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グランプリの鷹コミュの第16話「勝った!おれは走った」

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ガードレールに接触しながらブレーキを踏む鷹也!
何があったのか?鷹也はゆっくりとコースを戻って確認する。
「イザベル!」
鷹也は駆け寄り、イザベルを抱いてコース脇に避難する。

搬送〜病院での緊急手術!
血圧が下がっている。。頭蓋骨に陥没を生じ、危険な状態のイザベル。

パドックではカトリ・スーパーロマンターボの再調整が急ピッチで行われていた。
「まったく鷹也の野郎、とんだヘマをしてくれたぜ!」愚痴るスッポン。
「避けられなかった事故よ!」
「そうだよ!鷹也兄ちゃん悪くないよ!」かばう半五郎とすず子。
「10分や20分の遅れは、すぐ取り戻せる。ただ・・・・」
「鷹也くんの心理的動揺が心配だ・・・」
危惧する車氏と香取社長。

輸血にはO型の血液が必要だ。
自ら志願する鷹也を「キミはレースがある。私から採血を。」と止めるサンドロ。
しかし手術には2人からの多量の輸血が必要だった。

「大日向くん、持ち時間の4時間一杯走るつもりで乗ってくれ。」
香取社長が大日向に声をかける。
「25分のロスタイムよ。」
「取り戻すさ!」
大日向は、コースに出て行った!

ル・マンは2人の交代で走る。一人が走れる限度は4時間で、それ以上走ってもいけないし、15分以上走らなければ交代も出来ない。

コメント(9)

「鷹也さんよ!そろそろ出番だぜ!」
「いま大日向さんが頑張ってる!準備しろよ鷹也!」
「まさかハンドルを握りたくないなんて事じゃ無いだろうな!」
大日向さんだって、まだ事故の後遺症で苦しんでいるんだ!それでもこのレースに賭けてるんだぞ!優勝の夢をな!」
「おい、よぉ!来るんだ!」
「来ないと、承知しないぞ!」
病院で鷹也を責めるスッポンやウルフ。

「どうなの?イザベルさんは・・・?」
「鷹也は沢山輸血をした。とても走れる状態では無い。」
尋ねるすず子にサンドロは答えた。

「走れないの?鷹也兄ちゃんは・・・」
「健康な人でも、4時間走るのがやっとのレースよ。輸血した体じゃ、とても無理よ・・・」
「ル・マンも、リタイヤなのか・・・・」がっかりする半五郎。


手術が終わり、イザベルは病室へ・・・。
見守る鷹也たち。
病室には香取社長も来た。
「すず子くんに聞いたよ。キミが走れる状態でないことをね・・。」
「社長、申し訳ありません・・・。」
「運命だよ、これも・・。」

「鷹也・・・・ごめんなさい・・・・」イザベルはうわ言で言っていた。
「意識は無い・・・だがレースの邪魔をした事を謝っているのだ。わしからも謝るよ。鷹也。大事なレースを台無しにしてしまった。」サンドロが言った。

「礼を言うのは、ボクの方です。あの時、イザベルが飛び出してこなかったら・・・・もしあのままのスピードでオイルを踏んでいたら・・・・・
イザベルは命の恩人だ・・・なのに俺は、イザベルを撥ねてしまった・・・」

「走って・・・走って・・・・・・鷹也走って・・・・」
イザベルは、生死の境をさまよいながらも鷹也のレースを心配しているようだった。
「イザベル・・・・もういいんだ。」

「タカヤ、走ってくれんか?」サンドロが言った。
「え?」
「イザベルが応援している。キミのレースをな・・・。走ってくれ!イザベルの弱った心臓にマシンの息吹を吹きかけてやってくれ!イザベルはスタンドに居るのだ・・・スタンドでレースを見ている!」

レースに戻る鷹也!
「おお!鷹也!大日向さんも限界だ。ここでリタイヤしようとしてたんだ!」
「よくがんばったな!大日向さん!」
「ポルシェとの差を10分も詰めたわ!」
大日向は熱を出してフラフラになっていた。
「俺も、頑張るぞ!」
「応援頼むぜ!イザベル!」

ポルシェもマシントラブルでタイムロス!
カトリは3位!まだ優勝も狙える範疇にいた!
鷹也は飛ばす!
「イザベルに優勝のプレゼントだ!」

前方をギダが!
妨害されながらも、スキを突いて追い抜く鷹也!
鷹也は追い抜く際に、昨夜のオイルがギダの仕業だと確信する。

4分30秒・・・・かなりペースが落ちている。
佐々木チーフが鷹也を危惧し、休養のためにピットインさせる。

「すまんな。キミだけに負担をかけて。」
「なぁに。お互い様よ。」
声をかけあい、交代する大日向と鷹也。

そこへギダもピットインしてきた。
鷹也はギダに詰め寄り、怒りのパンチを食らわせる!
ギダのクルーにも殴りかかる鷹也を車と佐々木チーフが止めに入る。

「暴力を振るったな!よし、連盟に提訴してやる!そしてお前の出場資格を取り消してやる!」
ギダは言った。
「イザベルは死ぬかも知れないんだぞ!お前たちが、バカなマネをした為にな!」
鷹也は取り押さえられながら、ギダに言い放った。

「イザベルが死ぬかも知れない?どういうことだ?」
ギダはクルーに問いただす!
クルーは、昨日の事故がイザベルだった事と、ギダが気にすると黙っていた旨を白状した。
ギダも病院へ駆けつけ、激しく後悔し、涙を流す・・・。
「許してくれイザベル・・・俺がバカだった。俺は、どうすりゃいいんだ・・・・。」
「ギダ、キミは充分後悔した。これ以上嘆き悲しむのはやめなさい。」
「セニョール・サンドロ。どうすればイザベルに償いが出来るんです?」
「レースを続けることだ。スペインの若いレーサーとして、日本の若者と競うがよい。イザベルはそれを一番望んでいるに違いない。」

ギダと鷹也はレースに戻る!
涙を流しながら飛ばしまくるギダ。それは無茶なスピードだった。

鷹也のタイムが悪い。
これ以上は無理だとあきらめる香取のクルー達。

ギダが追い上げる!そして猛スピードで鷹也を抜く!
ギダは、涙を流しながら鷹也に一瞥をくれた・・・。

コーナーに近づいたギダは、自らハンドルから手を離す・・・。
ギダのマシンはガードレールをぶち破り、森の木に激突、大炎上した!

「ギダァァァァ!!!!!」
叫びながら鷹也は通り過ぎる!
「ギダのバカ野郎ぉぉぉぉ!」
「輸血をした体では、もう限界だ。」
「燃料も、ギリギリです。」
「ピットインだ!」
香取クルーはすず子にピットインの指示を出させる。

鷹也はピットインを無視する!
「走って!走って!」
鷹也には、イザベルの声しか聞こえなかった。

イザベルとの出会い〜今までの事が、走馬灯のように脳裏をよぎる。

すず子:「燃料が、切れます!」
佐々木チーフ:「ここまま行く気だ!」
大日向:「あのポルシェを抜けば、優勝だ!」

鷹也の前を、イザベルが走る!
イザべルの瞳の向こうには、チェッカーフラッグが待っていた!

鷹也がゴールしたとき、病室のイザベルはついに息絶えた・・・。
そして、カトリ・スーパーロマンターボの燃料は底をついた。
イザベルの墓前に立つサンドロと鷹也。
「キミに贈るよ。」花を添える鷹也。
「鷹也。イザベルからのプレゼントもあるぞ。」
「え?」
「イザベルのカウンタックだ。」
「あれをボクに?!」
「あのマシンに乗ったとき、キミは声を聞くだろう。イザベルの声援を。」

「優勝してね!」
鷹也はカウンタックを走らせながら、窓にイザベルの幻を見た。

「イザベルゥゥゥゥゥ!!!!!!!」
鷹也の次のターゲットは、フランスGPである!
鷹也、O型だったのね……<そっちか

つかイザベルもOだったのね。って私もですが。
そう考えるとしつこさ、いや、情熱もわかるわあ(遠い目)

この一連のエピソードで鷹也は精神的に成長していくと解釈していいのでしょうか。
今までは単にがむしゃらに突っ走っていくだけだったけど
少しは人の心の機微というものがわかってきたのかな。
あぁ・・・女将さんの「氣」が通じてしまったのでしょうか・・・(:_;)。

鷹也はレーサーとして、レースの厳しさは学び感じれるようになってきてるようには思います。
でも、この後のストーリーでも「周りの状況よりも自分の感情が先走りする」のは、変わらない感じがしますよ〜☆
感動で言葉がありません…(T-T)
大日向もイカすっ!

あのカウンタックはイザベルの形見だったのですね…
正直、ちょっとウルウルしながら書きました・・・(/_;)。

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