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山形県鶴岡市由良情報コミュの由良の歴史-1 <古代>

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由良の歴史は伝説によれば1400年に及ぶ。
奈良遷都1300年をしのぐ。

八乙女浦という岩穴に受け継がれる蜂子皇子の伝説から由良の始まりがある。
当時勢力を誇った豪族蘇我一族の蘇我馬子によって崇峻天皇は暗殺される。
崇峻天皇(すしゅんてんのう)の第一子、蜂子皇子(はちこのみこ)は
蘇我氏から迫害を受け、自らの暗殺の危機を察知した皇子は従兄弟の
聖徳太子のすすめもあり、都から脱する事を決意。
丹後宮津(現在の京都府)の由良の浦から船を出し日本海を北上した。

やがてこの地の海岸の岩穴のある奇岩の上で、笛に合わせて舞う八人の
美しい乙女を見つける。その踊りが手招きに見え誘われるままに上陸する。
八人の乙女が踊った所を八乙女浦と呼び、皇子が由良から出航したことから
この地も由良と名づけられたとされている。
海岸には八乙女のうち恵姫と美鳳の姉妹の像が立っている。
その後皇子は岩穴に入っていく乙女たちを追いかけ、三本足の烏の導きもあり
やがて羽黒山の山頂に行き着く。そして出羽三山の開祖となる。
八乙女浦の洞窟は羽黒山にある神の井戸と繋がっているともされる。
かつて羽黒山の三神合祀殿が火災になった際に、この八乙女の岩穴から
煙が吹き出したという話まで残っている。

または、八乙女の踊りが手招きに見えた皇子はこの地に上陸し宿をとる。
その夜夢枕で山に入り聖地を開けという天の声を聞き、夢のお告げに従い、
山にこもって修行の末、出羽三山(羽黒山、湯殿山、月山)の羽黒を開山した。
元々羽黒山は同じ崇峻天皇に由来する能除仙という人物が開祖したのだが、
江戸時代に歴代の別当が能除仙を蜂子皇子だと言ったことですり替わったと
されているのが有力説である。
それにしても羽黒山は素朴な山岳信仰が発展したものとされているにも関わらず、
境内にある鏡池は龍神信仰を反映し、祭神の伊氏波神(いではのかみ)は、
元を辿ると海神の娘玉依姫や豊玉姫に由来するのである。
それも海から来た皇子や古くからある奇岩の八乙女や奇跡の白山島と
結びつけたのは無関係ではないと思われる。

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