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千載和歌集コミュの崇徳院の歌  その12

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崇徳院の歌  その12


百首歌めしける時、よませ給うける
   このごろの鴛のうき寝ぞあはれなる
     うは毛の霜よしたのこほりよ  (冬歌 432 崇徳院御製)

「寒いこの頃のおしどりの浮き寝はしみじみとあわれ深いことだ。上毛におりた霜の白さよ。下の水の冷たさよ」(松野・片野)


修辞:「うき寝」の「うき」に「浮」寝と「憂き」を掛ける。また、「うは毛」の「上」と「したのこほり」の「下」を対比。また、鴛の「おし」に下方面へのベクトルを思わせ、「うき寝」で上方向のベクトルを示唆するという上の句、下の句とも上下の動きを採り入れている。

 修辞上の工夫はあるとはいえ、この歌の示す内容は厳しい寒さである。鴛が上からも下からも寒さで痛めつけられている。自身の身を示しているような内容である。

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