映画レビューアーフォーラムコミュのドラマ『ダブルフェイス潜入捜査編』2013年放送

　2013年の作品だけにDVDもレンタル可能です。
http://www.tbs.co.jp/double-face2012/

あらすじ
●潜入捜査編
　森屋純(西島秀俊)は、暴力団織田組に長年潜入捜査をしている神奈川県警の捜査官。そのことを知るのは、直属の上司・小野寺警視正(角野卓造)のみ。森屋はヤクザと警官という二重生活に苦しみ、任を解かれる事を切望していたが、小野寺は組を壊滅させられればと約束する。森屋は麻薬取引の情報を漏洩させるが、県警内部にも組長の織田(小日向文世)が高山亮介(香川照之)を刑事として潜入させており情報戦が展開される。
　結果、麻薬取引はつぶすが、組員は証拠不十分で全員釈放され、両者痛み分けになった。このことで双方の内部に犬（内通者）の存在が明らかになった。小野寺は森屋に、織田は高山に犬の正体を探らせる。
　森屋は知り合った精神科医の西田奈緒子(和久井映見)に自分の身分を明かし、元に戻ったら乾杯しようと約束するが…。森屋は織田の決定的な犯罪証拠を掴み、あるビルの屋上で小野寺と密会するが、そのことを察知した高山が組に伝え、組員たちが差し向けられた。森屋に絶体絶命の危機が訪れる。

●偽装警察編[編集]
　少年の頃に織田大成に拾われ、ヤクザの身でありながら刑事になった高山は、小野寺警視正の殉職後、織田から新たな命令を受ける。それは厚生労働省の代議士の娘・末永万里(蒼井優)に接近し関係を持つことだった。
　偶然もあって万里と同居を開始した高山だったが、織田からはさらに万里を薬漬けにするよう命令される。高山もヤクザと警官の二重生活に揺れていたが、父親に抗う生き方をする万里と接した高山はある決断をする。
　小野寺の遺品のパソコンや携帯電話が高山に預けられた。潜入捜査官の情報が入ったパソコンだったが、高山はパスワードがわからずログインできない。
　一方、小野寺と弟分のヒロシ(伊藤淳史)を亡くした森屋は、奈緒子にも連絡を取らず抜け殻のような日々を過ごしていたが、ある日小野寺からの電話を受ける。それは高山がかけたものだった。高山は小野寺の後継者として森屋と手を組み、織田に罠をかけるが－。

コメント(1)

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[1] mixiユーザー 11月16日 12:52

　西島秀俊主演の前編『ダブルフェイス潜入捜査編』を再放送で見ました。
　11月公開『MOZU』の羽住英一郎作品でTBS・WOWOWの共同制作作品だけに、雰囲気は『MOZU』そのもの。
　麻薬密売組織に潜入する捜査官と警察官に成りすまし組織に情報を流すスパイをそれぞれ主人公とし、警察と犯罪組織が繰り広げる攻防や二人の宿命的な出会いと闘いを描いた本作は、全編を通じて、スパイの正体がばれそうになる緊迫したシーンの連続で、画面に食い入るように見てしまいました。
　相棒シリーズを始めテレビ朝日の刑事もののファンですが、テレ朝作品を凌ぐ、傑作だと思います。なにしろ、『潜入捜査編』『偽装警察編』は、共に東京ドラマアウォード2013 単発ドラマ部門でグランプリを獲得。　そして後編の『偽装警察編』は、2013年日本民間放送連盟賞番組部門テレビドラマ番組優秀賞を受賞したことも納得の内容でした。

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