映画レビューアーフォーラムコミュの【ネタバレ有り】『陽だまりの彼女』［日本公開：2013年10月12日］

●Introduction
「金曜のバカ」「ボーナス・トラック」などの越谷オサムのベストセラー小説を実写化したラブストーリー。パッとしなかった幼なじみと再会した青年が、魅力的な女性になった彼女と恋に落ちたのを機に、切なくて温かな奇跡の物語が動き出していく。メガホンを取るのは、『僕等がいた』シリーズの新鋭・三木孝浩。『花より男子』シリーズの松本潤と『のだめカンタービレ』シリーズの上野樹里が、主人公のカップルを快演する。舞台となる湘南の魅力を余すところなく捉えたロケ映像も見ものだ。

　取引相手を訪ねた新人営業マンの浩介（松本潤）は、そこで同じ中学校に通っていた幼なじみの真緒（上野樹里）と10年ぶりの再会を果たす。学年有数のバカとして名をはせ、何かといじめられていた彼女が、当時の姿から想像がつかないほど魅力的な女性になったことに驚く浩介。再会に運命めいたもの感じた二人は惹（ひ）かれ合うようになり、結婚を決意するまでに。だが、真緒は誰にも知られてはならない、とんでもない秘密を持っていて……。
［日本公開：2013年10月12日］

コメント(1)

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[1] mixiユーザー 05月09日 01:24

　何で今頃と思われるかもしれませんが、一応ＤＶＤ発売記念として公開時の記憶をたどりながら、レビューを書きました。
　これを書いている2014年の春ドラマでは初回視聴率は前作の朝ドラヒロイン・杏様主演の「花咲舞が黙ってない」（日本テレビ系）が独走。
　ただ、注目したいのが視聴率では２位だった本作でも主演した上野樹里の「アリスの棘」（ＴＢＳ系）です。
　同ドラマでは１話につきひとりずつ復讐していくのですが、クールな女性医師役の演技が素晴らしいのです。
　「上野樹里って芝居、うまいなぁ」と誰もが感じるでしょう。
　大河ドラマ「江」以来、３年ぶりの主演。インターネット上では、性格が悪く干されている、などという噂がまことしやかに流れておりました。
　しかし、これだけ演技力のある女優を制作側が起用したくないわけがありません。上野樹里は、自分の力を発揮できる作品を選んでいた、というのが正解でしょう。
　彼女の初主演映画「スウィングガールズ」（２００４年公開）を見たとき、「これは未来の大女優がまとめて出ている作品だ！」と思った記憶があります。上野のほか、貫地谷しほり、本仮屋ユイカのその後の活躍も予想どおりでした。「スウィングガールズ」の監督は矢口史靖。今週末に新作が公開されますが、毎作品オモシロイですね。そして矢口監督には女優抜擢の見る目が高かったのです。

　少々脱線しましたが、「アリスの棘」というタイトルに欺されて、アイドルファン向けの乙女チックなラブファンタジーと思われるでしょうけれど、これは大間違い。むしろ、大人の鑑賞向けのシリアスな復讐劇なのです。しかも、上野につきまとってきた「のだめの樹里ちゃん」というぶりっこキャラからは想像できないヒール役に初挑戦。これがなかなかクールでいいんです。いや～上野樹里は一皮むけたなと感じましたよ。
　女優としての多彩な役どころをこなし、飛躍が期待できそうです。

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