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81、中東・アフリカ情報コミュの9、エジプト:デモ隊、収拾を拒否…死者は全土で150人に

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カイロ中心部のタハリール広場で、戦車に鈴なりになってムバラク政権打倒を叫ぶ反政府デモ参加者=2011年1月29日、和田浩明撮影 【カイロ樋口直樹、和田浩明】エジプトでは30日、各地でムバラク大統領に対する退陣要求が一層強まる一方、国軍の戦闘機が首都カイロ中心部で爆音と共に低空飛行を繰り返すなど、緊張が高まった。略奪行為の横行などで治安状況も急激に悪化しており、政府機能の低下によって市民生活の混迷が深まっている。中東の衛星テレビ局アルジャジーラによると、治安部隊とデモ隊の衝突などによる死者は、全土で約150人に達した。

 ムバラク大統領は29日、初めて副大統領を指名するなど譲歩を示したが、反政府デモ参加者らは大統領の退陣を求める姿勢を変えていない。カイロ中心部のタハリール広場には30日も1万人近くの群衆が詰めかけ、大統領の辞任を求めた。各地では警官の姿が消え、代わりに国軍兵士らが要所に配置された。

 衛星テレビ局アルアラビーヤによると、反政府運動に加わったエルバラダイ前国際原子力機関(IAEA)事務局長は30日、「野党勢力から挙国一致政府の結成を要請された。国軍と連絡を取りたい」と語った。同氏はまた、ムバラク大統領に「職務権限を手放すよう求める」と述べた。野党勢力がエルバラダイ氏の下に結集すれば、一大勢力となる。

 これに対しムバラク大統領は30日、スレイマン新副大統領と共に軍司令部を訪れ、治安対策の強化などを協議した。その後、夜間外出禁止令の適用時刻である午後4時前から、タハリール広場の上を空軍機が爆音とともに何度も旋回した。抗議デモに対する政権側の示威行動とみられる。

 情報省は30日、デモの様子を生中継していたアルジャジーラ・カイロ支局の放送免許と記者証を剥奪。アルジャジーラ側は声明で「政府の措置は報道の自由を抑圧し、エジプト国民の声を封じ込める行為だ」と非難した。

 一方、29日からの夜間外出禁止令の適用時間拡大にもかかわらず、カイロを中心に各地で商店や事務所などを狙った略奪が頻発した。AFP通信によると、カイロ北部のワジ・ナトルン刑務所から数千人の受刑者が脱走した。その他の刑務所でも脱走が伝えられた。国営テレビによると、このうち3000人余が拘束された。

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毎日新聞 2011年1月30日 20時10分(最終更新 1月31日 1時19分)

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