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香川真司【ドルトムント】コミュの ドルトムントはなぜ移籍金を出せた?

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香川真司、2年前の“置き土産”。ついに香川真司のドルトムント復帰が決まった。'17-'18シーズン終了後までの4年間で、背番号は7。移籍金は800万ユーロで、今後の香川の活躍次第によって追加で200万ユーロ程度が支払われることになるという。ドイツメディア、ファンは一斉に香川の復帰を歓迎している。

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香川復帰の噂が現実味を帯びてきた8月28日の木曜日から、ドルトムントの選手がメディカルチェックを受けるのに使う、市内の病院で香川を待ち続けたファンもいた。木曜日から土曜日まで3日間通い詰めた24歳のクリスティアンは、2枚のユニフォームを手に病院で香川の帰還を待ちわびていた。

 1つ目はブラジルW杯の日本代表のユニフォームで、背中には10番とKAGAWAの名前がプリントされてある。

 そしてもうひとつは、今シーズンのドルトムントのユニフォームだ。

 「僕は生まれてから24年間、ドルトムントのファンなんだ。開幕節のレバークーゼン戦ではチームも負けているし、シンジの復帰は嬉しい。彼は最高の選手だからね。もしシンジに会えたら2枚のユニフォームにサインをもらう。ドルトムントのユニフォームは、シンジの背番号が決まってからファンショップに行って、背番号をプリントしてもらうつもりなんだ」

 結局、彼が帰宅した後に香川が来たそうで、このタイミングでサインをもらうことは出来なかったのだが、ファンは歓迎モードだ。

シンジ・カガワ獲得はドルトムントの今季最初の勝利。
 また、ドイツメディアの大半も彼の補強がチームにプラスになるとみている。

 「この名前、ドルトムントの今季最初の勝利だ。そう、シンジ・カガワのことだ」

 と『ビルト』紙は伝えている。

昨シーズンは主力に怪我人続出で野戦病院と化した。
 昨シーズン、ドルトムントがバイエルンの独走を許してしまった最大の原因は、選手層の薄さにあった。怪我人が多く、自滅したと言うほうがふさわしいかもしれない。

 例えば、昨シーズンのリーグ開幕前には、バイエルンとのスーパーカップで4-2と強さを見せつけて勝利し、期待を抱かせた。バイエルンはグアルディオラの就任からそれほど時間がたっていなかったとはいえ、ドルトムントが持っているポテンシャルを最大限に発揮できれば、バイエルンにも十分に対抗できる力があるという証明でもあった。

 しかしその後、彼らがポテンシャルをフルに発揮できた試合はなかったに等しい。

 シーズンが始まるとセンターバックのスボティッチ、サイドを務めるブラシュチコフスキ、中盤のギュンドガンが長期離脱を余儀なくされる。さらにフンメルス、ロイス、シュメルツァー、ケール、ベンダーら主力メンバーもたびたび怪我で戦列を離れた。

 そのおかげでリーグ戦では足踏みが続き、CLグループリーグでも敗退の危機に瀕したほどだった。特に12月には選手のやりくりに困るほどの野戦病院と化し、CLのグループリーグ最終戦を前にセンターバックを務められる選手がソクラティスただ1人しかいない状況に追い込まれた。

 このときは、ユースから昇格させたばかりのサールを急きょセンターバックで起用して辛うじて勝ち進んだが、それほど怪我人に泣いたのだ。
今季は「選手層の厚さ」をテーマに補強を進めていた。
 その反省を生かして今季は「選手層の厚さ」をテーマに、補強を進めてきた。レバンドフスキが宿敵のバイエルンへと去ったために、アドリアン・ラモス、インモービレという2人のレギュラー格のFWを獲得。もちろん、昨季から所属しているオーバメヤンをこのポジションで起用することもあるし、2トップを想定した場合、韓国代表のチ・ドンウォンもサブ候補として獲得している。センターバックにしても、フンメルス、ソクラティス、スボティッチがいる中で、ドイツ代表CBギンターをフライブルクから獲得したほどだ。

ドルトムントが移籍費用を捻出できた理由とは?
 昨シーズンの反省を踏まえて、すべてのポジションの層を厚くすることがこのオフシーズンの補強の重要項目だった。

 「シンジの移籍の可能性が浮上したのは、つい数日前のことだ」

 移籍が決まった時点で、ツォルクSDはそう話したが、すぐに香川獲得に動くことが出来たのは、そのようなクラブの方針があったからだ。

 もっとも、香川を欲しいと思うクラブや、中盤の選手層を厚くしたいと考えるクラブならば世界中にいくらでもある。実際にドルトムントが費用を捻出できたのには理由がある。

 昨シーズンのドルトムントが計上した利益は約1200万ユーロ。ゼロ年代には借金が膨らみ、クラブ消滅の危機まで騒がれたクラブは、3年連続で1000万ユーロ以上の利益を残している。実はそこにも香川の貢献があったという。

 '11-'12シーズン終了後に1600万ユーロの移籍金を残して、香川はマンチェスター・ユナイテッドへと移籍した。このときの移籍金の一部を使って、ドルトムントはスタジアムの部分改築に乗り出した。ゴール裏席のセキュリティー強化もその一つだが、ここでクラブに大きく利益をもたらすことになったのが、バックスタンドの改築だった。

 '11-'12シーズンと比べて、'12-'13シーズン、ホームのジグナル・イドゥナ・パルクの収容人数は150人ほど減った。しかしそれは、バックスタンドの改築によりビジネス席を大幅に増やしたからだ。その結果、観客動員数は微減ながら1試合あたりの収益は大幅に増えたという。この収益も香川復帰のための資金捻出に一役買ったのは想像に難くない。
ロイスとの競争を制するためには、やはりゴールが必要。
 もちろん『キッカー』誌が、「ロイスもいるので、香川にすぐにトップ下のポジションが与えられるとは限らない」と記したように、ここから先の香川の運命を決めるのは、彼の努力、そしてチャンスを確実にモノにするだけの決定力次第だ。

 すでにドイツでは香川の移籍を「今夏最高の移籍」だと評されるなど、香川がドルトムントへ復帰したことについて揶揄する声はほとんど挙がっていない。レアル・マドリー、リバプールを経て一昨季からドルトムントに戻ってきたサヒンもそうだが、かつてプレーしたクラブに戻るのはいたって普通のことだからだ。

 そこでCLのタイトルが獲得できたのなら、今回の移籍は世界中の誰からも賞賛を受けるものになるはずだ。

2冠を達成したベルリンの地でのCL制覇を目指して。
 実は、こんなエピソードがある。

 ユナイテッドに移った香川は、ドルトムント時代の最高の思い出の一つとして、ある試合のことを挙げていた。

 「ベルリンのスタジアムはすごく好き。バイエルンとのポカール(ドイツカップ)決勝は最高の試合だったからね」

 香川が先制ゴールを決め、バイエルンを5-2で下して、クラブ史上初めてのリーグと国内カップの2冠を達成したのが、ベルリンにあるオリンピア・シュタディオンだった。

 そしてクロップ監督も、昨シーズンこう語っていたのだ。

 「ドルトムントに来てからの最高の試合は、ドイツカップ決勝でバイエルンを5-2で下した試合だ。本当に最高の思い出だ」

 このドイツカップ決勝が、ユナイテッドへ移籍する前の香川にとって最後の試合だったわけだが、あの試合で得たインパクトが香川とクロップ監督との間で共通しているのは何とも興味深い。

 さて、今シーズンの終わり、2015年6月6日にCLの決勝が行なわれる舞台はどこかご存じだろうか。そう、ドイツの首都ベルリンにあるオリンピア・シュタディオンなのだ。

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