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職場の教養 コミュの2013年04月

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 4月 1日(月)   時計回り

 休日のデパートのエレベーター前は、いつも来店客で混み合っています。

 エレベーターの扉が開くと、我先に乗り込もうと、押し合い圧し合いで大混雑です。そこには他人を思いやる気持ちもルールもありません。

 A氏はあるデパートのエレベーター前で、感情むき出しで<自分さえよければいい>と押し合う姿を目にし、いつものことながらガッカリしました。

 後日、A氏は航空会社系列のホテルに宿泊し、エレベーターで客室乗務員と乗り合わせました。彼女たちが降りる際、時計回りに一人ずつカートを引き整然と歩み去る姿を目にし、何ともいえない感動を覚えたのです。

 最後に降りたチーフらしき女性の「失礼しました」という一言も、A氏の心の奥底をさらに強く叩いたのです。

 <自分さえよければ>という思いは、時として芽生えます。しかし相手の立場に立つことも必要です。互いに譲り合う姿勢は何をおいても大切なのです。

 <自分が相手の立場だったなら>という想像力を磨きたいものです。

 今日の心がけ◆相手の立場を思い描いて行動しましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。

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 4月 2日(火)   競争社会を生きる

 会社というものは、大きいから利益があるのでも、また生き残れるのでもありません。小さな会社であっても、独自の技術・商品・サービスで多くの利益を上げ、世の中に向けて光り輝いている会社はあります。

 それは人も同じです。競争社会の中で生き残っていくためには、自分の資質を高め、能力を磨いていかなければなりません。

 仕事で多忙なサラリーマンが余暇に勉強し、自らの向上を図るためには、何らかの犠牲を払うことが求められます。余暇は遊びに全力投球し、その後に勉強しようとしても、もともとが辛い勉強に身が入るはずはないのです。

 特に若い時ほど、勉学に励み、様々な能力を養うことは重要です。それには、一時期、友人との娯楽や飲酒などを断ち、時間を確保することも必要です。成功とは、努力と犠牲の上に成り立つのです。

 世界にただ一人しかいない、最も大切な自分に対して、積極的に時間とお金を投資して能力と人格を高めていきましょう。

 今日の心がけ◆自己に投資をしましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。

 4月 3日(水)   クジもまた良し

 本誌『職場の教養』の輪読は、企業により様々な形式で行なわれています。

 Tさんの職場では、数年前から輪読のリーダーをクジ引きで決めることにしています。リーダーは、その日の内容の感想を述べるため、いつしか全員がスピーチの準備をして朝礼に臨むようになりました。

 人前で話すことが得意ではないTさんは、クジを引くのが憂鬱でした。ところが数ヵ月が過ぎた頃、クジ引きにも意外なメリットがあると気づきました。

 毎朝、リーダーになった人の感想を聞いていると、同じ文章を読みながらも、Tさんが心の中に準備していた内容とは、まったく違う場合が多いのです。

 <なるほど、そんな捉え方もあるのか>と感心することがたくさんありました。普段あまり話す機会のない先輩や同僚に対しても、朝礼を通じて、その人の個性や考え方が少しずつ理解でき、自然と距離が近づいてきました。

 毎日、スピーチの準備をする中で、人前で話すという苦手意識が薄れてきたTさん。今では少しワクワクしながらクジを引けるようになったのです。

 今日の心がけ◆苦手な事柄に取り組んでみましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所発行の月刊誌です。
 4月 4日(木)   すぐに取り入れる

 Mさんは、小学校四年生の長女の授業参観に行きました。その際、教室に貼り出してあった、「ISO係」という文字に目が留まりました。

 製造業を営むMさんの企業では、国際規格の「ISO」を取得するまでに、社員の意識改革と取り組みに相当の年月を費やしました。<この規格と小学生たちに、どんなつながりがあるのだろう>と思い、子供たちに質問をしました。

 すると、「ISO係」とは、教室の電気をこまめに消すこと、手洗いの水は鉛筆の太さ程度の量にすることを徹底するのが、主な仕事だとわかりました。

 全校で「学校版環境ISO」に取り組み、児童たちが目標を定めて、学校生活の中で環境にやさしい工夫をしているとのことでした。

 Mさんは、「環境を守り、自然や資源を未来に引き継いでいく」という働きは、企業や行政だけが行なっているのではないのだと知ったのです。

 新しいものを取り入れるには、大変な労力と時間が必要ですが、良いものはすぐに取り入れてしまう子供たちの行動力に学んだMさんでした。

 今日の心がけ◆素早い行動力を発揮しましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。


 4月 5日(金)   寝る前の準備

 毎朝、早く起きられないTさんは、ギリギリに出社して一日の仕事を始めます。「今度こそは」と挑戦しても、うまくいかずに諦めの毎日でした。

 ある日、Tさんは同僚から「早起きができないのは、起きるという行為に執着しているからだ」と助言されました。

 注意すべきは「寝る」という行為だというのです。なかなか寝つかれずに悩む人が多いといわれますが、これは「早起きが苦手」という状況と結びつくのです。つまり「寝る」と「起きる」は表裏一体といえるとのことでした。

 では、どのように「寝る」という行動に、取り組めばよいのでしょうか。Tさんが選択したのは、帰宅後にテレビを見ないというものでした。

 高度情報社会の中で、テレビを見ないという行為には不安が残ります。しかし、早起きをした際に、新聞やテレビで情報を取り入れればよいだけです。

 Tさんは夜の一家団欒を楽しみ、気持ちよく熟睡し、早めの起床ができるようになりました。いつの間にか心にも余裕を持てるようになったのです。

 今日の心がけ◆夜の行動を朝につなげましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。


 4月 6日(土)   ならぬことはならぬ

 日ごろ私たちは、大小の様々な約束事の中で生活をしています。

 約束を守ることは、人として非常に大切です。一度の破約で信用を失う場合もあり、常習者は社会人失格のレッテルを貼られてしまう恐れが大いにあります。

 約束の中で、守りにくく破りやすいものが三点あります。思い当たるものがあるようでしたら、強く気に留めて正していきましょう。

 1「家庭内の決め事」です。特に子供たちに約束したことを、平気で忘れる親が多くいます。このような環境は、約束を平気で破る子供を育てる元凶となります。

2「時間の約束」です。時間を破れば関係する人が多大な迷惑を被ります。

 3「自分自身との約束」です。約束の中で最も破りやすく、守りにくいのが、この約束です。「こうしよう」「これはやらない」と心に決めた約束を尊重できる人は、あらゆる約束にも誠実に向き合えるはずです。

 約束は、破られたほうが損をしますが、破ったほうはもっと大きな損失を、長い人生の中で負うようになっているものなのです。

 今日の心がけ◆決めたことは必ず守りましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。
4月 7日(日)   声なき声

 購入した商品やサービスに不満がある時、「クレーム」という手段に出る人と出ない人に分かれます。

 明らかな不良品の場合は、客の不満はほぼクレームにまで発展します。しかし軽微な不満の場合は、客側がそれを飲み込んでしまうことも少なくありません。表面に出ない不満は、かなり多いと考えることができます。

 明治の初め、日本の近代警察の創設に貢献した人物の一人で、初代の大警視(現在の警視総監に相当)に就任した人物が川路利良です。川路の語録などが記された「警察手眼」には、「声ナキニ聞キ形ナキニ見ル」という言葉があります。

 これは捜査に関して説かれた心構えですが、声なき声を聞き取ろうとする姿勢は、社会人としても職場人としても重要ではないでしょうか。

 耳に入らず、目にも見えない顧客の心の中に、隠された改善・改良のヒントという宝物が潜んでいることは大いにありえます。

 順調な時ほど気を引き締め、自らの仕事に浮かれないようにしたいものです。

 今日の心がけ◆声なき声に心を向けましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。
 4月 8日(月)   今やるべきこと

 「明日こそは!」と決心したのに、今日もできずに終わってしまうという日々を重ねている人は多いでしょう。

 日常生活を振り返ってみると、<今日中にこれをやろう>と予定しながら、結局はできなかったということがよくあります。そのような時の多くは、「急に他の用事が入ってしまった」などと、それなりの理由が付くものです。

 ここで注意すべきは、そういう言い訳をする行為が通例にならないように、意識して自らを律することです。

 「今日」という日を冷静に考えてみましょう。昨日から見れば「明日こそは」と期待をかけた日です。予定した事柄ができなければ、実にもったいない一日となってしまいます。それが積み重なれば、充実した生活が送れなくなるでしょう。

 「今日できなければ明日」ではなく、「今日やるべきことはその日中に片づける」「気づいたことはすぐにやる」という気持ちで日々を送りたいものです。

 「あの時にやっておけば」と悔やんでも、時間は取り戻せないのです。

 今日の心がけ◆一日の過ごし方を充実させましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。この「職場の教養」は書店で販売していません。
 4月 9日(火)   働く意識

 真新しいスーツに身を包み、溌剌と通勤する新入社員が目に留まる季節です。「初心」というものを見つめ直す機会を、その姿は与えてくれます。

 公益財団法人日本生産性本部が、平成二十三年度の新入社員二千百五十四名を対象に、「働くことの意識」について調査しました。

 「就労意識」に対する回答では、「社会や人から感謝される仕事をしたい」「仕事を通じて人間関係を広げていきたい」が上位を占めました。その一方で、「仕事をしていく上で人間関係に不安を感じる」と答えた社員が半数以上もいました。

 この機会に、「働きやすい環境づくり」を社内で進めてみるのも一つです。新人が溶け込みにくい派閥意識や、人を責める心などを払拭し、円滑なコミュニケーションを元にして協調性を高めていくのです。

 その第一歩として「挨拶の励行」と「企業理念の暗記」があります。心の柔らかさが伝わる美しい形で、皆で明るく挨拶を交し合います。先輩・後輩が意識を共有するために、企業理念の暗記は目に見えない調和となるでしょう。

 今日の心がけ◆職場づくりについて考えてみましょう

この文章入力は弊社O君が指のトレーニングのために10年以上前から毎日こつこつやってくれている作業です。知的障がいを持つO君の作品の発表の場として、あたたかく見ていただければ幸いです。
 4月10日(水)   部下が伸びる環境

 多くの大手企業で人材育成研修を手がけてきた、パフォーマンス・コンサルタントの生田洋介氏は、部下が伸びる環境づくりの一つに「関係性」を挙げます。

 関係性とは、一緒に働く仲間と信頼関係を築くことです。その実践の一つとして、挨拶を取り上げています。「挨拶は下の者からするべき」という先入観にとらわれず、自分から積極的に声をかけることが大切だと生田氏は言います。

 さらに、挨拶にちょっとした一言を添えることを勧めています。雑談が気軽にできる関係になれば、仕事上でトラブルが起きた時にも、早めの段階で相談ができるような関係につながると示します。

 本誌でも、たびたび取り上げられている挨拶ですが、「たかが挨拶、されど挨拶」なのです。気持ちよく仕事に向かえる環境があってこそ、良い仕事ができるものです。それには慣れ合いではない、良好な人間関係を築くことが必要です。

 「挨拶のような小さなことで、人間関係が変化するわけがない」と軽く考えずに、職場で、家庭で、近所で、気軽に声に出してみましょう。

 今日の心がけ◆自分から気軽に挨拶しましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所発行の月刊誌です。
 4月11日(木)   聞き上手

 相手の話を聞かずに自分の話ばかりする人が、昨今は増えているようです。

A君は、コミュニケーション能力を高めるための講座を受講しました。人の話をよく聞き、自分の考えを相手に理解させる大切さを学びました。

 そこで気がついたのは、「まずは聞き上手になる」ということでした。さらに、人の心をつかむには、「本気になって人の話を聞こうとする心構えを持つ」ということを知らされたのです。

 今までのA君は、次のようなタイプでした。1忙しい思いで聞いていた2話を少し聞いただけで、すぐ反論していた3相手が話し始めると、話の腰を折って自分の考えを伝えていた4嫌な人が相手だと初めから聞こうとしていなかった。

 それらを反省して、人の話を努めて聞き、受け切るという姿勢を高めようと決めました。今では「なるほど」「そうですか」「初めて聞きました」「それはこういう意味ですね」と、相手を理解しようとする姿勢を前面に出しています。

 聞き上手になりつつ、自分の思いを的確に伝えていきたいものです。

 今日の心がけ◆聞くぞと心に決めましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。
掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。
こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。
やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。
著作権に問題があるかもしれないと感じないわけではありませんが、
倫理の普及に役立ち、かつO君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。

 4月12日(金)   職場での感激

 昨年十月、若者が集う渋谷の街に、「東京わかものハローワーク」がオープンしました。

 正規雇用を目指す三十五歳未満の若年層を対象に、就職支援を専門的に行なう拠点として、様々な取り組みがなされています。若者たちはこの施設で同じ境遇の人に会い、ホッとする半面、競争率の高さに焦りも感じているようです。

 厳しい世情の中、現在、職を得ている人たちは、入社当初は喜びに満ちていたことでしょう。ところが職場に慣れ、先輩や同僚にも馴染み、自身の業務も一通りこなせるようになる頃から、感激や喜びが薄れてくる人が多くなります。

 当初の感謝の心を忘れ、先輩を批判し同僚に不満を持ち、仕事にも不満を感じるようになるからです。「初心忘るべからず」という言葉は、いつの時代も心に留めておきたい名言といえるでしょう。

 人生は、長い長い一本道です。目標と反省と謙虚さを忘れず、一日一日を新たな気持ちで進んでいきたいものです。

 今日の心がけ◆初心を忘れずにいましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。
 4月13日(土)   絆を深める

 歌手のMISIAさんは、音楽活動と並行して、アフリカや開発途上国の支援に取り組んでいます。

 昨年末には、NHK紅白歌合戦で、アフリカ・ナミビア共和国のナミブ砂漠の砂丘から、日本へ歌声を届けました。

 中継を通して、「家族や仲間、誰かが誰かを思うこと。私たちの幸せは人と人とがつながることから生まれると思う」とメッセージを発しました。

 昨今、「絆」や「つながり」が薄らいでいるといわれます。その象徴的な言葉として「無縁社会」という言葉が生まれたのも、記憶に新しいところです。

 人と人とが助け合わなければ、世の中は殺伐とした空気が漂うばかりでしょう。私たちは「絆」や「つながり」を深めるために、最も身近な存在の家族に感謝し、そして職場では良い人間関係を築いていく必要があるのです。

 「食事を共にする」「明るい挨拶を行なう」「笑顔を絶やさない」「プラス言葉を使う」など、日常の些細な動作から取り組んでいきましょう。

 今日の心がけ◆挨拶から絆をつくっていきましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。
 4月14日(日)   見られている

 日本能率協会総合研究所が、小学五年生から中学三年生までの男女二百人を対象に行なった調査によると、「親に感謝していること」の第一位は「仕事を頑張って、お金を稼いでくれる」で、回答者の約八割を占(し)めました。

 ある小学生の男子は「親が仕事を頑張っているから生活ができる」と回答しています。この回答からも、親に対する感謝の心が強いことが窺えます。

 私たちが思う以上に、子供は親や周囲の大人の姿を見ているものです。そして良くも悪くも、子供は大人の影響を受けて成長します。「子は親の背中を見て育つ」とは、昔からよく言われる言葉です。

 子供が大人を見て育つように、後輩社員は先輩社員をモデルにして仕事を覚えます。技術や能力はもとより、勤務態度や他部局との連絡・調整、取引先との交渉など、先輩の仕事ぶりはそのまま人材育成に直結するのです。

 職場での指示・命令や教育的指導は、何気ない立ち居振る舞いが大きな影響を与えている場合があります。良き手本となるよう、強く自覚したいものです。

 今日の心がけ◆人の良き手本となりましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。
 4月15日(月)   深夜の清掃

 職場や家庭において、お客様を迎えるために玄関やトイレなどを、いつもより気合いを入れて清掃することがあります。その際、心を込めているでしょうか。

 N氏は営業職として全国を飛び回ります。ある日の深夜、宿泊先のビジネスホテルの部屋に入って洗面所へ行くと、髪の毛がはりついていました。さらに室内のゴミ箱は満杯で、部屋の清掃が十分にされていないことが判明しました。

 フロントに状況を説明し、部屋の変更を求めました。ところが「満室で不可能です」と言われ、また深夜のために清掃スタッフも不在だったのです。

 不満を覚えながらも、N氏は自分で部屋の清掃をすることにしました。すると<家でも会社でも、清掃されていて当たり前>という考えでいたことに思い至りました。そして妻や職場の清掃担当者に感謝の心を持たなければと思ったのです。

 N氏が宿泊したホテルは、あってはならないミスを犯したことは事実です。しかし一連の出来事によって、N氏はお客様を迎える立場の営業職として、心を込めた清掃の意義を知ったのです。

 今日の心がけ◆心を込めて働きましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。
 4月16日(火)   蚯蚓

 日本は明治五年に、現在の暦であるグレゴリオ暦を採用しました。旧暦と現在の暦とでは、季節に約一ヵ月のずれがあります。

 旧暦の四月は、今の暦では五月にあたります。この時期にミミズが土から出てきます。旧暦四月を卯月といいますが、「卯」の字は門を開く形からできた字です。万物が地中から出てくる意味を持ちます。

 ミミズは土を食べて消火し、フンをすることで、土壌を耕し栄養のある土をつくります。古くから知られていた内容ではありますが、それを最初に学術的に研究したのは、イギリスの自然科学者で進化論の提唱者・ダーウィンです。

 ミミズは、日本では「自然の鍬」、英語では「アースワーム」(土を耕す地球の虫)と称されてきました。旧暦の中では季節の目安ともされてきたのです。

 人は自然と共生することで、豊かな土壌を形成してくれるミミズの働きを発見しました。他者の良さを発見することで、その関係は変わってくるものです。

 周囲の人や物の良さについて、深く研究してみてはいかがでしょう。

 今日の心がけ◆良さを発見するよう努めましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。
 4月17日(水)   一生の充実は朝にあり

 人付き合いの苦手なM氏は、自分の思いが上手く伝えられないことが悩みでした。そんなある日、喫茶店で有線から流れてきた曲が耳に残りました。

 その歌詞に、「人に笑われるくらい不器用でも、自分なりに一所懸命やればいいのだ」と励まされた思いで、<なんとか頑張ってみよう>と思いました。

 しかしそれでも、自分の伝えたいことが言葉にできません。職場でも業務連絡が正確に伝えられないのです。<結局、気持ちだけではダメか>と投げ出そうとした時、ある講演会での話を思い起こしたのです。

 それは「誰にも共通してやってくるのは朝起きです。年齢や体調に合わせた朝の迎え方はあるが、何をすればよいか迷っている時は、迷いを捨てる朝起きから始めてみよう」という内容でした。

 自分の一生をどう過ごすかは、一日をどのように過ごすかに通じます。その一日のスタートは朝からです。<朝は迷いなく即座に起きる>と決意したM氏は、いつしか自分の言いたいことを迷わず伝えられるようになったのです。

 今日の心がけ◆朝起きで迷いを断ちましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所発行の月刊誌です。

 4月18日(木)   共に育つ

 人に仕事を教える場合、最低限の準備と手順のみを伝えて本人にやらせるケースと、周到な用意の上で細かな指示と助言をするケースがあります。

 どちらにしても、教える側は適切なポイントを示すために、自身が改めて仕事の急所をハッキリさせることが必要です。「人育て」は「自分育て」なのです。

 マニュアルは便利ではありますが、それに頼り過ぎるあまり、教える側と教わる側双方の責任感が薄れてしまうのは問題です。

 伝える側は、相手がどこまで理解し、うまくいくイメージを描けたかを確認します。どのような質問にも答えられる力が強く求められます。結果が出るまでの経過も大切で、聞き手の意欲や発見を削ぐ安易な口出しは禁物です。

 教わる側は、尋ねたいことが生じても、途中で口を挟むことなく説明を聞きます。全体の流れをつかんだ上で、生じた疑問を確認することが必要です。<これくらいなら・・・>と小さなミスを隠すことなく、業務報告をしっかりしましょう。

 「この業務の目的は何か」を知れば、両者の関係は滑らかになるでしょう。

 今日の心がけ◆スムーズな業務体制を心がけましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。
掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。
こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。
やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。

 4月19日(金)   小さな後始末

 電車内で化粧する「車内化粧女子は”みっともない”の代表」と新聞に寄稿したのは、漫画家の伊藤理佐さんです。

 伊藤さんに限らず、電車内で「化粧する女子」に出くわしたなら、多くの人が眉をひそめるでしょう。家や化粧室で済ませるべきものを、車内で見せつけることに対し、一般的な感覚として不快感を持つからです。

 車内で化粧しなければならないほど、忙しいわけではないでしょう。おそらく常習的に準備や段取りが悪いのです。職場でも仕事への取りかかりが遅く、不備や焦りから事故も多く、周囲に迷惑をかけがちなのがこのタイプです。

 「自分は準備が悪い」と感じている人は、だいたいが後始末の苦手な人です。大きな事故やミスを未然に防ぐためのポイントは、小さな後始末の徹底にあります。

 例えば、朝の仕度時間が足りない場合は、前日の夜に、その日に使用した物を整理整頓し、翌日の準備をしておく、早く起きるために早く寝るなどです。

 準備を入念に行なうためにも、後始末の習慣をしっかり身につけましょう。

 今日の心がけ◆後始末を準備につなげましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。
 4月20日(土)   人をつなげる接着剤

 友人同士の会話の中では、笑いやユウモアは自然と飛び交います。しかし職場においては、上下関係などもあり、なかなか難しいものです。

 中堅の看護師が笑いの講座を受講しました。後輩を叱った後にフォローするというテーマで、「最近、頑張ってるね。そんなにたくさん書類を持って勉強している人は、あんたか二宮金次郎ぐらいよ」「こんなに成長するなんて、あなたか東京スカイツリーくらいね」といった愉快な表現を言い合います。

 関西大学で「ユーモア学」を教える森下伸也教授は、「笑いは人間同士の接着剤である」と評します。仕事や商売は、人のつながりによって成り立つため、適度な笑いやユーモアは人をつなげる「接着剤」として有効でしょう。

 先に挙げた「上下関係」や「社内の雰囲気」などにより、職場全体に浸透しにくい要素はあります。しかし、個人レベルでは十分に可能といえるでしょう。

 大切なのは、各人が笑いやユウモアの持つ力を、あらかじめ理解しておくということです。必要に応じたユーモアを、無理なく使えるようにしたいものです。

 今日の心がけ◆笑いやユーモアを活用しましょう

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倫理の普及に役立ち、かつO君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。
以上の点をご理解いただき、文章の取り扱いには著作権上の配慮をお願いします。
 4月21日(日)   雨のお陰だね

 Kさんが経験した、ある夏の日の思い出です。

 買い物帰りに近所を歩いていると、夕立がザーッと降ってきました。すると、それまでの暑さが和らいで、夕焼け空の爽やかな天気になりました。

 Kさんがホットとする思いで歩いていると、小さな女の子がすれ違いざま、一緒にいた父親を見上げて「涼しくなったね。雨のお陰だね」と言ったのです。

 Kさんは<こんな小さな女の子が、「お陰」という言葉を口にするなんて偉いな>と感心しました。Kさん自身は単純に<涼しくなってよかった>と喜んだだけで、雨に感謝することには思いが至らなかったからです。

 今後、もし嬉しいことが身の回りであったなら、<それをもたらしてくれた人や物への感謝を忘れないようにしよう>と誓ったKさんでした。

 嬉しいことや喜ばしいことには、それらが起こる理由があります。単に事を喜ぶだけではなく、理由に対して感謝の思いを持つことで喜びは倍加するものです。

 素朴で率直な感謝の思いを、生活の中で大切にしていきたいものです。

 今日の心がけ◆嬉しいことに素直に感謝しましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。

 4月22日(月)   心の襷

 新春恒例の箱根駅伝。今年は日本体育大学が、二位の東洋大学に五分近くの差をつけて優勝を遂げました。

 昨年の大会では、チーム史上初めて襷をつなぐことができず、この結果を受けて、生活態度を改善する「心で走る」という改革を実施しました。

 日々の生活態度が重要なのは、職場人も同様です。仕事を離れた時の時間をどのように過ごすかが、仕事の成否を決める重要な用件なのです。

 深夜まで経済ニュースを見て、様々な情報をつかんでも、翌朝に寝ぼけまなこで出社したなら何の意味があるでしょう。お昼近くまで頭がボーッとしているようでは、せっかくの情報も無意味というものです。

 技術面の向上もさることながら、仕事とは人が行なうものである以上、その基礎となる生活面の重要性に、しっかりと目を向けたいものです。

 「仕事を磨くために生活を磨く」「生活を磨くために心を磨く」。新入社員の皆さんは特にこの点に留意して、職場人生を輝きのあるものにしていきましょう。

 今日の心がけ◆日々の生活態度を正しましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。
 4月23日(火)   後味の悪さ

 ある大都市についたYさん。駅からホテルまでのタクシー料金は一二五〇円でした。翌日、ホテルから駅まで乗ったところ、運転手は次のように言いました。

 「大通りは渋滞しているため、混雑の少ない裏通りを走ります。お客さんの中には、運転手を信用せず、ナビを使うようにと言う方もいますが、私はこの道三十五年で、どの道を走れば早く目的地に着くかが瞬時にわかります」

 <運転手はベテランだ。今日はツイてる>と思ったのも束の間。到着し請求された金額は一六一〇円でした。Yさんは不審な思いを抱きながら料金を払いました。

 「裏道を通ったために距離的には遠くなった」が理由でしょうが、妙な後味の悪さが残りました。「早いけれど料金は割増し」を事前に言ってほしかったのです。

 ビジネスの世界には「三方よし」の言葉があります。「売り手よし、買い手よし、世間よし」の意味です。

 結果として後味の悪い仕事の仕方では、現在ある良い評判さえも失ってしまいます。「後味」を意識して仕事を進めていきたいものです。

 今日の心がけ◆後味の良い仕事をしましょう

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この文章入力は弊社O君が指のトレーニングのために10年以上前から毎日こつこつやってくれている作業です。知的障がいを持つO君の作品の発表の場として、あたたかく見ていただければ幸いです。
 4月24日(水)   老舗の維持と意地

 日本には百年以上続く企業が二万二千社以上あるといわれます。これは世界第一位の数字です。

 京都の蕎麦の老舗「本家尾張屋」は、室町時代創業の歴史を誇り、江戸時代後半には「御用司(宮内庁御用達)」を務めるほどの信用を得た老舗です。

 平成六年に社長を引き継いだ十五代目当主の稲岡傳左衛門氏は、先代の父親から次のように言われていました。

 「お客様の信用が第一。祇園で悪い噂が立てば尾張屋はつぶれる」というものです。そして代々の信用を継続させるために「薄利多売」を目指したのでした。

 目先の大きな利益への欲を抑え、リピート客を大切にした結果、それが継続的な利益につながっていったのです。これは、地味でも真面目にコツコツと努力すれば、きっと成功を得られるという商売の王道に通じます。

 老舗の維持を支えるのは、老舗の意地にあると考えられるでしょう。「お客様のためなら、どんな苦労も乗り越えていく」という意地を見せたいものです。

 今日の心がけ◆お客様第一の姿勢を貫きましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所発行の月刊誌です。


 4月25日(木)   箸使い

 友人や知人と食事中に、「そんな箸の使い方は見たことがない」と指摘され、恥ずかしい思いをしたという人が増えているそうです。

 その原因としては、家族そろって食事をする機会が少なく、小さい頃に自己流で身につけたクセを放置したまま、成人してしまう場合があるからです。

 深く刻まれた習慣は簡単には変わりませんが、時間がかかっても地道に矯正の努力をしてみましょう。正しい箸使いは、次のような効果が期待できます。

 1食物に感謝の念が深まり、必要以上に食べ過ぎない。2自在な箸さばきは大脳の働きを活性化させ、集中力や記憶力をアップさせる。

 3細やかな箸使いは、気配りや思いやりを生む。4正しい箸使いをすることで、美しい食事の姿勢が養われる。5品格が向上して信用が高まる。

 箸使いにとどまらず、日常生活のクセに気づいて正しく自然な習慣に改めていく努力は、自分も周囲も幸福に導いていく性質があります。

 「正しい習慣」の持つ力を知り、小さなことから自分を変えていきましょう。

 今日の心がけ◆正しい習慣を身につけましょう

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掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。
こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。
やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。
著作権に問題があるかもしれないと感じないわけではありませんが、
倫理の普及に役立ち、かつO君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。

 4月26日(金)   「北風と太陽」をヒントに

 「職場力」や「現場力」という言葉がクローズアップされています。職場力となる、上司と部下の良好な関係を築いてこそ、会社に活気が出ます。

 職場で人を指示する立場になると、全体の仕事をきっちり行ないたいと考えます。しかし部下が思うように動かず、悩みが強くなる場合があります。ぜひイソップ寓話「北風と太陽」から、人を動かすヒントを学びたいものです。

 「北風と太陽は、旅人の服を脱がせる勝負をしました。北風は風の力で服を脱がせようとしますが、旅人は寒さから身を守ろうと、服を押さえて離しません」

 「次に、太陽が燦々と輝き始めると、冷え切った旅人のいる場所が暖かくなってきました。すると旅人は暑さに耐えきれなくなり、自分から服を脱いだのです」

 太陽は無理に服を脱がせようとせず、自ら服を脱ぐように働きかけたのでした。職場力を高めるには、物事に対して厳しく臨む態度はもちろん必要です。しかし、温かい態度を示すことも忘れてはなりません。

 相手を思う真心や気配りが、職場に活気をもたらすのです。

 今日の心がけ◆心を通わせましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。
 4月27日(土)   パワーの源

 アバレル系企業で経理を担当するN氏は、月末処理で多忙な日々が続いていました。そんなある日、妻が体調を崩してしまったのです。高熱を出した妻が気がかりで、N氏は仕事に出かけようか出かけまいか迷っていました。

 すると、日頃は弱音を吐かない妻から「今日だけは家にいてもらえませんか」と言われたのです。<よほど苦しいんだな>と感じたN氏は、会社に連絡をして休暇を取り、妻の看病をすることにしたのです。

 繁忙期のため翌日は会社に出勤しましたが、とても仕事に集中できません。妻の熱は下がったものの、体調が思うように回復しなかったからです。

 それから一週間経過して、体調が戻った妻の姿に安堵感を覚えたN氏。「元気になってよかった。ありがとう」と思わず感謝の言葉が口から出ました。

 <自分が仕事に没頭できるのは、妻が健康で家庭や子供を守ってくれているからだ>と、自身の元気の源が妻であることを再認識したのです。

 忙しい時こそ家族に感謝し、その思いをダイレクトに言葉にしたいものです。

 今日の心がけ◆感謝の思いを言葉にしましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。
掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。
こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。
やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。
著作権に問題があるかもしれないと感じないわけではありませんが、
倫理の普及に役立ち、かつO君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。
 4月28日(日)   私の応援団

 仕事や人間関係などで、思い通りにいかないことがあります。それら身の回りに生じる問題は、自己向上のためのきっかけであり、スタートの合図です。

 大切なことは、その合図をキャッチできるかどうかです。問題の原因を他人や周囲のせいにする人は、合図をしっかりキャッチすることは難しいでしょう。そのような考えでいる人は、自己の向上は望めないものです。

 問題に直面した時が分かれ道です。「自分を見つめて省みる人」「他人ではなく自分を変えようと意識する人」「すべては自分次第だと受け止める人」など、このようなタイプの人は合図を感じ取れるはずです。

 どのような問題も自分を向上させる応援団です。目の前の問題にていねいに応じ、これまでに優るような努力をするならば、必ず解決への糸口は見つかります。そしてそれと並行するように、自分自身を向上させられるでしょう。

 私たちが生きていく喜びの一つは、自分自身の向上を肌で実感することです。そのような喜びが積み重なって初めて、充実した人生となるのです。

 今日の心がけ◆向上への意欲を大切にしましょう

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 4月29日(月)   早起きが人生を変える

 部品メーカーに勤めるKさんは、昔は早起きが大の苦手でした。

 うまく早起きができないかと思っていたところ、地元でサラリーマン向けの早朝勉強会が催されていることを、学生時代の友人から教えられたのです。

 その友人に背中を押されるようにして参加を決意したKさんは、とりあえず五時に起床して、六時スタートの勉強会に通い始めました。

 <今日一日だけ・・・><次でやめよう>と思いながらの参加も、いつしか数ヵ月、数年と過ぎました。そして次第に、自分の心に変化を感じ始めたのです。

 短気で怒りっぽい性格であったのが、気に入らないことがあったとしても、腹を立てなくなっている自分に気づいたのです。

 仕事にもはっきりした変化が現われてきました。すべてに消極的だったのが、失敗を恐れなくなり、発言も積極的にするようになったのです。

 「早起きで人生が変わった」と公言するKさんは、今では会社の中心人物です。三十年以上にわたり続けている早起きに、心の中で手を合わせるKさんです。

 今日の心がけ◆妥協なく物事を続けましょう

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 4月30日(火)   人間の土台

 人間の能力には、目に見える部分と、見えない隠れた部分があります。

 一般的に能力を評価する時、目に見える部分を指す場合が多いようです。それは形や数値によって判断される部分です。企業においては、技術や技能を高め、磨き、そして向上させるための能力が求められます。

 しかしながら、ある程度までいくと、自分の能力に限界を感じることがあります。頑張っているにもかかわらず思うような結果が出ない。努力をしているのに成績が伸びない。これらはスポーツなどでいうところのスランプ状態です。

 ここで大事になってくるのが、目には見えない能力です。その一つが人間力と言われるもので、人間の土台ともいうべき精神的な部分です。

 日常に感謝する心、自己の未熟さを知って学ぼうとする謙虚な心、そして他者をいたわる思いやりの心などの形成が、人としての土台を築き上げます。

 人間の土台を強固にすることで、自己の能力は強化されていきます。今以上の更なる飛躍のためにも、人間力を高めていきましょう。

 今日の心がけ◆人としての土台を築きましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。
この文章入力は弊社O君が指のトレーニングのために10年以上前から毎日こつこつやってくれている作業です。知的障がいを持つO君の作品の発表の場として、あたたかく見ていただければ幸いです。

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