?The Smiths / Hand In Glove
イギリス・インディーズの歴史を語る上でははずすことのできない、80年代最大のカルト・ヒーロー。ナショナル・チャートで成功を収めながらもメジャー・レーベルに移らず、最後までアンダーグラウンドに徹した。ジョニー・マーの表情豊かなギターとモリッシーの書く詩が、イギリスの若者の心を捕えた。この曲は83年にリリースされた彼らのデビュー・シングルで、後にサンディー・ショウがカヴァーしたことでも有名。まさに初期の名曲と呼ぶにふさわしい。
?The Rose of Avalanche / L.A.Rain
リーズ・インディペンデントという超マイナー・レーベルから85年にこの曲でデビュー。2ndシングル発表後中堅インディーズ・レーベルのファイアーに移籍。86年、これら2枚のシングルを含む1stアルバムをリリース。現在までにライブ盤、編集盤を含む5枚のアルバムを発表している。昨年発表された通算3枚目のアルバムは、自ら設立したレーベル、アバランティックからのリリース。サウンドは、デビュー当時のバウハウス風ダークなネオサイケから序々にロックに傾倒しつつある。今秋には約1年ぶりの新譜が発表されるようで、楽しみである。
?Psychic TV / Godstar
ノイズ・アンダーグラウンド・シーンのカリスマ、ジェネシス・P・オリッジがスロッピング・グリッスル解散後、82年に結成。現在までに数え切れないほどのレコードとテープをリリースしている。85年に発表されたこの曲は、ローリング・ストーンズの故ブライアン・ジョーンズについて歌ったものであり、ジェネシスの声と美しい女性コーラスが、何ともオカルティックな雰囲気をかもし出している。
5. The Monochrome Set / The Mating Game
「結成は78年。以後、激しいメンバーチェンジと移籍を繰り返し、85年に解散する。クールでエキゾチックなヴォーカルとチープなギター。これらを軸にした、まるで「奇妙なブティック」にでも迷い込んだかの様な音世界は正に唯一無二。決して「B級ポップ」などではなく「一流の」屈折ポップであった。彼らは今年に入って再結成し、ニュー・アルバムを発表、来日も果たした。この曲は82年に発表された3rdアルバムからの第一弾シングルで、ちょうど過渡期に当たる頃の作品。」
ここでいきなりポップに開けますよね。そしてようやくフリッパーズ〜ひねくれポップ〜ネオアコ趣味に直結する選曲で当然のようにはまりました。解説にある「ニュー・アルバム」ってVinyl Japanから出てた『Dante's Casino』ですよね。「House Of God」って曲が意外にというかキャリア中ベスト級にポップな出来で大好きでした。
8.Television Personalities / Part 1: Fulfilling the Contractual Obligations
「陰の大物ソングライター、ダン・トレーシーを中心とするバンド。結成13年の間に5枚のアルバムと数枚のシングルを発表。ユーモアあふれる彼らのセンスから生み出される音は珠玉のポップソングと呼ぶにふさわしい。しかし一筋縄ではいかないところに彼らのオリジナリティーを垣間見ることができる。この曲は昨年リリースされたアルバムのラストを飾る曲で、どこかとぼけた感じのする極上屈折ポップ。」
正直言ってこの選曲は、「陰の大物ソングライター」ぶりが垣間見られる選曲にはあまり思えず、むしろ選曲者の好き嫌いを邪推してしまうたのしみの方が大きいですね(笑)。紹介文もRose Of Avarancheの異様な熱に比べて、妙に気がない感じ。TVPsの代表曲と言ったらやっぱり初期の「シド・バレットはどこ?」とかになりそうですし、当時の最新アルバム『Plivillage』だったら他にも「Paradise Is For the Blessed」とか「Salvador Dali's Garden Party」みたいなキャッチーな曲があるはずなのに、なぜにこの曲。