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職場の教養 コミュの2012年01月

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 1月 1日(日)   万理一空

 日本相撲協会は昨年九月、琴奨菊の大関昇進を決めました。昇進伝達式では「万理一空の境地を求めて、日々努力、精進いたします」と口上を述べています。

 万理一空という言葉には、「一切の迷いがない空の状態こそが究極の兵法である」という意が込められています。

 「どんな方法を採っても、一つの目標に近づいていける。大切なのは努力を続けることである」ということでしょう。

 迷い心を捨てるには、自己や会社の目標に向かって身近なところから行動を起こし、自分自身を磨くことでしょう。それには物事を明るく素直に受けとめ、不平や不満を捨て去り、楽しんで工夫していきたいものです。

 空の境地に至るのは、決して楽な道ではありません。しかし空の追求を意識するのとしないのとでは、大きな差が出ることは必定です。

 新年がスタートします。今どのような環境にあるとしても、諦めず、しっかりとした信念を持って、人生の可能性を広げていきましょう。

 今日の心がけ◆迷い心を捨て去りましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。
各地の倫理法人会では、毎週モーニングセミナーが開催されます。
特定の宗教や政治にとらわれることなく、多面的な学びができるのが特徴です。
入会すると、毎週のモーニングセミナーの他、経営者の集い(イブニングセミナー)などなど
いろんな学びの場に無料で参加出来ます。
職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。

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 1月 2日(月)    自分を見限らない

 新しい仕事に慣れないうちは、「失敗をしないようにしよう」「自分には無理かもしれない」などと、消極的な心になる場合があるものです。

 「過去に能力が足りずに挫折してしまった。失敗をして損失を出してしまった。上司や先輩に厳しく叱られてしまった」というような経験が、消極的な心の要因になっていることがあるようです。

 しかし、いつまでもそうしたトラウマに縛られているわけにはいきません。押し寄せる様々な難関を克服することが、社会を生き抜く鉄則なのです。

 『論語』に「今、汝は画れり」という一節があります。自信がないという弟子に対し、孔子が「おまえは今、自分で自分を見限っているぞ」と諭しているのです。

 失敗した際に、自分に見切りをつけてしまわないことが肝要です。まずは自身を振り返り、自力で脱却する強い意志を持つのです。

 人生は山あり谷ありで、多くが険しい道の連続です。こうした道を潜り抜けた分だけ、社会人としての成長が成し遂げられるのです。

 今日の心がけ◆自分に自信を持ちましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。この「職場の教養」は書店で販売していません。
倫理法人会に入会すると30冊(無料で?)もらえます。職場の教養を使うと、活力あふれる朝礼が出来ます。
日本各地にある倫理法人会では、毎週モーニングセミナーという経営者向けの勉強会をやっています。
毎月1回「経営者の集い」があります。経営のためだけでなく人生を豊かに過ごすための講演会です。
一般の方や社員のかたの参加も無料です。年に一度、倫理経営講演会があります。
勉強会に参加しなくても、職場の教養だけで十分元がとれると言う方もおられます。
職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。

 1月 3日(火)   社会への貢献

プロボノ活動をする人たちの話題が、近年多く取り上げられています。
 
「プロボノ」とは、仕事を通じて培った知識やスキル、経験を活用して社会貢献する、ボランティア活動を指します。

 もともとは「公共善のために」という意味のラテン語が語源です。アメリカの弁護士による無料相談が発端となり、他分野へと波及していきました。

 今日では世界中で、自己の経験、知識、身に付けた技術を駆使して、社会に貢献する人たちが増えています。

 プロボノ活動は、幅広い社会参加の機会を得られ、同時に自身のスキルアップも図れるものです。こうした実感が、波及の原動力となっているのでしょう。

 目の前にある仕事に果敢に取り組み、深く広く学びながらスキルを高めていくことが大切です。今この時に自分の行なっている仕事が、そのまま社会貢献につながっていくのです。

 社会へ貢献する意識を持ちながら、職務に臨みたいものです。

 今日の心がけ◆社会貢献への意識を高めましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。
この文章入力は弊社O君が指のトレーニングのために10年ぐらい前から毎日こつこつやってくれている作業です。知的障がいを持つO君の作品の発表の場として、あたたかく見ていただければ幸いです。
職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。

職場の教養では、よく固有名詞がでてきます。
難解な字や固有名詞などはルビがないと読めないものです。
最近のO君は、職場の教養にルビまで入れてくれるようになりました。
知的障がいをもつ彼にとって、大変な手間がかかった力作だと思います。
朝礼の準備でご利用の方で、ルビつきのものが欲しいといわれる方がおられたら
是非ご利用頂ければと思っています。ご希望の方はお知らせ下さい。
(著作権の保護のため、ご利用にあたっていくつかの条件を設けます)
 1月 4日(水)  私の人生

 人にはそれぞれ自分だけの物語が存在します。この世に生まれた時が物語の始まりで、この世を去る時がその終わりです。

 自分だけの物語に登場する主人公は、もちろん自分以外にはありえません。いつもスポットライトを浴び、主人公を演じているのは自分自身なのです。

 それにもかかわらず、多くの人が周囲の人と自分とを比べ、<自分はダメだ>と卑下します。しかし、いくら周囲の人が優秀であっても、自分の人生において、その人は脇役にすぎないのです。

 兄と自分を比較ばかりしている弟に、ある人が言いました。「あなたの人生は、お兄さんと同じなのですか。いや、あなたの人生はあなた自身のものです。自分の人生をもっと大切にしてください」

 たった一度きりの人生の中で、その主役を演じることができるのは、自分一人です。最高の人生をつくれるのは、自分だけなのです。自分の人生劇場で、見事に主役を演じ切りましょう。

 今日の心がけ◆自分の個性を輝かせましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所発行の月刊誌です。効果的な朝礼の仕方などが書いてあります。
入会すると毎月30冊送ってもらえます。お問いあわせはお近くの倫理法人会まで
職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。

 1月 5日(木)   おもてなしの心

 Aさんは紅葉狩りを兼ねて、夫婦で一泊の温泉旅行に出かけました。軽井沢の観光地を巡り、夕刻、草津温泉の日本旅館に到着しました。

 心地よい出迎えを受けた後、さっそくAさんは露天風呂に入りました。ふと壁に目を向けると、木札が吊るされています。そこには「むしさんやはっぱさんがあそびにきたら、そっとかえしてあげてね」と書かれていました。

 日本特有の「おもてなしの心」が、人間のみならず虫にも落ち葉にも向けられていることに、Aさんは深い感動を覚えました。

 旅館側のお客様に対する「おもてなしの心」で癒されたAさん。客である自分も、いつの間にか「おもてなしの心」で一杯になっていることに気づきました。

 虫や落ち葉のみならず、衣服にも履き物にも布団にも、そして食べ物にも、「おもてなしの心」を向けている自分がそこにありました。

 日々の忙しさに振り回されていたAさんでしたが、一泊の温泉旅行が新しい旅立ちの日となったことに、深い感謝の気持ちを禁じ得ませんでした。

 今日の心がけ◆もてなしの心を感じましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。許可を得ずに掲載しております。取り扱いにはご配慮くださいますよう願いします。
職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。
 1月 6日(金)  三上の閃き

 「人はどういうところで、いちばん良い考えが浮かぶか」について、中国の欧陽脩が遺した言葉が「三上」です。

 三上とは、「馬上」「枕上」「厠上」のことです。馬上とは、今でいえば電車やバスなど乗り物の中です。枕上とは、文字通り枕の上に頭を置いている状態で、床の中に入っている時になるでしょう。

 厠上とは、トイレの中です。トイレに新聞や雑誌を持ち込んで「読書」に耽る人もいるようですから、集中するには打ってつけな空間といえるのでしょう。

 他のことをやっている時に、発明や発見に連なる考えは閃くようです。三上は、最適の場所といえるのかもしれません。日本人で初めてノーベル物理学賞を受賞した湯川秀樹博士が、常に枕元にメモ用紙と鉛筆を置いていた話は有名です。

 大事なことは、その閃きをそのままにせず、すぐにメモを取る習慣を身に付けることでしょう。時間が経てば、すぐに忘れてしまいます。いざという時に妙想を捉える習慣を、日々の中で養っていきたいものです。

 今日の心がけ◆気づきを大切にしましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。
朝礼に利用するととっても効果が高いと思います。
書店では売っていません。倫理法人会に入会すると毎月30冊もらえます。
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 1月 7日(土)   つながりの大切さ

 現代を生きる私たちが、見失いがちなものがあります。それは人と人とのつながりの大切さです。

 人間関係が希薄化し、心の砂漠化が進んでいるという指摘がされてから、久しくなります。また近年、「無縁社会」という事態がマスコミで報じられるようになり、問題視されています。

 「縁」という言葉には、つながりや結びつきという意味があります。これが、さらに強く太く結ばれた状態が、「絆」といえるでしょう。

 この縁や絆には、大きな特徴があります。それは、形あるものとして目に見えないということです。それだけに、いつも心を向けて意識していなければ、時の経過と共に記憶の彼方へと薄れていき、疎遠となってしまうのです。

 人と人とが支え合っていくために手軽にできる方法は、互いに声を掛け合うことです。薄れた縁は切れやすくなります。座して待つのではなく、自ら積極的に人とのつながりを強くしていきたいものです。

 今日の心がけ◆積極的に明るい挨拶をしましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。
掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。
こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になっています。
著作権に問題があるかもしれないと感じないわけではありませんが、
倫理の普及に役立ち、かつO君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。
以上の点をご理解いただき、文章の取り扱いには著作権上の配慮をお願いします。
職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。
毎月20日を過ぎたら翌月分を20日に取りまとめます。
 1月 8日(日)     歌の力

 女性経営者のIさんが初めて倫理法人会の会合に参加した時、同会の歌「夢かぎりなく」を皆で斉唱しました。Iさんも歌詞カードを手に、ぎこちなく歌っていましたが、なぜか涙が溢れ出てきて仕方がなかったというのです。

 特に「ああこの国の誇りかかげて 夢をつたえる われらのつとめ」「ああ父母に涙ささげて 夢をかなえる われらの未来」という一節が、Iさんの心の奥に潜んでいた「夢の実現」という琴線に強く触れました。

 今日まで歩んできた彼女の人生が、歌詞によってフラッシュバックし、未来に向けた熱き思いが涙として溶け出してきたのです。

 その後、自社の朝礼の中で「今月の歌コーナー」を設けたIさん。ジャンルを問わず、担当者がセレクトした心に沁みる歌詞を、全員で味わう毎日です。

 歌には、その人の人生を変える威力があります。社歌や会歌などの持つ詞の意味を改めてしっかりと味わい、心を込めて歌いましょう。勇気の源として、自戒として、そして生きる糧として、歌を傍らに置いておきたいものです。

 今日の心がけ◆歌を自身の力に変えましょう

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 1月 9日(月)   成人の日

 本日は「成人の日」です。二十歳を迎えた新成人が、大人の仲間入りをしたという喜びと共に、責任の重さを実感する日でもあります。

 しかし今日から突然、大人になるということではありません。法律的には成人であっても、精神的にすぐに大人になれるというものではないからです。

 「大人になった自覚を持ってほしい」という周囲の願いが、成人の日の制定には込められています。その願いを自覚することが成人への第一歩といえるでしょう。

 あわせて「多くの人たちに支えられて迎えた日」という深い感謝と自覚があってこそ、皆の祝福を得られるのです。支えられて自分があるという事実は、仕事に就く上での精神的な支柱となります。

 与えられた仕事や課題を喜んで受け、責任感を持ってこなしていけるかどうかで、やがては成長の度合いに差が出てくるものです。

 未来に向け、新成人の皆さんは輝かしいスタートを切りましょう。同時に諸先輩も、社会人としての良き手本となるよう、新たな自覚を深めていきましょう。

 今日の心がけ◆社会人としての自覚を深めましょう

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 1月10日(火)   自然は生きている

 私たち人間は、自然の中で生きている以上、その法則に従わなければ様々なトラブルに見舞われます。

 昨年の秋は、スズメバチに刺される人が例年より増えました。スズメバチに刺されると命にかかわるため、最大限の注意が必要です。

 昆虫学が専門の玉川大学・小野正人教授は、「九月から十月にかけては、スズメバチの巣が最も大きくなり、個体数も多い時期。女王バチを産む作業に入っているため、外部からの刺激に非常に敏感になっている」と警鐘を鳴らします。

 特に近年は暑い日が多く、蜂の活動が弱まる寒い日が少ないことで、スズメバチの巣が大きくなっている可能性があるそうです。

 「自然をあるがままに受け、必要な手立てをして反抗しない。偉大な力であると敬い畏れ、和やかな心で親しむ」。それが自然と向き合う必須の心構えです。

 これから本格的な寒さの時期へと向かいます。寒さを防ぐ工夫をしながらも、寒さを嫌わず積極的に楽しむ心で生活したいものです。

 今日の心がけ◆寒さを楽しみましょう

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 1月11日(水)    当たり前に感謝

 東日本大震災の復旧支援をしていた近畿圏のある消防士は、約一ヵ月の任務を終えて帰宅した直後、小学二年生の長男に涙ながらに訴えました。

 「こうして家族が揃っているということは当たり前ではない。とってもありがたいことなんだ。だから一日一日、もっと仲良く暮らそうな」

 消防士は、被災した子供たちが<父親や母親がいるのではないか>と避難所を訪ね歩く姿に遭遇し、彼らの姿と長男とが重なって見えたというのです。

 私たちは、自分を取り巻く環境が目の前にあるのが当たり前だと、大きな勘違いをしています。そして思うようにならないと不平不満を口にするのです。「居る・有るだけでありがたい」という存在を、改めて振り返ってみるべきでしょう。

 感謝をする心を養うことで、人や物や自然との関係がより良くなり、環境が好転します。日常を当然とせず、日々を新鮮に受け入れて、周囲の環境すべてに「ありがとう」と言うことが口癖になるまで、心を尽くしたいものです。

 当たり前の恩恵を受けている私たちは、その恩返しも配慮するべきです。

 今日の心がけ◆「ありがとう」を口癖にしましょう

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 1月12日(木)  つまらない仕事

 Nさんは塗装会社で働いて半年になります。ヤスリやサンドペーパーを用いての、錆落としや下地処理の仕事が中心でした。

 しかし毎日同じ作業の繰り返しで、次第に不満がたまっていきました。仕事に楽しみを見いだせず「つまらない仕事だ」とぼやきながら作業をするようになりました。やがて仕事に身が入らなくなり、作業が雑になっていったのです。

 ある日、Nさんの一連の姿を見ていた先輩は、「下地が悪ければ、いくら良い塗料を塗っても意味がない。下地処理にどれだけ力を入れるかが、塗装の仕事の要になるんだぞ」と下地作業の重要性を教えたのです。 

 コツコツとした下地処理の良し悪しが、最終的な塗装の美しさを決めることを学んだNさん。仕事にプライドと責任を持って打ち込むようになりました。

 最終的には華やかに見える仕事であっても、そこに至る地道な作業が土台となって輝きを増すものです。人が見ることのない作業こそ大切です。人知れぬまま通り過ぎていく仕事ほど、成功につながる道であると信じたいものです。

 今日の心がけ◆基礎を大事にしましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。許可を得ずに掲載しております。取り扱いにはご配慮くださいますよう願いします。
 1月13日(金)   小休憩

 どのような仕事にも素早く対応できると評判のEさん。彼の元には自然と業務が集中します。先日も月末で通常業務に追われる最中に、三つの割り込みの仕事を依頼されました。どの仕事も時間を要しそうなものばかりでした。

 必死に業務に集中するものの、いつしか定時が過ぎ、同僚は次々と帰宅していきます。やがて<どうして自分ばかりが、忙しい思いをしなければならないのだろう>と不満が募っていきました。

 Eさんは頭をすっきりさせようと、ベランダで休憩を取りました。すると、仕事をしている他部署の仲間の姿が見えたのです。瞬間、<自分一人が頑張っているのではないんだ。もう少し頑張ろう>と心の中が軽くなったのでした。

 そしてEさんは、<会社から頼りにされているからこそ、多くの仕事がいただけるのだ>と、忙しい状況を感謝の思いに切り替えることができたのです。

 仕事が重なると、どうしても目先のことに囚われがちになります。<仲間の働く姿が心の支えになった>と小休憩を通して学んだEさんでした。

 今日の心がけ◆仕事に喜びを見つけましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。
朝礼に利用するととっても効果が高いと思います。
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 1月14日(土)  手帳の人気

 日本能率協会マネジメントセンターの調査によると、スケジュール管理に手帳やノートを使う「アナログ派」が増加傾向にあることがわかりました。

 アンケートの結果は、「アナログ派」が全体の62%で、パソコンや携帯電話などで管理する「デジタル派」の36%を大きく上回りました。

 さらに将来的には69%の人が「アナログ」にすると答えています。「予定を一覧しやすい」「自由に記入できる」というのが、その主な理由です。

 Tさんは出勤すると、まず手帳を開きます。そしてじっくりと予定を確認し、また気づいた点などを細かく記入しています。それは三色ボールペンで色分けされており、大いに活用されている様子がわかります。

 私たち人間の持つ記憶力には限界があります。それを補うのが手帳であり、デジタル機器です。大切なのは、自分が書き込んだ事実と内容を忘れないことです。

 デジタルであれアナログであれ、自身の記憶のみに頼らない、いわば「管理の番人」を傍らに据え、隙のない仕事をしていきたいものです。

 今日の心がけ◆管理事項を明確にしましょう

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掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。
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 1月15日(日)    歌会始

 人々が集まって共通の題で歌を詠み、その歌を披講する会を「歌会」といいます。今月は宮中で歌会始が開かれます。

 その起源は遠く鎌倉時代に及ぶといわれ、長い伝統を有しています。明治時代と太平洋戦争後に大きく改革されて、国民参加の道が開かれました。

 現在では、天皇により催されるこの歌会始に、誰でもが気軽に郵送で参加できるという、世界に類のない国民参加の文化行事となりました。

 短歌は日本のあらゆる伝統文化の中心をなすものといわれています。日本の国歌「君が代」も短歌で作られているように、日本人は昔から短歌を詠み、短歌を合唱することで、人と人、人と自然とが和する心を育んできました。

 歌会始には国内外から、毎年三万余りの人たちが参加します。若い人たちの参加も多く、実際に入選もしています。毎回、歌会始のお題が発表され、今年のお題は「岸」でした。

 皆さんも短歌を詠んで、歌会始に参加してみてはいかがでしょう。

 今日の心がけ◆伝統文化を大切にしましょう

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 1月16日(月)   折れたチョーク

 倫理研究所の創設者・丸山敏雄は「食物も、衣服も、一本のマッチも、わが力でできたのではない。積み重なった多くの恩の中に生きているのが私である」と述べています。

 研修の講師であるAさんは、黒板にチョークで文字を書きながら講義を進めました。しかしチョークがすぐに折れてしまい、何本も無駄にしたのでした。

 研修後、上司にその出来事を報告すると、「君は物に感謝していないところがある。物の由来を知ると、感謝の心が出るものだ」と指摘されたのです。

 一本のチョークは、原材料を仕入れた人、製造者、運搬車、販売した人など、大勢の手を経て市場に出ます。

 「そのお陰で自分は使うことができるのだ」と思うようになった後、Aさんはチョークを折らなくなったといいます。

 私たちの身の回りにある全ての物は、大勢の人の働きの結果です。その人たちのお陰でという感謝の気持ちであらゆる物と接したいものです。

 今日の心がけ◆物の由来を知り感謝して使いましょう

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 1月17日(火)   現実を語れ

 営業二課のO氏はかなりの論客で、課の同僚から一目置かれる存在です。自主的に様々なセミナーへ出向くなど、職務に意欲的に取り組んでいます。

 今朝の会議でも、他の課が提案した意見をことごとく論破したO氏。同僚から「さすがだな」と称賛を浴び、一人悦に入っていました。

 すると、そこに先輩が「君は普段から勉強し、いいところを突いてくるが、あくまでそれは総論であって各論ではない。君は具体的にどう思っているのか、真の意見を聞かせてほしい」とコメントを加えました。

 O氏は言葉に詰まってしまいました。「時代が悪い。社会が変だ」といったものの、その問題を社としてクリアする現実的な案がなかったからです。

 昔から「平凡な人間ほど総論を語り、優秀な人間は各論を語る」といわれます。現状のもとで何が可能で何が不可能なのかという総論を確認し、それを理解した後に必要不可欠な各論を起案・実行していくのです。

 会議等の議論を実のあるものにするよう、常に現実性を意識したいものです。

 今日の心がけ◆具体案を示しましょう

記事のOさんと、下記弊社のO君とはまったく関係ありません。

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 1月18日(水)   縁の中に生きる

 森信三氏は、「人生二度なし」を根本信条とした、明治時代の哲学者・教育者です。大学で教鞭を執るかたわら、各地で講演を行ない、多数の著書を著すなど、世に人生の指針を示しました。その森氏に、次のような言葉があります。

 「与えられた人と人との縁をよく噛み締めたなら、必ずやそこには謝念が湧いてくる。これはこの世を幸せに生きる最大の秘訣といってよい」

 世界の人口は現在、約七十億人ともいわれます。その中にあって、私たちには何らかの理由で出会うこととなった人たちがいます。

 このような、まさに天文学的な確率の中で発生した縁を、私たちは改めて見つめてみる必要があるのではないでしょうか。

 「人事異動で席が隣り合った縁」「上司と部下の間柄となった縁」「取引先の新任担当者との縁」など、当たり前と思っている関係について、一度ゆっくりと考えてみましょう。感謝や謝罪などの念が湧いてくるはずです。

 縁あって知り合った者同士、謝する心を忘れずに生きたいものです。

 今日の心がけ◆自分に関わる人々に感謝しましょう

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 1月19日(木)  目に見えないもの

 世の中には、目に見えるものと見えないものがあります。目に見えるものとは、形で表わすことができ、量や大きさで測りながら比較できます。目に見えないものとは、「うれしい」「楽しい」など精神的な部分を指す場合が多いようです。

 私たちは世の中の何かを判定する際、およそ目に見えるものによって評価をしているケースが多く見られるようです。

 例えば、お金があるかないかを幸福のバロメーターにする場合があります。お金を稼ぎ贅沢な暮らしをすることが、人生の成功のように思われがちです。

 しかし豪邸に住んでいながら、寂しさを噛みしめている人もいます。成功者と持てはやされつつも、人間としての評価を落としてしまう人は少なくありません。

 目に見えるものだけでは、真の評価はできません。目に見えない精神的な部分にこそ、その人間の素の部分が隠れているものなのです。

 人柄や人間性は、目に見えない「本性」に該当します。物質的な豊かさに固執することなく、人徳や人望といった精神的な豊かさを大切にしていきましょう。

 今日の心がけ◆見えない豊かさを大切にしましょう

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 1月20日(金)  肚を据える

 「この海を越えて世界を見て回りたい」という夢を持ち、世界最年少でヨットの単独無寄港世界一周を達成したのが、海洋冒険家の白石康次郎氏です。この偉業の陰には、亡き師匠の「ヨットは楽しむもの」という言葉がありました。

 荒れた海で転覆しそうになった時でも、平気な顔で酒を飲む師匠の姿に氏は触れました。そして<様々な困難を体験し、それを一人で乗り越えた苦労があったからこそ、あらゆる状況で楽しむことができるのだ>と気づいたのです。

 物事の本当の楽しみは、逆境を乗り越える中から生まれるといえます。しかし苦しさや辛さから逃げ出したくなることは、人としてよくあることです。まずは「乗り越える」の前に、「逃げ出さない」と肚を据えることでしょう。

 逃げ出さない意志を自分の中に据えると、乗り越えるための気力・体力が満ちてくるものです。自身に漲る「力」は、困難克服への必要最大の要件です。

 「逃げ出さない」「乗り越える」を何度か経験した後には、先の師匠のような境地に近づく道が生まれるかもしれません。負の状況を楽しむ道を探りましょう

 今日の心がけ◆肚を据えて事に当たりましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。
朝礼に利用するととっても効果が高いと思います。
書店では売っていません。倫理法人会に入会すると毎月30冊もらえます。
 1月21日(土)   誇りあってこそ

 全国子育てタクシー協会会長を務める内田輝美氏。自身が子育てタクシーを始めたきっかけは、友人たちの「自分が子供を迎えにいけない時、その送迎を安心して任せられるサービスがほしい」という声でした。

 その後、「タクシードライバーに我が子を託せない」という多くの保護者の意見に厳しさを感じつつ、コツコツと誠実に事業を進めていきました。

 「タクシーは運送業ではなくサービス業」と信じる内田氏の思いが社内に浸透するにつれ、お客様に喜んでもらえるよう工夫する乗務員が増えていきました。

 日々の業務を「顧客や社会にとっての価値」と考えるようになった乗務員の変化により、「自分の仕事に誇りを持つべし」という氏の願いが叶ったのです。

 個々人が持つ仕事への誇りは、顧客サービスの質を高めます。それにより仕事の成果がアップし、会社の業績を押し上げることとなります。

 人にはそれぞれ、現在の仕事に就いている理由があります。目の前の仕事に対する誇りを活力源として進んでいきましょう。

 今日の心がけ◆自分の仕事に誇りを持ちましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。
掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。
こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になっています。
著作権に問題があるかもしれないと感じないわけではありませんが、
倫理の普及に役立ち、かつO君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。
以上の点をご理解いただき、文章の取り扱いには著作権上の配慮をお願いします。
 1月22日(日)   企業理念の徹底

 多くの企業では、その目的を示す企業理念や活動方針が策定され、かつ成文化されています。

 これらは更に、「社是」や「信条」という具体的な形として表わされる場合もあり、企業や社員の目指すべき方向が明示されています。

 目指すべき方向を示すための企業理念や活動方針ですから、単に掲げられているだけでは意味をなしません。一人ひとりが内容を行動に移してこそ、共通の価値観を育む社内風土が培われ、その効果が発揮されるというものです。

 どのような種目のスポーツであっても、一流の選手ほど基本動作を大切にするといわれます。職場における社是や信条を身に付けるには、日々にわたって唱え続け、基本を繰り返し徹底するしかありません。

 人は自らの実力不足を棚に上げ、業績不振の原因を他に求める場合があります。自己を高める糧として社是や信条を心に刻み、社の意志を体現する自覚を向上させていきたいものです。

 今日の心がけ◆企業理念を身につけましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。
各地の倫理法人会では、毎週モーニングセミナーが開催されます。
特定の宗教や政治にとらわれることなく、多面的な学びができるのが特徴です。
入会すると、毎週のモーニングセミナーの他、経営者の集い(イブニングセミナー)などなど
いろんな学びの場に無料で参加出来ます。
 1月23日(月)   優しさは無限

 相手を思いやる優しさを、実際に表現する手法は無限にあります。

 N氏が参加したあるセミナーで、二種類の資料が最前列の机の上に置かれました。講師からは「まだ後ろに回さないでください」と指示されました。

 その間、N氏の隣にいた参加者のY氏は、それらの資料を二枚一組にセットしはじめました。さらに一組ずつ縦横互い違いに置き直して、後方の人間が受け取りやすくする作業を淡々と進めたのです。

 後方席では、それが最前列の配慮とは気づきません。結局、Y氏は誰からもお礼を言われることはありませんでしたが、なお涼しげに講義に集中しています。

 「偶然に直面した場面で、瞬時にこうした対応ができるのは、日頃から自分が取るべきベストの行動を考え抜き、実践しているからだろう」と、N氏は縁あって隣り合わせになった受講者から、他者を思いやる術について学んだのでした。

 「手間の短縮を図る」「ケアレスミスの予防に役立たせる」など、自己の行為が及ぼすプラス面を自覚し、一歩先んじた手を打てるようになりたいものです。

 今日の心がけ◆先が読める職場人を目指しましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。この「職場の教養」は書店で販売していません。
倫理法人会に入会すると30冊(無料で?)もらえます。職場の教養を使うと、活力あふれる朝礼が出来ます。
日本各地にある倫理法人会では、毎週モーニングセミナーという経営者向けの勉強会をやっています。
毎月1回「経営者の集い」があります。経営のためだけでなく人生を豊かに過ごすための講演会です。
一般の方や社員のかたの参加も無料です。年に一度、倫理経営講演会があります。
勉強会に参加しなくても、職場の教養だけで十分元がとれると言う方もおられます。
職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。
朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、楽天ブログの当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。
楽天ブログはこちらhttp://plaza.rakuten.co.jp/monoski/ 左のカレンダーから1日をクリックしてください。


 1月24日(火)   成功の陰に

 長野県佐久平市にある造り酒屋の六代目・依田昂憲氏は、大学を中退しプロのミュージシャンを目指すも、挫折を余儀なくされました。

 落ち込んでいた時に氏の意識に触れたのが、家業の酒造業です。寝ずの番や休日返上も多い仕事ですが、父親の情熱と意欲に触れて家業継承を決意しました。

 しかし氏は、同じ醸造物でも酢に目をつけました。酒が酢になる原理を応用して、「レタス酢」の開発に取り組んだのです。以前、父親が地元の農業活性化に一役買いたいと取り組んだ「レタス焼酎」がヒントでした。

 粘り強く取り組んだ結果、大手も注目する「野菜のお酢」を開発したのです。氏の成功の陰には、父に対する畏敬の心が心の支えとしてあったようです。

 私たちの周囲には尊敬すべき対象が多くあります。それも上司や先輩に限らず、同僚やお客様にも敬うべき事柄は、十分に見いだせるはずです。「何かを持っている人」は、その立場にかかわらず尊敬の対象となるのです。

 積極的な尊敬の念は、自己を一段レベルアップさせる活力と心得ましょう。

 今日の心がけ◆他者への尊敬の念を深めましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。
この文章入力は弊社O君が指のトレーニングのために10年以上前から毎日こつこつやってくれている作業です。知的障がいを持つO君の作品の発表の場として、あたたかく見ていただければ幸いです。
職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。
朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、楽天ブログの当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。

職場の教養では、よく固有名詞がでてきます。
難解な字や固有名詞などはルビがないと読めないものです。
最近のO君は、職場の教養にルビまで入れてくれるようになりました。
知的障がいをもつ彼にとって、大変な手間がかかった力作だと思います。
朝礼の準備でご利用の方で、ルビつきのものが欲しいといわれる方がおられたら
是非ご利用頂ければと思っています。ご希望の方はお知らせ下さい。
(著作権の保護のため、ご利用にあたっていくつかの条件を設けます)
楽天ブログはこちらhttp://plaza.rakuten.co.jp/monoski/ 左のカレンダーから1日をクリックしてください。
 1月25日(水)   面倒な心

 <まあいいや、後でやろう>という心が、後始末を面倒にさせます。それが積もり積もって、乱れた職場環境をつくります。E子さんもその一人でした。

 ある日、彼女の机周りを見て、友人が「後始末が苦手だという人がいるけれど、それは単に面倒くさがりなだけだよ」と教えてくれました。

 これまで後始末が苦手なことに対して、<自分は物への感謝が足りず、決断力が鈍いからだ>と考えていたE子さん。後始末や汚れた環境を見た時に起こる「面倒な心」を改めるだけなら、自分にもできないはずがないと心しました。

 仕事中に目にする乱雑な状況に対して、<面倒に思うマイナスの心を改めるためにあるんだ>と感じてからは、後始末が苦にならなくなりました。

 一日の仕事のスタートは、まずは前日の後始末によって整えられます。それと同時に、環境を即座に整備することは、仕事をスムーズにするために必須です。 

 職場は社員共通のスペースです。<自分は汚してない。誰かがやるだろう>という心を一新して、社員全員で職場環境を整備していきましょう。

 今日の心がけ◆面倒に思う心を改めましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所発行の月刊誌です。効果的な朝礼の仕方などが書いてあります。
入会すると毎月30冊送ってもらえます。お問いあわせはお近くの倫理法人会まで
職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。
朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、楽天ブログの当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。
 1月26日(木)   ルーツを知る

 「無関心社会」「孤独死」といった言葉が使われるようになって久しいですが、昨今はその逆ともいえる「家系図づくり」が注目されつつあります。

 自身のルーツ探しについて綴った著書の中で、ノンフィクション作家の高橋秀実氏は「遡れば遡るほど身内は広がり続ける。目の前にいる人が親戚ではないという証拠はなく、他人にも愛おしさを感じるようになった」と語ります。

 縦・横・奥へと広がっていく家系図づくりには、パソコンの持つ機能が適するため、インターネットでの作成サービスは利用者が増えているそうです。

 東日本大震災によって、私たちは「絆」の大切さを痛感しました。同時代に生きる人々の「横軸」の存在にとどまらず、何代もの親子間の継承があって自分があるという、「縦軸」の存在も再認識させられたのです。

 何人もの人間の結尾として、今ここに自分がいるという事実は、何という深遠な驚きでしょうか。私たちの後ろには、数知れぬ祖先の「姿なき応援」があります。それを知ったなら、もう恐いものは何もないでしょう。

 今日の心がけ◆祖先の温もりを感じましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。許可を得ずに掲載しております。取り扱いにはご配慮くださいますよう願いします。
職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。
朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、楽天ブログの当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。
 1月27日(金)   固定観念からの脱却

 女性社員チームがデザイン企画を担当し、ヒットしたマッサージチェアがあります。折りたたむと椅子にはとても見えないマッサージ機は、開発当初、男性社員から「パッと見て、用途が不明」とダメ出しの連続でした。

 しかし、あえて用途がわからないデザインにしたことにより、部屋のインテリアとしても機能し、女性消費者の心をつかんだのでした。男性には短所に見えたデザインは、女性にとっては逆に長所として受け入れられたのです。

 この女性チームによる企画は、価値観の違いが固定観念を破り、それによって新たな商品を生み出すことに通じた好例といえます。

 私たちの職場においても、同様のケースがあるでしょう。「今までずっと行なってきたこと」「こうでなければならないと決めつけていること」「通例化していること」は周囲に転がっていないでしょうか。

 視点や立場を変えると、物事を様々な角度から捉えられます。現状に満足せず、多面性から生まれる新たな発想で、より良い職場環境を築いていきましょう。

 今日の心がけ◆新たな発想を生み出しましょう

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 1月28日(土)  自分のために

 「何でも時代のせいにしてりゃあ、そりゃあ楽だわな」

 昭和の初期に本屋を始め、戦後には全国に次々と大型書店をオープンさせた、紀伊国屋書店の創業者・田辺茂一氏の言葉です。

 田辺氏は、「成功の道は楽をして切り拓かれるものではなく、難しいことをやるからこそ価値がある。他の人が成し得ない努力を続けるからこそ、成功をつかむことができる」と語っています。

 厳しい状況に立たされると、人は往々にして他に責任転嫁をしがちです。それで現状は変わるものではないと知っていながら、自分を甘やかしてしまうのです。

 世の成功者とは、人の数倍は働き、知恵を絞り、失敗を恐れない人間でしょう。あえて人が避けて通る道を選択し、そこに価値と喜びを見いだしているのです。彼らは、その道を通ることによる「自分の未来図」を描いているはずです。

 泣いても笑っても一度きりの人生です。現状を嘆くことなく、「自分のために努力する楽しさ」を噛み締め、自分だけの未来を創造していきたいものです。

 今日の心がけ◆努力を積み重ねましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。
掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。
こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になっています。
著作権に問題があるかもしれないと感じないわけではありませんが、
倫理の普及に役立ち、かつO君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。
以上の点をご理解いただき、文章の取り扱いには著作権上の配慮をお願いします。
 1月29日(日)  仕事上手

 仕事が速く、生産性が高い人に共通する特徴は、「気づいたことや依頼されたことは、即座に実行する」というものです。

 朝の出勤と同時に、気づいたことから次々に処理し、上司の指示に対しても「ハイ」と受けて、すぐに取り掛かっているのです。

 一般的に「急ぐ仕事は忙しい人に頼め」といわれます。忙しい人は、その場で瞬時に決断し、即実行に移しています。一見無理と思える仕事でも、すぐにこなすため、依頼された仕事をやり遂げることができるというわけです。

 逆に、仕事の処理が下手な人は、やる以前の段階で「右にしようか、左がいいか」と悩み、取り掛かりも遅いのです。それだけではなく、指示命令に対しては拒否的になり、何でもない仕事でも自身で難しくしてしまうのです。

 仕事上手になるためには、まず「ハイ」と受けて、すぐに実行に移すことです。受け切れば、やり遂げる気力は、必ず湧いてくるものです。即実行に移せば、道は拓けていくものです。

 今日の心がけ◆気づいたことは即座に実行しましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。
各地の倫理法人会では、毎週モーニングセミナーが開催されます。
特定の宗教や政治にとらわれることなく、多面的な学びができるのが特徴です。
入会すると、毎週のモーニングセミナーの他、経営者の集い(イブニングセミナー)などなど
いろんな学びの場に無料で参加出来ます。
 1月30日(月)   人付き合い

 経営者と接する機会が多い会社員のAさん。緊張のあまり、いつもプレッシャーに押しつぶされる思いで、毎日を過ごしていました。

 ある日、Aさんは取引先のB社長と昼食を共にしました。Aさんが何気なく「社員の中には、指示に従わない方もいらっしゃるのでは?社長のご苦労も多いのではないでしょうか」と聞いたところ、B社長は次のように答えたのです。

 「社員も含めて、人と相性が合う合わないは当然あります。しかし、私は相手に対して、好き嫌いはしないようにしています。相手にもどこか良いところはあるわけだから、否定もしないし、愚痴をこぼすこともありません」

 さらにB社長が加えた「大事なことは、相手とどうすれば上手く付き合っていけるかを考えることですね」という言葉に、深く感じ入ったAさん。以来、苦手な人にほど自分から挨拶をするように心がけています。

 <プレッシャーに押しつぶされる思いは、自分の相手に対する気持ちが原因であった>と、Aさんは再確認したのです。

 今日の心がけ◆相手を受け入れるゆとりを持ちましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。この「職場の教養」は書店で販売していません。
倫理法人会に入会すると30冊(無料で?)もらえます。職場の教養を使うと、活力あふれる朝礼が出来ます。
日本各地にある倫理法人会では、毎週モーニングセミナーという経営者向けの勉強会をやっています。
毎月1回「経営者の集い」があります。経営のためだけでなく人生を豊かに過ごすための講演会です。
一般の方や社員のかたの参加も無料です。年に一度、倫理経営講演会があります。
勉強会に参加しなくても、職場の教養だけで十分元がとれると言う方もおられます。
 1月31日(火)  職場の法則

 農業機械の開発・製造を行なっているA社は、新製品の展示会を全国各地で開催することになりました。担当は営業部でしたが、人手が足りない状況です。

 そこで、マスコミへの情報配信は商品開発部が担当となり、ベテラン部員のM氏にその仕事が回ってきました。

 開発畑一筋のM氏は「私には役不足です。それに今は追い込みの時期で、時間がありません」と断りました。すると、すぐに社長に呼び出されました。

 「私が君を指名した。今が忙しいことは承知している。しかしフル回転している人間だけが結果を出せる。それぐらい君ならわかるだろう」と社長は言います。

 M氏は目が覚めると思いでした。食事は腹五分にし、睡眠時間を五時間にしながら、全力で双方の仕事に取り組みました。それから十一年が経った現在、M氏は副社長として、他の追随を許さない直感力で会社をリードしています。

 できる人ほど仕事が集中するものです。それを先手でこなしていく人だけが、実力を伸ばせるのです。昔も今も変わらぬ「職場の法則」といえるでしょう。

 今日の心がけ◆フル回転で実力を養いましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。
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職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。
朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、楽天ブログの当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。

職場の教養では、よく固有名詞がでてきます。
難解な字や固有名詞などはルビがないと読めないものです。
最近のO君は、職場の教養にルビまで入れてくれるようになりました。
知的障がいをもつ彼にとって、大変な手間がかかった力作だと思います。
朝礼の準備でご利用の方で、ルビつきのものが欲しいといわれる方がおられたら
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