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職場の教養 コミュの2012年05月

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 5月 1日(火)   人間観察力

 私たちの生活には、円滑な人間関係が欠かせません。職場においては、仕事の成果や質の高さにさえ影響を与えるものです。

 しかし日常にストレスはつきもので、責め心が湧いたり、当たり散らしたりするという行為で、関係を悪循環させている場合が多いようです。

 不完全な心を持つ者同士で関係に軋轢が生じても、仕事は待ったなしで進行させなくてはなりません。他人のせいにしていては、解決は長引くだけです。

 その打開策として、人間関係を良くしようとする人たちから学ぼうと、視点を変えてみるのも一法です。何か秘訣がないかと観察してみるのです。例えば、そのような人たちに共通する、言動の習慣や心持ちを見いだします。

 表情、挨拶、姿勢、言葉遣いや普段の業務態度、いざというときの対処の仕方、他者への気遣い、思いやりなどをよく見ましょう。自分自身がイキイキとして、働きがいのある職場づくりに貢献できるよう、努力を惜しまないことです。

 皆が一つの方向に歩み進んだ時、社内全体が明るい光を放つでしょう。

 今日の心がけ◆人の行動から学びましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。
この文章入力は弊社O君が指のトレーニングのために10年以上前から毎日こつこつやってくれている作業です。知的障がいを持つO君の作品の発表の場として、あたたかく見ていただければ幸いです。
職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。



職場の教養では、よく固有名詞がでてきます。
難解な字や固有名詞などはルビがないと読めないものです。
最近のO君は、職場の教養にルビまで入れてくれるようになりました。
知的障がいをもつ彼にとって、大変な手間がかかった力作だと思います。
朝礼の準備でご利用の方で、ルビつきのものが欲しいといわれる方がおられたら
是非ご利用頂ければと思っています。ご希望の方はお知らせ下さい。
(著作権の保護のため、ご利用にあたっていくつかの条件を設けます)

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 5月 2日(水)   自分が主役

 K子さんが働いているパン専門店の店主は、いつも快活な姿を周囲に見せています。その前向きな姿勢は、スタッフの良き目標となっています。

 ある日の朝礼で、店主から「水や電気の節約を心がけましょう」という話がありました。<いつも資源をムダに使っているかもしれない>と思ったK子さんは、その後、強く意識して節約に努めました。

 <節約をしよう>と単に思うだけでは、改善まで至るのは難しいでしょう。しかし本気になって行動すると、節約に向けた個別目標がハッキリします。それにより徐々に目標が拡大して、取るべき行動に深みが増します。

 まず自分から節約を心がけたK子さん。自身が店の主となったような意識で、仕事に取り組めるようになったそうです。

 理想を高く掲げ、実行は足元からです。K子さんは、ごく身近な問題を積極的に改善することにより、主役意識を持つことができたのでした。

 物事を積極的に考え、行動している人間が、何事においても主役なのです。

 今日の心がけ◆自ら先頭に立って物事を進めましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所発行の月刊誌です。効果的な朝礼の仕方などが書いてあります。
入会すると毎月30冊送ってもらえます。お問いあわせはお近くの倫理法人会まで
職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。
朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、楽天ブログの当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。
翌月分の職場の教養を20日に取りまとめて掲載します。
楽天ブログはこちらhttp://plaza.rakuten.co.jp/monoski/ 
 5月 3日(木)   憲法記念日

 本日は憲法記念日です。昭和二十二年五月三日に日本国憲法が施行されたのを記念し、「国民の祝日に関する法律」によって制定されました。

 我が国では憲法を含め、民法・商法・刑法・民事訴訟法・刑事訴訟法が主要な六つの法典です。この「六法」をベースに、日本の社会生活は成り立っているのです。とくに憲法は、国家の統治全般にわたる基本を定めた法典です。

 世の秩序を守るために、法律や決め事の存在は欠かせません。企業には「就業規則」があり、お客様や取引先と交わす「契約」があります。

 秩序が乱された場合、どうなるでしょう。法を犯せば罰則があります。会社の規則を守らなければ懲戒があり、契約の不履行があれば何らかの罰が生じます。

 信用を築くには時間が必要ですが、それを失うには一度の破約で十分です。ルールをしっかりと守って、信用第一の人間と企業をつくることが求められます。

 信用に勝る商品・サービスはありません。憲法記念日にあたり、改めて法令・規則・約束の遵守を肝に銘じたいものです。

 今日の心がけ◆法令やルールを守りましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。許可を得ずに掲載しております。取り扱いにはご配慮くださいますよう願いします。
 5月 4日(金)   一途な思い

 「好きこそ物の上手なれ」との諺があるように、「好き」を貫き通した先には、良い結果が表われるものです。

 トレードマークであるハコフグの帽子を被り、魚の話題を提供する、お魚らいふ・コーディネーターのさかなクン。小学二年生の時に、友達が落書きをしたタコの絵を見てタコに夢中になり、魚への興味が広がりました。

 さかなクンは、高校三年時にテレビ番組の「全国魚通選手権」で準優勝し、その後の同番組で五連覇を達成しました。専門学校卒業後は魚関係の仕事で思うようにいかず、職を転々とするものの、魚への思いは深め続けました。

 魚への一途な思いと、豊富な知識に対し支援者が現われ、イラストレーターとして、またテレビ出演や講演活動にと活躍の場を広げています。

 さかなクンの生き方からは、純粋な心と強い思いがあれば、多くの人が応援し、道が拓かれていくことを教えられます。

 好きという思いは、物事が好転する第一歩だといえるでしょう。

 今日の心がけ◆好きなものを極めましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。
朝礼に利用するととっても効果が高いと思います。
書店では売っていません。倫理法人会に入会すると毎月30冊もらえます。
 5月 5日(土)   端午の節句

 今日は端午の節句です。江戸時代以降、男子の節句とされ、身を守る鎧や兜を飾り、鯉のぼりを立てて、子供の成長や立身出世を願ってお祝いします。

 端午の節句は菖蒲の節句とも言い、無病息災を願って菖蒲湯に入り、今年一年健康に過ごせるように祈ります。菖蒲を尚武という言葉にかけて、勇ましい飾りをして、強くたくましく育ってほしいと願うのです。

 健やかに育ってもらいたいという願いは、親が子を思う素直な気持ちでしょう。現在、大人である自分も、決して一人で大きくなったのではありません。

 私たちという存在は、親や先祖から連綿として受け継がれたものです。こうした生命の流れの素晴らしさに、感謝をすることは大切でしょう。今日を機に、両親の愛情を振り返り、自らの命の大切さを再確認したいものです。

 「孝行をしたい時に親はなし」という状態にならないよう、今日の良き日に、柏餅を食べながら、親子で生命に対する感謝の気持ちをお互いに表わしてみてはいかがでしょう。

 今日の心がけ◆家族で幸せを願いましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。
掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。
こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になっています。
著作権に問題があるかもしれないと感じないわけではありませんが、
倫理の普及に役立ち、かつO君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。
以上の点をご理解いただき、文章の取り扱いには著作権上の配慮をお願いします。
職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。
朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、楽天ブログの当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。
翌月分の職場の教養を20日に取りまとめて掲載します。
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 5月 6日(日)   自分本位の仕事

 博物館の企画展で用いる、ディスプレイ制作の研修会に参加したMさん。今までの思い違いに気づきハッとしました。

 講師の「ディスプレイ品は制作者だけの作品ではありません。『お客様の経験になる物』という気持ちを忘れずに、作り上げてください」という言葉です。

 Mさんは普段、時間や予算などの制約に追われ、つい自分本位の考えになっていたことを思い返しました。そして、<自分の作品だから誰にも文句は言われまい。これぐらいでいいだろう>と思っていたことを大いに反省しました。

 「お客様の経験になる物」の言葉に、<お客様が興味を示し、楽しんでもらえるように工夫をしよう>と、仕事に対する新たな情熱が湧き起こってきました。

 お客様第一主義を掲げ、仕事に取り組む企業は多いでしょう。その実情を今一度、確認してみてはいかがでしょうか。

 直にお客様と接する仕事でなくとも、すべては顧客満足につながっています。お客様の喜びとなる働きを持って、一日をスタートしましょう。

 今日の心がけ◆お客様本位の働きをしましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。
各地の倫理法人会では、毎週モーニングセミナーが開催されます。
特定の宗教や政治にとらわれることなく、多面的な学びができるのが特徴です。
入会すると、毎週のモーニングセミナーの他、経営者の集い(イブニングセミナー)などなど
いろんな学びの場に無料で参加出来ます。
職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。
朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、楽天ブログの当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。
翌月分の職場の教養を20日に取りまとめて掲載します。
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 5月 7日(月)   感謝カード

 大阪市にある浄土宗の寺院・鷹典院では、毎年の年末に「自分感謝祭」という法要が営まれます。

 参加者は、自分に「今年はどんな一年だったか」を問いかけます。心に浮かんだ悲しみや、忘れてしまいたい思い出は「懺悔カード」に記し、心躍った体験や頑張った自分への労いなどは「感謝カード」に記します。

 住職の法話を聴いた後、「懺悔カード」は火鉢に入れ、「感謝カード」は法要後に提示板に貼られます。「感謝カード」のみを残しておくのは、より豊かな心で新年を迎えるための作法なのでしょう。

 私たち職場に生きる人間も、この「感謝カード」や「懺悔カード」のような内容を書き綴ることで、心の区切りが図れるかもしれません。

 嬉しかったことや楽しかったこと、そして感激したことなどは、誰にでも一つや二つはあるはずです。たとえ一行でも日記や手帳に記してみれば、明日に向かって新たな喜びが湧き起こってくるでしょう。

 今日の心がけ◆喜びや感動を生きる気力に変えましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。この「職場の教養」は書店で販売していません。
倫理法人会に入会すると30冊(無料で?)もらえます。職場の教養を使うと、活力あふれる朝礼が出来ます。
日本各地にある倫理法人会では、毎週モーニングセミナーという経営者向けの勉強会をやっています。
毎月1回「経営者の集い」があります。経営のためだけでなく人生を豊かに過ごすための講演会です。
一般の方や社員のかたの参加も無料です。年に一度、倫理経営講演会があります。
勉強会に参加しなくても、職場の教養だけで十分元がとれると言う方もおられます。
職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。

 5月 8日(火)   失敗を語る

 Mさんが新入社員だった頃の話です。ある先輩に対する非礼を強く悔やんでいたMさんは、思いつめた末、直属の上司に相談しました。

 上司は、自分自身の同じような失敗談を、赤裸々に話してくれたのです。そして「心の中で<悪いことをした>と悔やんでも、それだけでは本物ではない。その思いを言葉として発することが大切だよ」と諭されました。

 それを聞いたMさんは、鉛のように重かった心がすっかり軽くなりました。上司の語ってくれた失敗談によって、Mさんはスッと背中を押されました。<この人も同じ道を通って来たのだ>という安心感が、心の重石を取り去ったのです。

 Mさんは先輩のもとに出向き、心底から詫びることができたのです。以来、Mさんと先輩とは強い絆で結ばれた間柄となり、それは現在でも続いています。

 どんな人であっても、失敗を経験することで成長します。後輩育成のポイントの一つは、先輩としての失敗談を彼らの肥やしにしてあげることです。

 失敗談は聞く人に共感を与えます。こんな背中の押し方もあるのです。

 今日の心がけ◆失敗を語りましょう

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 5月 9日(水)   もったいない精神

 環境保護活動家として初めてノーベル平和賞を受賞した故ワンガリ・マータイ女史。かつて国際会議の場で、日本語の「もったいない」を環境保全の合言葉として提唱したことが、世界的に大きな反響を呼びました。

 「もったいない」には、自然や物に対する敬意と愛が込められており、日本語以外の言語には該当しない言葉だとして、マータイ女史は注目したといいます。

 「いただきます」「ごちそうさま」という言葉も、他の言語では表現しにくいといわれます。こうした言葉には、多くの命によって人が「生かされている」という、日本人独特の価値観が表われているのです。

 世界から日本語が注目される事実は、非常に光栄なことです。一方で私たちは、普段そのような意識を持って生活をしているでしょうか。当たり前のように食事を残し、電気や水などのエネルギーを浪費していないでしょうか。

 日本人の美徳である「もったいない精神」を見つめ直し、謙虚な気持ちで今日一日を過ごしたいものです。

 今日の心がけ◆謙虚な精神を見つめ直しましょう

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 5月10日(木)   棹さす

 普段使用している言葉や慣用句の意味を、誤解している場合があります。

 単なる間違いですめばよいのですが、そのために全く異なる意味が相手に伝わり、思いもよらぬ弊害が出ることもあります。

 例えば「流れに掉さす」という言葉があります。これは「時流に逆らうこと」ではなく、「流れに棹をさして水の勢いに乗るように、時流に乗って物事が好調に進むこと」を言います。

 夏目漱石の「草枕」の冒頭にある「情に棹させば流される」は、「自分の感情に逆らって行動すると流されてしまう」ではなく、「感情のままに動けば自分が流されてしまう」という意味合いです。

 パソコンが普及し、辞書や事典から縁が遠のいた人も多いことでしょう。しかし、言葉の意味をしっかり理解して使わなければ、思わぬ誤解を招きます。

 本棚の奥にある辞書などを開き、言葉の意味を調べ、日本語を正しく使いましょう。それが円滑なコミュニケーションの基本です

 今日の心がけ◆言葉を正しく使いましょう

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 5月11日(金)   変わらぬ真実

 江戸前期の元禄元年、町人の富をテーマにした浮世草子『日本永代蔵』がベストセラーとなりました。作者は井原西鶴で、六巻三十話からなります。

 「人間とて死んでしまえば一片の煙。そうなってしまえば金銀は瓦石と同じ」とする一方で、「人にとって金銀にまさる宝があるはずがない」と語るなど、人間の持つ二面性を興味深く描いています。

 当時の経済事情にからむ人間模様と、西鶴の庶民に対する深い洞察は、現代にも通じるところがあるようです。金銭に執着するのが人間の性であると言ってしまえばそれまでですが、金銭本来の役割は何かを忘れてはならないでしょう。

 私たち社会人にとって、金銭を得ることは日常生活の基本です。金銭を得るために働くことは当然ですが、あまりに執着心が強いと自らの身を滅ぼします。

 金銭の意義とは、それ自体の獲得が目的ではなく、あくまで生活の中で活かすことにあります。西鶴が追い求めた揺れ動く人間の性には、今も昔も変わらぬ真実があるのかもしれません。

 今日の心がけ◆金銭を得る意味を確認しましょう

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朝礼に利用するととっても効果が高いと思います。
書店では売っていません。倫理法人会に入会すると毎月30冊もらえます。
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 5月12日(土)   禁煙の決意

 Kさんの尊敬していた叔父が、五十代で病気を思いました。煙草を片時も離さない叔父が、Kさんに「煙草はやめたよ」と言ったのです。

 Kさんも叔父ほどではありませんでしたが、煙草が大好きでした。Kさんは叔父の言葉を聞いたその時から、禁煙を決心しました。禁煙して初めて気づいたことは、指先に染み付いた匂いでした。自分の嗅覚が麻痺していたのでした。

 それから数日のうちに、食事が美味しいと感じるようになりました。味覚が甦ってきたのです。それでも、いつも口寂しい思いがあり、煙草を吸っている人に近づいて匂いを嗅いでいたりしました。

 ある日、Kさんは妻に「もう一度煙草を吸おうかな」と告げました。すると今までKさんのすることに、一度も反対をしなかった妻が、「それだけはやめてください」と言ったのです。Kさんの禁煙を、家族が喜んでいたと知ったのでした。

 家族が不平を言わず、好きなようにさせてくれていたと気づいたKさん。改めて家族に感謝し、家族が喜んでくれることをしようと決意したのです。

 今日の心がけ◆家族に喜ばれることをしましょう

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 5月13日(日)   見えないところ

 見えるところは、意識して気を使い体裁を整えますが、見えないところは疎かにしてしまうものです。

 しかし、見えないところにこそ、大事なものが潜んでいると考えられます。例えば、出来上がった料理は、下ごしらえや隠し味といった部分に、料理の裏に隠された料理人の真心が潜んでいます。

 現代は、モラルの低下が叫ばれています。モラルとは道徳や倫理を指しますが、他人が見ていないところで実行できてこそ本物といえます。

 「私とあなた」「我々と皆さん」「人類と大自然」とが、共によりよく生きようとする想いから、行動規範としてのモラルは生じるものです。

 路上でのタバコやゴミのポイ捨てといった個人のわがままな行為、企業における商品の産地偽装など、モラルが問われる場面は多々あります。

 外側を整えることは大事ですが、見えない内側を整えることは、それ以上に大切なものです。

 今日の心がけ◆本物の実践を目指しましょう

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 5月14日(月)   慣れた日本語にご用心

 外食をよくするBさんは、いつも支払いの際には「お愛想をお願いします」と言っていました。

 Bさんの行きつけの店に、先輩を連れて行った際のことです。Bさんはいつものように、「お愛想をお願いします」と声をかけました。

 すると店長から、「よく『お愛想』を使う方が多いのですが、本来は店側が使う言葉で、お客様が使う言葉ではないのですよ」とこっそり伝えられたのです。

 さらに、「お客様からは『お勘定お願いします』が正しい言い方です。皆さん普通に『お愛想』と言いますので、我々も聞き流していますけれども」と言われ、Bさんは一気に酔いが醒める思いをしました。

 Bさんは教えてくれた店長に感謝をし、それを機に間違えやすい日本語を意識して調べるようになりました。

 言葉遣いは職場人として最低限のマナーです。大事な場面で失態を演じないよう、正しい日本語を身に付ける努力をしましょう。

 今日の心がけ◆正しい日本語を学びましょう

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 5月15日(火)   油断大敵

 営業本部に所属するSさんが、出張先から一時帰社した時のことです。遠方に出張中のK本部長からT部長に宛てた電話を、Sさんが受けました。

 T部長が離席していたため、K本部長は「新幹線が運転を見合わせているため、J社への訪問が約束より一時間ほど遅れる。T部長からお詫びの電話を入れておくように」との伝言をしました。

 その内容を正確にメモして、T部長の机に置き、Sさんはすぐに次の予定地に向かいました。

 しかしT部長が戻ったのは、K本部長が一時間遅れてJ社を訪問した後でした。Sさんの油断が、本部長と自社の信用を失う結果を招いてしまったのです。

 急を要する連絡は、社内にいる相手であっても、メモだけでなく直接連絡を取るべきです。仕事に安易な思い込みは禁物なのです。

 不測の事態を想定して、二段構え、三段構えの手を打てるよう心に留めておきたいものです。

 今日の心がけ◆仕事には万全の構えで臨みましょう

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 5月16日(水)   すべてはつながりの中に

 結婚という契りにより、一組の男女には、血縁を越えた深く強い結び付きが生まれます。その後、夫婦の顔や性格が似てくるという話は、よく聞きます。

 企業においても同様なことがいえます。就職という契約によって、企業と社員の間には雇用関係が生まれます。

 社長と社員は同じ血筋の流れの中に、身を置くような間柄となります。両者は、仕事振りや物の言い回しまで、似てくることがしばしばあります。

 しかし社員が社長への敬いの心を欠き、指示に従わない場合があります。そのような社員は、社長の良さを引き継ぐチャンスを捨てることになります。これは夫婦がお互いに敬意を払わず、わがままを振りかざすのと同じです。

 企業で働くということは、経営陣が示す経営理念と一体化して、目的実現への努力を重ねることです。その機軸を忘れてはなりません。

 世の中に数多存在する中から互いに選び合い、惹かれ合った稀少な縁を活かし、自己成長と共に事業の発展に貢献したいものです。

 今日の心がけ◆経営者と同じ方向を目指しましょう

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 5月17日(木)   人は城

 甲斐の戦国大名・武田信玄は、最強と謳われた騎馬軍団を作り上げた武将です。

 生涯における合戦の数は百三十余度に及び、一度たりとも敵を自国に入れることはありませんでした。

 信玄は青年時代から禅や学問を学び、また詩や和歌にも親しんできました。信玄の詠んだ和歌の中で、最も有名なのは次の歌でしょう。

  人は城 人は石垣 人は堀 情けは身方 仇は敵なり

 「仇」は「恨むこと」という意味です。信玄は堅固な城を造るよりも、領民の生活の安定に努めました。人を大切にし、「武田二十四将」と呼ばれる幹部を育て、最強の軍団を作り上げたのです。

 この和歌は、後に江戸時代の人が作ったものという説もありますが、信玄の生き方をよく表わしたものとして、現代でも広く親しまれています。

 「人材は人財である」とは、よく言われることです。人と人とが協調して仕事に励む時、苦難は去っていくでしょう。

 今日の心がけ◆人と和しましょう

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 5月18日(金)   前向きなスピーチ

 朝礼時の『職場の教養』輪読による効用は、主に次の五点でしょう。

 1 職場でのマナーが身に付く
2 人前での音読や感想スピーチの自信がつく
3 他人の感想を聞くことで様々な考え方を学べる
4 積極性が養われる5チームワークがよくなる。

職場人に求められる要所を、継続的に学べる場が朝礼です。

 本文の事例から学ぶこともできますが、感想を述べることによる効果は思いのほか大きいものです。それぞれが異なった感想を発するからこそ、共に学ぶ人たちが刺激を受けて、より柔軟な考え方を持てるようになるのです。

 人前で何を話したらよいのかと悩む場合もあるでしょうが、感想に正解はありません。自身の思いを素直に発表すればよいのです。

 無駄で当たり障りのない感想ばかりを述べるのは、自分の感性を鈍らせることになり、仕事に対する姿勢にもマイナスの影響を及ぼします。ただし、人を不快にさせるような安易な言葉は慎みたいものです。

 個性的で前向きな言葉を添えて、互いの刺激にしていきましょう

 今日の心がけ◆自分らしい感想を持ちましょう

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 5月19日(土)   家族の支え

 仕事を進めていく上で、人から支えられ、助けられる機会は多くあるでしょう。特に家族の支えは、明日への活力につながります。

 Nさん一家は親戚の結婚式のため、妻の実家に帰省しました。式も無事に終了し、Nさんは仕事があるため家族を残して一人で自宅に戻りました。

 家族は一週間後に戻るため、家では自分の好きなことに時間を使うことができました。Nさんは三日間を有意義に過ごしたのです。

 ところが四日目に入り、仕事が終わって誰もいない家に帰ると、洗濯物や使用した食器が山積し、家事の大変さを痛感したのです。

 これまでは<自分が家族を支えていた>という傲慢な思いがあったNさん。数日間、家族に会えない寂しさも重なって、<実は自分が一番、家族に支えられていたんだ>という実情を察したのです。

 Nさんはその後、積極的に家事に協力するようになりました。今では家族との会話も増え、家族の支えを感じながら仕事に取り組んでいます。

 今日の心がけ◆家族の支えに感謝しましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。
掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。
こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になっています。
著作権に問題があるかもしれないと感じないわけではありませんが、
倫理の普及に役立ち、かつO君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。
以上の点をご理解いただき、文章の取り扱いには著作権上の配慮をお願いします。
職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。
朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、楽天ブログの当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。
翌月分の職場の教養を20日に取りまとめて掲載します。
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 5月20日(日)   ラッシュアワーの光景

 通勤ラッシュの電車に乗ることが苦手なY子さん。過去に満員電車の中で貧血を起こしたことがあるからです。そうした事情もあり、Y子さんはできるだけ早朝の、空いている時間帯の通勤を心がけていました。

 しかしある日、寝坊をして、最も混雑している時間帯に乗らざるを得なくなりました。Y子さんは観念して駅のホームに到着すると、予想通りのラッシュの光景が目に入ってきました。

 思わず溜息をついたY子さん。覚悟を決めて、これからいよいよ電車に乗り込もうとしたその矢先、列の前方で心温まる光景を目の当たりにしました。

 大柄な男性が、肩を怒らせて電車に飛び込むのではなく、「ごめんなさい」「ありがとうございます」と何度も頭を下げながら乗車していたのです。

 これまで、<お互い様>という謙虚な心を忘れ、不満な心持ちで電車に乗っていたY子さん。男性の姿から、電車に乗る際の自己の心持ちを反省しました。以後、苦手意識や不満が消え、感謝の心で通勤するようになったのです。

 今日の心がけ◆譲り合う心を養いましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。
各地の倫理法人会では、毎週モーニングセミナーが開催されます。
特定の宗教や政治にとらわれることなく、多面的な学びができるのが特徴です。
入会すると、毎週のモーニングセミナーの他、経営者の集い(イブニングセミナー)などなど
いろんな学びの場に無料で参加出来ます。
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 5月21日(月)   つもり病

 業務を遂行する上で、「やったつもり」「わかっているつもり」など、いつの間にか「つもり」に陥っていることはないでしょうか。

 例えば、何か作業をしながらの挨拶は、「挨拶しているつもり」です。その挨拶には心が伴わず、相手には本当の挨拶としては届かないでしょう。

 資料を送ったにもかかわらず、相手先から「届いていない」とのクレームがあった場合、これは「送ったつもり」になっていたといえるでしょう。

 「言われなくてもわかっている」と言う人ほど、十分な注意が必要です。同じ過ちを犯す人は、「わかったつもり病」に罹ってしまっているのです。

 同時に二つの業務を進めている場合、一方の仕事は意識して取り組めても、気が緩んだ瞬間に、もう一方の仕事は「つもり」になってしまいがちです。

 「つもり病」を予防するには、常にスタートを振り返ることが重要です。その時の仕事の優先順位を確認しつつ、「今の自分は順位に即して仕事を遂行しているだろうか」と自己判定する時間を作りたいものです。

 今日の心がけ◆仕事の進行状況を客観視しましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。この「職場の教養」は書店で販売していません。
倫理法人会に入会すると30冊(無料で?)もらえます。職場の教養を使うと、活力あふれる朝礼が出来ます。
日本各地にある倫理法人会では、毎週モーニングセミナーという経営者向けの勉強会をやっています。
毎月1回「経営者の集い」があります。経営のためだけでなく人生を豊かに過ごすための講演会です。
一般の方や社員のかたの参加も無料です。年に一度、倫理経営講演会があります。
勉強会に参加しなくても、職場の教養だけで十分元がとれると言う方もおられます。
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 5月22日(火)   「ハイ」の力

 仕事が思うように進まないE氏は、気力がまったく高まりません。最近、身に起こるすべてが楽しくないことばかりだと、友人に愚痴をこぼしました。

 友人は、「E君はもともと仕事も勉強もバリバリこなしていただろう。今の君は、力を出し惜しみしているか、その出しどころに迷いがあるのではないか」と告げました。そして、ある講演会への参加を勧めました。

 講演会に出席したE氏が驚いたのは、講師が呼び出された際に発した「ハイ」という返事でした。普段耳にしない、非常に元気で明るい返事だったのです。

 講演後の懇親会の席で、E氏は講師に「はっきりした返事でしたね」と声をかけました。講師は「『ハイ』の返事は、瞬時に自分の力を出し切る練習になるので、いざという時のために、いつも練習をしています」と答えたのです。

 自身を振り返ったE氏は、<仕事でも家庭でも、何十年も元気な返事をしていなかったな>と思い至りました。<名前を呼ばれたら元気な返事をしよう>と決めたE氏は、「ハイ」の返事に磨きをかけています。

 今日の心がけ◆元気な返事をしましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。
この文章入力は弊社O君が指のトレーニングのために10年以上前から毎日こつこつやってくれている作業です。知的障がいを持つO君の作品の発表の場として、あたたかく見ていただければ幸いです。
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 5月23日(水)   雨の日に

 混雑している乗り物の中で、雨に濡れた傘の扱いには困るものです。

 長傘を手に持っていると、周りの人の服を濡らしかねず、折りたたみ傘を鞄にしまうと、鞄の中の書類や用具が濡れてしまうおそれもあります。

 ある雨の日、Cさんはビニール袋に折りたたみ傘をしまい、電車の座席に座りました。その際、向かい側の席に座ろうとしていた女性に目がいきました。

 女性は、濡れた折りたたみ傘をサッとたたむと、丈夫そうなカバーに素早く入れました。その後、バッグの中からタオルを取り出し、両隣の男性の鞄についた雨の雫をサッと拭き取り、「失礼しました」と笑顔で会釈をしたのです。

 一連の動作のスムーズさにCさんは感心し、爽やかな気持ちになりました。周りの人にまで気配りのできる女性の行動に、自分の傘で自分だけが濡れないようにと注意していたことを恥ずかしく思いました。

 そして日頃、仕事の忙しさを理由に、同僚や家族に対しても気配りに欠けていた自分を思い返したのです。

 今日の心がけ◆周囲の人に気を配りましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所発行の月刊誌です。効果的な朝礼の仕方などが書いてあります。
入会すると毎月30冊送ってもらえます。お問いあわせはお近くの倫理法人会まで
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 5月24日(木)   隣の芝生

 他人のものは何でもよく見えるの意で「隣の芝生は青い」という諺があります。

 他人がやっている仕事は、自分の仕事よりも簡単で楽そうに見えるものです。例えば、営業マンは内勤の事務を楽そうだと思います。

 ところが、内勤者は「私たちは上司の下で気を抜く間がないが、外では自由に息抜きができるからいいな」と思っている場合もあるのです。

 しかし、どのような仕事も、実際に行なうとそれぞれに大変で、相応の苦労があるものです。仕事に尊卑はなく、「つまらない仕事」「重要な仕事」などと仕事を分別してしまうのは、自分自身の心なのです。

 働く喜びと充実感を味わい、仕事を積極的に進めるには、目の前にある仕事を尊び、そして懸命に働くことです。加えて、上司や先輩からの忠告を素直に受け取り、仕事のポイントを身に付けるのです。

 仕事の経験を積み、顧客との対話や書籍などから知識を増やす努力を続けていると、次第に仕事が面白くなっていくものです。

 今日の心がけ◆自分の仕事を尊びましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。許可を得ずに掲載しております。取り扱いにはご配慮くださいますよう願いします。
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 5月25日(金)   来場者の戸惑い

 Nさんは、千人規模のホールで開催されるシンポジウムの、会場案内係を担当することになりました。多くの人が来場するため、会場の入口付近から動かずに、「あちらの席が空いております」と手で指し示すことにしたのです。

 ところがシンポジウム開始という頃、右往左往して座れないでいる来場者の姿が目につきました。Nさんの案内では、座席位置が伝わらなかったのです。

 すかさず別の担当者が「こちらへどうぞ」と手を挙げて案内し、助け舟を出してくれました。そして何とか定刻に開始することができたのです。

 初めて来場した人がほとんどだったことを後で知り、案内はもっと親切かつ丁寧にするべきだったと反省したのでした。

 この反省からNさんは、会社内において、受付やエレベーターなど、お客様の立場で経路を説明するようにしました。どのようなお客様に対しても、最もわかりやすい経路の案内をするよう心がけたのです。

 常にお客様の立場で、思いやりのあるサービスを提供したいものです。

 今日の心がけ◆お客様の視点に立ちましょう

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朝礼に利用するととっても効果が高いと思います。
書店では売っていません。倫理法人会に入会すると毎月30冊もらえます。
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 5月26日(土)   後回しは失敗のもと

 仕事において、無計画と後回しは失敗の原因であるといわれます。

 K社の東京本社で営業を担当するM氏は、九州支店の会議へ同僚のS氏と飛行機で向かうことになりました。午後の便でも十分間に合うと考えたM氏は午後の便を予約し、S氏は余裕を持って午前の便を予約していました。

 出張の前日、S氏から「同じフライトの時間ならば、機内で会議の打ち合わせをしよう」と持ちかけられました。M氏は午前便へ変更しようと思いましたが、満席で変更ができず、予約をしていた午後便で向かうことになりました。

 午前中の便で向かったS氏は無事に九州支店に到着しました。しかしM氏の乗った午後の便は、空港付近が濃霧で着陸することができず、東京へ引き返すことになったのです。

 結局、同僚のS氏だけが会議に出席でき、M氏は欠席ということになってしまいました。M氏はこの出来事を省みて、物事を何となく後回しにするのではなく、できるだけ先手でこなす意識を大切にするようになったのです。

 今日の心がけ◆早めの行動を心がけましょう

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 5月27日(日)   輝く舞台を支える仕事

 社会見学といえば、工場見学が連想されます。最近は、企業のオフィスや管理施設といった、舞台裏を見学するツアーも組まれているようです。

 都内のある一流ホテルの見学ツアーでは、従業員しか入れない通路を通り、工場並みの大規模な排水浄化装置や電気水道設備などを探検します。

 ロビーやレストランなどの華やかな雰囲気から一転した舞台裏を、垣間見ることができます。参加者は、普段知ることがない裏方の重要な働きを知り、感心するそうです。

 私たちは普段、不自由なく生活をしています。その陰には大勢の人たちの働きがあって、支えられていることを忘れてはなりません。

 見えない部分に気配りができている企業の姿勢を、お客様が窺い知る時、信頼度はさらに高まることでしょう。

 普段から細やかな部分にも、気配りや目配りを忘れず、見えないところにこそ力を注いでいきたいものです。

 今日の心がけ◆裏で支えている人に感謝しましょう

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 5月28日(月)   活気のない講演会

 飲食店チェーンのA社では、毎月、外部講師を招いたセミナーを開きます。

 講師を選ぶ際、実行委員の一人が「とても情熱的な講師がいるらしいよ。受講者の誰もが心が熱くなり、やる気に満ち溢れるそうだ」と教えてくれました。そこで全員一致で、その講師を呼ぶことに決めたのです。

 当日、固唾を呑んで皆が二時間の話に耳を傾けました。しかし講師は淡々と話をするのみで、いっこうに熱を帯びる気配がありません。

 一時間が経過し休憩に入った時、堪りかねた実行委員の一人が「○○講師。私たちは情熱的な話を期待しておりました。しかし失礼ながら、今日の講師の話には、まったく熱さが感じられません」と語気を荒げて質問したのです。

 すると講師は「私はいつも来場者の皆さんに合わせて話をしています」とアッサリと言うと、休憩室へと去っていったのでした。その言葉を聞いて、ただ受講するだけの、受身的な態度に皆がなっていたことに気づいたのでした。

 意欲に満ちた職場環境であるか再確認したいものです。

 今日の心がけ◆積極的に取り組みましょう
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毎月1回「経営者の集い」があります。経営のためだけでなく人生を豊かに過ごすための講演会です。
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 5月29日(火)   眠気対策

 一日の業務の中で、昼食後の眠気に悩まされる人は多いでしょう。

 食後の眠気は、人の消化器官に血液が集中するため、頭への酸素不足が起こるためと考えられています。

 最近では、就業意欲が低下する午後三時頃に、十分間ほどの小休憩を設置して、軽く体操をする時間としている企業もあります。

 もちろん個人的な努力も必要です。午後の眠気に悩まされていたオフィスワーク中心のMさんが同僚に相談すると、眠気に襲われる時間帯に、十分ほど窓を開けて換気をしたほうが良いとアドバイスを受けました。

 新鮮な空気を脳に取り込むことによって、Mさんの仕事の効率は着実にアップしました。細胞の一つひとつが活発に働いている表われでしょう。

 人は常に呼吸をして生きています。新鮮な空気を吸うことによって、私たちは生かされているのです。

 今日の午後は、新鮮な空気を吸い込み、脳の働きを活発にしていきましょう。

 今日の心がけ◆深い呼吸を意識しましょう

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 5月30日(水)   頼まれた仕事

 依頼された仕事に対して、その対応の仕方は人それぞれです。

 1頼まれたことを充たせない人。職場人とは言いがたく、まずは小さな依頼事もメモを取る習慣が必要です。

 2頼まれたことはできる人。いわゆるマニュアル人間です。厳しい言い方をすれば、その人ではなくとも誰にでもできる仕事です。

 3頼まれた仕事以上のことをする人。職場人に求められるのは、この「プラスアルファ」の仕事です。この姿勢がなくては、その人の成長はあり得ません。

 管理職のYさんがC君にコピーを頼むと、部数の誤りは一切ありません。その資料の誤字を指摘されることもあり、十分な状態で顧客との折衝に臨めるのです。

 Yさんが見たのは、コピー機まかせにせず自身の手で印刷部数を確認し、資料にも目を通すなど、頼まれていない事柄にも時間をかける彼の姿でした。

 仕事には責任が伴います。その責任感と積極性から生まれる工夫により、周囲からの信頼が得られ、ひいては社の発展につながると心したいものです。

 今日の心がけ◆プラスアルファの仕事をしましょう

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 5月31日(木)   特別なデザート

 Sさんが子供の誕生日に、家族そろってレストランで食事をした夜のことです。久しぶりの会食に、皆がウキウキした気分でいました。

 レストランの店員は笑顔で一家をテーブルに案内し、Sさんは今日が子供の誕生日であることを伝えました。

 和やかな時間を過ごし、食後のデザートを持っていると、「本日はお子様の誕生日とのこと。勝手とは存じましたが、コースのデザートを特別に変更させていただきました」と料理長が説明し、誕生日ケーキが運ばれてきたのです。

 ケーキにはろうそくが六本立っており、「お食事を提供している際に、お子様に六歳になられたことを教えていただきました」と料理長は説明しました。

 この突然のサービスに、Sさんは深く感動しました。お客様の状況によって柔軟に対応していくプロの仕事に、スタッフの真心を感じたのでした。

 どのような仕事も、お客様があって成り立ちます。どうすればお客様が喜ぶかを常に考えるのが、職場人として大切だと気づかされたSさんでした。

 今日の心がけ◆相手が喜ぶことを考えましょう

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