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映画レビューアーフォーラムコミュの【ネタバレアリ】『エクスペンダブルズ2』 [2012年10月20日公開]

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●Introduction
 2010年に大ヒットした『エクスペンダブルズ』。シルベスター・スタローンを筆頭に、“二度と実現不可能”と言われたアクション・スター大集合超大作の続編がついに実現した。今回は、墜落機からのデータボックス回収を引き受けた“エクスペンダブルズ”が、旧ソ連軍の埋蔵プルトニウムをめぐる戦いに巻き込まれ、冒頭からノンストップで前作を上回る見せ場の連続でたたみかける。連投となるジェイソン・ステイサム、ジェット・リー、ドルフ・ラングレンに加え、チャック・ノリスが初参戦、さらにジャン=クロード・ヴァン・ダムが仇役を演じるという豪華なキャスティング。キャストパワーも、火薬も銃弾も大増量して、満足度もアップ間違いなしだ。

「ランボー」のシルヴェスター・スタローン、「トランスポーター」のジェイソン・ステイサム、「ブラック・ダイヤモンド」のジェット・リーらアクションスターたちが一堂に会する超大作の続編。墜落機からのデータボックス回収を引き受けた傭兵軍団が、プルトニウムを巡る壮絶なバトルに巻き込まれる。監督は「メカニック」のサイモン・ウェスト。

 自らを消耗品と名乗る最強無敵の傭兵軍団エクスペンダブルズ。リーダーで軍用銃のエキスパート、バーニー・ロス(シルヴェスター・スタローン)。元SAS(英国特殊部隊)隊員でナイフの専門家、リー・クリスマス(ジェイソン・ステイサム)。マーシャル・アーツの達人、イン・ヤン(ジェット・リー)。大型銃器のスペシャリスト、ヘイル・シーザー(テリー・クルーズ)。爆破のプロフェッショナル、ツール・ロード(ランディ・クートゥア)。狙撃と空手の名手ガンナー・ヤンセン(ドルフ・ラングレン)。そして元SASR(オーストラリア特殊空挺連隊)隊員の若き天才スナイパー、ビリー・ティモンズ(リアム・ヘムズワース)。彼らの今回の仕事は、バルカン半島アルバニア領の山脈に墜落した輸送機に積まれていたデータボックスの回収。ボックス内の機密データは旧ソ連軍が埋蔵した大量のプルトニウムの埋蔵場所を示すもので、もしそのプルトニウムが軍事独裁国家などに渡れば、世界が破滅への道をたどることは間違いない。データボックスが格納された金庫は120秒ごとに変化するアクセスコードに守られており、誤ったコードを入力すると爆発する仕掛けになっている。CIAのチャーチ(ブルース・ウィリス)はその暗証番号解読のため、マギー(ユー・ナン)という女性エージェントを派遣、エクスペンダブルズに同行させる。彼らはGPSをたどってデータボックスを発見、マギーが鮮やかにコードを解除するが、そのときヴィラン(ジャン=クロード・ヴァン・ダム)とその右腕へクター(スコット・アドキンス)率いる謎の軍団がエクスペンダブルズを包囲、見張りにあたっていたビリーを人質にしてボックスの引き渡しを要求する。バーニーはビリーの命を優先し、仲間に武器を捨てさせ、ヴィランにボックスを渡すように命じた。だがヴィランはボックスを受け取るや、バーニーたちの目の前でビリーを殺害し去って行く。ヴィランは機密データを利用して大量のプルトニウムを掘り出し、それを某国のクライアントに売り渡そうとしていた。彼はすでにその準備のため一国の軍隊にも匹敵する軍団を組織し、アルバニアのある村を占拠、村の男たちを強制的にプルトニウムの埋蔵現場で働かせていた。ヴィランたちが潜む村を突き止めたエクスペンダブルズは、村に残された女性たちの助けを借り、ヴィランとその部隊の殲滅作戦を開始。やがて、その闘いにネパールでバーニーに命を救われたトレンチ(アーノルド・シュワルツェネッガー)やチャーチ、さらに伝説のコマンド、ブッカー(チャック・ノリス)らも援軍として参戦、バルカンの大地を熱く焦がす激しいバトルが始まろうとしていた……。
[2012年10月20日公開]

コメント(2)

 この作品に、人間ドラマ的な要素を求めるのは野暮です。冒頭からラストまで、徹頭徹尾ガチンコアクションで楽しませてくれるのだから、文句をいっちゃあバチが当たります。なんといっても豪華なキャスト。なんといっても本シリーズを企画したスターローンが直接電話して出演を口説くから、今回も出を出るわ、きら星の如く主演級のアクションスターが勢揃いしました。特に注目なのが、前回はカメオ出演だったシュワちゃんとウィルスが本格出演して、三大アクションスターのそろい踏み、マシンガンをぶっ放すシーンがあること。それだけでなく、『ランボー』や『ダイ・ハード』、『ターミネーター』などそれぞれの過去のヒット作のワンシーンを彷彿させるエピソードを、ちょっとパロディ的に扱っていて、思わずニヤリとさせられます。シュワちゃんに何度も「アイル・バック!」と語らせるのは少々過剰サービスだとは思いましたが(^^ゞ
 こんなにきら星のように大物たちを招聘して、まるでうな丼と天丼と親子丼と牛丼を全て一緒にして「ギュッ」としたようなてんこ盛り映画なんですね。でも余りの痛快さに、見終わってスカッとして、ものの見事に余韻も残さず(^^ゞ、スカッとストレスを解消してくれるのですねぇ〜。だからなかなか気の利いたレビューが書きにくぅい(^^ゞ多くの人は、面白かったねぇ〜のひと言で済んでしまうことでしょう。

 でも、なんといっても見どころは、CGを使わない、生身の体でのアクション。スタローンは、本当にマジで拘っていて、自ら率先して肉弾戦の矢面に立って奮闘していました。中でも出色は、敵役のボスを演じるヴァン・ダムとのタイマン決闘シーン。なんといってもこのふたりの実年齢からは想像できない迫力ある格闘シーンが延々と10分以上の長さで長回しされるのです。まだまだ若く見えるヴァン・ダムだって51歳といいおじさんです。スタローンときたら66歳のお爺さんです。それが派手にローリング・ソバットで打ち付けたり、スタローンなんか軽々とヴァン・ダムを持ち上げて叩き付けるなど、全く年齢を感じさせないアクションで、見ている方はすっかりしびれてしまいました。お互いアクションスターとして良きライバルと認め合っている関係だけに、俳優同士の大決戦の意味合いもあったようです。それだけに前作では、交渉が決裂してヴァン・ダムの不参加に終わったほど。お互いが納得のいく高い完成度が求められたシーンだったのです。

 物語は、捕まっていた「エクスペンダブルズ」のライバルの民間軍事会社の経営者トレンチの救出シーンから始まります。敵のアジトに乗り込んでいくところは、『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』の冒頭シーンに酷似していました。しかし一度戦闘が始まれば、のっけからクライマックスかと思えるような銃撃戦が始まります。チマチマした打ち合いでなく、装甲車で人も建物の壁もなぎ倒して突き進んでいくダイナミックなもの。
 退路では、ボートによるチェイスが描かれますが、ここではボートが爆発しスタントが死亡するという事故が起こるほどの激しさでした。

 「エクスペンダブルズ」というタイトルの意味は、「消耗品」という意味があるそうてすが、メンバーの消耗はほとんどなく、その代わり備品の壊しっぷりが見事です。冒頭の突っ込んでいった装甲車も、逃げるときに使ったボートもみんな使い捨てなんですね。果ては、彼らのシンボルでもあった水陸両用の輸送機すら、敵陣に体当たりしてぶっ壊してしまうのです。なんて太っ腹な連中なんだろうと思いました。
 その代用として、チャーチが報酬代わりにくれた飛行機は、なんと昔の複葉機。これだけの活躍をしておきながら、なんてCIAはケチなんだろうと思いました。

 今回のミッションとなる墜落した輸送機に積まれていたデータボックスの回収は、そもそものチャーチの依頼を反故にして、着手金の500万ドルをネコハバしたことから。その埋め合わせとしてノーギャラで呑まされた仕事でした。敵もいなく、楽勝のはずなのに…。ただ、コードが合わないと爆発する仕掛けというから、その暗証番号解読のため、マギーという女性エージェントをレンタルされます。彼女を私物のように語るチャーチの物言いは、俺の愛人だぞと自慢しているような口ぶりです。だからラストで、バーニーへのレンタル続行をマギーから宣言されたとき、きっとチャーチは悔しかったことでしょう(^^ゞ
 あと、このシーンで突っ込みどころは、なんで手間書けて、データボックスの回収しなればならなかったか。そんな大量のプルトニウムの隠し場所の地図なんて、持ち出そうとするから、のちのちテログループに狙われることになるのであって、持ち出さずに処分すれば、メンバーのビリーが犠牲にならずに済んだことでしょう。

 ビリーがテログループに捕まって、唯一殺されてしまうシーンでも疑問は残ります。普通なら全員射殺されて当然の場面です。なんでビリーだけ殺されてしまうのか、脚本家の都合にしか見えませんでした。いいのは、ビリーの死で見せるメンバーの連帯感の強さと優しさです。仲間の仇とばかり採算度外視で、復讐に全員参加するところは、使い捨て傭兵軍団だからこその結束なんでしょうね。ラストでビリーの恋人に、お金と手紙をちゃんと送ってフォローするところなんぞ、男たちの優しさにグッと感じ入りました。

 プルトニウムの隠し場所へ飛行機で特攻をかけてからは、ラストに向けて、ひたすら撃ちまくるドンパチ合戦が続きます。やっぱり見どころは、中東の空港を借り切ってのでの銃撃戦シーンでしょう。そんななかでキラリと光るのが、ナイフの専門家という触れ込みのリー役ステイサムの格好良さ。華麗なナイフさばきで、メンバーのピンチを何度もエスケイプします。やっぱりこのシリーズは銃撃戦ばかりでなく、接近戦も重視して欲しいものです。逆に、チャーチ役として裏方に甘んじ、あまりアクションシーンに参加していないブルースはもっと汗をかいて欲しいものだと思えました。
 あと今回、イン・ヤン役のジェット・リーは冒頭だけのカメオ出演に終わったし、もっと残念だったのは、。チームの根城にしているタトゥーショップ&バーの経営者であるツール役のミッキー・ロークが出なかったこと。引退してても、前作ではバークヤードのシーンでいい味出していたので残念です。
 あと、一匹狼の傭兵で、チームのピンチをタイムリーにフォローするブッカーの出現にもひと言。助っ人するのなら、もっと頻繁に協力してやってもいいのではと注文したいですね。ちなみに、キャラクターの名は、1978年のアクション映画 『暗黒殺人指令』でノリス演じる主人公ジョン・T・ブッカーへのオマージュです。

 今月公開の『ゲットバック』も面白かったし、『メカニック』も特選ものの出来映えでした。いまアクション映画を撮らせたらサイモン監督が当代唯一と言えそうです。

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