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職場の教養 コミュの2011年12月

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 12月 1日(木)    石の上にも三年

 地元を離れ、都市部で就職をしたAさん。三年ぶりに帰省し、友人と再会しました。昔話に花が咲く中で、Aさんは友人から、「迫力がついたね」「動きがキビキビしているね」「人が変わったみたい」と口々に言われたのです。

 <都市で三年も暮らせば人は変わるもの>と気にはしなかったAさんでしたが、友人の一人から「何かしているの」と追求されたのです。

 入社当時を振り返ってみたAさんは、上司に「朝は目が覚めたらすぐに起きる。これだけを徹底しなさい」とアドバイスされたのを思い出しました。出勤日はもちろんのこと、休日も怠ることなく三年間ずっと守り続けてきたのです。

 当初は辛かったものの、いつしかそれが習慣化し、当たり前にできるようになっていました。それに伴い、自身の印象さえも変わっていったのでしょう。

 現在の自分の姿は習慣が作り上げたものです。「石の上にも三年」というように、何か一つの事柄を黙々と続けることで、人は着実に変化していきます。

 生きていく上で宝となる、良き習慣を身に付けていきたいものです。

 今日の心がけ◆一貫してやり続けましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。許可を得ずに掲載しております。取り扱いにはご配慮くださいますよう願いします。
職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。

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 12月 2日(金)    始業前の清掃

 皆さんの職場では、始業前の清掃を実施しているいでしょうか。

 清掃が行き届いている職場は、働く人たちの気持ちが違います。明るく、朗らかで、喜びに満ちています。さらには、自ずとお客様が集まってきます。

 逆に各所に荷物が積み上げられ、雑然としている職場があります。何年も手がつけられた形跡のない書類の束があったり、部屋の隅には埃が積もっていたりしないでしょうか。このような職場は、次々と仕事上の問題が起こりかねません。

 真心を込めて清掃をすると心が浄化され、自然と明るくなり、また気づきもよくなるものです。職場の雰囲気は明るくなり、個人の働く意欲も高まっていきます。清掃はあらゆる面でプラスの効果を得ることができるのです。

 職場内で清掃分担を決めて交代で行なうもよし、全員で一所懸命に取り組むのもよいでしょう。普段、手の届かない所も計画的に集中して清掃し、社外も範囲を決めて取り組み美化活動に努めていきましょう。

 始業前の清掃を通じて、気持ちの良い仕事のスタートを切りたいものです。

 今日の心がけ◆心を込めて清掃しましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。
朝礼に利用するととっても効果が高いと思います。
書店では売っていません。倫理法人会に入会すると毎月30冊もらえます。
職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。
 12月 3日(土)   機内サービス

 昨今の景気の状況下で、航空機のドリンクサービスが変容しています。A社では従来通り無料ですが、B社では日本茶などを除き有料となっています。

 ある日Tさんは航空機で旅行をした際、離陸直後に眠ってしまいました。飛行中、目覚めて周囲の席を見ると、ドリンクサービスが終了した後でした。

 以前は座席前に貼られていた「おめざめですか。お休みのようでしたのでサービスを控えさせていただきました。おめざめの際、お気軽にお申し付けください」という内容のステッカーも、その日は貼られていませんでした。

 少しして、「お休みのお客様には声をおかけいたしませんでしたので、お気軽に乗務員にお声かけください」とアナウンスされました。Tさんは奥の窓際の席に座っていたため、<まあ、いいか>と遠慮して諦めてしまいました。

 ドリンクが欲しければ、声をかければいいのかもしれません。しかし、そうできない乗客もいるのです。Tさんは乗務員からひと言、「お飲み物はいかがですか」と声をかけてほしかったと、残念な気持ちで空港を後にしたのでした。

 今日の心がけ◆心に届くサービスをしましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。
掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。
こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になっています。
著作権に問題があるかもしれないと感じないわけではありませんが、
倫理の普及に役立ち、かつO君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。
以上の点をご理解いただき、文章の取り扱いには著作権上の配慮をお願いします。
職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。

 12月 4日(日)    矢を遠くへ飛ばすには

 K主任の下に新人のNさんが配属されました。しかし、K主任がていねいに業務を教えようとしても、Nさんは素直に聞き入れません。指示をしてもすぐに「ハイ」と受けないだけでなく、納得できない時には逆に食ってかかるのです。

 K主任は<どうしてこんなヤツを採用したのだろう。それも、よりによって私の部下につけるなんて>と、苛立ちを隠せませんでした。思い余って、上司に相談をすると、中国の墨子の故事を話し始めたのです。

 「中国に『良弓は張り難し』という言葉がある。強くて良い弓は弦を引きしぼるのが難しいが、うまく使いこなせば矢が遠くまで飛び、深く突きささる」と言い、声を強めて続けました。

 「多くの志願者の中からN君が採用されたのは、我が社を伸ばすのに相応しい人物だと見込んだからだ。そしてN君を伸ばす力があるのは、君しかいないと託されたのだよ。N君をみごとに育て上げて、二人そろって大きく伸びてはどうか」

 K主任は、自分に託された思いをかみ締め、素直に働き抜こうと決めたのです。

 今日の心がけ◆力を蓄えて大きく伸びましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。
各地の倫理法人会では、毎週モーニングセミナーが開催されます。
特定の宗教や政治にとらわれることなく、多面的な学びができるのが特徴です。
入会すると、毎週のモーニングセミナーの他、経営者の集い(イブニングセミナー)などなど
いろんな学びの場に無料で参加出来ます。
職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。
 12月 5日(月)    決心は九分の成就

 注文家具の設計・製作を手掛けるA社では、新入社員が入社してくると一風変わった儀式を行ないます。それは男性も女性も皆丸坊主になることです。

 さらに四年間は寮に住み込み、携帯電話、親との面会、恋愛は一切禁止という環境で、木工職人になるための修業が行なわれます。一見、時代錯誤と思われがちですが、木工職人となるために覚悟を決めるためのものです。

 誰しも、慣れ親しんだ環境から離れると、不安な気持ちになるのは当然でしょう。アパレルメーカーの事務職員として九年間勤務していたEさんは、営業部への異動を命じられ、戸惑っていました。

 営業部では、聞くのも目にするのも初めてのことばかりで、不安な気持ちが先行します。それに呼応するかのごとく、仕事でミスが目立っていきました。

 そんな矢先、テレビを見ているとA社の入社の様子が放送されていたのです。二十歳前後の青年が頭をバリカンで刈られている姿を目にし、Eさんは仕事への腹のくくり方、心の決め方の甘さを痛感したのでした。

 今日の心がけ◆心を決めて仕事に取り組みましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。この「職場の教養」は書店で販売していません。
倫理法人会に入会すると30冊(無料で?)もらえます。職場の教養を使うと、活力あふれる朝礼が出来ます。
日本各地にある倫理法人会では、毎週モーニングセミナーという経営者向けの勉強会をやっています。
毎月1回「経営者の集い」があります。経営のためだけでなく人生を豊かに過ごすための講演会です。
一般の方や社員のかたの参加も無料です。年に一度、倫理経営講演会があります。
勉強会に参加しなくても、職場の教養だけで十分元がとれると言う方もおられます。
職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。
 12月 6日(火)    規則正しい生活習慣

 早寝、早起きや朝食を摂ることなど、規則正しい生活習慣が大切なことは、誰もが理解できるでしょう。こうした習慣を継続することは、簡単なようで、なかなか思うようにいかないものです。

 早起きが苦手だったYさんは、朝、目が覚めたら「おはよう」と声に出して自分に挨拶をし、心のスイッチを入れます。次にカーテンを開けて、軽く運動をします。すると、心も体も目覚め、爽やかな一日がスタートできるのです。

 以前は、朝は食欲がなく、朝食を摂ることが不規則だったYさん。仕事中もアクビばかりが出て、集中できませんでした。

 ところが、心と体にスイッチを入れる朝習慣が身に付いてからは、朝食をおいしく食べられるようになり、仕事にも集中できるようになりました。

 「早起きは三文の徳」ということわざがありますが、早起きをすると、健康になる、前向きな性格になる、頭脳が活性化するなど、三文以上の徳が得られるものです。早起きを実行して、一日のスタートに弾みをつけていきましょう。

 今日の心がけ◆規則正しい一日を過ごしましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。
この文章入力は弊社O君が指のトレーニングのために10年ぐらい前から毎日こつこつやってくれている作業です。知的障がいを持つO君の作品の発表の場として、あたたかく見ていただければ幸いです。
職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。

職場の教養では、よく固有名詞がでてきます。
難解な字や固有名詞などはルビがないと読めないものです。
最近のO君は、職場の教養にルビまで入れてくれるようになりました。
知的障がいをもつ彼にとって、大変な手間がかかった力作だと思います。
朝礼の準備でご利用の方で、ルビつきのものが欲しいといわれる方がおられたら
是非ご利用頂ければと思っています。ご希望の方はお知らせ下さい。
(著作権の保護のため、ご利用にあたっていくつかの条件を設けます)

 12月 7日(水)   時間を守る

 仕事をする上で意識しなければならないことに、「時間厳守」が挙げられます。

 あるアンケート調査によると、出勤時間や人との待ち合わせ時間に遅れる原因で一番多いのは、「準備が遅く出発が遅れる」です。その他に「目的地までの所要時間を見誤る」や「早起きが苦手」「車が渋滞に遭う」などがあります。

 言い訳としては「道が混んでいた」「電車が遅れた」「家庭の事情で出発が遅れた」「忘れ物を取りに戻った」「出がけに電話がかかってきた」など様々です。

 昨今は携帯電話の普及により、待ち合わせ相手や関係者とすぐに連絡が取れることで、時間を守るという意識が低下したという声も聞かれます。

 しかし、仮に連絡が取れても、自分がその場にいないことに違いはありません。「連絡の取りやすさ」と「時間を守らない」とは別問題です。

 時間にルーズな人は、自分のみならず人の時間をも無駄にし、時には相手からの信用を失うことにもなりかねません。社会人として「守るべき時間は守る」というルールを、お互いに再確認していきたいものです。

 今日の心がけ◆時間を守りましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所発行の月刊誌です。効果的な朝礼の仕方などが書いてあります。
入会すると毎月30冊送ってもらえます。お問いあわせはお近くの倫理法人会まで
職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。

 12月 8日(木)   酒宴の効用

 様々な酒宴の中で、後味のよい酒宴はどのくらいあるでしょうか。

 職場における酒宴の席では、普段交流する機会のない人たちが席を移動して、上下の別なく語り合いたいものです。今の時期でいえば、忘年会などは今年一年のお互いの無事と健闘を称え労うのが、目的の一つともいえるでしょう。

 ところが最近では、上司に対等の話し方をしたり肩をペタペタ叩くといった、節操のない部下の姿が見受けられます。また部下を注意できない上司が、酔いに任せて烈火のごとく叱責するなど、本来の目的を失った席も少なくないようです。

 話し慣れない者同士で話題を摑み切れず、つい飲酒が増してしまった上での失言が重なり、悪しきムードがつくられてしまう場合もあるようです。

 しかしそれらは、お酒のせいではありません。日頃から他人を思いやり、より良い人間関係を築く努力が欠けているのです。

 誰もが「やってよかった」「今年もありがとう」と思えるような、穏やかで清々しい忘年会で今年を締めたいものです。

 今日の心がけ◆後味の良い場をつくりましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。許可を得ずに掲載しております。取り扱いにはご配慮くださいますよう願いします。
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 12月 9日(金)   的はずれの努力

 姿勢の悪さが印象にも悪影響を及ぼしているMさん。社内で、「もっと明るく」「お客様の前ではシャキッとしよう」と繰り返し指摘を受けていました。

 良い姿勢を保とうとするほどに肩が強張り、腰にも力が入るため、すぐに苦しくなり、やがて元の姿勢に戻ってしまうのです。Mさんは次第に、周囲の指摘やお客様の視線に苦痛を覚え始め、すべてに気力を失いかけていました。

 習慣化した姿勢はなかなか直せず、Mさんは<僕には無理だ><どうして皆はわかってくれないのだろう)と、自分の世界に籠っていったのです。ある日、Mさんの心の状態を察した上司が、Mさんを誰もいない部屋に呼び出しました。

 そして、「骨盤をやや後ろに引き、一旦かかとを上げて静かに下ろした重心で」「胸を張りすぎず、顎を引き呼吸をゆったりと」と、端的に指摘をしたのです。

 それは今まで何度も聞いていたことでしたが、不思議と背筋は伸び、無理なく颯爽と歩くことができたのです。Mさんは、正しい姿勢について自分勝手に解釈し、的はずれの努力をしていたことを知ったのです。

 今日の心がけ◆的を射た努力で自信をつけましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。
朝礼に利用するととっても効果が高いと思います。
書店では売っていません。倫理法人会に入会すると毎月30冊もらえます。
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 12月10日(土)   機械が発達しても

 東日本大震災の発生により、私たちの生活は大きな変化を求められ、多くの問題が提起された一年でした。

 中でも電力が不足し、節電の対策が様々に講じられた点は、環境問題への意識の高まりとして、震災がもたらした一面だといえるでしょう。

 テレビ放映がデジタル化に切り替わる時期とも重なり、省電力のテレビに買い替えて、節電に貢献したという事例も多いでしょう。家電の分野では、省電力に関する大きな進歩がうかがえます。

 しかし端末機器の性能は向上しても、機器まかせの節電には限界があります。それを使う人の意識によってコントロールできる「必要のない時には電源を入れない」という心がけこそ、節電を強化する最大のポイントなのです。

 多くの機械類やシステムが自動化されている現代では、それらへの過剰な依存が大きな失敗の要因にもなりかねません。人間の適切な意識を加え、意図する結果を出してこそ、その性能を引き出したといえるでしょう。

 今日の心がけ◆機械への過度な依存に注意しましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。
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 12月11日(日)  中庸を超える

 孔子の著した『論語』に「中庸は徳の至れるものなり」という言葉があります。「何事もやり過ぎてはいけない。そうかといって遠慮し過ぎるのもよくない。ほどほどに行動するということが、最高の人徳というものである」との意味です。

 弟子の子路は、とても元気があるのですが、やや思慮に欠ける人物でした。そのような子路に対して、孔子は「過ぎたること」の改善を促していました。

 しかし、ただ注意するだけではなく、時に「中庸の道を行けなかったら、思慮不足でも操を守る片意地な者がいい」と言って、励ましたりもしています。

 つまり、「バランスを重視しても上手くいかないのなら、いっそのこと理想を高く掲げ、必死になって事に当たっていくことも、また徳である」というのです。「事なかれ主義」で過ごすより、目標に突き進んでいくのも一つの道と捉えます。

 バランスを意識した生活はもちろん大切ですが、それが過ぎるあまり、自身の行動や取り組みが消極的になっては本末転倒です。常に「自らが元気になる」を自己指針として、積極的かつ毅然とした態度で生きていきましょう。

 今日の心がけ◆全力で事に当たりましょう

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特定の宗教や政治にとらわれることなく、多面的な学びができるのが特徴です。
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 12月12日(月)  老いて挑戦

 今年の世界アマチュア囲碁選手権の日本代表は、歴代最高齢の八十四歳で、厳しい国内予選を勝ち抜いた平田博則さんでした。

 平田さんは五十四歳の時が初出場。平成七年の第十七回大会では、六十九歳で世界一に輝いています。今大会では世界の伸び盛り相手に五位と健闘しました。

 昭和十八年にプロ入りの資格を得たものの、戦争の激化で断念。その後、数学者として高校や大学で教鞭をとったという経歴を持つ平田さん。今回の世界五位に満足せず、「情けない・・・。人生最大のミスです」と失着を嘆きました。

 平田さんの「実力を培う意欲」「常に若々しく強靭な挑戦意欲」「謙虚な反省意欲」は見習うべきものが多くあるでしょう。意欲あるところに道は拓けます。意欲が湧かないのであれば、意欲を湧き立たせる術を考えることが必要です。

 平田さんの<情けない・・・>という意識は、将来に向けた更なる意欲の源として力を持つはずです。<まだ終わらない>という向上の意識が心の中にある限り、意欲は枯れることはありません。新たな意欲を喚起させていきましょう。

 今日の心がけ◆挑戦意欲を燃やしましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。この「職場の教養」は書店で販売していません。
倫理法人会に入会すると30冊(無料で?)もらえます。職場の教養を使うと、活力あふれる朝礼が出来ます。
日本各地にある倫理法人会では、毎週モーニングセミナーという経営者向けの勉強会をやっています。
毎月1回「経営者の集い」があります。経営のためだけでなく人生を豊かに過ごすための講演会です。
一般の方や社員のかたの参加も無料です。年に一度、倫理経営講演会があります。
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 12月13日(火)   煤払い

 今年も、残すところあとわずかとなりました。神社や仏閣などの本殿や本堂の大掛かりな清掃をする「煤払い」の様子がテレビで紹介され、年の瀬を感じる時期でもあります。

 かつて煙突やかまどのある家庭では、文字通り煤を払いました。長じて、家具や調度品を清め、すがすがしい環境とともに清らかな心に立ち戻り、新たな一年を迎えるための風習です。

 これは、過ぎゆく一年の締めくくりと、新しい年を迎えるための準備として行なうものです。単に塵や埃を払うだけではなく、私たちの心の締めくくりとしても重要な意味を持っているのです。

 綺麗にすがすがしく清められた空間は、人々の心をも清めてくれるものです。それは、塵一つなく掃き清められた神社や仏閣の境内に足を踏み入れた時に、心の引き締まりと厳かさを感じることからも、十分に理解できるでしょう。

 一年を感謝する気持ちで、職場や家庭を掃き清め、締めくくりたいものです。

 今日の心がけ◆すがすがしく新年を迎えましょう

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 12月14日(水)   人材を育成する

 農業や漁業などのいわゆる第一次産業離れは、今や世界的な傾向として見られるようです。コーヒー豆の生産で知られる南米のコロンビアでも、農業から離れ、街中で働く若年者が増加しています。

 そこで当地のコーヒー生産者連合会は、新たにコーヒー豆作りにチャレンジする人を支援するなど、様々な取り組みを始めました。

 その一つが、農園の一部を六歳の子供に分与し、コーヒー豆の苗一千本を植えて、十年間にわたり農園経営を体験させる実習です。豆の売り上げで目指す大学の授業料を稼ぐと同時に、経営の面白さを知ってもらうという仕組みです。

 スタートは順調のようで、連合会の担当者は「二年目の今年は、七六〇人が実習を受けている」と語り、将来に向けた広がりを期待しています。

 彼らには「収穫」という喜びがあり、それが更に「売上げ」という目に見える喜びにも変わるのです。世界に業種は様々ありますが、働く喜びを職場内で共有することが最大の人材育成であり、企業理念の高揚となるといえるでしょう。

 今日の心がけ◆働く喜びを伝えましょう

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 12月15日(木)   努力は積み重ね

 ある行為を長い期間続けることは有効です。それが些細なことであっても、やがては一つの結果となって形に表われてくるものです。

 Aさんは四十歳の春より、中国語を学び始めました。毎週一回、中国語教室に通いましたが、なかなか上達しませんでした。そこで、通勤列車の中でも勉強をするようにしたのです。

 毎朝四十分間、電車の中で教本に目を通し、帰宅後は付録のCDを聴くことに努めました。一年後、Aさんは中国語教室の中で、一番上手に文章を読めるようになり、二年後には簡単な会話ができるまでになりました。

 「たくさん」は一つひとつの集まりです。一週間、一ヵ月間、一年間は、一日一日の集積です。仕事は日々どのような態度で臨んでいるかで、成果が違ってきます。挨拶さえも、その仕方によって、相手との関係が決まってくるのです。

 今取り組んでいる物事を疎かにしていると、明日も同様になりかねません。どのようなことにも、全力を込めて臨むよう心がけていきましょう。

 今日の心がけ◆一つひとつに全力を込めましょう

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 12月16日(金)   伝える手段

 明治二十三年十二月十六日に、東京都内と横浜市内で電話の交換業務が開始されました。これを記念して、今日は「電話創業の日」となっています。

 現在、私たちを取りまく伝達機能は、インターネットや携帯電話などの情報通信技術の発達により、ますます便利になっています。携帯メールでのやり取りは、先方の都合に関係なく物事を伝えることができるため、手軽で楽なものです。

 その反面、便利さに慣れ過ぎて、情報機器に依存し過ぎてしまうケースも多く見受けられます。一方的な発信で終わってしまう場合もあり、また相手が見えないために、伝わり切れずに誤解を招くこともあります。

 人は表情や視線、動作、他人との距離感などから、相手の様子や伝えたいことを読み取ることができます。自己中心的な考えだけでなく、直接、他人と接しながら、相手の発するメッセージを敏感に汲み取ることも大切なのです。

 年末は慌しい時期ですが、お世話になった人のもとに直接出向き、顔を合わせてを交わす機会を設けたいものです。

 今日の心がけ◆一年間の感謝の気持ちを伝えましょう

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 12月17日(土)  仕事のスピード

 出版社に勤めるFさんは、真面目な仕事振りで有名です。ところが、仕事のスピードが遅いため、締め切りに間に合わず、周囲に迷惑をかけることも度々です。

 そんなFさんを見兼ねた先輩のK子さんは、次のようなアドバイスをしました。「仕事はできることから手を付けていく」「行き詰まったら自分で考え込まず、すぐに先輩に相談する」というシンプルなことでした。

 Fさんは早速、できることから仕事を始めると、今までは<どうしたら上手くいくか>と考え込む時間が多く、仕事のスタートが遅かったことに気づきました。

 また、仕事の相談をしようと思うと、<こんなことを先輩に相談すると、怒られるかもしれない>と悩んでしまい、仕事が完結しないことを痛感したのです。

 その後Fさんは、<考え過ぎず、八分目まで一気に進めてから相談>を心がけて仕事をするようになり、仕事のスピードが格段にアップしたといいます。

 仕事の勘所をつかむためには、自分の心の癖を知る必要があります。問題が生じる前に、まず自己を見つめ、スピーディに仕事を進めていきましょう。

 今日の心がけ◆心の癖の改善点を知りましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。
掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。
こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になっています。
著作権に問題があるかもしれないと感じないわけではありませんが、
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毎月20日を過ぎたら翌月分を20日に取りまとめます。新しい月になったら20日掲載分は削除します。
 12月18日(日)   おしどり夫婦の挑戦

 外国企業の駐在員として、米国のカリフォルニア州に勤務していたT氏。定年退職を機に、日本食レストランを現地で開業しました。これは妻の若い時からの念願であり、それを叶えるかたちでの開業でした。 

 接客を得意としていた妻は、夫の理解と協力に感謝しつつ、寝る時間も惜しんで懸命に働きました。寿司、天ぷら、煮物、味噌汁などが、どうしたら地元のアメリカ人に喜ばれるかと、創作料理にも工夫を重ねました。

 その甲斐あって年々客足が伸び、八年経った現在、その周辺地域では有名店となりました。繁盛する要因の一つは、妻の心意気にあるとT氏は言います。

 妻は、朝の仕込みのために店に入ると、誰もいない客席に向かって一礼し<今日もお客様が気持ちよく食べていただけますように>と祈ります。厨房に向かうと<板前さんたちが楽しく働けますように>と願い、閉店時も一礼するのです。

 国・地域や業種に限らず、真の繁栄とは、T氏の妻のような目に見えない心の働きにあるのかもしれません。

 今日の心がけ◆人の喜びをわが喜びとしましょう

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各地の倫理法人会では、毎週モーニングセミナーが開催されます。
特定の宗教や政治にとらわれることなく、多面的な学びができるのが特徴です。
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 12月19日(月)   目覚まし朝礼

 ある日の朝礼で、Fさんは進行を担当することになっていました。しかし連日、残業が続いていたため、疲れが抜けないまま、机の前でボーっとしています。

 朝礼本番を前に、係りだけでリハーサルをしました。案の定、Fさんは滑舌が悪く、スムーズな進行ができずに、ボロボロの結果となったのです。

 <これでは、まずい>と我が身を振り返ったFさん。本番前、焦る心を抑えながら、大きく口を開ける動きや、上体を伸ばす運動を始めました。

 そして、本番ではリハーサル以上に声を上げ、目を見開きながら進行を務めました。終始キリっとした緊張感に包まれながら、朝礼を終えました。すると、出勤した当初の疲れた気分や眠気が、不思議と消えていたのでした。

 これまで疲れの抜けない朝は、受け身の姿勢で朝礼に臨んでいたFさん。進行役として、発声や動作をこなすと、自身の活力につながることを実感したのです。

 疲れているから声が出ないのではなく、声を出すからやる気が湧いてくるのです。朝礼を通して、お互いにやる気のスイッチを入れていきましょう。

 今日の心がけ◆朝礼で自己を奮起させましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。この「職場の教養」は書店で販売していません。
倫理法人会に入会すると30冊(無料で?)もらえます。職場の教養を使うと、活力あふれる朝礼が出来ます。
日本各地にある倫理法人会では、毎週モーニングセミナーという経営者向けの勉強会をやっています。
毎月1回「経営者の集い」があります。経営のためだけでなく人生を豊かに過ごすための講演会です。
一般の方や社員のかたの参加も無料です。年に一度、倫理経営講演会があります。
勉強会に参加しなくても、職場の教養だけで十分元がとれると言う方もおられます。
職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。
 12月20日(火)    いつか使うだろう

 二年前に引越しをしたEさん。仕事の忙しさを理由に、荷物の片づけが進まないままでいました。今年になって、ようやく連休を利用して荷物の片づけをすることになりました。

 引越しの際、「要るもの」として段ボール箱に詰め込んだものを、一箱ずつ中身を床に並べてみました。その時ふと思ったのは、<この二年間一度も開けずにいたものが、これから必要になるのだろうか>ということでした。

 実際に手に取ってみると、<いつか使うだろう、そのうち必要になるだろう>と思っていたものばかりでした。さらに小物類をチェックしても<おそらくこれから先も使うことはないだろう>という物が多く、処分することにしたのです。

 その結果、二年間にわたり段ボール箱に占領されていたスペースが、有効に活用できるようになっただけでなく、スッキリと清々しい気持ちにもなりました。

 Eさんは<いつか使うだろう>と物を溜め込むだけで、有効に活用できていないことに気づき、次は職場の机周りの整理を考えています。

 今日の心がけ◆物を有効に使いましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。
この文章入力は弊社O君が指のトレーニングのために10年ぐらい前から毎日こつこつやってくれている作業です。知的障がいを持つO君の作品の発表の場として、あたたかく見ていただければ幸いです。
職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。

職場の教養では、よく固有名詞がでてきます。
難解な字や固有名詞などはルビがないと読めないものです。
最近のO君は、職場の教養にルビまで入れてくれるようになりました。
知的障がいをもつ彼にとって、大変な手間がかかった力作だと思います。
朝礼の準備でご利用の方で、ルビつきのものが欲しいといわれる方がおられたら
是非ご利用頂ければと思っています。ご希望の方はお知らせ下さい。
(著作権の保護のため、ご利用にあたっていくつかの条件を設けます)
 12月21日(水)    良き衝突

 新入社員の頃から、上司や先輩との接し方が苦手だと思っていたAさん。ある日、恒例の社内イベントのチーフを任されました。

 しかし、<イベントの内容を変えて、ある程度の形にしなければ恥ずかしい>という思いが、大きなプレッシャーとなり、何も具体的できずにいました。

 数日後、具体案が出来上がり、上司に報告すると、「ここまで変更する必要はない」と一蹴されました。「何を今さら。だったら別の者に頼めばいいじゃないか」と頭に血が上ったAさんは、上司と激しい衝突を起こしてしまったのです。

 Aさんは自分の未熟さに落ち込みました。その後上司に謝罪し、わからないことは素直に耳を傾け、自己の提言もしっかりと伝えるようにしていきました。

 Aさんの案も、一度白紙にして話し合いの場を持ちました。上司との衝突がきっかけとなって、十分に構想を練り、成果を上げられたのです。

 Aさんは、反省をしながらも、心の通い合う仕事が実現したことを実感したのです。

 今日の心がけ◆妥協のない話し合いをしましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所発行の月刊誌です。効果的な朝礼の仕方などが書いてあります。
入会すると毎月30冊送ってもらえます。お問いあわせはお近くの倫理法人会まで
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 12月22日(木)   突然の配置転換

 靴の量販店に勤めて五年目のK子さん。入社時に一年間スニーカー売り場を担当し、その後は紳士靴売り場の担当を任されてきました。

 K子さんは売り場での接客対応や商品の発注、伝票作成、展示会での商品紹介など、仕事にやりがいを感じていました。ところが突然の配置転換で、またスニーカー売り場へ行くことになったのです。

 <もう少し紳士靴を担当したかった>と残念な気持ちでいたK子さんでしたが、<紳士靴もスニーカーも、お客様が靴を求めて売り場にやって来ることは同じなんだ>とプラス思考で仕事に取り組んでいきました。

 ある日、お客様から「あなたの応対がいいから、また買いに来るね」と言葉をかけられました。この一言で配置転換されたことが感謝に変わり、その後、仕事に対する取り組みへの大きな励みとなったのです。

 「お客様に喜んでもらえるようにと心がければ、それをわかってくれる」ことを体感したK子さんは、仕事に対して自信とやりがいを持てるようになりました。

 今日の心がけ◆どんな仕事も喜んで取り組みましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。許可を得ずに掲載しております。取り扱いにはご配慮くださいますよう願いします。
職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。

 12月23日(金)   今がスタート

 働きと自己は表裏一体であり、自己が働きを作り上げるとともに、働きが自己を作り上げます。働きを通して自己を作り上げていく喜びは、何ものにも代えがたい喜びであり、人生を充実させる基盤と言えます。

 私たちの長い人生は、今という時間の集積にほかなりません。今という時間の集積が今日一日であり、一年であり、一生なのです。

 人生を生きることは、今という時間の中を生きるということであり、その今を失ってしまうと、人生を失うことにもなりかねません。

 人生を充実したものにするには、今という時間を充実させて生きていくことです。今の仕事に喜んで全力で取り組むか、それとも嫌々ながら取り組むかによって、私たちの人生は大きく違ってくるでしょう。

 人生に喜びを感じるのも、充実した人生を築き上げていくのも、今の働きの積み重ねです。常に<今がスタートだ>という気持ちで目の前の仕事に喜んで取り組み、生きがいのある人生にしていきましょう。

 今日の心がけ◆喜んで働きましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。
朝礼に利用するととっても効果が高いと思います。
書店では売っていません。倫理法人会に入会すると毎月30冊もらえます。
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 12月24日(土)   独り善がり

 与えられた業務は自己の責任において最後までやり遂げることは、職場人として当然の義務です。しかし行き過ぎた責任感で業務を遂行すると、「独り善がり」になってしまうことがあります。

 例えば新商品の企画書を作成する場合、さまざまな角度から検証して自己の考えをまとめ、表現にも工夫を凝らして、いったんは完成します。

 ただしこの段階ではまだ、自分一人の意見をまとめたに過ぎません。ここで、第三者の同僚や先輩にその企画書を見てもらえば、一人で考えた時には気づかなかった重要な要素に気づき、さらに良いものに仕上がっていきます。

 この時大切なことは、相手の意見に対して虚心に耳を傾けることです。自分の意見に固執したままアドバイスを聞いても、新たな発見が得られないばかりか、意見の相違がもとで人間関係が悪化する場合すらあり得ます。

 「独り善がり」は文字通りの独善に陥りやすいものです。他人の意見に耳を傾け、より良い仕事になるように謙虚な気持ちで職務に取り組んでいきましょう。

 今日の心がけ◆他人の意見に耳を傾けましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。
掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。
こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になっています。
著作権に問題があるかもしれないと感じないわけではありませんが、
倫理の普及に役立ち、かつO君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。
以上の点をご理解いただき、文章の取り扱いには著作権上の配慮をお願いします。
職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。

毎月20日を過ぎたら翌月分を20日に取りまとめます。新しい月になったら20日掲載分は削除します。
 12月25日(日)   不要なもの

 大掃除は一年間使ってきた用具の汚れを落とし、身の回りのものを整理するチャンスといえます。ある年末に大掃除を実施し、新年を迎えたC社。ところが、きれいになった職場で、社長は何かすっきりしないものを感じました。

 そこで、始業前の十五分間、職場の中の不要なものを見つけ出す時間を作り、全社員で実行に移すことにしました。すると、整理したはずの職場から、不要なものがたくさん出てきたのです。

 Kさんが年末に整理したファイルの中からも、不要な書類がたくさん出てきました。それらを処分し終えると、ファイルを収納していたキャビネットに、多くのゆとりが生まれました。

 職場がスッキリ片づくと、社員の心にもゆとりが生まれるようになりました。その後、活発な意見が出るようになり、業務のスピードも向上したのです。

 不要なものをわざわざ整理整頓するのでは意味がありません。年末を好機と捉え、一年間たまった不要なものは、思い切って捨てていきましょう。

 今日の心がけ◆不要なものを捨てましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。
各地の倫理法人会では、毎週モーニングセミナーが開催されます。
特定の宗教や政治にとらわれることなく、多面的な学びができるのが特徴です。
入会すると、毎週のモーニングセミナーの他、経営者の集い(イブニングセミナー)などなど
いろんな学びの場に無料で参加出来ます。
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 12月26日(月)   日本人の心の歌

 明治から昭和にかけて歌い継がれてきた「唱歌」が見直されています。中には「故郷」のように、今でも広く愛唱されている名曲があります。歌詞には、四季折々の日本の美しい自然が詠われています。

 『故郷』や『春の小川』『朧月夜』『紅葉』は、唱歌界の黄金コンビと呼ばれた、高野辰之氏と岡野貞一氏が作詞・作曲しました。高野氏は長野県豊田村(現・中野市)の出身で、『故郷』や『朧月夜』は故郷の景色を詠ったとされています。

 『春の小川』は東京の代々木公園に流れる小川を歩きながら想を得、『紅葉』は今はもうない信越本線・熊ノ平駅付近からの風景を詠んだといわれています。

 熊ノ平駅は、横川と軽井沢の間にあった山間の駅です。急勾配の線路をゆっくり走る機関車から眺めたであろう、色鮮やかな紅葉が歌詞に詠われています。

 唱歌に詠われている美しい日本の風景は、少しずつ失われつつあります。しかし、唱歌を歌い継ぐことによって、その美しさは永遠に残るでしょう。私たちには、日本の国土の美しさや、日本人の心の美しさを伝える使命があるのです。

 今日の心がけ◆唱歌を歌い伝えましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。この「職場の教養」は書店で販売していません。
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 12月27日(火)   小さな努力の蓄積

 江戸時代後期の農政家・二宮尊徳は、徹底した実践家として「陰徳・積善・節倹」を励行した人物として知られています。

 『二宮翁夜話』に以下の名言が遺されています。「大事をなさんと欲せば、小事を怠らず勤むべし。小積りて大となればなり」がその句です。

 「大きな事をしようとするなら、小さな事も軽く考えずに真面目に取り組まなければならない。小さな事が積み重なって大きなものとなる」という意味です。

 私たちの生活や仕事に当てはめると、「塵も積もれば山となる」ということわざがあるように、日々仕事に励み、少しずつでも蓄積をしていけば、やがては生活できる財を得られるということでしょう。

 学問も仕事も日々、コツコツと積み上げて努力をしていけば、いつかは成功の栄冠に輝き、一定の分野で頭角を現わすものです。

 仕事は「はったり」や「駆け引き」だけでは成功できません。日々の職務における堅実な努力の蓄積が信頼となり、発展への大きな原動力となるのです。

 今日の心がけ◆小さな努力をコツコツと積み重ねましょう

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職場の教養では、よく固有名詞がでてきます。
難解な字や固有名詞などはルビがないと読めないものです。
最近のO君は、職場の教養にルビまで入れてくれるようになりました。
知的障がいをもつ彼にとって、大変な手間がかかった力作だと思います。
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 12月28日(水)    プロの仕事

 N氏が出張を終え、飛行機で帰路についた週末のことです。連休を控えた機内は満席で、出発に際し客室乗務員が、最終の安全確認を入念に行なっていました。

 N氏と通路を隔てた席では、男性が座席を倒し、テーブルに飲み物を置いていました。ほどなく客室乗務員が立ち寄り、「間もなく離陸しますので、シートとテーブルを元の位置にお戻しください」と丁寧かつ毅然と注意をしました。

 すると、男性は逆上して「離陸の時は戻すよ。A社ならこのぐらい許すぞ」と競合する航空会社の名前を出して、吐き捨てるように言いました。それでも、周囲から寄せられる冷たい視線を感じたのか、しぶしぶその注意に従ったのでした。

 「ご協力いただきありがとうございます」と笑顔で応え、綺麗なお辞儀をして立ち去る客室乗務員の洗練された姿に、N氏は「さすがプロだな」と感嘆しました。

 離陸後、飲み物が配られた際、N氏は「先程は素晴らしい対応でしたね」と、客室乗務員に声を掛けたのです。「安全」を最優先する仕事に携わる妥協のない姿勢から、大切なことを学んだ思いがしたのです。

 今日の心がけ◆プロの仕事に努めましょう

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 12月29日(木)   言葉遣いは心遣い

 私たちは一日の中で、好むと好まざるとにかかわらず、他人と話すことや聞くことに、多くの時間を費やしています。

 職場においては、指示を出したり、それを受ける際に言葉を交わします。また、接客や電話の応対など、言葉を交わす機会は多様です。それだけに、言葉の使い方、発し方で、その効果はまったく違ってくるのです。

 たとえば、何気なく言った一言が、相手の感情を逆なでしてしまい、争いに発展する場合があります。逆に、重苦しい状況の際、明るく楽しい言葉が雰囲気を一変させることも、言葉のなせる力といえるでしょう。

 やる気をなくさせてしまう言葉遣いには、「話がくどい。一言余計なことを言う。自慢話が多い」などがあり、聞く人に嫌われます。つまり、言葉遣いは、その人の心遣いといえるのです。

 話す側にも聞く側にも、やる気を醸し出す「誠の発動」を心がけて、より良い人間関係を作り、職務に邁進しましょう。

 今日の心がけ◆元気になる言葉を使いましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。許可を得ずに掲載しております。取り扱いにはご配慮くださいますよう願いします。
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 12月30日(金)   茶色い郵便ポスト

 K氏が旅行先で家族に葉書を出すために、駅前で郵便ポストを探していた時のことです。駅前のどこを見回してもポストが見当たりません。

 懸命に探したところ、やっと見つかったポストの色は茶色でした。K氏は「郵便ポスト=赤色」という固定観念を、見事に打ち砕かれたのでした。K氏はすぐに近くの郵便局へ行き、ポストの色について質問をしました。

 すると、「駅前再開発の際に、地域の景観の関係でポストの色は茶色にしてもらいたい」との要望があったことを説明してくれました。そして全国には「赤色」以外の郵便ポストがいくつもあることを知ったのでした。

 固定観念に囚われていると、「見えるはずのものが見えない」というケースがあるものです。自らの思い込みを再点検することが大切なのです。

 仕事をする上でも、固定観念や思い込みが強すぎると、思わぬ失敗を招くことがあります。何事にも囚われない無心の境地で物事を見る時、今までの自分とは違う新しい自分を発見できるのです。

 今日の心がけ◆思い込みをなくしましょう

職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。
朝礼に利用するととっても効果が高いと思います。
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 12月31日(土)   むすび

 住友生命保険が「日本の未来を強くするために必要なものを表わす漢字一文字」を募集したところ、「絆」が一四一九票を得て第一位になりました。

 古来、日本では「産霊」という言葉を用いて、つながりを大切にしてきました。「産」は生み出だすことを意味し、「霊」は不思議な霊妙なる働きを意味します。

 「息子」や「娘」がそう呼ばれるのは、男女が結ばれ、子が生まれるからで、「産霊彦」で「むすこ」、「産霊姫」で「むすめ」となりました。

 つまり「むすび」とは、大自然の力により、新たなものが生みいだされる様であり、その生み出しのために必要な働きが「むすび」なのです。「むすび」は、連結・和合・生成を一語に含み持つ言葉なのです。

 「むすび」とは、人間が発生させるパワーの根源といえます。人と人との絆によって「むすび」が生じ、そこから建設的な物語が始まるのです。

 職場においても、仲間との信頼関係が結ばれ、共に努力することで、その努力が実を結び、会社は繁栄するのです。

 今日の心がけ◆チームワークを高めましょう

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