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NetCleコミュの甲斐田劇場第四回公演閉幕『Philosophical wine』

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『おじゅけん』

(とあるホテルの部屋、ベッドに座る生徒、テーブルで模擬テストの採点をする先生)

い:俺、大学受かったらご褒美に車買ってもらうんだぁ♪

せ:ふーん…

い:大学の近くにマンションも買ってもらうんだぁ

せ:ふーん

い:仕送りは、月100万もらうんだ!

せ:ふーん…今、何浪だっけ?

い:7浪!でね!卒業したらパパの事業を継ぐことになってるんだぁ♪

せ:今何浪だっけ?

い:7浪!!でね、豪邸を建てて女優と結婚して…

せ:今何浪だっけ?

い:7浪!でね、海外に別荘7軒持って…

せ:何浪だっけ?

い:7浪!

せ:来年は?

い:8浪!でね、最終的には、石油を掘り当てて………っ!…来年はねぇよ!!!

せ:おっ、そうかぁ?

い:ああ!!明日は絶対合格する!そのためにわざわざお前に付いて来てもらったんじゃねぇかよ!……さてと、どぉ?………今回は良いっしょ♪?
かなり手応えは、あったもんね♪

せ:二点

い:マジで!

せ:マジで

い:見して見して!
(早足で先生の方に近づく)

……あぁぁぁ〜ボーイの綴りってこうかぁ……

せ:お前は、何に手応えを感じてたんだよ……ボーイだけじゃねぇよ…これもぉ…

い:えっ?…ノーだろ?あってんじゃん…

せ:knowな

い:待て待て待て、何だよそのkって?

せ:バカかお前、kって言うのは…こう言うもんなんだよ…あとこれも

い:ナイトであってんじゃん

せ:nightな!

い:ハハハハッハ!!バカか!!……何だよgとかhとか

せ:バカはお前だろ…gとかhってのは…パターンだよ

い:パターン…

せ:あと、これも…

い:これは、あってんだろ♪?ワン!!

せ:one

い:待て待て待て、オネじゃん!

せ:ああ!!何だよオネって!?

い:オネはオネじゃん!…ほら、山の角っこのこと

せ:意味変わってるじゃんかよ!

い:わかったよ…オネじゃなくてワンな……wanと

せ:ワン…ローマ字じゃん…

い:……winか

せ:それじゃウィンじゃん…

い:そっかぁ……これじゃ急上昇だもんな!

せ:ウィンは勝つだよ

い:何でだよ!?急上昇だよ!……ウィン!!…ほら!………ウィン!!ウィン!!!…ダウーーン…

せ:ちょっと合ってること言ってんじゃねぇよ!!

い:何で合ってんだよ!??

せ:次のこれも…

い:アンドだろ!!?

せ:漢字で書くな…!!

い:安らげよ…!!

せ:…………だから意味が変わっちゃってるって言ってんだろうが!

い:意味意味意味意味!!!!英語の勉強になぁ…意味何か関係ねぇんだよ!

せ:むしろ中心だよ………あと、ここも甘い…アが抜けてる

い:ア!!?

せ:例えばこのペンシルは、一本なんだから前にアが付くだろう?

い:ふーん…じゃあこのノテブークは

せ:ノートブックな

い:これは、二冊だからア、アだな!

せ:何でだよ?トゥーだよ…

い:アッ!…アッ!……2つあるってわかんじゃん

せ:その解答を解答用紙にどう記す?

い:裏に4コマ漫画で

せ:却下

い:……わかったよ…トゥーな……トゥーっと!

せ:twoだぞ!

い:うおぉ…それはそれでプロレス団体みたいだな……よぉーし!こうやって覚えよう!!
2のトゥーは、プロレス団体みたいなののちょっと違うやつ……よし!

せ:お前は、ザ・勉強が下手なやつだな

い:よおーし!ユア、ウェルカム!?

せ:………あっ!ちなみに火曜日ってファイヤーデイじゃないからね

い:…………あっ!Tuesday♪♪

せ:おっ!

い:一応俺なりに覚え方作ったんだぁ!

せ:へぇー、どんなんだよ?

い:満月Monday月曜日!

せ:ほうほう

い:家事に注意してTuesday!

せ:なるほど

い:水溜まりが出来るほどウェンウェン泣くよWednesday

せ:はいはい

い:木刀腰にThursday

せ:いいねぇ

い:金魚のフライFriday

せ:なるほど

い:どんより雲が立ち込めて、悪魔が来たよサターンデイ

せ:おぉ!

い:Sundayは、日曜のことサーンデイ

せ:おおぉ…うん?

い:石鹸でツルッと滑るよツールデイ

せ:待って

い:ガールフレンドはベストフレンド、ガルベス

せ:コラッ!

(しばし沈黙)

いっぱい聞きたいことがあるんだけど……ツールデイって何?

い:ツー曜日だよぉ

せ:そんなのない

い:えっ?月火水木金土日ツー、ガル、ベス

せ:お前の一週間は何日あるんだよ…そしてガルとベスは違う日なんだ…

い:でもFridayは、完璧!なんてったって週刊Fridayが金曜日発売だからね♪

せ:まぁどんな覚え方でもいいけどさ…

い:でも混乱しちゃうのが少年サンデーなんだ…発売日が日曜日じゃないんだよ…えーっと何曜日だっけ??

せ:知らない…

い:サン曜日だな!

せ:ねぇよ

い:ウェンディーズは、Wednesdayが休みなんだっけ?

せ:知らないって…

い:ウェン曜日だな!

せ:ねぇよ…お前一回言えてたじゃん

い:ロイヤルホストは…

せ:なんだ?ロイヤルホストだけにロイ曜日か?

い:ハッ!?何言ってんだよ!『ロイ曜日か?』なんてあるわけないだろ!!お前なんてやめちまえ人間を!!…この……何かが!

せ:何かって何だよ!

い:先生!

せ:そうだよ!
…………あとこれは、全体的に言えること何だけど…この定冠詞使い過ぎる癖何とかならないかな?

い:えっ?

せ:お前の英作文………THEだらけなんだ

い:何かカッコイイじゃん♪

せ:正しく使えばな……Yes I do THE……何で最後につけんだよ!

い:フィーリングだよ!

せ:ちなみにこれは何だ?

い:これもTHEだよ

せ:何でここだけZAって書くんだよ!

い:個性だよ!

せ:ダメぇ…ハイ!二問目…

い:まだ二問目かよ……

せ:次の日本語を英文に訳しなさい。
彼は台所に来るやいなや言った、例えばフランス料理はどうだ?
……ハァ……このザブングルって何ですか?

い:例えば

せ:フォー、イグザンプル!

い:フォー、ザブングル!!

せ:フォー、イグザンプル!

い:イヴ・サンローラン!……どう?このダジャレ??

せ:まぁまぁ

い:よしっ!

せ:この…アズマーマンって何ですか?

い:何々?するやいなや

せ:アズ、スン、アズ!

い:アズマーマン!

せ:だから違うってもう……

い:違うよ!アズマーマンってのは、あずまって人のあだ名だよ…

せ:………てめぇこの野郎…だから、意味が変わっちゃダメだっってんだろ!

い:だから意味なんて関係ねぇ!!っつってんだろうが!!

せ:だからむしろ中心だって言ってんじゃねーか!

い:この何かが!

せ:何かって何だよ!!

い:先生!!

せ:生徒!!

い:先生!!

せ:生徒!!!!!!!

い:はい!……うわあぁぁアドレナリンの匂いがするよ!!

せ:…He sad as soon as he alive at the kitchen.for example、would like some french cooking.

い:これで受かるなぁ!

せ:コメントは控えておこう……おっ!これ大学案内じゃん

い:そう!

せ:ほーう……何で亜細亜大学が良いの?

い:名前!

せ:名前!?

い:だってさぁ、THE・亜細亜大学!!だよ!?ザージャア大学だよ!?ザージャアって言うとさぁ何か悪の組織みたいでかっこよくない?……出たなザージャア軍団!!みたいなさぁ

せ:でも、残念ながらそれを言うには…ジ・亜細亜大学だな…

い:えぇ!?そうなの!?…ジ・アジア……ジアジア…何だよ…お米を凄く煮詰めたみたいな感じ…強そうじゃない……

せ:強そうな名前がいいんだ?…それなら亜細亜大学じゃねえだろ…

い:どこ?

せ:大東文化大学!!

い:強そおおぉ!!!
…改造電化製品みたいだ!!

せ:改造電化製品が強そうかわかんないけどな…

い:決めた!俺改造文化にする!

せ:大東文化

い:そう!それ!

せ:いずれにしろ、願書間に合わないから無理だな

い:8浪かぁ……

せ:ハハハッ!もう、きりが良いところの10浪行っちゃえば♪?

い:10浪!?すげぇ!ジョン・ローンみたいだ!

せ:こりゃ10浪も無理だ…15浪だなぁ…

い:すっげぇ!!ジュード・ロウみたいだ!!

せ:20浪だよ!!

い:20浪は嫌だよ

せ:さすがに嫌かぁ

い:何か20人目の息子みたいじゃん…

せ:全部そうだろう…

い:何とかジュード・ロウどまりでお願いします

せ:勉強しろ

い:はい!
ヒーセッド、アズスンアズ、ヒー、アライブ、アット、ザ、キッチン、フォーイグザンプル、ウッジュウ、ライク、サム、フレンチ、クッキング?

(その場から立ち去る)

せ:お前綴りは大丈夫だろうな?……全部カタカナじゃねぇか………ったくあいつ……うん?なんだこれ??

いN:俺は勉強してて凄い証明式を考えた。

仮に俺が将来結婚して結婚相手を『お前』とかって呼べたらの話♪

俺+お前=愛
俺+お前=子ども

子ども=愛

これが子どもを愛する証明式。

俺−お前=絶望を1

希望+絶望=0を2

俺+希望=夢を3

夢+絶望=挫折を4

挫折−絶望=ひたむきな努力を5

3の式と4の式を足すと……俺+希望+絶望+夢=夢+挫折を6

6に2を代入して、両辺から夢を引くと

俺=挫折を7

7を1に代入して

挫折−お前=絶望を8

辺と辺を移項して

お前=挫折−絶望を9

5を9に代入して

お前=ひたむきな努力を10

式7と式10より

俺が挫折して苦しんでいた時でも、お前はひたむきな努力をしてくれて、それに救われた。

って言う事が証明出来る

ありがとう。

せ:…………クスッ、クスッ(泣く)…これを見た俺はどうしたらいいんだ…

コメント(12)

『会話』

(向かい合って座っている二人)

せ:青は、進めだな?

い:そうだよ

せ:赤は?

い:止まれだよ、当たり前だろ

せ:果たしてそうかな

い:えぇっ?

せ:今から、信号の常識を言葉でくつがえす……青は止まれ、赤は進めにしてみせる!

い:やってみろ、絶対無理だ♪

せ:まず赤と青を平等に扱うために中立の状態から始める…

い:……

せ:つまり、まずお前は交差点の真ん中に居ます

い:はい

せ:その時…信号が青だったら

い:……進めだよ!

せ:赤だったら?

い:止まれだよ……あっ、すっ、進まなきゃ危ない!

せ:はい!赤は進め!

い:ほんとだー…

せ:その信号に交差してる車は、青だけど

い:止まれ!!

せ:青は…止まれ

い:ほんとだぁ…

せ:つまりだ、赤だから止まるんじゃない!
赤の時は、危ないから止まるんだ……青なら進むじゃないんだ、青でも危なかったら進んじゃダメなんだ……路上駐車をして駐禁のマークがあるかじゃないんだ…迷惑だから……酒飲んで運転しないのは、検問をやってるからじゃない、危ないからだ!!
ルールを守ると言うことは、その言葉の表面だけに従うと言うことじゃないんだ…大事なことは、そのルールが持ってる意味を理解することなんすよ!!!

い:なるほどねぇ

せ:だろぉ!?

い:赤は進め、青は止まれってことなんですねぇ♪

せ:………違うよぉ!

い:えっ?

せ:違う違う、青は進め!赤は止まれだよ!

い:何いってんだよ?交差点の真ん中で赤になったらどうするんだ?

せ:それは、進まなきゃな…

い:車は?

せ:止まれ!

い:ほらぁ

せ:ホントだぁ♪
……赤は進め、青は止まれって事には、ならないからな……お前ってさぁ、どんな理不尽な条例がでてもあっさり従うタイプだな

い:なんだよ、理不尽な条例って…

せ:……短歌条例とかだよ…

い:救急車で運ばれるのか?

せ:違うよ、日常会話5・7・5で話すんだよ

い:なんだ、そっちかよ!出るわけねぇだろそんな条例、なんだよ赤と青の一つで!随分じゃないか!

せ:お前を論破するのには、色すらもいらないかもな…

い:どういう意味だよ!?俺を操るのを面白がって、透明人間は、居るとか言い出すなよ…

せ:お前何言ってんの!?…居るだろ透明人間は

い:居ないだろ!?

せ:居るさ透明人間!

い:居ないよぉ!流石にこれは、納得させられないぞ!居るわけねぇだろ、透明人間なんて

せ:なんで決めつけんだよ?

い:みたことねぇもん!!!

せ:…そりゃ、透明人間だもの!!誰も見たことねぇよ…透明人間なんだからよぉ

い:だっておかしいだろ、そんなのは、常識的に考えて

せ:常識……お前みたいなやつがねハリウッド条例とかであっさりウィットに飛んじゃうんだよ

い:そんなこと言われても、見えない透明人間信じろって方が無理だろ

せ:お前はなんだよ、見えない物は、信じないのか?
…んー、例えば、昼は、星は見えないけどお前は存在を疑うか?

い:それとこれとは、完全に違う話だ!俺は星の存在を信じる!だって見たことあるもん…でも、透明人間は見たことねぇもん

せ:そりゃ透明人間だもの、誰も見たことねぇよ、だって透明なんだから

い:んじゃなんで居るって言い切れんだよ?

せ:居ないって言い切れないからだよ

い:…なんだその理論…

せ:野球でな、日本対キューバでキューバが負けたことがわかりました……それでもお前は、日本が勝ったとは、わからない!って言うのか?

い:………もう、例えが遠すぎてわかんないよ!だったらさ、証明してみろよ!!

せ:うん?

い:だから、その透明人間が見えないのは、わかりました…見ること以外にその…存在を証明する方法はないのか…

せ:うんー……よし、じゃあこぉ聞こう!…お前は!透明か?不透明か?

い:俺は!不透明だよ

せ:不透明人か?

い:言うなればそうだなぁ…

せ:もう一回!あなたは、不透明人間ですか?

い:はい

せ:よし!…今俺は、透明人間の存在を証明しました…

い:えっ!?

せ:だって、不透明人間って言うのは、透明人間の存在を肯定した上での表現だろ?

い:……………待て待て待て…えーーっ…認めたのは…こぉ概念として透明人間なだけであって、実際に居るかどうかは、また別の話だろ?

せ:じゃあ、お前は不透明人間だって事を認めないのか?

い:認めないね!

せ:不透明人間と言うことを認めないと言うことは……お前は透明人間だなぁ

い:ああぁ

せ:(してやったりの表情)

い:何お前…

せ:どぉぉだぁ!!

い:見事に証明された……しかも俺が透明人間♪

せ:…………お前ってうやうや条例とかが出ても従っちゃうタイプだな

い:なんだよ、うやうや条例って

せ:日常会話をうやうやしく丁重におしゃりりなられるんだよ!

い:……いやぁ、でも意外だなぁ…そっかぁぁ、俺は透明人間だったのかぁ♪

せ:……違うよ

い:へっ?

せ:お前は透明人間ではないよ

い:えっ!?だって証明されたじゃん!俺透明人間なんだろ?

せ:見えてるよ

い:あっ、違った………がっかりだぁ…でも!居るは居るんだろ?

せ:何が?

い:透明人間!?

せ:お前何言ってんの!居るわけねぇだろ!透明人間なんて…

い:なんで、決めつけんだよ

せ:見たことねぇもん!

い:そりゃ、透明人間だもの、誰も見たことねぇよ、透明なんだから

せ:だっておかしいだろ、そんなの常識的に考えて

い:出た、常識!お前見たいなやつがミュージカル条例とかが出たらあっさり歌っちゃうんだよ

せ:そんなこと言われても、見えない透明人間、信じろ!って方が難しいだろ

い:お前は、なんだ…見えない物は、信じないのか?…例えば、今俺の裏は見えないけど俺の存在を疑うか?

せ:……………なんだって?

い:だから、今お前が見てるのは、俺の表側だろ?
お前は、見えないから裏側が無いって言ってるんだよ?

せ:………言ってないよ…それとこれとは、完全に違う話だ!だって俺は、お前の体が両面あるの見たことあるもん!
…でも、透明人間は見たことない

い:そりゃ、透明人間だもの誰も見たことねぇよ…透明なんだからよ

せ:じゃあ、何で居るって言い切れるんだよ?

い:………感じんだよ♪

(しばらく沈黙)




せ:はあああぁぁん!!

い:お前は、この目と目の間に人差し指を近づけると、なんかモヤッと感じるだろう?

せ:感じない……………ああぁぁ!!感じる!!

い:それでもお前は、俺の指は、遠いって言いはるのか?

せ:いやぁ、指は近いけど…例えが遠すぎてわかんないよ……だったら証明してみろよ!

い:どう言うこと?

せ:だいたいわかるだろ話の流れで……だから!透明人間が見えないことは、わかりました。
見ることと、感じること以外に存在を証明する方法は、無いのか?って言ってんの

い:証明する必要なんてないもん

せ:なんで?

い:居るから…

せ:いや、お前にとっては、そうかもしれないけど……俺は、ほらぁ…………まだだから、俺は、ってかお前以外全員まだだからな……証明が必要なの証明が

い:お前は証明人間かよ

せ:なんだよ証明人間って!

い:証明さんだよ

せ:また、話が見えなくなって来たぞ!!

い:よし!それじゃあ聞こう、お前は透明か不透明か…

せ:俺は不透明だな

い:ってことは、不透明人間だな?

せ:おっ来たな!ただし透明人間の存在を肯定した上での不透明人間と言う意味ではないからな。

い:じゃあ、非!不透明人間だな!

せ:……うんうん…ただし!えっ、巡りめぐって透明人間と言う意味での非不透明人間ではないからな

い:じゃあ、逆・非不透明人間か?

せ:………うぅーん

い:違うな、じゃあ、逆非不透明人間以外ってことだな

せ:…えっ……と…今どっちだぁ?……一回話を整理しよう……その、逆、非、不透明人間以外ってのは、置いといて

い:脱逆非不透明人間以外ってことだなぁ!

せ:お前の話が不透明になってきたよ!何なんだよそれは…

い:なんだよ…脱逆非不透明人間以外に否定的じゃないか…

せ:何がなんだかわかんないよ…お前もわかってないだろ?

い:だったら逆に証明してみろよ

せ:逆に証明とは、どう言うことだよ?
い:だから!透明人間は居ないってことを証明して見ろって言ってんだよ

せ:……何故だろう?登ってもいない山を下山させられている気がする…

い:……出来ないのか?
……いいねぇ?居る!透明人間は絶対居る

せ:ちょっと待てよ、だってさ透明人間の存在は、ついさっき俺から知ったんだよ?

い:ついさっきより前から透明人間は居るもん

せ:じゃあなんでお前がそれを知ってんの?

い:見たもん!

せ:うそつけ!!

い:ウソじゃないねぇ!!見てないなんて証明出来ないだろぉー!

せ:透明な透明人間どうやって見たんだよ!

い:透明ったって、ちょっとは見えるんだよ

せ:お前!!都合の良いこと言ってんじゃねーーぞー!!!!
……じゃあなに!?お前の言ってる透明人間ってのは…その……どのくらいの透明人間なの!!!?

い:そりゃあ…なに?身長?

せ:違うよ!

い:音域?

せ:違うよ…透明人間の歌唱力には興味ないよ……その…透明度だよ……だから、えっと…ペットボトルってさぁ透明じゃん?

い:ああ、透明だ

せ:でも、見えるじゃん

い:ああ

せ:ってことはよ、こう言う素材で出来てる人間が居たら…これは、透明人間って言えるわけじゃん?

い:それは、違うよ。
それは、ペットボトル人間じゃん

せ:ペットボトル人間ってなんだよ!

い:いねーーよ!!そんなもん!

せ:……透明人間もいねーーんだよ!!

い:居るっつってんだろ!!

せ:どこにいんだよ!?

い:何処かしこ

せ:どんだけいんだよ!

い:まぁ普通の人間の倍ぐらいかな

せ:多い多い多い…そんなに居たら普通の人間とぶつかってあぶねーじゃん

い:ぶつかんねーよ、すり抜けるから…ほぼ空気だからな

せ:…ほぼ空気っつった、お前?

い:うん

せ:ほぼ空気っつった?

い:うん

せ:ほぼ空気っつった……ほぼ空気ってさぁ、そりゃもう、最早、イコール居ないって事なんかじゃないの?

い:いや、イコールじゃないだろ?居る>(だいなり)居ないだろ?

せ:いや!>(だいなり)ってことは、方やちょっと居ないかも知れないってことだよ

い:いやいや、≧(だいなりイコール)じゃないんだよ…>(だいなり)なんだよ!
透明人間居るなり居ないかもしれなくないなりだよ

せ:はぁぁ!!

い:だから!イコールじゃなくてイールだよ!!
居るからイールだよ!!

せ:……わかんねぇよ

い:お前バカだもんなぁ

せ:ここにだけ言葉禁止条例がおりますように……わかったわかった、居るで良いよ

い:イールなぁ

せ:居る

×5回

せ:透明人間は存在するよ…

い:まぁどうしてもそうなっちゃうなぁ♪

せ:だって見たんだろ?

い:バッチリ見た!

せ:もうねぇ、その時点でパラドックスは、発生してるんだからね…んじゃ結論としてはだ……透明人間は、不透明ってことなの?

い:まぁどうしてもそうなっちゃうなぁ…ただなぁこれだけは、覚えておいてほしいんだぁ…透明人間ってのは、居るとか居ないとか見えるとか見えないとかそう言うんじゃないんだ………透明人間ってのは…皆の心の中に……誰も俺たちから透明人間を奪うことは出来ないんだ!!

せ:それは、何?サンタクロースみたいなものってこと?

い:そうそうそう…何にもくれないけどな♪

せ:居ねぇからな

い:どうしてもそうなっちゃうよなぁ…でもさぁ最近、時々思うんだよね…透明人間なんて本当は居ないんじゃないのかって…
せ:だからさぁ

い:でもいいんだぁ!!透明人間が居なかったとしても俺の人生には、何の影響もない!!

せ:そらねぇ、心配に及ばない……だから透明人間なんて居ないからねぇ!

い:まぁどうしてもそうなっちゃうなぁ♪

せ:ええぇ…これは、満場一致と言うことでよろしいですか?

い:まぁどうしてもそうなっちゃうなぁ
『オジョレー』

い:おい!

せ:えっ!よぉ…何だお前か…はあぁ(あくび)…眠い、何か目覚める刺激は、ないかなぁ?

い:小学生男子100人アンケート、お前の妄想とは、何ですか?
第三位…普通の蛇口からぁコーラ、二位…学校が週休7日……問題です、果たして1位は、なんでしょう?

せ:普通の蛇口から現金か♪?

い:ブーーッ!残念…もう少し男子は、生々しい…答えはエロイ姉の存在

せ:オーー♪ !!刺激的ぃー♪!!

い:どうよ?

せ:サンキュ、目が覚めました…はぁ、此処んとこ残業ばっか続いてて慢性的に寝不足なんだよ…

い:よくねーなー、息抜きしろよたまにはさぁ!どうだ、ちょっと飲みに行かねぇか♪?

せ:おっ、いいねぇ♪……でも、ちょうど今金欠

い:金なら任せろ…あてがあるんだ♪

せ:なんだよ、おい……(タバコをくわえる)…あれ?ライターどこだ?

い:タバコは、やめてもらっていいか?

せ:(タバコをしまう)えっ?苦手?

い:俺の周りは…火気厳禁…ダイナマイトが仕込んである

せ:ちょっと待て!なんで?

い:強盗するんだよ

せ:銀行?

い:ううん

せ:宝石?

い:ううん…ハッハッハッハハハハ……狙うのはペットショップだ

せ:なんでまた?

い:あの店すんげーの売ってるんだよ……恐らくは、法律的やっばいやつ…小指サイズのタヌキ!とキリン!こいつらが闇で取り引きされててアホほど高く売れてるらしい♪

せ:くだらねぇ…そんな話があるもんかよ……どこ情報だよ

い:関係筋

せ:なんのだよ

い:それは言えない

せ:なんでだよ?

い:それも言えない

せ:絶対ウソだね

い:どうする?うまく行ったら…酒池肉林!!
いや、もっとだ!
酒の湖肉の森!!
いや、もっとだな!!
酒の海!肉の…

せ:頑張ろう!!

い:あぁ、頑張ろう!!

(しばし沈黙)


せN:条例が出た

(短歌式)

い:おい!

せ:えっ!よぉー!☆
…何だお前か…はあぁ(あくび)…眠い☆
何か目覚める刺激は、ないかなぁ?☆

い:小学生男子100人アンケート☆
お前の妄想とは、何ですか?☆
第三位…普通の蛇口からぁコーラ☆
二位…学校が週休7日ぁ☆
問題です、果たして1位は、なんでしょう?☆

せ:普通の蛇口から現金か♪?☆

い:ブーーッ!残念☆
も少し男子は、生々しい☆
答えはエロイ姉の存在☆

せ:オーー♪ !!☆
刺激的ぃー♪!!☆

い:どうよ?

せ:サンキュ、目が覚めましたぁ☆

(早口)此処んとこ残業ばっか続いてて☆
慢性的に寝不足なんだよ…☆

い:よくねーなー☆
息抜きしろよたまにはさぁ!☆
どうだ、ちょっと飲みに行かねぇか♪?☆

せ:おっ、いいねぇ♪☆
でも、ちょうど今金欠で☆

い:金なら任せろ…あてがあるんだ♪☆

せ:なんだよ、おい……(タバコをくわえる)☆
あれ?ライターどこだ?☆

い:タバコは、やめてもらっていいか?☆

せ:(タバコをしまう)えっ?苦手?☆

い:俺の周りは…火気厳禁…☆
ダイナマイトが仕込んであるんだ☆

せ:ちょっと待て!☆
なんで?

い:強盗するんだよ☆

せ:銀行?

い:ううん

せ:宝石屋?

い:ううん☆
ハッハッハッハハハハ☆
狙うのはペットショップだ

せ:なんでまた?☆

い:あの店すんげーの売ってるんだよ☆
恐らくは、法律的やっばいやつ☆
小指サイズのタヌキ!とキリン!☆
こいつらが闇で取り引きされいて☆
アホほど高く売れてるらしい♪☆

せ:くだらねぇ…そんな話があるもんか☆
どこ情報だよ☆

い:関係筋

せ:なんのだよ☆

い:それは言えない

せ:なんでだよ?☆

い:それも言えない

せ:絶対ウソだー☆

(礼をする、しばし沈黙、その後スピードを遅くして話す)

い:どうすんだー?☆
うまく行ったら…酒池肉林!!☆
いや、もっとだ!☆
酒の湖!☆
肉の森!!☆
いや、もっとだ!!☆
酒の海!肉の…

せ:頑張ろう!!☆

い:あぁ、頑張ろう!!☆

せN:条例が出た

(ハリウッド条例)

い:ブルーーン!!キキィーー!!カチャカチャ、バン!!カチャ、バン!シャリーン!クルクルクルクル、ズボーン!……おい!どうした兄弟♪!浮かない顔してんじゃないか?

せ:おやおや、ウルサイのがおでましだ

い:ハッハッハッハ!!良いニュースと悪いニュースがある!…どっちから聞きたい?

せ:一片に頼むよ…俺はせっかちなんだ

い:まぁ、そう焦るんじゃねぇよ、まずは悪いニュースから…お前、眠そうなのが丸出しだぜ!
どうした♪?
コーヒー豆の買い方でも忘れちまったか?

せ:ああぁ、最高だよ!……で良いニュースってのは?

い:俺様、その解決方法を知ってるってことだ♪

せ:おいおい、そいつは、ありがたいね…んでどうやるんだい?

い:眠気には、(手を叩く)刺激が一番♪!!
お前のこめかみに風穴を開けてやろう!!
……と言いてぇ所だが…フッ!(息を吹き掛ける)……あいにく今は、銃がないんでね♪
……こんな話を知ってるかい♪!?
妄想についてのアンケートだ!
小さな紳士100人に聞いた、第三位…コーラ!!飲み放題!
二位、一週間のバカンス!!

せ:最高じゃねぇか

い:最高なもんか♪!糖尿になっちまうよ!!
ここからが問題!
1位は、なんだろな?

せ:なんだろね…今はお前が大統領に立候補したって驚きはしないぜ…

い:ハッハッハッハ!!Booooooo!!…残念…もうちょっと刺激的だぜ!!
正解は、セクシーなおねぇさま現る

せ:(口笛)ませてらっしゃるこった

い:どうだい、目は覚めたかい?

せ:見事だよ、今ならアインシュタインと朝まで飲めそうだ

い:ハァッハァッハッハ!!…そいつは良い、俺も混ぜてくれ

せ:大歓迎だ…ただしアインシュタインは来ないぜ…残念ながら俺は、ディスカウントストアのタイムマシン売り場を…知らないんで…

い:っはあああぁ!!お前とさしで飲むさ、ただし話題は、相対性理論以外で頼むぜ…そうすりゃおごってやるぜだ

せ:随分と気前が良いじゃないか?

い:うまい話しがあるんだ…

せ:聞こう

い:おい、タバコはやめろよ!

せ:なんだよ!!

い:やめろよ!!

せ:わかったよ!!

い:消せよ!!

せ:わかったよ!!一回言えばわかるよ!!
…………すまない…どうかしてた

い:良いって♪疲れてんだろ?
(ハイタッチをする)

それと、禁煙の理由はもう一つ…今、火気厳禁だ

せ:おっと……新しい健康法かい(かっこよく)

い:どうーする?こっから先を聞くかどうかは、お前次第だ

せ:ノーと言ったら?

い:ボンッ!ゲームオーバー

せ:………フッ、サイコロを振らないものに上がりはない

い:それ、フロイドか?

せ:親父だよ

い:(指を鳴らす)…説明しよう、強盗だ……あのペットショップを襲う

せ:ペットショップ!?……おいおい、どうしたのバッファロー・ビル?
とうとう、結婚相談所のファイルを見つくしちまったかい?

い:ショットグラスに入ってしまうぐらいのタヌキとキリンがいるんだ!
コイツは、金になるぞぉ♪♪
どうだぁ?のるかぁ?

せ:いいだろ…ただし、条件がある、そこで切符切られてるお前の車、先になんとかした方がいいぜ

い:おおーい!!なんてこったぁ!!
チョロッと停めてただけだろぉぉー!!

(しばし沈黙)

せN:条例が出た

(うやうや条例)


い:目に青葉、山ホトトギス初鰹…の句が思い出されるさわやかな季節の織り、そちらさまにおかれましては、相変わらずご精励のご様子、心よりお喜び申し上げます

せ:早春の頃、お宅様におかれましては、益々ご健勝のおもむきと存じ上げます…さて、わたくしごとでは、ございますが日頃の不摂生ならびに休養無精がたたり、世間知らずの若輩者の至らなさがゆえ恥ずかしながらまぶたが重たくなってきました、さぞご立腹のこととは、ございますが厚かましくも眠気を覚ましていただきたくお導きとご忠告のほどをお納め下さい

い:一旦手前どもに引き取らせていただきとうございます……眠気には睡眠が一番だと母も申しておりましたゆえせんえつながら一つ手前より、ご挨拶に変えさせていただきとう存じ上げまつりそうろう……小学校にお通いなされお遊ばらておられまするご児童100名様に恩伺えをたてましたる所による、当方の恩まとめの結果をご報告に変えさせていただきとう存じ上げたてまつりそうろう

二人:えーーっと

い:あっ、まぁ要するにね

せ:はいはい

い:百人の小学生に

せ:百人の小学生

い:妄想で

せ:妄想で

い:聞いたら

S:サイレンが鳴る

せ:どこで聞いてんだ


(しばし沈黙)

せN:条例が出た
せN:条例が出た


(ミュージカル条例)


い:おいーー!

せ:なにーー!

二人:こんにちはーー!

せ:なんだろぉーー、こんなに眠いのはーー、日が高いのにーー

い:目を覚ませーー、お前の人生は一度きり、今がその時ーー

せ:何かーーー、目が覚めるようなぁーー

い:なぁー

せ:刺激的なーー、話はないか

い:Ah

せ:Ah

い:Ah

せ:Ahhhhhh………何でぼくがこんなに眠いかってぇ!!それは、残業が続いたからさぁ、するとやつは、こんな話を聞かせてくれたんだ

い:おまえらの〜

せ:100人

い:妄想を〜

せ:uh…小学生だ

い:Ah 聞かせて

せ:聞かせて

い:くれたまえ………蛇口から水が流れる学校になんか行くもんかーー!!

せ:大人たちは知らないさ、僕らの夢をー

い:dream

せ:僕たちの夢1位は…おっとこれは、秘密だった

い:お金もー

せ:金もー

い:地位も名誉も

せ:Hey!!

い:要りません

せ:ホントはー

い:欲しいのは

二人:エロイ姉 エロイ姉ーー!!

い:ジャック!!そこから先は、行っちゃだめだ!

せ:へっちゃらだい!!
僕には、勇気があるからね!!がらがら…アアアアァ!!

い:あぶなーーーい!!

せ:ガシッ!!

い:おまえらのー

せ:僕たちの

い:妄想をー

せ:みたいな思いを

い:Ah 聞かせてー

せ:それより助けてー

い:ジャック!!お前が本当に欲しかったのは一体なんだ!?

せ:ぼくが…ぼくが本当に欲しかったものは……エロイ姉だーー

い:スルッ!!

せ:アアアアァーー!!

い:ジャック!!

せ:よし、んじゃイルカ登場しよう!!

い:いいねぇ!!

せ:ジャックも登場させよう!!

S:サイレンが鳴る

い:これからじゃん!!

(しばし沈黙)

せN:条例が出た


(サイレント条例)

(手をたたいたり色々してみる、ペンキャップをとり紙に文字を書く)

S:サイレンが鳴る

二人:文字を書いたのが何でバレるんだ!!
『タイム』

(とある部屋にいる二人の横に糸電話があり不思議がる二人)

あ:なぁ…これって糸電話だよな?
(手に持つ)

い:うわぁ

あ:なに?

い:あんまり触ったりしない方がいいんじゃないか?誰のものかもわかんないんだし…

あ:誰もいないから大丈夫だよ………(耳に当てようとする)

い:あぁ…勝手に使わない方がいいんじゃないか…高価なものだったらどうするんだよ?

あ:たかが糸電話だよ……(耳に当てる)……おっ!何か歌ってるみたいだ……いるいる!人の気配がする!!

い:いやいや、だから向こうの人の持ち物かも知れないじゃないかぁ…怒られても知らないぞぉ…

あ:もしもーし、おぉーい!何か答えてー!!(耳を当てる)………わぁ!うるさいって言われたぁ

い:ほらやっぱり怒られた!

あ:いや、勝手に使ったのを怒られた感じとは、違うかったなぁ

い:とにかく、こういう物には、関わり合わない方がいいんだよ…

あ:お前は、いちいちびくびくし過ぎなんだよ!

い:お前がいつもそうやってトラブルおこしてるんだろぉー!!

あ:あっ、そっちからも声が聴こえる!

い:こないだだってそうだよ!!二人で歩いてたら池の中から象が出てきてさ

あ:いや、だからそっちのやつが何か言ってるって

い:それをお前が掴まえて我が家で庭で買って番象にするとか…

あ:だから!!そっちのやつが

い:その象が暴れてなかなか静かにならないからってマタタビを切って池に入れてそれを飲んだ象が池にプカプカ浮いて…

あ:お前、返事してやれよ…

い:(電話を持つ)うるさいなーー!!!

あ:エエエェーー!!

い:それでなんかあの寒かったから象が池ごと凍っちゃてトンカチでバァーン!細かく飛び散ってバァーン!ってなって細かくなったやつ拾い集めてお湯かけて戻ったら小さな象がパオパオパオパオ…あぁかわいい…

あ:何なの、その作り話わぁ…

い:ちょうどいいエピソードがパッと出てこなかったんだよ

あ:何でもいいけどさぁお前が何と言おう俺は、向こうの人と何かコンタクトを取ってみようと思う

(電話を手にとる)

い:何が怒ってもしらねぇぞ…

あ:もしもーし、あっ!つながったぁ……あの、そちらさんは、どんな人なんですか?……えぇ!…あらぁ!…まぁ!……わぉ♪!……すごいっすねぇ♪!!

い:何て♪?

あ:さーてなんだろう♪

い:あっ!そう言うのズルいんじゃないかな!

あ:聞きたきゃ自分で聴けよ?

い:…別にそこまでは、興味ない

あ:……1人はね……

い:うんうん♪

あ:なんだよ、興味津々じゃねぇかよ♪

い:なんだよ、お前だって言いたいんだろ♪?

あ:まぁね♪

い:1人は…ってことは、何人か居るの?

あ:二人!……1人は、彫りが深い白人で

い:あら…

あ:歌手とモデルやってて…

い:まぁ

あ:超大金持ち
もう1人は、世界で一番足が早い弁護士

い:ワォォ!

あ:らしいよ
カッコいいんですねぇ♪

い:(電話に向かって)カッコいいんですねぇ♪

い:あっ、やっぱりこっちからも声するな

あ:しょうがねぇな……出てやるよ……なんだ………えっ!……あっ……まず俺は彫りが深い白人で歌手とモデルやってて超大金持ち♪
(笑いをこらえる二人)

(小さい声で)お前もなんか言えって♪

い:………俺は……世界で一番足が早い弁護士…………カッコいいんですねぇだって

二人:ハッハッハッ!こいつらバカだなぁ!

あ:いいよいいよ!こんなやつらほっといてあっちの奴等と仲良くなろう………もしもーし…あのぉこちらは、すごい殺風景な所なんですけどそちらは、一体どんな所なんですかぁ?……えっ!!…大自然に囲まれて!

い:わぁ!

あ:すごい料理にすごい酒!

い:まぁ!

あ:オマケに部屋中、美女だらけ

い:ワォォ!

あ:いいなぁ…(電話にかぶりつく)

い:いいなぁ!

あ:向こうは、明らかにこっちより素晴らしい世界が広がってるな…

(電話を置き反対側の電話を取る)

い:…あっ、そぉ!そっちは、殺風景なんだぁ……こっちはすごいぞぉ♪大自然に囲まれてすごい料理にすごい酒、オマケに部屋中美女だらけ…

あ:信じた?

い:………いいなぁ、ガリガリガリガリだって♪…コップに噛みついてんじゃねぇか、オーイ♪?

二人:こいつらバカだなぁ♪

あ:…にしても向こうはすごいなぁ!

い:うん、こっちのバカどもとは、大違いだなぁ

あ:行ってみようかぁ、あっち?

い:えっ!それまずいんじゃないの?

(あが反対の電話に話かける)

あ:もしもーし……これからぁそっち行きますよ!

い:おい、やめとけって

あ:えっ、なぜダメなんですか?……たてこんでるぅ?

い:ほーら、きっと向こうさんにも色々とあられるわけだから

あ:おっ!

(反対側の電話を取る)

……えっ!………これからこっちくる!

い:そりゃまずいなぁさっきついた嘘がバレちゃう

あ:そりゃあダメだよ!……そりゃこっちもそっちも………たてこんでるから!!……ヤバいよ怪しんでる!

い:どうしよぉ!

あ:仕方がない、逃げよう!

い:どこへ?

(電話を置く)

あ:もう、ここには、様ないしあっち行っちゃおーよ!
この糸辿って行けば向こうの電話口にたどり着ける筈だよ……

い:うーーん…まぁ、状況が状況だぁ仕方がない…美女だらけの地に行きたくないけど行くかぁ

あ:お前、行きたくてたまらなかったんじゃないかぁ?

い:ぅん♪

(遠ざかる二人、しばらく沈黙)

あ:あったあった…ってあれ?さっき俺達がいた部屋とそっくりだなぁ……あれぇ?

(走ってくるもう一人)

い:ハァ、ハァ、ハァッ…美女なんて何処にも居ねぇじゃねえかよ!!

あ:おっかしいなぁ?

い:本当に向こうはそう言ってたのかぁ?

あ:なんだよ、疑うのかよぉ!

い:だって、電話口の声は、お前しか聴いてないし、実際誰もいないじゃないか…

あ:さっきは、本当に言ってたんだよ!!

(電話を取る)

い:バカどもがぁ…♪

あ:うん

い:さっきまで俺達が居た場所まで来たみたいだ……美女なんて居ないじゃん!だってよぉーって

二人:アッハハハ…こいつら

い:!!

あ:バカだなぁ!…ハッハッハッ!…こいつらホントバカ!まんまと騙されてやんの!……ハッハッハッハッハッハッ…どうしたぁ?
い:…………あのさぁ、さっきまでここに居た人って大自然に囲まれてって言ってたろ…

あ:うん…あっ、ここじゃないのかな?外ってことかもなぁ…

い:でも部屋中、美女だらけとも言ってたんだろ?

あ:うん

い:これっておかしくない…

あ:おっ!ホントだぁ!…ってことは、嘘かも知れないってことかぁ!?
くっそぉあいつらめ!!一体どこ行きやがったんだぁ!!!

い:……たぶん…たぶんだよ……どこも行ってないんじゃないかなぁ?

あ:何言ってんだよぉ?

(反対側の電話を取る)

い:唐変木!!……
返事あったぁ?

あ:どやされた
ってことは、ここのやつは更に向こうに行ったってことかぁ!!くっそぉ!さぁ、行くぞぉ!

い:待て!……あっちの電話聴いてみろ

あ:……!!………なんだとコノヤローー!!!

い:………なんて言われた?

二人:唐変木!!

あ:!!…どう言うことだよ?うん?……そっちの言ったことが少し遅れて……向こうのやつが真似するってことだなぁ!

い:ハァッ………真似じゃない、本物なんだよ…

あ:本物!えっ?俺たちは誰と話してたんだ?

い:俺たち自身とだよ!

あ:俺たち自信!?えっ!じゃぁ、俺は誰だ!?

い:現在のお前だよ…現在は未来でもあって過去なんだ…だから、お前が誰だ?って言ったお前はもう居ないんだ、そのお前はあっちに居る?

あ:俺があっちに居る!!?でも俺はここにいるよ!?

い:今のお前はな……はい!もういない!、はい!向こうに行っちゃた!

あ:俺どこにも行ってないじゃん?

い:だから!…ずっと向こうに居たお前が…はい!今来た!はい!もういない!はい!向こう行った!はい!バイバイバイバイ!

あ:反復横飛びみたいなもんか!?

い:ハァッ………

あ:ええーー!訳わかんねぇ!!んじゃお前が言う向こうの俺ってやつに聴いてみるよ

い:たぶん、向こうのお前はわかってないから聴くんなら向こう俺に聴きな…今よりも何秒か経験があるわけだから…

あ:ああぁ!わけわかんない!……あっ!これさっき俺がつけた歯形!なんでこんな所に…

い:そう言うこと……いいかぁ……ここはずっとここのままなんだ!…今ここで起こったことは、次々と過去になっていくが形跡だけは未来へといざなっていく…

あ:なんかカッコいいなぁ…………あっ、なんか向こうが騒がしいぞ!……なんだかわかんないけど大変な事態になってるみたいだ!!

い:それは、まずいよ…向こうで起こったことは、必ずいずれここで起こるんだ!

あ:ええ!!…おーい!何があったんだよ!!おい!………えっ!それだけは言えない?

い:貸して!……途絶えた…もう雑音も聴こえない

あ:何が起こるんだよ!

い:わかんない…俺たちどうなっちゃうのかなぁ…

あ:逃げよう!!

い:どこへ!?

あ:決まってるだろ、あっちにだよ!

い:きりがないよ!!……未来は必ず来る!!

あ:カッコいいなぁ………ってことは、俺たちにもう逃げ場はないってことかぁ?

い:いやぁ、一つだけある…

あ:なに?

い:過去と未来を無視して現在を消すんだ!!

あ:そうかぁ…過去と未来を無視して現在を消すのか!ってなんじゃそりゃーーー!!!………あっ!………こっちの騒ぎに気づいたみたいだ!……何があったんだよって言われてもなぁー……それだけは言えない…

い:じぁあ、行くよ

あ:どうやるんだよ

い:現在を消すには、この2つの糸電話を合わせる

あ:なるほど

(合わせる)

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