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人間論および人間学コミュの『<人間>の系譜学』についてのトピック

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田上孝一・黒木朋興・助川幸逸郎編著『<人間>の系譜学』
はなかなか本格的な人間学についての論集のようなので、私はまだ読んでないので、すぐには書き込めませんが、みなさんで感想やコメントを書き込んでください。会員の中には編著者も混じっているかもしれませんので、大いに盛り上がるかもしれません。

ーーーーーーー『<人間>の系譜学』目次ーーーーーーー

まえがき

名須川 学
第一章 デカルトー中世的人間観の超克ー 
はじめに
第一節 「コトギ説」にまつわる誤解
第二節 霊魂( anima )の三分説
第三節 「私」の二重性
第四節 懐疑主義と神秘主義の狭間
むすび

木島泰三
第二章 スピノザー人間の「擬人的」理解への批判 
はじめに
第一節 科学革命期の世界観の変動
第二節 スピノザにおける神の擬人的理解の批判
第三節 スピノザにおける神と自然の擬人的理解の発生論ー人間の自己理解
第四節 「スカイフック」なき人間観

片山善博
第三章 へーゲルの人間観ー自由であるということは?  
はじめに
第一節 へーゲルの自由観ーフイヒテとの対比
第二節 欲望と承認 … 私が私であること
第三節 「主人と奴隷の弁証法」をめぐる二つの解釈ーボーヴォワールと・ハトラー
第四節 へーゲルの「良心」論
第五節 へーゲルと現代の承認論
まとめ

本郷朝香
第四章 ニーチェ哲学における主体の存続の可能性   
はじめに
第一節  『善悪の彼岸』 一二節の概要
第二節  霊魂原子論の抱える矛盾
第三節  弱者の主体性を可能にするもの
結論

田上孝一
第五章 マルクスの人間観ー「全体的存在」としての人間   
はじめに―なぜ今マルクスを読むのか
第一節 部分化された人間への批判ー晩年のエピソードから
第二節 部分化されない人間
第三節 人間の全体性を実現する社会
おわりにかえてー今後の課題

松浦 寛
第六章 エミール・ゾラ―変動する社会における《人間》  
はじめに
第一節 デパートと万国博覧会
第二節 エミール・ゾラの小説『ボヌール・デ・ダム百貨店』
第三節 変動する社会のなかの《人間》
第四節 ドレフュス事件
第五節 「知識人」としてのゾラ
第六節 現代につながる問題意識

助川幸逸郎
第七章 「トレンディ作家」としての田山花袋    
はじめに
第一節 「花袋=ダメオヤジ」という「神話」
第二節 時雄―〈時=今〉を求める男
第三節 「キリスト教」という盲点
第四節 時雄をなぞる花袋
第五節 『蒲団』 菟罪事件
第六節 「トレンディ作家」のその後

黒木朋興
第八章 サン=テクジュべリからサルトル/カミュ論争へー行き詰まった人間主義
はじめに 
第一節 サン=テクジュべリの「人間」
第二節 サルトルの戦後
第三節 サルトル/カミュ論争
第四節 カミュの返答
第五節 カミュの死

千金楽 健
第九章 三島由紀夫の人間観     
はじめに
第一節 伝統との断絶
第二節 文体と虚構性
第三節 メディア戦略と「私でない私」への願望
第四節 自分の人生を解釈するということ
第五節 三島由紀夫が見誤ったもの
おわりに

中野茂
第十章 アラン・ロブ=グリェ―人間と世界の新しい関係へむけての試み
はじめに
第一節 伝統的な小説
第二節 「伝統的な人間像」から「新しい人間像」へ
第三節 伝統的な物語)から「新しい物語」へ
第四節 人間と世界との関係
第五節 社会・政治的文脈
第六節 「新しい小説」から「新しい人間」へ

斉藤昭子
第十一章 安野モヨコ作品の人間像ー高度消費社会における「ラブ」 
はじめに―安野作品の現代的な意味
第一節  『ハッピー・マニア』の衝撃
第二節  『ラブ・マスターX』―恋愛〈ラブ〉の虚妄性の諸相
第三節  自己実現の美しい隘路―『ジェリービーンズ』
第四節  展開する安野作品

コメント(1)

著者略歴

名須川学(第一章) 1964 年生まれ 明治学院大学文学部准教授.博士(文学)
著書に 『デカルトにおける〈比例〉思想の研究』(哲学書房),『 哲学の歴史 4 ルネサンス』〈共著,中央公論新社)

木島泰三〈第二章) 1969 年生まれ.法政大学非常勤講師
著書に 『自然と人間一哲学からのアプローチ』 (共著 大東俊一他編 梓出版社刊)
論文に「スピノザの人間論における「目的」概念の適切な定位―『エチカ』 第3部定理 12 と定理28の検討」(『スピノザーナ―スピノザ協会年報 』2003年第四号)

片山善博〈第三章) 1963 年生まれ.日本福祉大学准教授 博士〈社会学〉
著書に『自己の水脈 ― へーゲル「精神現象学」の方法と経験』〈創風社),
『差異と承認―共生理念の構築を目指して』〈創風社)

本郷朝香(第四章) 1972 年生まれ.立教大学非常勤講師 博士(人文科学〉
論文に「主体における閉鎖性と開放性ーハイデガーとルノーのニーチェ解釈を手がかりとして」(日本ショーペンハウアー協会『ショーペンハウアー研究10号』「別巻ニーチエ特集号第 1 号」,「ニーチェの 『道徳の系譜における価値の考察― 矛盾の上に立つ弱者の主体性」(お茶の水女子大学『人間文化論叢第6巻』)

田上孝一(第五章 編者) 1967 年生まれ 立正大学非常勤講師 博士(文学) .
著書に『初期マルクスの疎外論』(時潮社),
『実践の環境倫理学』(時潮社)

松浦寛(第六章) 1956 年生まれ.上智大学非常勤講師 
著書に 『ユダヤ陰謀説の正体』(筑摩書房),
翻訳に『イヨネスコのマクシミリアン・コルべ 』(聖母の騎士社)

助川幸逸郎(第七章 編者)196 7 年生まれ.東海大学・横浜市立大学非常勤講師.
著書に『文学理論の冒険』(東海大学出版会),
『〈薫り〉の源氏物語』(共著 翰林書房)

黒木朋興(第八章 編者) 1969 年生まれ 上智大学非常勤講師 文学博士.
著書に『Allégorié』(共著, Publications de l'Université de Provence ) ,
論文に「フランスにおける「絶対音楽」受容についてーマラルメ研究を例として」『仏語・仏文論集 』上智大学フランス文学科 2007 年)

千金楽健(第九章) 1977 年生まれ 東海大学・フェリス女学院大学非常勤講師
論文に「安部公房『箱男』論」(湘南文学第36号,東海大学日本文学会),「『箱』と『箱男』 寺山修司のラジオドラマと安部公房の小説」(『近代文学注釈と批評第6号』東海大学注釈と批評の会)

中野茂(第十章) 1966 年生まれ 青山学院大学・早稲田大学非常勤講師.文学博士.
著書に『べストセラー世界の文学 20世紀 1』(共著 芳川泰久編 早美出版社),
『フランス語文法の単位 』 (共著駿河台出版社)

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