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政治の動きコミュの154.資産膨張、遠い出口 中銀に寄り掛かる市場

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 日米欧の中央銀行は、なりふり構わず異例の金融政策を断行し、金融危機を食い止めてきた。しかし景気回復の足取りは今も重く、金融市場は中銀に依存したまま。政策正常化の出口は遠い。

 ▽日銀化
 「どの選択肢にも欠点と潜在的なコストがある」。7月21日、議会証言に臨んだバーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長の慎重な言い回しに金融市場は失望し、米国の株価は下落した。追加的な金融政策の選択肢を問われ、議長が挙げたのは既存策の拡充などで新味を欠き、手詰まり感が際立ったからだ。
 FRBは住宅ローン証券化商品など劣化の恐れのある資産を買い入れる「非伝統的措置」で市場の混乱を鎮めてきた。抱えた資産の価値が下がれば、FRBの発行するドルの信認が揺らぐ恐れもある。資産を減らして政策を正常化したいが、デフレ懸念が浮上し、「出口戦略」どころか追加策の検討さえ迫られている。
 実質0%まで利下げに追い込まれて金利操作という宝刀を失い、デフレや不況と闘うため異例の策を模索する―。現在の欧米の主要中銀の姿は約十年前の日銀に重なり、金融市場では「日銀化」という言葉も生まれた。
 当時、FRB理事だったバーナンキ氏は「政策金利がゼロでもデフレ克服のためにできることはある」と日銀に大胆な政策を迫った。皮肉にも今は、米国の金融政策の責任者としてデフレの脅威と闘う立場にある。

 ▽命綱
 主要中銀が現在実施している政策は、買い手がつかなくなった証券を買い取ったり、市場に潤沢な資金を供給して金融機関の資金繰りを助けるなど、通常なら民間銀行が担う金融仲介機能の肩代わりが中心だ。
 欧州各国の財政危機でギリシャ国債などが暴落した5月、欧州中央銀行(ECB)は、「禁じ手」とされていたユーロ圏の国債買い入れに踏み切った。「検討していない」とトリシェ総裁が否定してわずか数日後の変節は驚きを誘い、ECBの信頼を傷付けた。
 金融不安もくすぶるユーロ圏では、ECBが臨時措置として導入した市場に対する大規模な資金供給措置が、今も一部銀行の命綱となっている。
 手当たり次第に資産を買い入れた結果、欧米中銀の資産規模はリーマン・ショック前の2倍前後に膨れ上がった。
 日銀は以前から大量の国債を買っており、国内総生産(GDP)に対する資産の比率は先進国中でも最大級だ。
 国際通貨基金(IMF)で調査局長を務めたことがあり、現在はシカゴ大学経営大学院で教えるラグラム・ラジャン教授は英紙に寄稿し、金融市場が荒れると「FRBが必ず超低金利と潤沢な資金供給で応じてくれるとの期待が根付いてしまった」と指摘。中銀頼みのいびつな経済状況に警告を発した。(共同通信)

http://www.47news.jp/47topics/e/168974.php

コメント(1)

ンチャさん
情報ありがとうございます。
「中央銀行頼みのいびつな経済」
難しい問題ですね。

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