは、やはり38人と圧倒的。

 それでもMF扇原貴と山口蛍(いずれもC大阪)というロンドン五輪代表を挙げ「世代交代してほしい」(38歳、男性会社員)と若い力を推す大胆な声もあった。

 Q3 代表に呼んでほしい選手は

 今回は招集されなかった宮市亮(ウィガン)が23人でトップ。次いで、ロンドン五輪組から永井謙佑(名古屋)が11人、大津祐樹(VVV)に7人と、若きFWを求める意見が多数を占めた。ちなみに、イラク戦でゴールを決めたのは30歳の前田遼一(磐田)。

 「ザック監督はとにかく保守的。若い世代に新しい刺激を求めてもいいんじゃないか」と男性サポーター。熟練の技かフレッシュさか。指揮官の耳にはどう響くだろう。
本田が殊勲の2ゴール!! チームを5連勝に導く

 ロシア・プレミアリーグは現地時間16日(以下現地時間)に第8節の試合が行なわれ、本田圭佑が所属するCSKAモスクワはホームでアラニア・ウラジカフカスと対戦し、2対0で勝利した。この試合にフル出場した本田は、全2得点を挙げる活躍を見せ、チームを勝利に導いている。

 両チーム得点のないまま迎えた49分、ゴール正面で右サイドからの折り返しを受けた本田は、ワントラップから左足でゴール右隅に流し込んで先制点を挙げる。さらに85分には、左サイドからのグラウンダーのクロスを今度は左足ダイレクトで合わせ、勝利を決定付けた。本田はこれで今季のリーグ戦のゴール数を4に伸ばし、チームもリーグ戦5連勝を飾っている。

 CSKAモスクワの次戦は22日に行なわれ、アウェイでヴォルガ・ニジニーと対戦する。
CSKA 本田に契約延長オファー提示か?地元メディアが報道

来年12月で契約が終了する日本代表MF本田圭佑(26)に対し、CSKAモスクワが17年までの契約延長オファーを出していると地元メディアが報じた。

今季の本田は開幕から絶好調。16日のアラニア・ウラジカフカス戦でも2得点するなど圧倒的な存在感でチームをけん引しており、クラブ側も最大限に評価しているもようだ。ただ本田は常々ビッグクラブへの移籍希望を公言。移籍の最終局面となるクラブ間の移籍金交渉がまとまらず、残留してきた経緯がある。契約延長オファーは“KYオファー”と言えそうだ。
<サッカー>欧州で日本人選手が活躍、韓日選手のゴール数は1−11の大差

韓国が日本に1−11で大差をつけられている。2012−13シーズンに欧州でプレーしている韓日サッカー選手のシーズン序盤の成績だ。 1−11は韓日選手が決めたゴールの数。 欧州に進出した選手の数からして韓国は日本に比べて少ない。 また韓国選手は移籍によるチーム適応期を迎えているうえ、リーグ下位のチームでプレーしているため、得点するのに不利な環境だ。

韓国選手の欧州組では孫弘敏(ソン・フンミン、ハンブルク)が唯一、ゴールを決めている。 孫弘敏は17日、独ブンデスリーガ第3戦で今季初ゴールを決めた。 しかしイングランドプレミアリーグでプレーしている朴智星(パク・チソン、QPR)をはじめ、奇誠庸(キ・ソンヨン、スウォンジーシティ)、池東源(チ・ドンウォン、サンダーランド)はまだ得点がない。

朴智星は4試合連続でフル出場したが、QPRは2敗2分けでリーグ18位。 朴智星をはじめとする多くの選手が加わり、まだ組織力が整っていない状態だ。 チームの不振のため、サイドと中央のMFで出場している朴智星にはゴールの機会がほとんどない。 チェルシー戦でのヘディングシュートが最もゴールに近い場面だった。 朴主永(パク・チュヨン、セルタ・ビーゴ)はロンドンオリンピック(五輪)後にスペインリーグに移籍したため、交代出場でデビューした。 これから本格的なゴールハンティングが始まる見込みだ。

ロンドン五輪で活躍した奇誠庸と金甫ギョン(キム・ボギョン、カーディフシティ)は五輪後に新しいチームに合流し、ともに1試合ずつ交代出場した。 五輪の後遺症に加え、11日にはブラジルワールドカップ(W杯)最終予選もあったため、最近になってようやく本来のコンディションを取り戻している。

その半面、日本選手の欧州組はイングランドプレミアリーグ、独ブンデスリーガ、伊セリエA、ロシアリーグ、蘭エールディビジなどで計11ゴールを決めている。

日本人選手では本田圭佑のゴールが最も多い。 CSKAモスクワでプレーする本田は2012-13シーズン、すでに5得点している。 ロシアリーグで4得点、欧州リーグプレーオフで1得点だ。

イングランドプレミアリーグでは香川真司(マンU)をはじめ、宮市亮(ウィガン)、吉田麻也(サウサンプトン)、李忠成(サウサンプトン)がプレーしている。 香川を除けば出場試合数は少ない。 李忠成はまだプレミアリーグの試合に出場していない。 香川はフラムとの第2節でゴールを決め、20日に行われたチャンピオンズリーグ組別リーグ第1戦のガラタサライ戦で決勝ゴールをアシストした。

独ブンデスリーガには日本人選手が9人もいる。 岡崎慎司(シュツットガルト)、酒井高徳(シュツットガルト)、宇佐美貴史(ホッフェンハイム)、長谷部誠(ヴォルフスブルク)、細貝萌(バイエル・レバークーゼン)、内田篤人(シャルケ04)、酒井宏樹(ハノーバー)、乾貴士(フランクフルト)、清武弘嗣(ニュールンベルク)だ。

このうち、宇佐美、乾、清武がブンデスリーガで1ゴールずつ決めている。 第3節まで行われた独ブンデスリーガで、乾は1得点2アシスト、清武は1得点3アシストをマークした。 特に清武は第3節のボルシアMG戦で決勝ゴールを決めるなど1得点2アシストと大活躍し、3−2の勝利に貢献した。 試合のMVPにも選ばれた。 乾は17日、孫弘敏が所属するハンブルクとの試合で先制ゴールを決め、3−2の勝利に貢献した。

イタリアのセリエAには2人がいる。 長友佑都(インテル・ミラノ)と森本貴幸(カルチョ・カターニア)。 日本代表のDF長友は21日(日本時間)、ルビン・カザン(ロシア)との2012−13欧州サッカー連盟欧州リーグ組別リーグ初戦で、終了直前に劇的な同点ゴールを決めた。 1−2と敗色が濃厚だった後半ロスタイムにディエゴ・ミリートのパスを受け、右足ででゴールを決め、チームを敗戦から救った。

オランダのエールディビジにも高木善朗(ユトレヒト)、安田理大(フィテッセ)、マイク・ハーフナー(フィテッセ)、大津祐樹(VVVフェンロー)、カレン・ロバート(VVVフェンロー)が進出している。 混血選手のマイク・ハーフナーが1得点1アシストをマークしている。

一方、日本人の欧州組のうちUEFAチャンピオンズリーグには2人が、欧州リーグには5人が出場している。 これに対し韓国選手はチャンピオンズリーグは一人もおらず、欧州リーグでは朴柱昊(パク・チュホ、バーゼル)が唯一の選手だ。
本田が決勝ゴールをアシスト!!CSKAが逆転勝利で6連勝

 ロシア・プレミアリーグは22日、第9節を行い、日本代表MF本田圭佑の所属するCSKAモスクワは敵地でボルガと対戦。2点ビハインドを跳ね返し、3−2の逆転勝利で6連勝を果たした。前節のアラニア・ウラジカフカス戦(2-0)で2得点を決める活躍をみせた本田は、公式戦10戦連続の先発出場を果たすと、決勝点をアシストする活躍をみせた。

 試合は前半21分、44分と失点。CSKAは2点を追う展開となる。それでも後半12分にMFジャゴエフのゴールで1点を返すと、同24分にはジャゴエフがこの日2点目を決めて、2−2に追いついた。

 すると後半41分に本田が魅せる。右サイド、ハーフウェーラインを越えた位置でパスを受けると左足で絶妙な浮き球パス。ゴール前でDFとGKの間へ抜け出したムサが右足ダイレクトでシュートを決めた。本田の今季3アシスト目でCSKAが3−2と逆転に成功した。本田は後半44分に交代し、そのまま試合は終了。CSKAが6連勝を飾った。

 前節で2得点の活躍をみせた本田は2戦連続弾こそならなかったものの、8月19日のモルドビア・サランスク戦(3-0)以来となる4戦ぶりの今季3アシスト目。好調ぶりをみせつけた。
本田、決勝アシスト!「ドバドバ」は続く

 ロシア・プレミアリーグ(22日、ボルガほか)CSKAモスクワの日本代表MF本田圭佑(26)がボルガ戦(アウェー)に公式戦10試合連続となる先発出場。後半44分までプレーし、3−2の逆転勝利に貢献した。

 前半だけで2点リードされる苦しい展開だったが、表情ひとつ変えず積極的に相手ゴール前に侵入する。同24分には左クロスをヘディングシュート。ゴールネットこそ揺らせなかったが、相手を脅かした。

 そして追いついた後の後半41分、本田は左足で相手DFの背後に落とす絶妙な浮き球パスで、FWムサの決勝弾をアシスト。チームをリーグ6連勝に導いた。

 前節16日のアラニヤ戦で2発決めたゴールこそ逃したが、芸術的なアシストでチームの苦境を救った本田。勢いは止まりそうもない。
CSKA首位原動力は「英国人・本田」

 絶好調の裏に英語力あり――。日本代表MF本田圭佑(26=CSKAモスクワ)が、今季のロシア・プレミアリーグで大活躍を続けている。開幕からゴールを量産中だが、その原動力には“英語公用語化”があるという。本田は世界各国から集まる同僚の英語教師役になったり、私生活でも英会話を徹底。以前から定評のある英語力にさらに磨きをかけたことで、チーム内での連携強化につながっているのだ。

 16日のアラニヤ戦で2ゴールを挙げ、22日のボルガ戦でも決勝アシスト。欧州リーグプレーオフを含め今季すでに5得点を挙げる本田の活躍もあって、チームはリーグ戦の首位に立つ。

 実は、本田には今季の開幕直前からある変化が起きていた。親しい関係者が明かす。

「同僚のプレーヤーたちに英会話を積極的に教えるようになった。CSKAには世界各国から選手が集まっていて英語ができない選手も多いからね。もちろん自分でも日々勉強して、英語でのコミュニケーションを徹底している」

 CSKAモスクワは現在10か国以上の選手が所属する世界でも有数の“多国籍軍”だ。地元のロシア人選手は英語を公用語としていないうえに、ナイジェリア代表FWアーメド・ムサ(19)やブラジル出身のDFマリオ・フェルナンデス(21)といった主力、今年2月に加入した韓国人MFキム・インスン(23)など英語が堪能ではない選手も多い。

 そこで本田は、英語を片言でしか話せない選手に対して、難しい単語や日常生活で使う独特の言い回しなどをできるだけ簡単な英単語で教え、上達に一役買っている。ロシア語も日常会話程度ならできるため、クラブで一人しかいない通訳の補佐的役割まで担うようになっているという。

 それだけではない。スタジアムを出てプライベートな時間に戻っても、本田は英語を話し続けている。「知り合いはもちろん、奥さんにも英語で話しかけることが、けっこうあると言っていた。英語への意識が格段に高くなっている」(同関係者)。本来ならば頭を休ませてリラックスしたいはずの家庭生活でも、本田は英語使用を貫く。まるで英語が“公用語”のような徹底した姿勢は、チームのコミュニケーションの円滑化、連携の強化につながる。当然、本田のチーム内の存在感も増し、好成績の要因になっているのだ。

 一方、今冬の移籍市場で今度こその“ロシア脱出”を狙う本田には、リバプール、アーセナルなど英プレミア勢が強い興味を持つといわれている。“英国人化”はその布石なのか。英語力が本田の今後に関わってくるのかもしれない。
CSKA本田圭佑が1得点1アシストでダービーでの勝利に貢献

 CSKAモスクワに所属する日本代表MFの本田圭佑が、7日に行われたロシア・プレミアリーグ第11節のスパルタク・モスクワ戦で1得点1アシストを記録し、チームを2−0での勝利に導いた。

 先発出場した本田は15分、ゴール前での細かなパス交換から最後はムサへボールを供給し、先制ゴールをアシスト。さらに迎えた51分にはフリーでボールを受けると右足を振りぬき、ゴールを決めた。本田は今シーズン5得点目。

 結局、このままリードを守りきったCSKAモスクワが勝利。前節の敗戦を払拭する勝利を本田が演出した。
“もってる”本田がメモリアル弾 リーグ通算1000得点目

CSKAモスクワは、日本代表MF本田圭佑が7日のスパルタク・モスクワ戦で決めたゴールが、チームにとってのリーグ通算1000得点目だったと公式ホームページで発表した。

本田は後半7分、スルーパスに抜け出し移籍後初めて右足でゴールを決めた。本田は11年1月13日のアジア杯シリア戦では、日本代表国際Aマッチ通算1000ゴールを決めている。
本田、ブラジル戦OK!元気に全体練習合流

 ◆国際親善試合 日本―ブラジル(16日・ポーランド、スタディオン・ブロツワフ)【ブロツワフ(ポーランド)14日】日本代表MF本田圭佑(26)=CSKAモスクワ=が、ポーランドでの初練習となった14日の練習でチームに合流した。右ふくらはぎの打撲で、金星を挙げた12日のフランス戦(スタッド・ド・フランス)は欠場したが、今遠征で初めてチーム練習に参加。出場しなかった同戦については「フランス戦の内容は最低ライン」とチームに高い要求を突きつけた。

 ポーランドの穏やかな陽光の下、本田がついに全体練習に合流した。チームメートとともに、入念にウオーミングアップ。8日のパリ入り後、右ふくらはぎ打撲で、5日連続で別メニューを続けていたが、この日は体の感触を一つずつ確かめるように体をほぐし、ボール回しにも加わった。

 右ふくらはぎ打撲で欠場した仏戦。ベンチから戦況を見ながら、背番号4は物足りない感覚を覚えていた。パリからブロツワフへの移動中。今欧州遠征で初めて取材に応じ「結果にはできすぎなくらい満足している。ただ内容は最低ラインというか…。今の日本はもっとできる。内容には全然満足していない」と語った。

 前線でボールが収まらず、ミスも多発、試合終盤まで猛攻にさらされた。相手の決定力不足にも助けられ、無失点で耐えしのぎ、フランスが失速した後半43分にMF香川が決勝弾を決めた。ただ、試合後に多くの選手が口をそろえたように、本田は世界のトップレベルとの差を「分かりやすく言うと、前半の差だったという印象」と評した。

 「監督の指示があってから、相手のメンバーが代わってから流れが良くなったり、相手の運動量が落ちてから良くなるようでは、大事なところの一発勝負の試合では、致命傷になりかねない」「良く言えば、監督の采配はすごく良かった。悪く言えば、何か変化がないと自分たちの良さを出せないようじゃ…」と次々に言葉を並べると、最後に「これはあくまで、世界のトップを目指すという意味での意見。ベスト8くらいを目指しましょうって言うのであれば、昨日の内容、結果で十分。この2年間、ゆっくり成長していけばいいと思いますけどね」と加えた。

 16日に控えるブラジル戦。患部の状態は回復傾向にあり、この日の合流で出場できる可能性が高まった。世界との真の差を測るためにも、本田の復活は欠かせない。まだ、王様がいるザック・ジャパンは、世界と戦っていないのだから。
本田、完敗に悔しさにじませるも「サッカーやってて久しぶりに楽しかった」

[10.16 国際親善試合 日本0-4ブラジル ブロツワフ]

 欧州遠征中の日本代表は16日、ポーランド・ブロツワフでブラジル代表と対戦。前半12分に先制点を許すと、同26分にもFWネイマールにPKを決められるなど、ザッケローニ監督就任後最多失点となる0−4の完敗を喫し、フランス、ブラジルと続いた欧州遠征を1勝1敗で終えた。

以下、試合直後のMF本田圭佑コメント

●MF本田圭佑(CSKAモスクワ)
―世界のトップとのゲーム。今、どのように感じていますか
「悔しいですよ。このように大差で負けるということは予測していなかった部分もあるし。でも普段ロシアでプレーしているんですけど、サッカーやってて久しぶりに楽しかったな、というのはあります」

―1トップでの起用。ご自身のコンディションを含めて個人的にはどのようなゲームでしたか?
「1トップというより、ゼロトップというイメージでプレーしたんですけど、点を決められたという部分を除けば、いい形でゴールに迫れる場面もあったと思っている。差を言うとすれば、ゴール前の精度の差なのかなとは感じています」

―通用する部分も感じられたゲームではないでしょうか
「最初から主導権を握るつもりで戦っていたので、中盤ではボールポゼッションをどちらがするかというような、凄くやりがいのある試合だった。でも1点目、2点目をポンポンと決められて、向こうが主導権を握り始めたというところは、少し悔いが残るところではあったかなと思っています」
本田、強気!「格上と思ってない」…ブラジル戦完敗も

 ◆国際親善試合 日本0―4ブラジル(16日・ポーランド、スタディオン・ブロツワフ) 日本代表MF本田圭佑(26)=CSKAモスクワ=が強気な姿勢を貫いた。4失点を喫した16日のブラジル戦後、本田は「試合前と同じで(フランス、ブラジルを)格上と思ってない」と発言。惨敗にも揺るぎない自信を誇示した。一方、DF長友佑都(26)=インテル=もブラジルとの実力差を痛感しながらも「W杯優勝」の看板を下ろさないことを断言した。同代表はブラジル戦後に解散。本田ら海外組の大半は所属クラブへ戻るため、16日中にポーランドを後にした。国内組は18日に帰国する。

 そのスタンスは揺るがない。大敗を喫し、屈辱を味わったブラジル戦直後。ロシアへと戻るために到着したブロツワフ空港で、本田は強気な言葉を並べた。

 「すごく楽観している。その気持ちは変わってない。試合前と同じで(フランス、ブラジルを)格上だとは思ってない。なぜなら、自信があるから。結果が自信を生むんじゃなく、内容が自信を生む」

 0―4。ザック・ジャパン発足以来の最多失点。まさに、完敗。そんな中、本田には光が見えていた。「前半の45分、0―2まではやれていた」。右ふくらはぎ打撲で欠場したフランス戦は、特に前半、前線からのプレスがかけられず、守備ラインがズルズルと後退。反省から、ブラジル戦では本来の戦いに立ち返り、前線から相手を追い、失点後もDFラインを高くした。

 「フランスとは力の差を感じられなかったから、差を感じたい試合だった。点を取られたことを意識しないようにしたし、みんなもそう。そうしないと、得たいものが得られなくなる」。カウンターで立て続けに失点したが、それも経験。真っ向勝負で現在の力を知れたこと、試合後に話した「点差ほどの差がない」と感じられたことは収穫だった。

 前半27分にはMF遠藤からのループパスを抜け出して受けたが、シュートではなく、中央のFW香川へのパスを選択。「打っておけば良かったと後悔した。サッカーは、そんな(後悔する)シーンがいっぱいある。大事なのは、それを成功させる能力」と言った。「何をやるべきか、明確に見えている。それをみんなには、言いたくはない。期待しておいて」と、突きつけられた課題を明かすことは控えたが、その一つが「成功させる能力」だろう。1年8か月後には、確実に世界との戦いがやってくる。それまでに、本田は世界と渡り合う力を身につける。
本田圭佑が公式戦2試合連続ゴール…CSKAは3発快勝でカップ戦8強進出

 ロシアカップのベスト16が10月31日に行われ、日本代表MF本田圭佑の所属するCSKAモスクワは、ホームで3部のFKティウメンと対戦。CSKAモスクワが3−0で快勝した。

 本田がベンチスタートとなったCSKAモスクワだが、31分には負傷したアラン・ジャゴエフに代えて本田を投入。直後の34分にはゴール前の混戦から本田の左足シュートで先制点を挙げた。

 1点リードで迎えた後半にも69分にパヴェル・ママエフが本田とのワンツーで左サイドを突破。ペナルティエリア内に侵入したママエフのシュートは一度GKに阻まれるが、リバウンドを押し込み、リードを2点に広げた。

 CSKAモスクワは、84分にもアフメド・ムサが得点。3−0と快勝を収めて、ベスト8に進出した。なお、10月28日に行われたリーグ第13節のテレク・グロズニ戦に続いて2試合連続ゴールを挙げた本田は、試合終了までプレーしている。
ザック、本田に“一人三役”任せた/W杯予選

 日本サッカー協会は5日、ブラジルW杯アジア最終予選第5戦・オマーン戦(14日、マスカット)の日本代表メンバー23人を発表した。左膝負傷のFW香川真司(23)=マンチェスター・ユナイテッド=が外れるアウェー戦で、アルベルト・ザッケローニ監督(59)はMF本田圭佑(26)=CSKAモスクワ=に“一人三役”を求めるなど、絶大な期待と信頼を表した。チームは8日に離日してドーハで事前合宿を行い、12日夜にマスカット入りする。

 FW香川がいなくても、MF本田を信じる。ザッケローニ監督は、背番号4への絶大な期待と信頼を強く表明した。

 「ケイスケに要求するのは、中盤をヘルプすることであり、アシストすることであり、当然ゴールすることだ。CSKAでは以前、低い位置もやっていたが、今はゴールに近い位置でプレーしている。非常に喜ばしい」

 左膝負傷で外れた香川について「最近の香川真司以上の経験をしている選手はいない」と認めながらも、「他の選手が仕事をしてくれるだろう」と熱弁。特にロシアで今季トップ下に固定され8得点と好調な本田に、不在を補うゲームメーク、アシスト、ゴールの“一人三役”を求めた。

 引き分けか勝ちで5大会連続W杯出場に王手がかかるアウェー決戦。6月3日のホーム戦では本田のゴールなどで3−0と快勝したが、指揮官は「準備期間の少なさ」「午後の早い時間の試合設定」などを今回の不安要素に列挙。「埼玉では引いて守っていたが、今回は仕掛けてくるだろう。6月とは状況が変わる。新しい戦いになる」と30度近い気温差、6時間の時差という“洗礼”にも警戒した。

 香川が欠場したザック・ジャパン全6試合で90分勝利は2度、4試合は90分で1点も取れなかったという現実もある。ゴールした試合は10戦10勝という本田への期待も、当然といえる。

 本田にとっても高い要求は望むところ。9・11イラク戦では「もっとゴールを取れ」と監督に求められ、「僕に全然満足していないのはありがたい」と応じた。今回は試合2日前にチーム合流予定と日程は厳しいが、拠点のモスクワとの時差はゼロ。体調面の不安も少ない。

 新たに覚えた「元気ですか?」の日本語を会見冒頭で披露したザック監督。「非常に重要」という決戦前にもらす余裕の笑みは、金狼が支えている。
本田ら欧州組13人を招集 宇佐美が復帰、負傷の香川は外れる=サッカー日本代表

 日本サッカー協会は5日、都内のJFAハウスで記者会見を行い、14日に敵地で行われるワールドカップ(W杯)・アジア最終予選のオマーン戦に臨む日本代表メンバー23名を発表した。

 欧州組からは、本田圭佑(CSKAモスクワ/ロシア)、長友佑都(インテル/イタリア)ら13人が招集され、左足親指を骨折していた岡崎慎司(シュツットガルト/ドイツ)が復帰し、宇佐美貴史(ホッフェンハイム/ドイツ)も名を連ねた。

 一方で、左ひざの負傷で戦列を離れている香川真司(マンチェスター・ユナイテッド/イングランド)は招集外となった。

 国内組では負傷で欧州遠征を途中離脱した前田遼一(磐田)、伊野波雅彦(神戸)が選出されている。

 日本代表メンバー23名は以下の通り。

GK:
川島永嗣(スタンダール・リエージュ/ベルギー)
西川周作(サンフレッチェ広島)
権田修一(FC東京)

DF:
駒野友一(ジュビロ磐田)
今野泰幸(ガンバ大阪)
栗原勇蔵(横浜F・マリノス)
伊野波雅彦(ヴィッセル神戸)
長友佑都(インテル/イタリア)
内田篤人(シャルケ04/ドイツ)
吉田麻也(サウサンプトン/イングランド)
酒井宏樹(ハノーファー96/ドイツ)

MF:
遠藤保仁(ガンバ大阪)
中村憲剛(川崎フロンターレ)
長谷部誠(ボルフスブルク/ドイツ)
細貝萌(レバークーゼン/ドイツ)
本田圭佑(CSKAモスクワ/ロシア)
高橋秀人(FC東京)

FW:
前田遼一(ジュビロ磐田)
岡崎慎司(シュツットガルト/ドイツ)
ハーフナー・マイク(フィテッセ/オランダ)
乾貴士(フランクフルト/ドイツ)
清武弘嗣(ニュルンベルク/ドイツ)
宇佐美貴史(ホッフェンハイム/ドイツ)
MFの本田圭佑がなぜFWに? 「0トップ」本田の利点とは

 ブラジルW杯アジア最終予選のオマーン戦を14日に控えるサッカー日本代表。敵地での厳しい戦いとなるが、勝利すれば本選出場がグッと近づくという大事な試合だ。

 そんな日本代表をめぐってにわかに白熱しているのが、本田圭佑のポジション問題。本来は「トップ下」と呼ばれる攻撃的MF(ミッドフィルダー)の選手である本田を、ゴールに最も近いFW(フォワード)の位置でプレーさせるべきか否かについて、さまざまな意見が飛び交っている。これは元々、南アフリカW杯で成功を収めた“奇策”だったが、10月16日にポーランドで行われたブラジル戦で復活し、「FW本田待望論」が再燃した。

 ザッケローニ監督が用いるのは「4‐2‐3‐1」という布陣で、FWはたったひとり(=1トップ)。ポストプレーに優れた前田遼一やJリーグ得点王の佐藤寿人といった本職のFWがいる中で、なぜMFの本田を使うのか。そこには、どんなメリットが生じるのか。

 この問題を考える上でヒントを与えてくれるのが、『日本サッカーMF論』(藤田俊哉、杉山茂樹/実業之日本社)だ。「近年変化しつつあるMFの役割」について論じた本書によれば、かつては「MF=パスでゲームを組み立てる人」「FW=シュートを決める人」というハッキリした役割分担が存在していたが、戦術レベルが年々向上するにつれ、どのポジションにも多くの役割が求められるようになっているという。FWもMFも「守備・パスワーク・得点」のすべてを担うのが現代サッカーであり、欧州の10年遅れで日本にもこの考えが根づいてきたようだ。

 本職がMFの選手を1トップに起用する戦術は「0トップ」と呼ばれ、かのバルセロナでも使用されるなど、世界のトレンドのひとつとなっている。FWが前線に構えてパスを待つのが従来の1トップのイメージだが、0トップはこれと異なり、FWがMFの位置まで下がってきてパスまわしに参加する。これによって中盤で数的な優位を作ったり、相手ディフェンダー(DF)を混乱させる効果が生じる。パスセンスに長け、フィジカルも強く、おまけに得点能力も高い本田は、この0トップにとてもマッチした選手なのだ。

 また、本田がFWに上がることでトップ下のポジションが空き、そこに香川真司を起用できることもメリットのひとつだ。現在は不慣れな左MFのポジションでもがいている香川を本職のトップ下で使い、日本が誇る2大スターを共存させる。「FW本田待望論」には、そんな願いも込められているはずだ。

 南アフリカW杯での成功を分析した『日本サッカー現場検証 あの0トップを読み解く』(杉山茂樹/実業之日本社)を併せて読めば、「FW本田」という戦術への理解がよりいっそう深まるはず。オマーン戦に備え、日本代表の現在地を読み解いてみては?
本田FKキッカー降格も 2年半決められず

“悪魔の左足”に異変が生じている。ブラジルW杯アジア最終予選オマーン戦(14日)に臨む日本代表でFKキッカーを務めるMF本田圭佑(26=CSKAモスクワ)は、このところ絶好機でミスキックを連発。そこでMF遠藤保仁(32=G大阪)は、アルベルト・ザッケローニ監督(59)を交えて対応を協議する方針を明かした。エース本田がFKキッカーから降格する可能性もありそうだ。

 2010年南アフリカW杯1次リーグのデンマーク戦では無回転FKで先制ゴールを決めたように、本田の左足から放たれるFKは日本代表最大の武器だ。ザッケローニ監督の就任後もほとんどの場面でFKキッカーを担当する。

 ただ本田は南アW杯以降、約2年半も日本代表でFKゴールを決めていない。昨年9月には負傷した右膝を手術し、長く戦列を離れたが、代表に復帰した今年5月のアゼルバイジャン戦以降もミスキックばかり。あわやという場面もなく、W杯アジア最終予選で精度が上がる気配はない。

 一方で今回のオマーン戦を含め、敵地での戦いは相手が守備固めに徹すする。このため直接ゴールを狙えるFKは貴重な得点源となるが、肝心の“悪魔の左足”が不振。日本サッカー協会内でも不安視する声が出始めている。

 こうした指摘について、大黒柱の遠藤はこう明かした。

「FKキッカーをどうするのか? まだ何も決まっていない。ただ、俺と圭佑だけで決められることではないと思う。何を試せるのかとか、いろいろなことをみんなやザッケローニ監督も交えて話し合っていくことになる」

 これまでFKは本田の聖域だったが、遠藤はキッカーを再考する可能性を示唆したのだ。遠藤自身もW杯アジア最終予選が始まった6月に、基本的には本田にFKキッカーを任せる意向を示し全幅の信頼を寄せていたが、明らかなトーンダウン。日本の勝利のため動き出した格好だ。

 今後、本田がまったくFKを蹴らないということはないだろうが、遠藤をはじめ、他のイレブンがFKを蹴る比率が増え、直接ゴールを狙える場面で変化をつける策を取ることは十分にある。また指揮官の判断によっては、本田がキッカーの座を剥奪される可能性も出てきそうだ。

 本田はホームで不敗のオマーンとの一戦に向け「モチベーションが上がる。誰も勝ってないなら僕らが最初に勝ちたい」と必勝を期している。練習ではザッケローニ監督と話し込み、決戦に向けた緊張感が高まるなか、本田が今後もFKを蹴るのか。勝敗とともに気になるところだ。
本田 自分に“ダメ出し”「もどかしい 腹が立つ」

マスカットの空港からロシアへ出発する本田
 本田が自分に“ダメ出し”した。5大会連続W杯出場に王手をかけた日本代表は、アジア最終予選のオマーン戦(マスカット)から一夜明けた15日に帰国した。欧州組は試合後に解散して各所属クラブに戻ったが、低調なプレーに終始したMF本田圭佑(26=CSKAモスクワ)は自らのプレーを酷評。引いた相手を崩せない課題を克服できないことへのいら立ちをあらわにした。

 ふがいない自分にカツを入れた。試合直後は口を閉ざした本田だが、渡欧前のマスカット国際空港で胸の内を吐き出した。

 不発に終わったオマーン戦のプレーを自己分析し「全然ダメでしょ」と酷評。「引いた相手を崩せない課題を繰り返している現実があるから納得できない。もどかしいというか腹が立つというか…」と首をひねった。

 それだけ出来は悪かった。トップ下で先発したがシュートは前半24分の当たり損ねの1本だけ。前半26分に不用意な横パスをカットされるなど低調なパフォーマンスに終始した。CSKAモスクワのリーグ戦の関係で、全体練習に合流したのは試合2日前の12日。生活拠点を置くモスクワとの寒暖差が35度以上もある気温35度の過酷な環境に苦しんだのは明らかだったが「暑さは理由じゃない」と言い訳はしなかった。
古傷への不安を口にしていた本田
 
W杯アジア最終予選を戦った灼熱の中東オマーンから、極寒の地・ロシアへ戻った日本代表MF本田圭佑(26=CSKAモスクワ)が、母校である石川・星稜高校の親しいサッカー部OBにある不安を告白していた。

「実は本田はオマーン戦(14日)の前に『暑さよりも、その後に寒いロシアに戻ることが心配』と話していた。膝には寒暖差が一番良くないということを意識しているんだろう」

 本田は昨年9月に右膝を手術し、長期離脱。復帰後も「(膝とは)一生付き合っていくもの」と話し、患部の状態をいつも気に掛けている。6月のW杯アジア最終予選中も、膝について「完璧には程遠い。ダメージはある」とメスを入れた“後遺症”を明かした。

 日中35度以上のオマーンから氷点下のロシアに戻り、すぐにプレーすることは当然、膝に大きな負担が掛かる。古傷が再発する危険性があるだけでなく、「肉離れとか筋肉系の不安もある」(Jクラブ関係者)との指摘もある。

 W杯予選では短い準備期間と暑さのため、本来のパフォーマンスを発揮できなかった本田だが、ロシアではそれ以上の難局を迎える。
本田圭佑を意識した無回転ミドル、青山「気持ちいいゴールだった」

[12.6 クラブW杯1回戦 広島1-0オークランド・シティ 横浜]

 目の覚めるような無回転シュートが豪快にゴールネットを揺らした。前半から再三、チャンスをつくりながら1点が遠かったサンフレッチェ広島。後半21分、MF青山敏弘の右足から放たれた豪快な右足ミドルがGKの頭上を越えてゴール上に突き刺さり、待望の先制点を奪った。

「枠を捉えることを意識した。思い切り打ったわけでもないし、気持ちいいゴールだった」。自画自賛の決勝点。ヒントになっていたのは日本代表MF本田圭佑(CSKAモスクワ)のキックだった。08年の北京五輪出場はかなわなかったものの、アジア予選では中心選手の一人としてプレーしていた青山。当時の代表合宿で、本田が見せる無回転シュートに触発されたのだという。

「(本田に)教わったというか、いつもあいつがボールを蹴るのを見ていたので。自分も蹴ってみたいなと思ったし、Jリーグでも無回転(シュート)で点を取ったことはある」。そう胸を張った青山は、J1初優勝を決めた11月24日のC大阪戦(4-1)でもチームの2点目となる決勝点を決めている。そして今度はクラブW杯初陣での決勝弾だ。

 報道陣から「持っていると感じる?」と聞かれると、「持っているというか、持ってないとここまで来れない。普段、派手なプレーをするわけではないけど、自分の仕事をしたうえで、おまけでああいうゴールを決められるのはうれしい」と笑顔を見せていた。
本田 今季7得点目で12年締め!ロシア“惜別弾”?

 CSKAモスクワの日本代表MF本田圭佑(26)が、1得点1アシストの活躍で12年最終戦を締めた。9日、本拠地でのモルドビア・サランスク戦にスタメン出場。前半14分に先制点となる今季リーグ7得点目を挙げると、1―1の後半26分にはMFママエフの決勝弾を演出し、チームの3試合ぶりの勝利に貢献した。

 1得点1アシストで氷点下6度のモスクワを熱くした。見どころ満載、「本田劇場」の幕開けは前半14分だった。エリア外からFWムサとのパス交換で相手を翻ろうし、ゴール前中央に構えていたMFジャゴエフに絶妙なスルーパスを通した。ジャゴエフのシュートはGKに阻まれたが、それで相手がひと安心できるほど日本のエースは甘くない。ゴール前まで詰めた本田は、難なくこぼれ球を左足でシュート。先制のゴールを決めた。

 10月の日本代表での欧州遠征後、本田は「新しいことに挑戦している」と明かした。今年になってから陸上専門のトレーナーと専属契約。走力の質を向上させることも目指してきたが、リーグ戦では10月28日・テレク戦以来6試合ぶりの一発は、その取り組みが奏功していることを証明した。得点後は珍しく手を叩き、左手で力強いガッツポーズをつくった。

 得点が進化した姿ならば、決勝アシストは本田が元来持っている視野の広さから生まれた。後半26分、右からのグラウンダークロスを中央で受けると、ノールックで逆サイドに走り込んできたママエフにパス。勝利を決定付ける芸術的なパスに、上半身裸で祝福するサポーターまで出現した。

 この試合でロシアリーグは一時、冬季の中断期間に入る。今年1月はラツィオと契約合意寸前までいったが、今季もすでにプレミアの名門リバプールや長友が所属するインテル・ミラノなどがリストアップしているという。試合後は「お疲れさまでした」と言って、足早に引き揚げたが、これがロシアでの“惜別弾”となる可能性もありそうだ。
本田“ド派手登場”に原宿大フィーバー!

 ロシアリーグ・CSKAモスクワの日本代表MF本田圭佑(26)が20日、高級時計ブランド「GaGa MILANO(ガガ・ミラノ) 原宿店」の開店記念イベントに登場。真っ赤なスポーツカーでド派手に登場すると、約500人のファンが集まる大フィーバーに包まれた。

 独特のエンジン音に周囲は騒然。運転席から全身水色のスーツで決めた本田が姿を現すと、向かいのビルからも大歓声が響いた。滞在は約10分。祝福の花束を渡し、さっそうと去っていった。

 前日19日には宮城県石巻市など被災地を極秘で訪問し、23日には福岡でサッカー教室を主催。日本随一のスターは、オフも休まず夢を伝え続ける。
本田、未来の代表候補に金言「世界で活躍すれば、世界が言うこと聞いてくれる」

子供たちとのミニゲームで、ドリブルをカットされてビックリの本田
 本田が“世界制覇”を宣言した。日本代表MF本田圭佑(26)=CSKAモスクワ=が23日、福岡県内でサッカー教室を開催。「世界で活躍すれば、世界が言うことを聞いてくれるようになる」と究極の目標を明かした。高校時代は「ビッグマウス」と呼ばれていたが、代表で活躍するにつれ「世間が変わった」と実感。ビッグクラブ移籍を果たして、世界一の男に上り詰める。

 和やかだった空気が一変した。サッカー教室に参加した小学生からの質問コーナー。「日本代表に入って一番うれしかったことは何ですか?」という問いに、本田の表情が変わった。司会者に「ガチでいいですか?」と断りを入れ、続けた。

 「代表で活躍するようになってから、急にいろんな人が僕の言うことに聞く耳を持つようになってくれました。世間が変わって、それがモチベーションになった。世界で活躍すれば、世界が言うことを聞いてくれるようになる。それが今のモチベーションですね」

 石川・星稜高入学当初から上級生をニックネームで呼ぶなど、型破りなスタイルを貫いてきた。当時は「ビッグマウス」「生意気」と誤解を受けることも多かったが、代表のレギュラーに定着してからは周囲の対応が変わったという。10年南アW杯の前には「優勝を狙う」と公言。当時は賛同する選手がいなかったが、最近ではDF長友佑都ら多くの選手が同じ言葉を口にするようになった。

 だからこそ、日本代表の未来を担う可能性のある小学生にも志の高さを伝えたかった。今は日本国内への影響力こそ強いものの、欧州でも一流とは言い難い。目標とするRマドリード(スペイン)に入団して活躍すれば、自分の発言で世界を動かせると考えている。

 W杯出場権に王手をかけている来年の目標は「全部の試合を勝つつもりで挑むだけ。26年間で一番いい年にしたい」と言い切った。雪がちらついた会場には約5000人が集まった。本田の力強い言葉が、ひと足早いクリスマスプレゼントになった。

 ◆主な本田語録
 ▽04年U―20代表合宿「レベルは高かったけど(技術的に)尊敬する選手もいないし、ひけを取るものもない」
 ▽05年高校選手権2回戦「左足がつらなきゃ、あと2、3点は取れた」
 ▽10年3月、日本人で初めて欧州CL決勝Tでゴール「日本初とか興味ない。僕が目指しているのは、はるか先なんで」
 ▽同年6月、南アW杯カメルーン戦で決勝ゴール「昨日は誕生日でしたし、ま、持ってるなっていうことで」
 ▽12年5月、負傷でも成長実感「半月板は戻ってこない。手術したことで新しい本田になった」
 ▽同年6月、香川のマンチェスターU移籍合意にも平然「僕もビッグクラブにふさわしい」
本田 右膝検査のためスペイン合宿を一時離脱…

 CSKAモスクワの日本代表MF本田圭佑(26)が右膝の検査のためチームのスペイン合宿を一時離脱したことが分かった。

 11年8月に痛めた箇所で、経過観察のためバルセロナへ移動。関係者によれば「特に大きな問題はない。もともと検査に行く予定だった。時期が少し早まっただけで試合出場うんぬんに問題があるというのではない」と3月10日のリーグ再開戦、同26日のアジア最終予選ヨルダン戦への影響はないことを示唆した。
最終予選初黒星で香川も無言でバスに…ヨルダンとの大一番で敗戦

 タイムアップの笛が鳴った瞬間、背番号10をつけるエース・香川真司(マンチェスター・U)がガックリとひざから崩れ落ちた…。

 2014年ブラジルワールドカップアジア最終予選の天王山だった26日のヨルダン戦(アンマン)。本田圭佑(CSKAモスクワ)不在の大一番でトップ下を任された彼はブラジル切符獲得請負人に指名された。この男が中央に陣取る攻撃陣は22日のカナダ戦(ドーハ)とは比べ物にならないほど連動していたし、彼自身も反撃ののろしを上げる1点を奪った。しかし結果は1−2。まさかの敗戦が現実となり、自らの不甲斐なさを切々と感じたのだろう。悔しさと失望感にさいなまれたせいか、試合後のミックスゾーンを素通りするという過去にない行動まで取った。

 本田の左足首負傷が長引く中、6月4日のオーストラリア戦(埼玉)も決して楽観は許されない。香川を軸とした攻撃陣に磨きをかけなければ、日本はアジアの壁を超えられない。ここからの巻き返しが大いに気になる。

 今回のヨルダン戦はトップ下・香川、右MF岡崎慎司(シュトゥットガルト)、左MF清武弘嗣(ニュルンベルク)、FW前田遼一(磐田)の前線4枚がいい連携を見せつつ攻め、早い段階でゴールを奪うことが勝利のポイントだった。

 前半は前田が左右に動いて香川をゴール前に飛び込ませたり、清武が中に動いて左サイドバック・酒井高徳(シュトゥットガルト)の上がりを引き出すなど、日本は実にいいリズムで戦っていた。清武の折り返しを前田が頭で合わせた15分の場面、長谷部誠のクロスに前田がドフリーで飛び込んだ23分の場面など、前田だけで前半2度の決定機が生まれた。が、これを決めきれないのが今の彼らだ。そんな拙攻を繰り返していると、相手に流れが行ってしまうのがサッカーだ。前半ロスタイムにアメル・ディーブ(7番)の左CKからバニアテカ(13番)に鋭いヘッドを叩きこまれたのは最悪の展開だった。

 それでも「まだイケる」と楽観的なスタンスを持って後半にのぞんだが、1失点のダメージが大きかったのか立ち上がりがよくない。そして15分、3つのミスが重なって、アーメド・ハイル(10番)に2点目を奪われた。その発端は酒井高徳がアメル・ディーブにボールを奪われたことだった。カバーに入るべき今野泰幸はボールマンに行ってしまい、後方のスペースをがら空きにしてしまう。次の瞬間、アーメド・ハイルにパスが渡り、吉田麻也(サウサンプトン)が対峙するが、いとも簡単に1対1でかわされた。こうなると名守護神・川島永嗣(スタンダール・リエージュ)も防ぎきれない。この2点目がとにかく痛かった。

 日本の選手たちはこの一撃で自分たちが危機的状況にいることにようやく気付かされた。アルベルト・ザッケローニ監督も不発の前田に代えてハーフナー・マイク(フィテッセ)を投入。清武と岡崎の位置を代えて打開策を講じる。これがはまり、23分に清武の絶妙のスルーパスから香川がゴール。追撃のスイッチが入る。

 その1分後には再び清武のパスから内田篤人(シャルケ)がペナルティエリア内で倒されPKをゲット。同点のチャンスが転がり込んできた。このキッカーが名手・遠藤保仁(G大阪)だったから、誰もが2点目を確信しただろう。だが、PK職人はGKにコースを読まれてまさかの失敗。この瞬間に日本の勝利が逃げて行ったといっても過言ではなかった。

 この後も吉田や長谷部誠(ヴォルフスブルク)が決定機を迎えたが、どうしても決めきれない。これが、アメル・ディーブが「キング・アブドゥラ・スタジアムには特別な運がある」ということなのか…。岡崎も「今日が最終予選のアウェー戦で一番内容がよかった」と言うように、試合自体は日本ペースで進んでいたのに1−2で負けるとは、信じがたい屈辱としか言いようがない。

 敗戦原因を分析してみると、決定力不足と守備のミスの2つに尽きる。前者に関して言えば、前田や清武はチャンスを外しすぎた。ザックジャパン最高スコアラーの岡崎や、1点を返した香川がもっとゴール前でフリーになっていれば2点3点と重ねられた可能性が高い。今後、本田がいない場合には、いかに彼ら2人を前線に飛び込ませるかを考えていくべき。それが出場権獲得への近道だ。特に香川にはエースとして奮起を求めたい。

 後者に関しては、吉田や今野を軸とした連携をもっと突き詰めていくべきだ。日本にはどんなFWも止められる屈強で俊足なDFはいない。だからこそ組織で守るしかない。今回のセットプレーとカウンターの失点をよく分析して、6月4日のオーストラリア戦(埼玉)につなげていくことが肝要だ。
本田完全復活!120分フル出場 6・4W杯予選は“ぶっつけ”

7日(日本時間8日)のロシアカップ準決勝でCSKAモスクワが延長の末、ロストフに2―0で勝ち、決勝進出を果たした。右MFで先発した本田圭佑(26)は120分間フル出場。ゴールに迫る際どいFKなどで勝利に貢献し、完全復活を証明した。

 右足首痛で長期戦線離脱していた本田にとっては、復帰後公式戦4試合目の出場。前半33分にはゴール正面の遠めの位置からのFKに左足を振り抜くと、ボールは壁を越えてゴールを襲った。相手GKの好セーブに阻まれたが、軸足の右足の状態の回復を証明するFKだった。

 後半にも好クロスを供給してチャンスを演出。両チーム退場者を一人ずつ出し、スコアレスで突入した延長前半にFWドゥンビアのゴールで先制し、終了間際に追加点を奪って死闘を制した。

 CSKAは優勝目前のリーグ戦と合わせ、国内2冠獲得に王手をかけたが、これで本田は日本代表への合流が遅れることも決定的となった。

 6月1日に行われる決勝に出場した場合、帰国は早くて6月3日。テストマッチのキリンチャレンジ杯・ブルガリア戦(30日、豊田)の欠場は確実で、W杯アジア最終予選オーストラリア戦(6月4日、埼玉)も“ぶっつけ本番”となる。

 それでも、本田の完全復活は日本代表にとって明るいニュース。千両役者は大一番に向け、着実に態勢を整えつつある。
【コンフェデ杯】本田、敗退国から唯一ベストイレブン

 国際サッカー連盟(FIFA)は28日、コンフェデレーションズ杯の1次リーグのベストイレブンを発表し、日本代表MF本田圭佑(27)=CSKAモスクワ=が選ばれた。1次リーグで敗退した国の選手からは、唯一選出された。

 出場全選手について、チームごとに専門の分析家がチェックし、出場試合でのパス、タックルなどさまざまな動きをFIFA独自の基準で数値化し、ポイント順にランキングを作成。本田は8・72ポイントで、1次リーグ全体の14位となり、MF部門では、8・81ポイントのスペイン代表MFイニエスタに次ぐ2位で、ベストイレブンに入った。

 日本は本田に次いでFW岡崎慎司(27)が全体の16位(FW部門6位)、MF香川真司(24)が22位(MF部門6位)、MF遠藤保仁(33)が23位(MF7位)。同ランキングは09年コンフェデ杯、10年南アフリカW杯でも採用された。決勝トーナメントでも加算し新たにベストイレブン、トップ選手を選ぶ。
バルセロナ、本田に関心=スペイン紙―欧州サッカー

サッカーのスペイン1部リーグのバルセロナが、日本代表MF本田圭佑(CSKAモスクワ)の獲得に興味を持っていると、スペイン紙ムンド・デポルティボ(電子版)が1日報じた。
 バルセロナは移籍話の出ているMFチアゴの代役を探しており、コンフェデレーションズカップで活躍し、ACミラン(イタリア)なども獲得に乗り出したとされる本田を補強リストに入れたという。 
本田、代表3年ぶりFK弾も「もう一仕事できた」

 ◆キリンチャレンジカップ2013 日本2―4ウルグアイ(14日・宮城スタジアム) 日本代表FW香川真司(24)が“第二の故郷”宮城で、笑顔なき凱旋弾を決めた。チームは4失点と守備が崩壊し、MF本田圭佑(27)の代表では3年ぶりとなるFK弾も勝利に結びつかず。7試合連続失点の守備陣立て直しが、来年のブラジルW杯に向けた最重要課題としてさらに色濃く浮かび上がった。

 MF本田がFK弾で一矢を報いた。後半27分、ゴール前右のFK。「相手GKの位置、重心を見て蹴る前に右に蹴るように切り替えた」。持ち味の無回転ではなく、コントロールしやすいカーブボールで右上に突き刺した。10年6月、南アフリカW杯デンマーク戦以来、3年ぶりのFK弾。「長い間、決めていなかったので決めたかった」と淡々と振り返った。

 ゴール後、喜ばなかったように、試合内容には決して満足していない。4失点の守備陣を責めることはできたが、「攻撃陣としてそうすべきかもしれないけれど、それよりも攻撃が4点取れなかったことが反省」と断言。「僕自身、もう1点、もう1アシスト、そのどちらかはできた。もう一仕事できた」とチームの攻撃に目を向けた。

 「やられたからといって(守備に)引く(やり方に変更する)のは、ナンセンス。(攻撃的なやり方を)貫く。信念を曲げずにやっていく」。6月のコンフェデ杯でブラジル、イタリア、メキシコ相手に9失点、3連敗。同じく世界レベルのウルグアイにも完敗したが、本田はあくまでも攻撃で世界と対抗していく考えだ。
本田、ボランチで先発も無得点/ロシア
<ロシアリーグ:CSKAモスクワ5−1クラスノダール>◇27日◇モスクワ

 CSKAモスクワの日本代表MF本田圭佑(27)がホームでのクラスノダール戦にいつものトップ下ではなく、ボランチで先発出場した。

 CSAKはMFトシッチのハットトリックなど5−1で大勝。相手の得点は、CSKAから期限付き移籍しているMFママエフによるものだった。

 ボランチの本田に得点はなかった。

AFC年間国際最優秀選手候補に本田、長友ら

アジアサッカー連盟(AFC)は14日、2013年の優秀選手に贈られる各賞の候補選手を発表した。

アジア内でプレーする選手を対象とするAFC年間最優秀選手賞には、エステグラルのイラン代表MFジャバド・ネクナム、FCソウルの韓国代表MFハ・デソン、広州恒大の中国代表MFチェン・ジーの3人がノミネートされた。

アジア以外でプレーする選手を対象とするAFC年間国際最優秀選手賞には、日本代表MF本田圭佑(CSKAモスクワ)とDF長友佑都(インテル)、および韓国代表FWソン・フンミン(レヴァークーゼン)が候補に挙げられている。同賞は2012年に創設され、昨年は日本代表MF香川真司が受賞している。

年間最優秀外国人選手にはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)を制した広州からFWムリキ(ブラジル)とMFダリオ・コンカ(アルゼンチン)の2名、および準優勝のFCソウルからFWデヤン・ダムヤノビッチ(モンテネグロ)が選出された。

各賞の受賞者は、11月26日にクアラルンプールで開催される授賞式で発表される。
ザック「満足」オランダとドロー!2点差から大迫、本田弾!!

 ◆国際親善試合 オランダ2―2日本(16日、ベルギー・ゲンク、クリスタル・アレナ) 日本代表は2010年南アフリカW杯準Vのオランダ代表と対戦して2─2で引き分けた。日本は2014年のW杯ブラジル大会に向けて新しいユニフォームで臨み、2点のビハインドから大迫勇也(23)=鹿島=、本田圭佑(27)=CSKAモスクワ=の得点で追いついた。

 スタメンでは遠藤保仁(33)=G大阪=、香川真司(24)=マンチェスターU=が外れて、ボランチに山口蛍(23)=C大阪=、1トップには大迫が名を連ねた。

 日本は前半13分、相手のロングボールを内田篤人(25)=シャルケ04=が頭でクリアするが、ファンデルファールトがパスカット。飛び出したGK西川周作(27)=広島=と交錯して、ループ気味のシュートがそのままゴールに吸い込まれた。同39分にはファンデルファールトのサイドチェンジから左サイドのロッベンにボールが渡ると、日本の守備陣を2人かわして左足で2点を奪われた。

 2点のリードを許したが終了間際の前半44分、長谷部誠(29)=ニュルンベルク=の縦パスを大迫が直接右足で合わせてゴール左隅に決めた。

 後半開始から香川、遠藤を投入して、パスサッカーで攻撃陣が活性化。同15分には遠藤の右サイドへの展開から、大迫のヒールでの折り返しを本田がゴール右隅に流し込み同点に追いついた。

 攻撃の手を緩めない日本は後半28分、大迫に代えて柿谷曜一朗(23)=C大阪=を投入。同33分には香川のスルーパスで抜け出したが、柿谷のシュートはゴール右へ外れた。その後も足が止まったオランダを攻め込んだが、勝ち越し点は奪えなかった。

 19日(日本時間20日)にはFIFAランキング5位のベルギー代表と対戦する。

 大迫勇也「点が取りたかった。結果を出すことしか考えていなかった。1点取れば分からないと思っていた。勝ちきれないところは、何かが足りない」

 本田圭佑「内容は良かったが、どうやったら勝ち切れるのか、ベルギー戦に向けて話し合って準備したい。2―2から決め切れないのは何か問題があるのかなと思う」

 ザッケローニ日本代表監督「満足のいく内容だ。攻撃が機能し、特にカウンターから多くのチャンスをつくれていた。新しい選手たちが活躍し、チームとしてもスムーズにいった」

 ファンハール・オランダ代表監督「日本のプレーはとてもよかった。(日本の)3―2でもおかしくなかった。前半はオランダの方が上回ったが、日本は交代で出てきた選手がよかった」
本田圭佑が途中出場でセリエAデビュー…ポスト直撃弾もミラン敗戦

 セリエA第19節が12日に行われ、サッスオーロと日本代表MF本田圭佑の所属するミランが対戦。ミラン移籍後、初の公式戦となった本田はベンチスタートだった。

 アウェー戦に臨んだミランだったが、序盤に続けてゴールを挙げた。9分にナイジェル・デ・ヨングが相手ゴール前でボールを奪い、ラストパス。ペナルティエリア内でボールを受けたロビーニョが左足でシュートを沈め、先制に成功した。

 敵地で均衡を破ると、13分にはブライアン・クリスタンテが右サイドを突破。中央に折り返すと、ゴール前のマリオ・バロテッリが右足のダイレクトシュートを蹴り込み、リードを2点に広げた。

 ところが、15分にサッスオーロのドメニコ・ベラルディにスルーパスから抜け出されて、得点を許してしまう。1点差に詰め寄られると、28分にもロングボールに反応したベラルディにゴール前で粘られると、振り向きざまに左足でボレーシュートを叩き込まれた。

 2点差を追いつかれてしまうと、41分には右サイドからクロスを入れられ、ゴール前のベラルディにダイレクトボレーを決められてハットトリックを許してしまい、試合をひっくり返された。

 ミランは逆転を許して後半を迎えると、47分にもベラルディに4点目を奪われた。2点のビハインドを喫すると、55分にリッカルド・モントリーヴォとジャンパオロ・パッツィーニを投入し、巻き返しを図った。62分には左サイドでボールを受けたバロテッリが、カットインからシュートを放ったが、ゴール脇に外れた。

 追いつきたいミランは、65分にロビーニョに代えて本田をピッチに送り出した。69分には左サイドのクロスから本田がヘディングシュートを放ったが、パッツィーニに当たってしまい、得点とはならなかった。83分にも本田がミドルシュートを放ったが、ポストを直撃した。

 ミランは86分にモントリーヴォがミドルシュートで得点して1点差に迫ったが、猛攻も実らず、3−4で競り負けた。セリエA10人目の日本人選手となった本田は、セットプレーを蹴るなど、試合終了までプレーした。
[国内杯]本田の移籍後初ゴールは左足!!ミランは格下相手に快勝

 日本代表MF本田圭佑の所属するミランは15日、コッパ・イタリアの5回戦でスペツィア(2部)と対戦し、3−1で勝利した。加入後初先発した本田は後半2分に移籍後初ゴールを記録すると、後半19分までプレー。勝利に大きく貢献した。 

 12日に行ったセリエA第19節サッスオーロ戦でミランデビューを飾った本田。途中出場ながら採点を公開した地元紙がチーム最高点を付けるなど存在感を見せつけた。中2日で迎えたカップ戦。カカやバロテッリら主力はスタメンから外れたが、本田は1トップFWジャンパオロ・パッツィーニの下にFWロビーニョと2人で並ぶシャドーポジションで移籍後初先発を飾った。

 ミランとしては格下相手ということもあり序盤から攻め込み早めに勝負を決めたいところだが、なかなか上手くかみ合わない。本田も前半19分に移籍後初のイエローカードを貰ってしまうなど、気持ちが空回りしてしまう。同23分にはゴール前でFKを獲得すると、本田のキックからパッツィーニが決定的なスライディングシュートの場面を迎えるが、左に外してしまった。

 しかし前半28分、右サイドを突破したパッツィーニのアーリークロスにロビーニョがダイビングヘッドで飛び込み先制。直後の同31分にはMFアンドレア・ポーリの浮き球パスをボレーで合わせてミランが一気に2点を奪い、試合を動かした。

 すると後半2分だった。MFリカルド・モントリーボがミドルシュートを放つと、GKが弾く。これに詰めた本田が左足で押し込みミラン移籍後初ゴール。背番号10が早速結果を残した。同6分には本田のラストパスからパッツィーニが決定機を迎えるが枠を大きく外れていった。

 本田は3点リードの後半19分でお役御免。MFワルテル・ビルサと交代でピッチを後にした。

 後半アディショナルタイムに失点したものの、3−1で逃げ切ったミランは5回戦を突破。22日に行われる準々決勝では、ホームでウディネーゼと対戦する。

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本田圭佑【ACミラン】 更新情報

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