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ウェルネスキャンプコミュの初めて味わったスキーキャンプの楽しさ

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2月23日に今シーズン最後の三泊四日のスキーキャンプを無事終る事が出来ました。

今年で17年目を迎えたスキーキャンプで、私は今までやった事がない事を初めてやった。
お蔭で、初めてと言って良いくらいスキーキャンプを楽しむ事ができた。
正直なところ、スキーキャンプがこれほどまでに楽しいと思った事は今まで一度もなかった。

例年、スキーキャンプは多い時では20人位、少ない時でも10人前後の初めてスキーまたはスノーボードをする子供達が居るのだが、今回はなぜか一人も居らず、皆スキー、スノーボードの経験者ばかりだった。

そんな訳で、午前中のレッスンが終わり昼食を取った後、グループをいくつかに分けて、私は初級―中級レベルの小中学生12人を連れてリフトで山に登り、スキーをした。

私がリーダーとなり、子供達が後について滑ってくる、このパターンである。

滑り始める前に、どの様にしてすべるのかを教えてから滑り始める。
時々、途中で後ろを振り返ったり、止まっては彼らがちゃんと滑っているかどうかチェックするのだが、気が付いてみると、殆どだれも言われた通りに滑ってない。

ちゃんと言われたように注意して滑るように言うと、「だれだれさんがぶつかってきたとか、アー忘れてたとか」毎回、何らかの理由をつけてくる。

そして次に必ず、「もうこのコースは簡単だから、もうちょっと難しいコースへ行こうよー」とか、酷いのになるとずーずーしくも、「上級コース、ブラックダイアモンドへ行こうよー」と言って来る。

「何をバカな事を言っているんだ。 お前達は初級で、ちゃんと曲がったり、急に止まる事も満足に出来ないのに、上級コースなんて無理に決まっているだろー」と言うと、「午前中のレッスンの時、アメリカ人のインストラクターが連れて行ってくれたよー」とか、 「俺たちうまいから大丈夫だよー」と、ごちゃごちゃと毎回うるさく言い返してくる。
そしてその間に、「疲れたーだとか、お腹が空いた、おしっこ」と、まーうるさい事とといったらありゃしない。

上級コースへ連れて行くのを色々理由をつけて断っていたら、次の日に彼らは、私のところにアメリカ人のインストラクターを連れてきた。
インストラクターは皆の前で、「They are very good skiers.. They can go to the black diamond」と言った。 
私は「そんな事はない、彼らにはまだ無理だ」と言ったが、彼は「大丈夫、彼らは素晴らしいスキーヤーだ」と、子供達のご機嫌を取るために良いカッコしていった。
子供たちは「それ見ろ、俺たちの言ったとおりだ。わーい、わーい」と叫びあがった。

それから、私と子供達との本格対決が始まった。

「ねー、次はどのコースへ行くの?」 
「まだブラックダイアモンドに行かないの?」
「私達ずいぶん上手になったわよねー」と女の子たちまでが、うるさくなってきた。

「アー、もう時間がないから明日にしよう」と、何とか一日を終えたが、次の日は時間がありすぎて彼らに負かされそうになり、徐々にブラックダイアモンドに近づいていった。

私は色々と考えて、スキー場の奥のほうにある、少し急で中級クラスの細いコースへ彼らを連れて行った。

そうしたら運良(悪)く、そのコースは日陰で氷が多く、前を滑っていたアメリカ人の子供が転倒して頭を強く打った。

それをみて私は、ちょっとした事で大きな怪我をしてしまうと言う事を彼らに伝えた。 
実際に滑ってみて怖かったのか、または怪我をしたところを見たので彼らも初めて危険性を体感できたのか、そこのコースを滑り終わった後、彼らはブラックダイアモンドへ行こうとは言わなくなった。

Black Diamondに行って怪我でもしたらと、心配していたので、私はほっとした。

今回、子供達と一緒に何回目かにリフトに乗った時、ふと私は、「前回スキーキャンプで子供達と一緒にリフトに乗って滑ったのはいったい何時だっただろうか?」と考えてみた。

一生懸命思い出そうとしたが思い出せなかった。

ウェルネスのスキーキャンプを始めて今年で17年になる。

今迄いつも、中級、上級の子供達と一緒にリフトに乗ってスキーをして来たのはスタッフや他のリーダー達だった。

私は毎回、初級のゲレンデの一角にウェルネスキャンプ子供達専用の場所を確保し、そこにポールを立てて、初めてスキーをやる子供達にボーゲンの滑り方、曲がり方、そして止まり方等を教えてきた。

全然滑れない子供が一生懸命練習していくに従い、少しずつ滑れるようになり、早い子は初日の後半、殆どの子は二日目にリーダーと一緒に初級コースのリフトに乗って滑れるようになる。

しかし、運動神経の鈍い子はなかなか滑れるようにならない。
でも、一生懸命練習していけば、どんな子供でも三日目くらいになると、ある程度、曲がって止まれるようになる。

私からOKをもらい、リーダーと一緒にリフトに乗る事が出来るようになったときの子供の喜ぶ顔を見るのが私はとても好きだ。

「頑張って練習したから出来できるようになったんだぞ、良かったな」と、私は言ってあげる。 
「うん」と万遍の喜びを顔に表して子供はうなずく。

そんな事を今迄ずーとやって来た。

一体、最後に子供達と一緒にリフトに乗ってスキーをしたのは何時だったかと、思い出そうとしても思い出す事は出来なかった。

どうしても思い出せないのでスタッフの綾子と一緒にキャンプに参加していた妻に聞いてみた。

綾子曰く「私の知っている限りでは今迄10年位は神山さんが、子供達とスキーをしたのは見た事がありません」といわれた。

妻は「修さんは今迄初級の子供達ばかり面倒を見てきたから、子供達と一緒にリフトに乗って滑ったと言う事はないんじゃないの」と言われた。

二人から言われて、私は今まで16年間、一度も子供達と一緒にリフトに乗って滑った事がなかった事に気づかされた。

今回17年目で、初めて子供達と一緒にリフトにのって滑り、他の人達が普段感じていたスキーキャンプの楽しみを知ることが出来た。

私はスキーキャンプの事は全て知っていると思っていたが、子供達と一緒に滑る楽しさを知ったのは今回が初めてであった。


これは、最後になって、神様が私にくれた「特別なプレゼント」なのだと思う。

感謝

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