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映画レビューアーフォーラムコミュの【ネタバレ有り】『SP 野望篇』[ 2010年10月30日公開 ]

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●Introduction
ある日、尾形率いる四係のメンバーは、六本木ヒルズのイベント会場で警護に当たっていた。そんな中、これから起こりうる惨劇を特殊な能力“シンクロ(同調)”で感じ取った井上は、傘を持ったスーツ姿の男をマークするよう仲間に知らせる。だが笹本が声をかけた途端、その男は逃走。井上らは都内のど真ん中で壮絶な追跡を繰り広げ、ようやく地下鉄の構内で男を確保する。しかしこの騒動をマスコミに大きく報じられたことから、井上は「SPとして適切な職務執行の域を超えるな」と警護課長からクギを刺されてしまう。

07年秋にフジテレビ系で放送が開始され、08年春にはスペシャル版が作られた「SP 警視庁警備部警護課第四係」。その斬新な作風が大きな反響を呼び、深夜枠としては史上最高の視聴率をマーク。早々に映画化の話が持ち上がりながらも、「ドラマを超えなければ意味がない」と製作が難航してきた劇場版が、ついに二部作として完成した(第二弾「革命篇」は2011年春公開予定)。主演の岡田准一は、ドラマの企画立ち上がりと同時にFBIが訓練に正式導入しているフィリピン武術「カリ」の猛特訓を開始。さらに本当に実現するかもわからなかった「SP」劇場版のためだけに、ドラマ終了後も「修斗(USA SHOOTO)」、「ジークンドー(Jeet Kune Do)」をさらに追加し、体作りを続けてきたという。そんな彼がノースタントで挑んだアクションシーンは、本作の大きな見どころだ。また「ハリウッドクオリティの日本映画」をコンセプトにした本作では、ハリウッドの一流スタジオがVFX、色調調整、サウンドなどを担当。これまでの邦画とは違う“質感”を、ぜひ確かめてほしい。
[ 2010年10月30日公開 ]

コメント(2)

 確かに邦画どころかハリウッド映画を向こうにしてもひけの取らないアクションシーンを冒頭から見せつけて、触れ込み通りの映像を見せます。
 特に冒頭の井上がテロ犯人を追い掛け追い掛け、格闘の末に捕らえるところは、もっとCGを多用してごまかしているだろうと予想しててたのに、ガチンコ勝負で汗を流しているのは意外でした。さらに井上を演じる岡田准一がフィリピン武術「カリ」の猛特訓してきたその成果として、とても見応えある接近戦シーンを見ることが出来ました。
 役柄に体当たりしている雰囲気は満点で、その意気込みは素晴らしいと思います。その接近戦を活かすためにも、井上は殆ど拳銃を抜かず、どんな相手でも素手で立ち向かっていくのです。
 ただ、そこは拳銃だろうというシーンでも、どうして井上は素手にこだわっているのか疑問は残ります。時には警棒も忘れていて、同僚に借りたりする不用心さなんです。

 まぁ、そんな細かなところの突っ込みよりも、本作の屋台骨を支える「連続ドラマ版で残された謎」のところで、致命的な疑問点を持ってしまいました。
 「野望篇」のキャッチコピーは「アクションを、起こせ」、「衝突する二つの運命。」となっています。これは井上の上司の尾形係長が黒幕の一人となって、テロを仕掛けることで国民に治安維持の重要性を仕掛けるという信じがたい設定。警官や自衛隊の中には、そういう妄想をいだく輩がいる可能性はあります。しかし、本作ではそのテロに身体を張って防ぐいくのが、他てでもない尾形が育てた自慢の部下たちなのです。
 なんで子飼いのかわいい部下を犠牲にしてまで、尾崎は自分の信念を貫こうとするのか、その信条が解りません。しかも井上とは警備警察の改革では、同じ価値観を分かち合える同志でもあったのです。SP
としていつも壁になるだけでなく、積極的に「アクションを起こ」して犯人を追い詰め、テロを未然に予防することが大事なんだということを、お互いの信念として行動してきたはずでした。
 しかし、尾崎はそれを拡大解釈して、自分からテロを仕掛けるマッチポンプとなり、社会不安を煽ることで、SPの活動領域を治安維持まで拡げることを狙っていたのです。
 「野望篇」は劇場版の前編に当たるため尾崎の心理を充分にネタバレしていないのかも知れません。けれども尾崎と井上との人一倍つよい絆を描いてきたTVドラマ編を見てきた視聴者は、この設定には納得できないものでしょう。

 そこで考えられるのは、ストーリーを何が何でも、尾崎と井上が対決するように仕向けたいのではないでしょうか?それを運命づけるように、井上の少年時代に、井上の両親が巻き添えになって殺されたテロ事件当時、尾崎もその現場にいて、数奇な運命を辿って二人は上司と部下の関係になったことを、ことさらカットバックして強調します。
 しかし、その間に二人が対立するようなことは全くなく、ただ尾崎の『残念だょ〜』という台詞に収斂されていくだけなのです。

 例えば『24』season?では、ジャック・バウアーを父親や実の兄が殺そうとします。それは肉親としての憎しみの感情ではなく、あくまで国家の安全保障の確立のための止むに止まれない犠牲として、わが子を殺す選択をした父親の迷える姿も描かれていました。
 本作では、バウアー父のような心情を描くところが尾崎にないのです。しかも本編テロ事件途中に尾崎は殆ど出番がありませんでした。

 堤真一が演じる尾形のキャラは悪くないだけに、来春公開される「革命篇」でのネタバレに期待したいところです。

 ところで、与党・幹事長の伊達の護送には、何か起こりそうに見えて何も起こさず肩すかしを仕掛けていて、次の内閣官房長官の田辺の護送のときに事件を起こさせる仕掛け方はよかったと思います。ただ、赤坂あたりから国会までのやく3キロを徒歩で護送する中で、テロが4波に渡って繰り返されるのは疑問に残りました。井上たちSPチームの行く先々にテログループが待ち構えているのです。そしてSPチームの犠牲が出ながらも、警察の応援を仰がず、チームメンバーだけで逃げ切ろうというとする判断は疑問です。まぁ、すぐ応援に来られてはドラマとしては見せ場がなくなるのでしょうけれど。
続きは日記へ
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1621181503&owner_id=492091
TVシリーズを未見のまま岡田君ファンの友達に誘われ観て来ました。
これから観賞の方はTVシリーズをおさらいの上観た方がストーリーの深さが増す事でしょう。

あっという間にアクションとスリル感で終わった感じです。走る人
続編の革命篇への序章だったようです。ウッシッシ

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