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映画レビューアーフォーラムコミュの【ネタバレ有り】『『第九軍団のワシ』 [ 2011年3月24日公開 ]

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●Introduction
●壮大なスコットランドの地を舞台に、<ワシ>とともに消えた父と息子の絆をめぐる歴史ミステリーの傑作が誕生!

名将フラビウス・アクイラが指揮を執るローマ軍最強といわれた第九軍団5000名の兵士が、ある日北の荒野で忽然と姿を消した…。ともに失われたローマ軍の名誉の象徴である黄金の<ワシ>。
それから20年後。誇り高きローマ軍人として成長したアクイラの息子マーカスは、父の汚名を晴らすため、また自らの生きる誇りを手にするため、黄金の<ワシ>を求めて、危険な北の荒野へと旅立つ…。

いまなお解明されていないイギリス歴史上の謎を題材に、美しくもミステリアスなスコットランドの地を舞台に繰り広げられる歴史ミステリーの傑作が誕生した。消えた父と5000名の兵士の真相が明らかになるとき、父と息子の揺るぎない絆、命を懸けたそれぞれの決断に強く心打たれるだろう。

●ローズマリ・サトクリフによる歴史小説の世界的ベストセラーを、アカデミー賞受賞スタッフが映画化
ハリウッドの次世代を担う実力派若手俳優の共演が実現

原作は1954年に発表されたローズマリ・サトクリフの小説「第九軍団のワシ」。カーネギー賞を受賞した「ともしびをかかげて」や「アーサー王と円卓の騎士」などのアーサー王シリーズで知られるイギリスを代表する女流児童文学者であるサトクリフが、当時において最新の歴史調査を題材にし書き上げ、100万部を超える売上げを記録したベストセラーである。イギリスでは、英ラジオ4によりラジオ劇としてドラマ化されたのに加え、1977年には全6話、1エピソード30分のドラマシリーズとしてBBCで放送され人気を博した。イギリス国内だけでなく世界中で読み継がれている歴史小説の名作であり、日本では岩波少年文庫より出版され長年人気を誇っている。

主演はハリウッドの次世代を担う若手俳優『G.I.ジョー』のチャニング・テイタムと、『リトル・ダンサー』の衝撃的デビュー後、演技派俳優へと成長したジェイミー・ベルが初共演を果たし、ローマ人とブリタニア人、征服者と服従者という対立する立場で運命共同体として行動を共にする主人公2人を、依存と拒絶、信頼と猜疑心といった相反する感情を見事に表現して演じきった。そのほか、ドナルド・サザーランド、マーク・ストロング、デニス・オヘアなどの名優陣が脇を固め、物語に重厚感を加えている。
監督はオスカー受賞監督、『ラストキング・オブ・スコットランド』『消されたヘッドライン』のケヴィン・マクドナルド。撮影監督は『スラムドッグ$ミリオネア』でアカデミー賞撮影賞を受賞した名カメラマン、アンソニー・ドッド・マントル。そのほか、英国アカデミー賞受賞に加え、米アカデミー賞ノミネートの実績を誇る英国随一のプロデューサー、『ノッティングヒルの恋人』のダンカン・ケンワージー、『ある公爵夫人の生涯』でオスカー受賞した衣装デザイナーのマイケル・オコナー、ローマ帝国時代の世界観を見事につくりあげたプロダクション・デザイナーのマイケル・カーリンなど、最高の実力派スタッフが集結した。
[ 2012年3月24日公開 ]

【消えた第九軍団5000名の謎】
数年にわたりエブラカム(現在のイギリス北部ヨーク)に駐在した第九軍団は、西暦120年を境に歴史上の記録から突然姿を消した。スコットランドを目指して北に侵攻したきり戻ることがなかったとされている。今日の歴史学者の間では、第九軍団の行方についてイギリス北部で忽然と消えたという説と、どこか別の場所に配置されただけだという説の2つに意見が分かれているが、どちらにせよ5000名の大軍が消息を絶ったのは正真正銘の歴史的事実である。

コメント(1)

★★★★★特選
 公開は3月24日(土)とだいぶ先なのですが、マスコミ試写で見てきましたのでご紹介します。
ローマ帝国戦記ものとして抜群の面白さでした。『300』のような亀甲陣形による戦略的な戦闘シーンがあり、また父親の名誉挽回に、奪われた軍団のシンボルの奪還のため単身敵地に乗り込む冒険あり、また冒険の相棒となる奴隷との怨念と友情が複雑に交差しあう人間ドラマありのどこをとっても楽しめる作品でした。
 主演のチャニング・テイタムのまっすぐな正義感がとても役にはまって心地いいのと、叔父の貴族役で登場するキーファー・サザーランドのお父さん、ドナルド・サザーランドの厚みのある存在感がよかったです。
 パートナーの奴隷にとって主人公は、一族を攻め滅ぼした親の敵。いつ復讐に転じるのか、敵地からの往復の間じゅう、敵からの襲撃に加えて、相棒の奴隷の裏切りもあるという要素にドキドキの連続だったのです。
 歴史上消えた第九軍団5000名の謎も興味深いところです。軍団の長アクイラの息子マーカスはずっと父親が遁走したのではないかという不名誉な疑念を受け続け、それを晴らすために自らもローマ軍の士官として、第9軍団が戦った戦地へと赴いたのでした。
 生き残りと出会っても、真実を明かに語ろうとしません。この謎がラストに思わぬピンチからマーカスを守るところも見どころです。
 『スラムドッグ$ミリオネア』でアカデミー賞撮影賞を受賞した名カメラマン、アンソニー・ドッド・マントルが撮影監督を担当しているだけに、この手の作品としては映像が情緒的で美しいのです。スコットランド北西部で撮影された最後に対決するアザラシ族の集落のシーンは、特にロケーションがは素晴らしかったです。サマー諸島を見下ろすこのロケ地は小さな島々が点在する美しい場所。でも強風はすさまじかったそうでスタッフの苦悩を忍ばせてくれました。

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